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【保存版】顔合わせの手土産マナー:縁起物から人気アイテムまで網羅

はじめに

顔合わせとは?

結婚を前にしての「顔合わせ」。具体的に何をするものなのでしょうか。

顔合わせは、結婚を前提とした恋人同士の両家が初めて会う場のことを指します。この場で、双方の両親や家族がお互いを知り、結婚に対する意思を確認します。もちろん、家族同士の第一印象も大切です。そして、その第一印象を決めるものの一つとして「手土産」が欠かせません。

お互いの家族が集まるこの場は、ただの食事やお茶の時間ではなく、結婚という大きな一歩を踏み出す大事な場面です。そのため、挨拶や会話、そして手土産選びには気を遣いたいものです。結婚に対する真剣さや、お互いの家族への敬意を込めて、品のある振る舞いを心がけましょう。

手土産の必要性

「顔合わせに手ぶらで行くのはちょっと…」と感じる方は多いはず。顔合わせの際に手土産を持参するのは、一般的なマナーとされています。それだけではなく、手土産は相手への感謝や尊重の気持ちを形にしたものでもあります。相手の家族に喜んでいただけるアイテムを選ぶことで、相手によい印象を持ってもらうことができるでしょう。

また、手土産を用意することは、事前にその家族の好みを知るきっかけにもなります。地元の特産品や、老舗の和菓子店で購入した品、人気の洋菓子など、どんなものが喜ばれるか、事前にしっかりと調べておきましょう。

とはいえ、手土産選びには悩むもの。何を選んだらいいのか、どれが喜ばれるのか、定番の品は何なのか…。そんな疑問を抱えている方も多でしょう。この記事では、そのような疑問にお答えしつつ、顔合わせの手土産選びのポイントを紹介していきます。よい品を選び、相手の家族に喜んでいただくための参考としていただければ幸いです。

次のセクションでは、具体的な手土産の選び方や、縁起を担ぐおすすめの商品について深く掘り下げていきますので、ぜひ最後までお読みいただき、すてきな顔合わせの一助としてください。

手土産のマナーと選び方のポイント

基本的なマナー

顔合わせの際に持参する手土産は、ただの品物ではありません。あなたの気持ちや、両家への敬意、感謝の気持ちが込められたアイテムです。だからこそ、基本的なマナーを守ることが大切です。

まず、何を選ぶかに先立ち、いつ、どのように渡すかのタイミングも気を付けたいもの。顔合わせが食事の場であれば、食事が始まる前の挨拶の際がおすすめです。それと同時に、品物を渡す際の言葉も心がけましょう。簡潔に、しかし心のこもった言葉を選ぶことで、相手の印象もよくなります。

次に、手土産を選ぶ際のマナーとしては、包装にも気を使いたいですね。シンプルで上品なものが好まれます。また、季節に合わせた包装や、華やかさを意識するのもよいでしょう。品物を渡す際に、包装が崩れていないか、シワや汚れがないかをチェックするのも忘れないようにしてください。

また、価格について。あまりに高価すぎるものは避けるのが無難です。高価すぎると、どちらの両親にも気を使わせてしまうかもしれません。ですが、あまりにも安すぎるものも避けたいところです。相場を事前にリサーチして、適切な範囲のものを選ぶようにしましょう。

選ぶポイント

手土産はどういったポイントを基に選べばよいのでしょうか。手土産選びのポイントを紹介していきます。

まず、相手の家の好みを考慮することが大切です。事前に恋人から情報を得るか、直接尋ねてみるのも一つの方法です。特に食物アレルギーや苦手な食材があるかどうかを確認することを忘れないようにしましょう。

次に、季節感を忘れずに。例えば夏には涼しげな和菓子や爽やかな味の洋菓子、冬には温かみのあるお菓子を選ぶと、季節感がありおしゃれで粋な印象になります。また、地元ならではの特産品や老舗の店での購入も、喜ばれるポイントとなります。

品物の保存期間や日持ちを考慮することも重要です。顔合わせまでの日にちや、どれくらいの期間保存してもよい品物であるかを確認しておきましょう。

商品の見た目にもこだわりましょう。美しい盛り付けの和菓子や、おしゃれなデザインの洋菓子など、見た目にも楽しめるものを選ぶのがおすすめです。

そして、何よりも自分の気持ちを込めること。商品の選び方や品の選び方も大切ですが、最終的には、あなたの気持ちや相手の家への感謝の気持ちが伝わることが不可欠です。それを忘れずに、心を込めて選んだ品物を、相手の家の両親へ渡してください。

お伺いするときの服装も大切に。ゆめやはアンティークの着物を扱うレンタルショップです。顔合わせにおすすめの着物を少しご紹介しておきましょう。あまり派手ではない小振袖や付下げなどがおすすめです。左から、「オリーブ色に淡いバラの小振袖」はバラの花ですので5月~6月に、「真紅に手描き椿の小振袖」は椿ですので1月~2月に、「アイボリーにチューリップが咲く春の付下げ」はチューリップですので3月~4月にお召しになると素敵です。

縁起物としてのおすすめ手土産

和菓子の人気ランキング

顔合わせの際に持っていく手土産として、和菓子はずっと愛され続けている定番のアイテムです。どんな和菓子が人気なのでしょうか。

  • 最中
    最中はもち米で作られる皮とあんこの組み合わせが絶妙です。老舗の和菓子店であれば、四季折々の最中を用意していますので、季節に合わせたものを選ぶのもよいですね。
  • 生菓子
    季節や行事に合わせてデザインや味が変わる生菓子。春の桜や秋の紅葉など見た目が美しいものが多く、印象も華やかになります。
  • 羊羹
    甘くて上品な味わいの羊羹は、多くの方が好む味です。色々な味の羊羹がセットになったものもおすすめです。
  • どら焼き
    ふわふわの生地とあんこの組み合わせが絶妙などら焼き。特に老舗のお店のものは、ほかとは一味違う美味しさがあります。
  • 干菓子
    柔らかな色彩とさまざまな形が魅力の干菓子は、見た目も華やかで喜ばれること間違いなしです。

おすすめの和菓子を挙げたらきりがないほど、日本には美味しい和菓子がたくさんあります。両家の顔合わせの際には、渡す相手の好みや予算に合わせて、最適な品を選びましょう。

お酒のカテゴリと選び方

次に、縁起物として喜ばれるお酒について紹介します。お酒は好きな方々に特に喜ばれる贈り物で、日本にはさまざまな種類のお酒があります。

  • 日本酒
    日本酒は日本の代表的なお酒です。地元の酒蔵が出しているものや、有名な酒蔵のものなどさまざま。慶びの席にふさわしい意味が込められたものもあり、縁起物としての価値も高いです。
  • ワイン
    ワインは主に赤ワインと白ワインがあり、相手の好む料理との相性を考えながら選ぶと喜ばれます。
  • 焼酎
    焼酎は、さまざまな原料から作られます。芋、麦、黒糖など、それぞれの特色がありますので、相手の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
  • ウィスキー
    高級感があり、特別な場での手土産として選ばれることも多いウィスキー。有名なブランドや、少し変わったものを選ぶのもよいですね。
  • ビール
    最近はクラフトビールが人気。地元の醸造所で作られるビールなど、少し変わったこだわりのものを選んでみるのもおしゃれです。

お酒を選ぶ際のポイントとしては、まず相手の好みを知ることです。もし、具体的な好みがわからない場合は、万人受けする有名なものや、話題の商品を選ぶのもおすすめです。また、相手の好みの料理との相性や、特別な日に開けるようなものを選ぶのもポイントになります。

両家が喜ぶ洋菓子の選び方

挨拶やお礼の品として洋菓子を贈ることは、日本でも多くの方が行っています。結婚の顔合わせの際に渡す手土産としても洋菓子はたいへん人気です。洋菓子は華やかで、多くの場面で喜ばれる商品ですよね。でも、どんな洋菓子を選べばよいのか、迷われる方も少なくないかと思います。

手土産におすすめの洋菓子

喜んで食べていただける洋菓子を選ぶポイントの一つとして、人気のある商品を選ぶことをおすすめします。

最近では、バームクーヘンがたいへん人気です。しっとりとした食感と、優しい味わいが特徴です。老舗の店から新しいお店まで、さまざまなバームクーヘンが販売されています。また、クッキーやマドレーヌも人気の高い洋菓子の一つ。どちらもお茶うけとしても最適で、幅広い年齢層に喜ばれます。

また、ショートケーキやチーズケーキは、特別な日の手土産として喜ばれることが多いですね。これらのケーキは見た目も華やかです。お渡しする方々に合わせて、甘さや味、アイテムの種類を選ぶことが大切です。もし事前に好みを知ることができれば、それを参考に選ぶのもよい方法です。

洋菓子でも和菓子でも、心を込めて選んだものを渡しましょう。

ドリンクとの組み合わせ

洋菓子を贈る際に、合わせて飲みものを贈るのもおすすめです。例えば、バームクーヘンやクッキーは、紅茶との相性がよいですね。紅茶は香りが豊かで、洋菓子とのマッチングが楽しめます。老舗のティーショップで購入した紅茶と一緒に、バームクーヘンを贈ると、より一層喜ばれることでしょう。

似合いのドリンクと組み合わせれば、より一層洋菓子の魅力を引き出せます。少し工夫をするだけで、印象的な手土産になりますよ。

心を込めて選んだ洋菓子は、お互いの絆を深めてくれます。この記事を参考に、最適な洋菓子を選んでくださいね。

手土産の相場と選び方

結婚の顔合わせの際に、手土産は欠かせないマナーの一つです。両家が初めて顔を合わせる大切な場に適切な手土産を持っていくことで、親睦を深めることができます。手土産の相場や選び方は気になるところですよね。どれくらいの予算を設定すればよいのか、また、予算に応じてどんなアイテムを選べば喜ばれるのか、一緒に見ていきましょう。

予算の設定方法

手土産を選ぶ際は、まずは予算を決めることが大切です。予算は両家の経済状況などに合わせて変わってきます。

一般的に、顔合わせの手土産の予算は、3,000円〜5,000円程度が相場とされています。ですが、これはあくまで一般的な相場なので、自分たちの経済状況などを考慮しながら、事前に話し合い確認して決めましょう。

価格帯ごとのおすすめアイテム

それでは、予算に応じてのおすすめアイテムを紹介します。

3,000円〜5,000円の価格帯

この価格帯では、老舗の和菓子や人気の洋菓子を選ぶのがおすすめです。例えば、地元の有名な和菓子店の最中や、人気の洋菓子店のバームクーヘンやクッキーが考えられます。また、おしゃれなパッケージの紅茶やお茶も喜ばれるアイテムです。

5,000円〜8,000円の価格帯

この予算ならば、少し高級感のある洋菓子や、地元の特産品、縁起物を選ぶことができます。例えば、老舗の洋菓子店の豪華なギフトセットや、地元で有名な果物やお酒を選ぶのもよいでしょう。また、縁起物として、高級なお茶のセットなども考えられます。

8,000円以上の価格帯

この価格帯では、さらに高級なギフトを選ぶことができます。例えば、有名ブランドのチョコレートや、老舗の日本酒、または地元で評価の高いレストランのギフト券などが考えられます。

手土産は、相手の好みや状況を考慮して、心を込めて選ぶことが大切です。一心のこもった贈り物で、良好な第一印象を与えることができれば、その後の関係もスムーズに進められそうですね。

失敗しないための手土産の注意点

結婚の顔合わせの際の手土産は両家をつなぐ大切な一歩です。ですが、逆に失敗すると印象が悪くなってしまうことも。そんな失敗を避けるための注意点をお伝えします。

ダメな手土産とは

あまりにも個性的なもの

顔合わせの場では、お互いの趣味や好みをまだよく知らないことが多いです。そのため、あまりにも個性的な商品を選んでしまうと、受け手の好みに合わない可能性が高まります。例えば、飲む人を選ぶような独特の風味を持つお酒などは、避けたほうが無難です。

価格が安すぎるもの

手土産の予算は、それぞれの家庭の経済状況などに合わせて変わりますが、あまりにも価格が安すぎるものは避けたいですね。相手に対する気持ちが足りないと感じられてしまうかもしれません。

日持ちしないもの

顔合わせの日程やタイミングによっては、すぐに食べられないことも。特に夏場は、常に冷蔵保存が必要なお菓子やお酒は避けたほうがよいでしょう。

日持ちや保存のポイント

保存方法を確認しよう

手土産を選ぶ際は、商品の保存方法や日持ちの情報を必ずチェックしましょう。例えば、バームクーヘンやクッキーは比較的日持ちしますが、生のお菓子や冷蔵が必要な商品は、購入前に保存方法をきちんと確認することが大切です。

商品の包装に注意

夏場は特にお菓子が溶けることもあるので、冷蔵や冷凍が必要な商品を贈る場合は、冷えた状態で運ぶことが必要です。冷えた状態で持ち帰ってもらえるかどうかも気を付けましょう。また、包装が綺麗であること、そして商品自体が傷んでいないことを確認しましょう。

持ってくるタイミングも大切

日持ちしないものを選ぶ場合は、顔合わせの直前に購入するのがおすすめです。また、手土産を渡すタイミングも考えておくとよいでしょう。挨拶の際に、最初に渡すのがマナーですが、食事の場であれば食後に渡してもよいかもしれません。

顔合わせの手土産選びは、一見難しそうに思えるかもしれませんが、上記のポイントを参考に、相手のことを思って楽しく選んでください。心のこもった手土産で、よいスタートを切りましょう。

まとめ

結婚の顔合わせという大切な場面で、心を込めて選んだ手土産は両家を結ぶ大切な架け橋です。この場のために心を込めて用意された手土産は、双方の真摯な気持ちを伝えるための一つの手段です。それだけに、選び方や渡すタイミングなど、細やかな気配りをしましょう。

 

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物を取り扱うレンタルショップです。顔合わせから、結納、前撮り、結婚式、披露宴まで、自慢のアンティーク着物を取り揃えて、みなさまの訪問をお待ちしています。お話しが弾んだら、ゆめやの婚礼衣装も眺めてみてくださいね。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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