色とりどりのぼかしに花尽くし鶴尽くしの色打掛一式【utk14】

【着物のプロ監修】結婚式で花嫁が輝く婚礼衣装選びの秘訣とは?種類別解説

はじめに

結婚式は、人生の中で最も記憶に残る瞬間の一つです。特に日本において、伝統的な和装で行われる結婚式は、その格式高さと美しさで多くの人々に愛されています。

和装の婚礼衣装は、その種類や色、柄までさまざまで、選ぶ一つ一つに意味が込められています。この章では、和装の基本知識と、結婚式で和装を選ぶ理由について紹介します。

婚礼衣装とは?和装の基本知識

婚礼衣装とは、結婚式や披露宴などの婚礼の際に着用される衣装のことを指します。日本の婚礼衣装には、女性では「白無垢」「色打掛」「引き振袖」男性では「紋付羽織袴」など、多様な種類があります。これらの衣装は、着る人の立場や式の性質によって選ばれ、それぞれが持つ伝統や意味が込められています。

  • 白無垢: 文字通り「白一色」の衣装で、花嫁の純潔と新たな生活の始まりを象徴します。
  • 色打掛: 豊かな色彩と柄が特徴で、幸福や夫婦の繁栄を願う意味が込められています。
  • 引き振袖: 成人式などで主に着られる、未婚女性の正装として知られる振袖ですが、結婚式で花嫁が着用する引き振袖は、より長い袖・長い裾が特徴の華やかな和装です。結婚式の色直しや二次会でよく着用されます。
  • 紋付羽織袴: 新郎が着用する衣装で、格式高い礼装とされています。

これらの衣装にはそれぞれ、和装小物が合わせられることで、一層の華やかさを演出します。また、和装を選ぶ際には、結婚式の会場や雰囲気、そして何よりも個人のスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。

結婚式で和装を選ぶ理由

結婚式で和装を選ぶ理由はさまざまですが、最も大きな理由の一つは、日本の伝統文化を重んじ、その美しさを形にすることにあります。和装は、日本独特の美意識と格式を象徴する衣装であり、特別な日にふさわしい選択と言えます。

和装を選ぶもう一つの理由は、色や柄、素材に込められた深い意味です。例えば、白無垢は新たな始まりを、色打掛は夫婦の幸福を象徴しています。これらの衣装を通じて、結婚式に込められた願いや祈りを表現できるのです。

さらに、和装はコーディネートの幅が広いことも魅力の一つです。結婚式の前撮りや色直しで異なる和装を楽しむことで、一生の記憶に残る美しい瞬間を多く残すことができます。

また、新婦だけでなく、新郎や家族も和装で統一することで、結婚式全体の雰囲気をより一層引き立てることが可能です。

和装には、挙式の種類に応じて選ぶべき適切な衣装があります。神前式や仏前式では白無垢や色打掛が一般的ですが、人前式ではより自由なスタイルが選べるなど、結婚式の形式に合わせて和装を選ぶことができます。

和装での結婚式は、日本の美しい伝統を今に伝えると同時に、花嫁・新郎が主役となり、一生の記憶に残るすてきな時間を過ごすことができます。そのためには、和装の基本から細かいマナー、そして自分たちのこだわりを反映させることが大切です。

次の章では、和装の種類と特徴についてさらに深く掘り下げていきます。

和装の種類と特徴

結婚式における和装は、その種類と特徴によって、結婚式の雰囲気や花嫁・新郎の個性を大きく左右します。日本の伝統的な婚礼衣装には、白無垢、色打掛、紋付羽織袴などがあり、それぞれが持つ意味や歴史が深く、選ぶ際に知っておくべきポイントが多くあります。

ここでは、これらの代表的な婚礼衣装の種類とその魅力について掘り下げていきます。

白無垢とその意味

白無垢は、日本の結婚式において花嫁が着用する最も伝統的な和装です。その名の通り、純白の衣装であり、新たな生活の純粋さや清らかさを象徴しています。

白無垢は、花嫁が新しい家族の一員として迎えられることの意味を込めて、白一色で統一されています。また、白無垢には金や銀の糸で織り込まれた繊細な文様が施されており、これらの文様には鶴や松など、長寿や繁栄を願う意味が込められています。

白無垢を着る際には、綿帽子や角隠しなどの小物を合わせることが一般的です。これらの小物もまた、花嫁の美しさを引き立てるだけでなく、魔除けとしての意味が込められているとも言われています。

白無垢を選ぶ際には、会場の雰囲気や挙式の形式に合わせて、細部にまでこだわりを持つことが大切です。

色打掛の豊かな色彩と柄

色打掛は、白無垢と並んで人気の高い花嫁の和装です。色鮮やかな生地に、季節の花や伝統的な文様が織り込まれており、花嫁の幸せと夫婦の繁栄を願う意味が込められています。

色打掛の特徴は、その豊富な色彩とデザインにあり、赤や青、緑など、多彩な色から選ぶことができます。また、文様には鶴や亀、松竹梅など、縁起の良いモチーフが用いられることが多く、着用することで幸福を願う気持ちを表現できます。

色打掛を選ぶ際には、挙式や披露宴の会場の雰囲気、そして何よりも花嫁自身がどのような姿でゲストの前に立ちたいかを考えることが重要です。また、色打掛に合わせる帯や小物選びも、全体の印象を左右するため、細心の注意を払って選ぶ必要があります。

ここで、ゆめやで取り扱っている色打掛から、「色とりどりのぼかしに花尽くし鶴尽くしの色打掛一式」をご紹介します。

こちらは、たくさんの色を使ったぼかしに、四季の花々と無数の鶴が描かれた色打掛です。すべての絵柄が織り出されています。打掛の下は、着物も帯も帯揚げ・帯締めも白で揃え、紅白の筥迫に金色の懐剣、裏や裾回しは鮮やかな赤です。

紋付羽織袴で魅せる新郎の和装スタイル

新郎の和装として最も一般的なのが紋付羽織袴です。紋付羽織袴は、格式高い場にふさわしい正装とされており、家紋が入った羽織と袴を組み合わせて着用します。

紋付羽織袴を着ることで、新郎は自身の家族の歴史や伝統を背負っていることを示し、結婚式という一生に一度の大切な場面にふさわしい格調高い姿を演出できます。

新郎が紋付羽織袴を選ぶ際には、色や紋の種類に注意を払うことが大切です。伝統的には黒や紺などの落ち着いた色が選ばれることが多いですが、最近では少し明るめの色を選ぶ新郎も増えています。

また、家紋をどのように取り入れるかも重要なポイントであり、家族の歴史や伝統を尊重する意味も込められています。

和装の種類と特徴を理解することは、結婚式での衣装選びにおいて非常に重要です。それぞれの和装が持つ歴史や意味を知ることで、より深い満足感を得ることができるでしょう。

また、和装を通じて、日本の美しい文化や伝統を次世代に伝えていくこともできます。結婚式を控えた皆さんは、自分たちのスタイルに合った和装を選び、一生の思い出に残る結婚式を実現させましょう。

和装選びのポイント

結婚式における和装選びは、花嫁のスタイルを最も美しく引き立てる重要な要素です。和装選びでは、衣装の色やデザイン、伝統的な意味合いはもちろん、挙式の種類や会場の雰囲気に合わせた選び方が求められます。

ここでは、花嫁のスタイルに合った和装の選び方と、挙式の種類に応じた和装選びのポイントについて紹介します。

花嫁のスタイルに合った衣装選び

花嫁の和装選びでは、まず自身のスタイルや好みを明確にすることが大切です。伝統的な白無垢から色打掛まで、和装の種類は多岐にわたります。その中から、自分自身が最も美しく、自信を持って着こなせる衣装を選ぶことが重要です。

  • 体型や雰囲気に合わせた選び方: 和装は体型を美しく見せる工夫が施されていますが、衣装によってその効果は異なります。たとえば、細身の方にはシンプルな文様の白無垢が、しっかりした体型の方には色鮮やかな色打掛が似合うことがあります。
  • 挙式や披露宴のテーマとの調和: 結婚式全体のテーマや会場の雰囲気に合わせた和装を選ぶことで、統一感のある美しい式を実現できます。たとえば、自然豊かな神社での式では伝統的な白無垢が、モダンな式場での式ではデザイン性の高い色打掛がおすすめです。
  • アクセサリーや小物のコーディネート: 和装の印象は、帯や髪飾り、扇子などの小物によって大きく変わります。衣装と小物が一体となって初めて、花嫁の魅力を最大限に引き出すことができます。

挙式の種類に合わせた和装の選び方

和装を選ぶ際には、挙式の種類に合わせた適切な衣装を選ぶことも大切です。神前式、人前式、仏前式など、挙式の形式によって適した和装が異なります。

  • 神前式での和装選び: 神前式は、日本の伝統的な結婚式の形式の一つで、主に神社で行われます。この厳かな雰囲気には、伝統的な白無垢や色打掛がよく合います。特に白無垢は、神聖な場にふさわしい純潔さを象徴し、厳粛な雰囲気を醸し出します。色打掛を選ぶ場合は、神社の自然と調和するような落ち着いた色合いがおすすめです。また、神聖な雰囲気に合わせて、伝統的な小物を取り入れることが望ましいです。
  • 人前式での和装選び: 人前式は比較的自由なスタイルで行われるため、花嫁の個性に合わせた和装が選びやすいです。モダンなデザインの色打掛や、オリジナリティあふれる引き振袖など、自分の好みを反映させることができます。また、式場の雰囲気に合わせて小物を選ぶことで、和と洋のエッセンスを融合させたスタイルも楽しめます。
  • 仏前式での和装選び: 仏前式は、仏教式の儀式に合わせた落ち着いた雰囲気の和装が求められます。控えめながらも格式高い色打掛や、伝統的な紋付羽織袴が適しています。仏前式特有の荘厳な雰囲気を尊重し、シンプルながらも美しい和装を選ぶと良いでしょう。

和装選びにおいては、衣装だけでなく、挙式の種類や会場、季節に合わせたコーディネートを心がけることが大切です。

また、試着を重ねることで、自分に最も合った和装を見つけることができます。結婚式は一生に一度の大切な日です。和装選びを通じて、自分自身が納得のいく、美しい姿でその日を迎えましょう。

ここで、ゆめやで取り扱っている打掛から、和装での結婚式にぴったりの「オフホワイトに鶴や松のビーズやスパンコールが輝く白打掛」をご紹介します。

こちらは、オフホワイト色の正絹地に鶴・松・牡丹・藤の花が織り出され、鶴の羽根や松の葉などの要所要所を銀糸の手刺繍とビーズやスパンコールで加飾した、アンティークの白打掛です。半衿は、白糸と金糸で、鶴・松・竹・小菊が手刺繍された正絹を合わせ、帯・帯締め・帯揚げや、筥迫・末広・懐剣は、白で統一しました。打掛が真っ白ではなくオフホワイトのため、小物の白さが際立つコーディネートになりました。

結婚式場と和装の関係

結婚式場の選択は、和装を選ぶ際に非常に重要な要素となります。神前式、人前式、仏前式といった挙式の種類はもちろんのこと、式場の雰囲気やロケーションによって、最適な和装が異なるからです。

和装は日本の伝統美を象徴するものであり、式場との調和を考えることで、一層印象的な結婚式を演出できます。ここでは、式場の雰囲気に合わせた和装選びのポイントを紹介します。

式場の雰囲気と和装の調和

式場の雰囲気は、和装選びにおいて非常に重要な要素です。自然光がたっぷりと入る明るい式場や、伝統的な日本家屋を模した式場、モダンなデザインの式場など、さまざまなスタイルの中から和装との調和を考えて選びましょう。

  • 自然と調和する和装: 自然豊かな式場では、季節の花々をイメージした色打掛や、自然の風景と一体になるような和装がおすすめです。例えば、春には桜の文様が施された衣装を選ぶことで、季節感を取り入れた結婚式が実現できます。
  • 伝統的な式場での和装選び: 伝統的な日本家屋や神社での式では、格式高い白無垢や紋付袴を選ぶことで、その場の雰囲気を尊重した装いが完成します。また、伝統的な小物を取り入れることで、さらに和の美しさを際立たせることができます。
  • モダンな式場での和装: モダンな式場では、デザイン性の高い色打掛や、洋髪との組み合わせが新鮮な印象を与えます。和装でも現代的なスタイルを取り入れることで、オリジナリティ溢れる結婚式を演出できます。

結婚式場と和装の調和を大切にすることで、ゲストにとっても忘れられない美しい結婚式になるでしょう。和装選びでは、自分たちの好みはもちろん、式場の特性を十分に理解し、その魅力を最大限に活かした衣装を選びましょう。

和装に合わせる小物選び

和装を選ぶ際、衣装自体の美しさもさることながら、小物選びが全体の印象を大きく左右します。特に結婚式という特別な日には、和装をより一層引き立てる小物を選び、花嫁の魅力を最大限に発揮させることが重要です。

ここでは、ヘアスタイルと合わせる和装小物と、和装を引き立てる小物の選び方について紹介します。

ヘアスタイルと合わせる和装小物

ヘアスタイルは、和装の印象を大きく左右する要素の一つです。和装に合わせたヘアスタイルをさらに美しく見せるためには、髪飾りや簪(かんざし)などの小物選びが非常に重要になります。

  • 髪飾り: 和装に合わせる髪飾りは、挙式のスタイルや季節に応じて選ぶと良いでしょう。春なら桜や梅の花をモチーフにした髪飾り、秋なら紅葉や菊をあしらったものが季節感を演出してくれます。
  • 簪(かんざし): 簪は和装の際に頭髪を飾るための伝統的なアクセサリーです。シンプルなものから、花や鶴などの装飾が施された華やかなものまで、種類は豊富にあります。ヘアスタイルや和装のテーマに合わせて選ぶことで、統一感のある装いを完成させることができます。

和装を引き立てる小物の選び方

和装をさらに引き立てるためには、帯締めや帯揚げ、扇子などの小物も重要な役割を果たします。これらの小物を選ぶ際には、和装の色や柄、式場の雰囲気との調和を考えることが大切です。

  • 帯締めと帯揚げ: 帯締めは和装の中でも特に目立つアクセントになるため、全体のバランスを考えて慎重に選びましょう。帯揚げは帯締めと合わせて色や柄を選ぶことで、さりげないおしゃれを演出できます。
  • 扇子: 和装における扇子は、ただの実用品ではなく、装いの一部としての役割を持ちます。扇子の色や柄を和装や小物と合わせることで、全体のコーディネートに深みを加えることができます。

和装に合わせる小物一つ一つが、花嫁をさらに美しく見せるための重要な要素です。小物選びには、和装の色やデザインはもちろん、挙式の場所や季節、そして何より花嫁の個性を反映させることが大切です。

小物を通じて自分らしさを表現し、思い出に残る結婚式を創り上げましょう。

前撮りと色直しのための和装

結婚式では、前撮りと色直しのシーンで異なる和装を楽しむことが一般的です。これらの瞬間は、花嫁の美しさを異なる角度から引き出し、結婚式の記憶をより豊かなものにします。

前撮りに適した和装の選び方と、色直しで印象を変える和装の選択について、そのポイントを紹介します。

前撮りに適した和装の選び方

前撮りは、結婚式当日の忙しさから解放され、ゆっくりと撮影を楽しむことができる貴重な機会です。この時に選ぶ和装は、普段とは一味違ったスタイルや、より華やかな装いを選ぶチャンスです。

  • ロケーションに合わせた和装選び: 前撮りのロケーションが自然豊かな場所であれば、風景に溶け込むような柔らかい色合いの色打掛がおすすめです。歴史的な建造物を背景にするなら、格式高い伝統的な白無垢や豪華な色打掛を選ぶと、より一層の雰囲気が出ます。
  • 季節感を取り入れた和装: 春に前撮りを行うなら桜や梅の花をあしらった和装を、秋には紅葉をイメージした暖色系の色打掛を選ぶと、季節感が感じられる美しい写真になります。

色直しで印象を変える和装の選択

結婚式の色直しでは、挙式や最初の披露宴パートとは異なる印象の和装を選ぶことで、新たな魅力をゲストに披露することができます。色直しは、花嫁のさまざまな魅力を引き出す絶好の機会です。

  • 印象的な変化をもたらす引き振袖: 挙式で白無垢を着用した花嫁が、色直しで鮮やかな引き振袖に衣替えすると、ゲストに新鮮な印象を与えます。引き振袖を選ぶ際には、挙式の和装とは一線を画す色や柄を選ぶと、効果的に印象を変えることができます。
  • 異なるテーマでのコーディネート: 色直しでは、ただ和装を変えるだけでなく、髪型や小物を変更することで、より一層の印象変化を楽しむことができます。例えば、挙式では伝統的なスタイルで統一し、色直しではモダンなアレンジを加えたスタイルにするなど、テーマを変えてみるのも一つの方法です。

前撮りと色直しでは、それぞれ異なるテーマやコンセプトに基づいた和装を選ぶことで、花嫁の多面的な魅力を引き出すことができます。

和装選びでは、自身の個性や式場の雰囲気、季節感を大切にし、忘れられない結婚式となるよう心がけましょう。

ここで、ゆめやで取り扱っている引き振袖から、お色直しにもぴったりの「宝船・松竹梅に鶴が舞う黒引き振袖」をご紹介します。

こちらは、松、竹、梅、宝船に鶴が舞う、おめでた尽くしの豪華な五つ紋付きアンティーク黒振袖です。大正時代から昭和初期にかけて作られました。黒地に赤い波が描かれ、その上におめでたい柄が大胆に手描き、手刺繍されています。帯は、菊尽くしの丸帯を合わせました。赤い丸ぐけ帯締めと帯揚げで、可愛らしくまとめました

和装を着る際の注意点とコツ

和装は日本の伝統文化の美しさを象徴するものであり、特に結婚式などの特別な日には、その格式高さと美しさが求められます。しかし、普段着慣れない和装を着る際には、いくつかの注意点とコツがあります。

美しく、そして快適に和装を着こなすための基本的な知識と技術、さらに快適に着るためのアドバイスを紹介します。

美しく着るための基本的な知識と技術

和装を美しく着るためには、正しい着方を理解し、実践することが重要です。和装は着崩れしにくいように着付ける技術が求められますが、基本的なポイントを押さえることで、誰でも美しく着こなすことが可能です。

  • 着物の基本的な着付け: 着物を着る際には、まず裾を合わせることから始めます。身丈や袖丈を調整し、帯をしっかりと締めることで、全体のバランスを整えます。また、着物の衿元は少し抜くことで、首元がスッキリと見え、美しい印象になります。
  • 帯の結び方: 帯は和装の中でも特に目立つ部分であり、結び方一つで全体の印象が大きく変わります。白無垢や色打掛の掛下に結ぶのが一般的な文庫結びや、引き振袖に合わせる立て矢結びなど、シーンに合わせた結び方を選ぶことが大切です。帯結びの練習を重ねることで、より華やかで美しい和装を完成させることができます。

和装を快適に着るためのアドバイス

和装は見た目の美しさだけでなく、着ている間の快適さも重要です。長時間着用する結婚式などの場では、以下のポイントを意識することで快適に過ごすことができます。

  • 肌着の選び方: 和装を着る際には、専用の肌着(肌襦袢)を着用することをおすすめします。肌着は着物との摩擦を減らし、着崩れを防ぐ効果があります。また、肌触りの良い素材を選ぶことで、長時間の着用でも快適に過ごすことができます。
  • 長時間の着用に備える: 和装を長時間快適に着るためには、事前の準備が重要です。特に足元は疲れやすいため、足袋や草履のサイズを正しく選びましょう。また、動きやすいように着物の裾や袖の調整を行うことも大切です。

和装を着る際には、これらの注意点とコツを心がけることで、美しく、そして快適に特別な日を迎えることができます。和装は日本の美しい文化の一つです。その伝統を大切にしながら、自分らしいスタイルで着こなしを楽しんでください。

まとめ

和装で行う結婚式は、その伝統と美しさで多くの人々に愛されています。この記事では、和装の種類と特徴から、選び方、着る際の注意点まで、和装を選ぶ際に知っておきたい情報を詳しく紹介しました。

和装でかなえる理想の結婚式を実現するためには、衣装選びにおける細かなポイントを理解し、自分たちのスタイルに合った選択をすることが大切です。ここでは、和装選びで後悔しないための最終チェックリストをご紹介します。

和装でかなえる理想の結婚式

和装を選ぶ際には、まず何よりも自分たちの理想とする結婚式のスタイルを明確にしましょう。伝統的な式を望むのか、それともモダンな要素を取り入れたいのか。そして、それに合わせて和装の種類や色、柄を選ぶことが重要です。

また、式場の雰囲気や挙式の形式に合わせた和装を選ぶことで、より一層の調和と美しさを演出することができます。

和装選びで後悔しないための最終チェックリスト

和装選びで後悔しないために、以下のポイントを最終確認しましょう。

  • 自分たちの理想とする結婚式のスタイルは何か
  • 選んだ和装は式場の雰囲気や挙式の形式に合っているか
  • 和装の色や柄は季節感やテーマに合致しているか
  • 小物選びは和装と調和しているか
  • 着付けの技術や小物の使い方について十分な知識を持っているか
  • 長時間着用しても快適に過ごせるか
  • 写真撮影や色直しの際に、異なる印象を演出できるか

これらのチェックリストを通じて、和装選びの最終確認を行うことで、結婚式当日に後悔することなく、理想の姿でゲストの前に立つことができるでしょう。

和装は日本の美しい伝統文化の一つです。その魅力を最大限に活かし、一生の思い出に残る結婚式をかなえてください。

〈参考記事〉
https://hana-yume.net/howto/shiromuku/
https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/irouchikaketoha/
https://www.weddingnews.jp/magazine/66432
https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/montsukihaorihakamatoha/
https://nihon-kekkon.com/article/knowledge/id27655/
https://zexy.net/mar/manual/kiso_style/chapter3.html
https://news.yumeyakimono.jp/news/21760
https://www.weddingpark.net/osusume/style_butsuzen/feature/3/
https://www.la-viephoto.com/journal/0025
https://www.the-kimonoshop.jp/blogs/contents/wataboushi
https://nihon-kekkon.com/article/dress/id32638/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
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監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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