紫色に菊や牡丹の手描き友禅三歳祝着【kod99】

【専門家監修】3歳の七五三!レトロな着物レンタルの完全ガイド

はじめに

七五三は、子どもの健やかな成長を願う日本の伝統的な行事です。特に3歳の女の子の場合、人生で初めて着物を纏う大切な機会となります。そんな記念すべき日には、レトロでありながらも時代を超えた美しさを持つ着物を選びたいものです。この記事では、3歳の女の子にふさわしいレトロな着物の選び方から、アンティークな魅力を引き立てる小物の選び方着付けのポイントまで、豊富な知識と経験を基に詳しく解説していきます。レトロな着物が持つ、繊細な柄や温もりある色合いについても触れながら、七五三を迎えるお子さまに最も美しい一日を提供するためのアドバイスをご紹介します。

七五三で選ぶべき3歳女の子向けレトロな着物の魅力

七五三は、日本の伝統的な儀式であり、お子さまの成長を祝う行事です。特に3歳の女の子にとっては、人生で初めて本格的な着物を着る重要な節目です。ここでは、レトロな着物が持つ独特の魅力と、それを選ぶ際のポイントを解説します。

時代を超える美しさ: アンティーク着物の秘密

レトロビンテージアンティークというと、いずれも古いものを指す言葉であることは分かりますが、その違いをはっきりと答えられる方は少ないのではないでしょうか。本題に入る前に、ここで簡単に解説していきます。

まずレトロとは懐古主義と訳されるように、古いものを愛でることであり、実際に古いものである必要はなく、雰囲気が古いものも含まれます。

対して、ビンテージアンティークは実際に古いものを指す言葉になります。その使い分けは、古さの違いです。四半世紀から一世紀未満であれば、一般的にビンテージと呼ばれます。それを超える古いものはアンティークと呼ばれます。

ただ、ビンテージもアンティークもただ古い訳ではなく、状態がよく性能の良いものを指します。

こういったことから、アンティーク着物は、ただの衣装以上のものを提供します。それは、今から100年以上前、主に大正時代の職人技、伝統的な美しさ、そして日本の文化を今に伝えています。そういったことを理解したうえで、アンティーク着物選びにおける以下のポイントは、その価値を最大限に引き出す鍵となります。

  • 素材と質感の確認: アンティーク着物において、最も重要なのはその素材です。正絹はその代表格であり、その独特の光沢と肌触りは、アンティーク着物の魅力を際立たせます。
  • 状態のチェック: アンティークという性質上、着物の状態はピンからキリまで存在します。変色やシミ、織り傷などの状態をしっかりとチェックしましょう。
  • 柄や色の選択: アンティーク着物の大きな魅力の一つが、その柄や色にあります。花、鳥、風景など、多彩なモチーフが古典的な美を表現しています。また、レトロな色合いは現代の衣装にはない独特の風合いを持ち、七五三の撮影では特に映えることでしょう。お子さまの個性や好み、そして撮影のテーマに合わせて、最適な柄と色を選びましょう。

ユニークなレトロモダンデザインの魅力

レトロモダンなデザインの着物は、その一つ一つが時間を超えた芸術作品のようです。レトロモダンな着物は、古典的な美の要素を現代的な感覚で再解釈したものです。例えば、伝統的な花柄や動物のモチーフを、よりシンプルかつスタイリッシュにデザインすることで、現代の子どもたちにも愛されるスタイルを創出しています。これらのデザインは、古典的な美しさを尊重しつつ、現代のファッションにもマッチする独自の魅力を持っています。

お宮参りには掛け着物として、七五三には3才祝い着としてお召しいただける、アンティークの子ども用の着物です。紫色の正絹地に、牡丹・菊・梅・桜などが、手描き友禅で描かれています。掛け着物の紐は共布になっています。

3歳女の子に最適な着物の素材を選ぶコツ

子どもが着る着物は、見た目の美しさはもちろん、着心地や素材の質も重要な要素となります。ここでは、そんな3歳の女の子にピッタリの着物素材を選ぶためのポイントについて詳しく解説します。

着心地と耐久性のバランス: 素材選びの基準

着心地と耐久性は、着物を選ぶ際に最も重要なポイントです。特に、3歳の女の子にとっては、肌触りが柔らかく、かつ強度のある素材が適しています。一般的に、正絹はその両方を兼ね備えているため、七五三の着物に最適です。正絹は自然な光沢があり、高級感を演出するだけでなく、吸湿性と放湿性に優れており、一日中快適に過ごすことができます。

しかし、正絹は価格が高いことや、お手入れが難しいというデメリットもあります。そのため、購入をして所有するよりもレンタルを検討する場合も多いです。また、最近では、正絹に似せた合成繊維の着物も人気を集めており、これらは正絹よりも手入れが簡単で、価格も抑えられるというメリットがあります。それでも、やはり特別な日のためには、正絹の着物を選ぶことがおすすめです。

正絹の着物が語る特別な物語

絹とは蚕の繭を使った天然の素材です。その繭の中でも上質のものだけを使ったものが正絹で、礼装は必ず正絹が使われています。対して、状態の悪い繭で作られた着物は紬と呼ばれ、普段着として着られていました。紬だからと言っても、最高級の着物は数百万円以上するものもありますが、どんなに高価であっても紬は礼装としては着られません。それだけ正絹の着物は、特別な着物として扱われてきたのです。

中でも、アンティークの正絹の着物は、一点物であることも多く、その希少価値は非常に高いことから、他の人とは異なる特別感を演出することができます。さらに、アンティーク着物を選ぶことは、環境に優しい選択でもあります。新しく生産されるものではなく、既に存在するものを大切に使うことは、持続可能な消費の観点からも価値があります。

身長と体型を考慮した3歳着物選び

3歳の子どもたちにとって七五三には、お子さまが快適に過ごせるように、身長と体型に合った着物選びが重要になります。ここでは、そのための具体的なアドバイスをご紹介します。

サイズに合わせたピッタリの着物の見つけ方

3歳の女の子用の着物選びで最も重要なのは、サイズがぴったりであることです。サイズが合っていないと、着物が着崩れたり、お子さまが不快感を感じたりする原因になります。特に、レンタルの場合はオーダーではないため、なるべく体型にあった着物を見つける必要があります。そこで、以下のポイントに注意しましょう。

  • 身長確認: レンタル用の着物はサイズ分けされていますが、実際の身長に合わせて選ぶことが大切です。メジャーでお子さまの身長を測り、サイズ表と照らし合わせましょう。
  • 裄丈確認: 裄丈とは首の付け根から手首のくるぶしまでの長さを指し、この長さが長すぎても短すぎても恰好が悪く見えます。

また、バスト、ウエスト、ヒップのそれぞれのサイズも確認しておくと安心して着物が選べるでしょう。

着付けがしやすい着物の選び方とポイント

3歳の着物の着付けの基本は、着物自体に縫いつけた紐であり、帯を用いるにしてもまだ大人のような固い帯で着付けせず、柔らかい兵児帯で結びもちょうちょ結びで良いですから、着付けは比較的楽ではあります。ただ、それでも着物に慣れていないと、シワがずれたりするものです。

近年はマジックテープなどで簡単に着せられるものもありますが、本格的なアンティークの三つ身を着せるのであれば紐での着付けですから、ちょっとだけハードル高く感じるでしょう。

しかし、3歳の祝い着には被布と呼ばれる和装のベストを着たスタイルがよく見られます。被布は、紐の処理が多少うまくいかなくても三つ身の上に着せるので問題なく隠せます。ですから、着付けに自信がないのであれば被布を用いれば良いのです。

朱色からピンクのぼかしが入った正絹の錦紗縮緬に、花々が手描き、手刺繍されたお宮参り用の五つ紋付きアンティーク掛け着物です。裾の裏は共布、肩に結ぶ紐も共布で、品の良い掛け着物です。

3歳の七五三における着物着付けの基本とコツ

前述の通り、着付け自体は然程難しくはないと述べましたが、初めてではそもそも全く着付け自体がピンとこないと思います。ここでは、基本的な着付けの方法に関して説明していきます。

祝い着の着付け方法

子どもの着物は紐があるので、簡単に着付けが可能です。以下が手順です。

  1. 肌着を着せます。この時に足袋も履かせておくと楽です。ちなみに、本格的な足袋はコハゼという金具がついていますが、お子さまに履かせるには面倒であることと、動き回るとコハゼが外れてしまうことから、靴下タイプの足袋を選んだ方が良いでしょう。
  2. 背中心を揃えて、長襦袢を着せます。長襦袢は着物の滑りをよくして裾捌きを良くしてくれるだけでなく、着崩れを防ぐ効果もあります。シワを作らないように意識して着付けましょう。
  3. 長襦袢に倣って、背中心を揃えて、衿を整えながら三つ身を着付けます。
  4. 兵児帯を結ぶ場合は、腰紐を隠すように締めていきます。
  5. 兵児帯を締めてからでも良いですし、腰紐が見えないようであれば、そのまま被布を着せます。
  6. 全体にシワなどがないことを確認し、小物を身に着けて完成です。

流れ的には順番通りに着付ければ、ほぼ問題なく完成します。よく混乱するのが衿が右前か左前かですが、右前です。これだけ把握すればばっちりです。

着付けを簡単にするための準備とポイント

着物の着付けをスムーズに、そして楽しく行うためには、事前の準備が重要です。

  • 着付けの練習: 特別な日までに数回、着付けの練習をすることをお勧めします。練習を重ねることで、当日の着付けがよりスムーズになります。
  • お子さまの機嫌を考慮: 着付けはお子さまにとっても大変な作業です。お子さまの機嫌をうまく取りながら、楽しい雰囲気で着付けを行いましょう。好きな音楽をかける、着付け中に話しかけるなど、お子さまがリラックスできる工夫をしましょう。

着物着付けは、準備と練習がカギとなります。これらの基本とコツを押さえることで、3歳の七五三での着物の着付けが、より楽しく、かつスムーズに行えるようになります。ただ、自信がない、また、より美しい着付けを目指すのであればプロの手を借りることも有効な選択肢です。

レトロな着物を引き立てる小物の選び方

レトロな着物を選ぶ際、着物本体だけでなく、それを引き立てる小物選びも非常に重要です。レトロな着物に合わせる小物一つ一つが、全体の雰囲気を大きく左右し、七五三などの特別な日の装いをより一層華やかにしてくれます。ここでは、レトロな着物にふさわしい和装小物の選び方と、撮影に際しての小物のチョイスについて解説します。

華やかさを加える和装小物の選び方

レトロな着物に合わせる和装小物選びのポイントは、まず着物の色や柄に合わせた色選びが基本です。レトロな着物が持つ古典的な美しさを最大限に生かすために、色鮮やかな髪飾りや巾着を選ぶことがおすすめです。アンティーク着物には、大正ロマンを感じさせるようなモダンなデザインの小物を合わせると、古典と現代が融合した新しいスタイルを楽しむことができます。

  • 巾着: アンティーク着物の色味に対して、コントラストを効かせる色を選ぶと、全体の印象が引き締まります。
  • 髪飾り: 子どもの七五三には、かんざしや花飾りなど、着物の柄や色に合わせた髪飾りを選ぶと良いでしょう。特にレトロな着物には、アンティーク感のある髪飾りがおすすめです。
  • 草履: 巾着と合わせるだけでも上品な印象を与えます。レトロな着物には、伝統的な柄の草履を合わせると、より一層の趣が出ます。

七五三に最適な撮影小物のチョイス

記念すべき七五三ですから、一生の思い出となる写真を撮るご家族も多いでしょう。そんな時に、ちょっとしたアイテムを用意しておくと七五三の雰囲気は更に増すことです。

  • 千歳飴: 子どもの長寿を祈る千歳飴の歴史は江戸時代にまで遡るそうです。定番の鶴や亀が描かれた袋以外にも近年はキャラクターものも販売されています。お好みで選ばれると良いでしょう。
  • 番傘: 和の雰囲気を強調するのによく使われるアイテムです。

他にも、鞠などといった日本古来の遊戯道具も子どもらしい雰囲気とレトロな雰囲気を醸し出してくれます。

まとめ

七五三は子どもの一大イベントであり、特に3歳の女の子にとっては人生初の着物体験となることが多いです。この特別な日には、レトロな着物を選び、正しい着付け方法適切な小物のコーディネートが重要です。本文を通じて、着物選びのポイントや着付けの基本、さらに記念撮影に映えるスタイリングについて解説しました。これらのガイドを参考に、準備を楽しみながら、七五三をより特別なものにしましょう。親子での貴重な経験を大切にし、美しい日本の伝統を次世代へと繋げていくことができます。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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