ゆめやの成人式:振袖で家族と過ごす「成人式」~ウィズコロナ時代の晴れ着

感染予防で変わる成人式の開催形式

2020年に世界的に拡大した新型コロナウイルスの流行は、さまざまな生活様式に変化をもたらしています。一生に一度の行事として続いてきた「成人式」もそのひとつと数えられそうです。

埼玉県蕨市での行事が発端とされる「成人式」は、1949年より1月15日が「成人の日」して祝日化されたこともあって全国に広がりました(その後2000年より1月第2月曜日に移動)。 市町村が地元の施設を利用して会を催すことが年中行事として定着しています。

しかし、新型コロナウイルス感染防止の観点から、「成人式」の開催形式にも変更が相次いでいます。式典時間の短縮やマスク着用、私語の禁止。新成人本人以外の入場は禁止、会が済んだら速やかに移動など、各地で会場ごと、感染対策に配慮しながらの開催方法の検討が続いています。

これまでの通例であれば、地元の友達と会うことも「成人式」の楽しみのひとつ。会場の内外で晴れ着を見せ合いながら一緒に写真を撮る光景もよく見られました。近年では参加者の大半が「振袖」を着ていることから、新成人の女性たちは購入やレンタルなどさまざまな方法を選びながら、一緒に参加する友達と被らないようにと工夫を凝らしてきたものです。

しかし2021年以降の成人式については、まだわからないことも多いため、不安に感じている方もいらっしゃることでしょう。「成人式」の形式が変わったとしたら、「振袖」の出番はなくなってしまうのでしょうか。

振袖の晴れ姿を誰より楽しみにしてきた家族と

古来より日本には、子供が大人になったことを祝う習慣がありました。男性なら「元服」、女性なら「裳着」などがそれにあたります。髪型をあらためて烏帽子をつける「元服」も、髪を上げ、「裳」(成人女性のための下衣)を身につける「裳着」も、どちらも大人にふさわしい装束によって成人となったことをお披露目していたのです。

現代では成人式に出席する際に着ることが定着した「振袖」は未婚女性の正装です。正装を身につける日はすなわち「晴れの日」。ご本人にとってもご家族にとっても大切な一日です。そして誰より、その晴れ姿を見ることを待ち望んできたのは親御さんではないでしょうか。

大きな会場に集まって、友達と楽しい時間を過ごす機会が形を変えたとしても、ご家族の思いは変わることはありません。大人となった晴れ姿をまず誰に見てほしいだろう、誰に喜んでほしいと考えてみた時に、家族の顔が浮かぶ方も多いことでしょう。「振袖」姿でのお披露目はそんな新成人の方にとっても、これまで育て支えてもらった感謝を伝え、大人になった自分の成長を見てもらうまたとない機会となります。

つまり、成人の祝いにおける「振袖」は、「成人式」に参加するためのお決まりの服装ではなく、大人になったことを報告し、その姿を見てもらうための正装です。どんな選び方をして誰に見てもらい、どんな残し方をするのか、これからはさらに自分にあったスタイルを選ぶことが当たり前となっていくことでしょう。

家族にとっても「成人式」~晴れの日を一緒に

近年、地元の「成人式」行事の参加とは別に、家族での「成人のお祝い」を行いたいというご要望が増えてきています。

親御さんにとっても共に成長してきた20年を振り返る機会。いろいろな思いが渡来することでしょう。成人を迎えるお子様と一緒にこれまでを振り返りながら、成長と門出を祝いたいと考えるのは当然のことと思います。

ご家族で過ごされる場合、多くは一月の混みあうタイミングを避けて、前撮りとあわせてお食事をしたり贈り物をしたりといったイベントを加えることが多いようです。ご家族と一緒に成人という門出を祝う一日は、友達と過ごす「成人式」行事とはまた違う、大切な時間になることと思います。

特別な日だからこそ特別なきもの

新成人の方にとって「振袖」を着るのはこの機会が初めてということも多いことでしょう。日本の伝統的な文化に触れながら一日を過ごすという一連の体験は、多くあることではありません。せっかくであれば色柄のみにとらわれず、質にこだわった「振袖」を選んでいただけたらと思います。

ゆめやのアンティーク振袖は100年以上前からの職人の手仕事による一点もの。正絹の上質な着心地を体感することもできます。ひと針ひと針にこめられた思いや技によって表現される意匠は、機械では真似をすることができません。

どんなことでも、初めて触れたものは記憶に深く残ります。だからこそその出会いは上質なものであってほしいと考えます。本物を知る機会がないと、違いを理解したり比べたりすることはなかなかできません。アンティークきものはレンタルで体験できる日本の伝統文化のひとつの極み。若い方にこそ知ってほしいと願っています。

▼ ゆめやのアンティーク振袖レンタル
成人式のきもの

※ゆめや東京店・山梨店での無料試着も可能です。まずは一度触れてみてください。

成人のお祝いの機会をきっかけに自分で体感した文化や技の素晴らしさを、社会に出た後また次の世代へと伝えつないでいただけたら、私たちにとっても何よりの喜びです。

新成人の方に向けての特別プラン

ゆめやでは、新成人を迎える皆さまとそのご家族に向けて2月~12月の期間にご利用いただけるお得なプランをご用意いたしております。振袖レンタルプランはゆめや東京店・山梨店で無料試着可能です。

さらに、東京近郊の皆様にはゆめや東京店の特別企画として、ゆめや東京店で着付けやメイク、およびご希望のロケーションでのプロカメラマンによる撮影がセットになったロケーション撮影プランも提供いたしております。事前にご家族やご友人と一緒にといったリクエストもお伺いいたします。大切な方と過ごす「晴れの日」のためにぜひお役立てください。


ゆめやでは、混じりけのない絹100%の正絹のアンティークを中心に、約500点のきものをそろえています。

「ゆめやの想い」を見る
「ゆめや通信」トップページへ

 

 

ご試着申し込み

ゆめや東京店・山梨店では無料でご試着いただけます。完全予約制のため、下記ページよりご予約をおねがいいたします。

お電話でのお申し込みはゆめや東京店 03-5422-8422 まで。

ご試着のお申し込み方法

この動画ではゆめや東京・山梨店での試着WEB予約の方法をご紹介します。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

最新記事

お宮参りイメージ

【お宮参り安心ガイド】東京で着物をレンタルする方法&産着選びのコツ

はじめに 東京でお宮参りの着物をレンタルしようと考えている皆さんへ。この大切な日に、お子さまとご家族が一生の思い出を残せるよう、正しい準備と流れを知ることは非常に重要です。東京には多くの着物レンタル店があり、さまざまなセ […]

ひとつ前の記事

ゆめやの婚礼:「婚礼衣装プラン」開始のお知らせ

ライフスタイルが多様化してきた昨今、婚礼についても、挙式スタイル、会場、お衣装など、実に様々です。 そこで多様化するお客様の婚礼スタイルにあわせて、新たな婚礼衣装プランを開始いたします! ▼婚礼衣装プランはこちら 【婚礼 […]
試着予約フォームへ|絹100%のアンティーク着物を特別な日に、無料試着、簡単4項目の入力で完結!