長襦袢イメージ

【問題解決】袖丈が長い長襦袢、どう着る? 対処法と着物の合わせ方

はじめに

着物は、日本の伝統的な衣装として、多くの方に親しまれてきました。特に成人式や結婚式、七五三といったフォーマルな場面では欠かせないアイテムですよね。今回は着物だけでなく、その下に着る「長襦袢」にも注目してみましょう。この記事では、長襦袢の魅力や選び方についてお話しします。

長襦袢とは?

長襦袢(ながじゅばん)は、着物をきれいに着こなすための下着の一つとして知られています。振袖や小紋といった着物を着る際に、直接肌に着物を着るのは避けたいですよね。そこで、長襦袢が登場します。長襦袢を着物と肌着の間に着ることで、着物の摩擦から肌を守り、また汗などの湿気を吸収してくれます。さらに、着物の柄や色をきれいに見せる効果もあります。

また、長襦袢にはいくつかのタイプやデザインがあり、それぞれの着物やシーンに合わせて選ぶことができます。例えば、フォーマルな場面での着物には、細やかな柄や落ち着いた色の長襦袢を選ぶことがおすすめです。一方、カジュアルな場面や普段使いの着物には、明るい色や大胆な柄の長襦袢も楽しむことができます。

長い袖丈の特徴とは

長襦袢の中でも、袖丈が長いものにはどのような特徴があるのでしょうか。

まず、あきらかに袖丈が長い長襦袢は、小振袖用や振袖用です。振袖は、袖が長く華やかな柄や色が特徴的な着物ですよね。そのため、袖丈が長い長襦袢を振袖の豪華な袖と合わせることで、より一層華やかな印象を与えることができます。長い袖は若々しさや可憐さを強調する効果があり、特に袖の先端がちょっとした動きで揺れる様子は、女性の魅力を引き立てるポイントにもなります。

袖丈が長い長襦袢を選ぶ際には、自分の身長や袖の長さ、そして着物とのバランスを考慮することが大切です。合わせる着物の袖丈や柄、色とのコーディネートも楽しむことができるので、ぜひとも自分にぴったりの長襦袢を見つけてみてくださいね。

さて、振袖用や小振袖用ではないのに、手持ちの着物と長襦袢の袖丈や裄丈が合わない場合はどうすればよいのでしょうか。後半でじっくりと解説いたしますね。

長襦袢の基本的な知識

着物を着る際に、その下に何を着るべきなのか気になりますよね。着物の美しさを引き立てるためにも、正しい知識を持って選ぶことが大切です。

襦袢とは何か

そもそも襦袢(じゅばん)とは、着物の下に着る下着のようなものです。襦袢があることで着物が汗などで汚れるのを防ぎ、着物の形や衿の位置を美しく見せる役割を果たします。

襦袢自体にも柄や素材にこだわったものがたくさんあり、季節や着る着物によって選ぶ襦袢も変わります。また襦袢を着ることで、着物の着付けが簡単になるとも言われています。

着物を楽しむ上で、襦袢にも少し興味を持つと、より一層深く着物の世界に触れることができるでしょう。着物の美しい着姿をキープするためにも、襦袢の役割はたいへん大きいのです。

長襦袢と肌襦袢、半襦袢の違い

襦袢には主に「長襦袢」と「肌襦袢」、それに「半襦袢」の3種類があります。この三つの違いについて紹介します。

長襦袢

  • 身丈が長いのが特徴です。
  • 袖も長く、普段着としての着物やフォーマルな場面での着物に適しています。
  • 振袖や小紋、結婚式などのフォーマルな場面での着物に合わせて利用されることが多いです。

肌襦袢

  • 最も肌に近い部分で着用する和装下着です。
  • インナーなので吸湿性が重視され、白いガーゼ素材などが用いられます。
  • この肌襦袢の上に長襦袢、その上に着物を羽織ります。

半襦袢

  • 肌襦袢と長襦袢の役割を両方兼ね備えた襦袢です。
  • 肌襦袢に半襟が付いたもので、これ1枚で済むのがメリットです。
  • 丈や袖が短く、よりカジュアルな着物や夏用の着物と合わせることが多いです。

長襦袢+肌襦袢、あるいは半襦袢のどちらを選ぶかは、着物やその日の気温、着る場所や目的によっても変わります。自分のスタイルや好み、利用するシーンに合わせて選ぶのが良いでしょう。

着物と襦袢の関係

着物と襦袢は、まさにぴったりと合わせて着るものです。着物だけを考えるのではなく、その下に何を着るのかも大切なのです。

  • 形の保持
    襦袢は、着物の形や衿の位置を正しく保つためのもの。着物の衿や裄の部分がきちんとした位置になるようにサポートします。
  • 汚れを防ぐ
    着物を直接肌に着ると、汗や皮脂で汚れる可能性があります。襦袢が中間に入ることで、着物が汚れるのを防ぎます。
  • 着付けをサポート
    襦袢を着ることで、着物の着付けがしやすくなります。特に衿合わせや帯の位置決めなど、簡単に調整ができるようになります。
  • コーディネートの幅を広げる
    襦袢もまた、柄や色でコーディネートの一部として楽しむことができます。見える部分を工夫することで、さらに着物の着こなしを楽しむことができます。

着物の下に何を着るのか、というのもたいへん大切な要素。次回着物を着る際には、襦袢にも着目しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

長襦袢のサイズ選び

着物を着る際には、長襦袢のサイズ選びもたいへん重要です。サイズが合っているかどうかで、着心地や見た目が大きく変わるからです。ここでは、長襦袢のサイズの選び方について詳しく紹介していきます。

身長に合わせたサイズ選び

着物の世界では、身長は長襦袢のサイズ選びの基本的な指標となります。身長に合わせて長襦袢の長さや丈を選ぶことで、着物の着こなしがより美しく見えるのです。長襦袢の身丈は、基本的には「身長×0.8」が目安となります。

  • 身長150cm前後の方:身丈が120cm前後の長襦袢を選びます。
  • 身長160cm前後の方:身丈が128cm前後の長襦袢が適しています。
  • 身長170cm以上の方:身丈が約135cm以上のものを選ぶのが良いでしょう。

もちろん、これは一般的な目安です。着物の種類やその時のスタイル、気分によっても微調整が必要になってきます。例えばフォーマルな場では、着用する着物に合わせて少し長めの長襦袢を選ぶこともあります。一方でカジュアルな日常の中での着用や、リサイクル着物を気軽に楽しむ時には、少し短めのものを選ぶと良いでしょう。

袖丈の選び方

次に、袖丈について考えてみましょう。袖丈は自分の身長だけでなく、着る着物の種類によって異なります。

袖丈は、着物マイナス2分(約0.75cm)の寸法が一般的とされています。通常の着物よりも大幅に袖丈の長い振袖に合わせる場合も、その袖丈に合った専用の長襦袢をを選ぶ必要があります。

気をつけたいのは、袖の長さが自分の腕の長さときちんと合っていること。袖が短すぎると腕を動かした時に違和感を感じることがありますし、長すぎると動きにくくなってしまいます。

いざ着物を着るときになって、袖丈が合わないことに気付いた場合は、慌ててしまいますね。ですが大丈夫です。応急処置で乗り越えましょう。

長襦袢の袖丈が、着物の袖丈よりも長い場合(袂の中でもたついてしまう場合)は、袖の中程を折って縫い留める・安全ピンで留めるなどして、長襦袢の袖丈を短くしましょう。

裄丈が長い場合は、肩近くで少し縫い上げます。かなり長い場合は、肘のあたりでも少し塗っておくと良いでしょう。長襦袢の応急処置は外からは見えませんので、ざっくりとした縫い目でも大丈夫です。

逆に、長襦袢の袖丈が短いときには、袖の振りから飛び出してしまい、見苦しいですね。その場合は、振りと長襦袢を一カ所だけ縫い留めるか、安全ピンで留めてしまいましょう。

レンタルの着物の場合は、きちんと丈が合うものが届くとは思いますが、万が一サイズが合わない場合は、針を通す前に、店舗に処置方法を確認しましょう。

裄とは? 正しい長さの見極め方

「裄(ゆき)」という言葉を聞いたことがありますか? 裄丈は、着物や長襦袢を選ぶ際にたいへん大切なポイントとなる部分です。裄は、着物の衿の後ろから袖の付け根までの長さのことを指します。

正しい裄の長さを見極める方法は簡単。まず、自分の腕を斜め45度に下ろして、首の後ろの中心部から肩を通過して手首のくるぶしまでを測ります。この長さが、自分に合った裄の長さとなります。

裄が短すぎると、腕を動かす度に着物や長襦袢が背中で引っ張られる感じがします。逆に裄が長すぎると、袖がだぶつく感じがしてスマートな着こなしに見えません。

着物を美しく着こなすためには、長襦袢のサイズ選びが欠かせません。特に身丈や袖丈、裄の長さは自分に合ったものを選ぶことで、着物の美しさをより一層引き立てることができます。ぜひ、以上の内容を参考にして、自分に合った長襦袢を見つけてみてくださいね。

着用シーン別の長襦袢の選び方

着物は、私たちのライフスタイルに合わせてさまざまなシーンで楽しむことができます。そんな中で、長襦袢の選び方も着用するシーンによって変わってくるのです。ここではそのポイントを紹介していきます。

フォーマルな場面での着用

結婚式や七五三、成人式など、大切なイベントにはフォーマルな長襦袢が必要です。その際の選び方のポイントは以下のとおり。

  • 柄や色
    フォーマルな場面では、落ち着いた色合いや格式のある柄が良いとされています。特に結婚式では、白や着物と同系色の淡い色を選ぶのが一般的です。第一礼装の留袖には白を合わせましょう。
  • 袖丈
    振袖を着る場面など、袖の長さも重要なポイントとなります。晴れ着などで袖丈の長い着物を着る場合は、袖丈も長めのものを選びましょう。
  • 素材
    シルクなどの上質な素材を選ぶことで、より格式のある着こなしを楽しむことができます。

 

フォーマルな場面での着物のコーディネートには、細部まで気を配る必要があります。長襦袢の選び方もその一部。しっかりとした準備をして、その場の雰囲気を盛り上げる存在になりましょう。

普段使いやカジュアルな場面での着用

日常の中で着物を楽しむ場合は、長襦袢選びももう少し自由になります。以下に、カジュアルなシーンでの長襦袢の選び方を紹介します。

  • 柄や色
    明るい色やポップな柄を取り入れることで、カジュアルな雰囲気を楽しむことができます。小紋やリサイクル着物を利用するのもおすすめです。
  • 袖丈
    日常使いでは、袖丈が短めのものや、少し短い袖の長襦袢も選べます。動きやすさを重視する場面には、このような選び方が良いでしょう。
  • 素材
    シルクや麻など、季節に合わせた素材を選ぶことで快適に過ごすことができます。

 

日常の中での着物は、自分らしいスタイルを楽しむ絶好のチャンス。長襦袢選びも、その一環として大切にしたいところです。

季節ごとの襦袢選び

着物を着る際には、季節に応じた襦袢の選び方も重要です。季節感を取り入れた着こなしを目指しましょう。

  • 春・秋
    中間の季節には、綿や麻などの通気性の良い素材を選ぶと良いでしょう。柔らかい色合いや春秋らしい柄を取り入れると、季節感を出すことができます。

  • 夏は涼しさを求める季節。麻などのさらっとした素材の長襦袢を選びましょう。清涼感のある色や柄も、夏の着こなしを楽しむポイントとなります。

  • 冬は暖かさが求められる季節です。羽二重や絹など、保温性の高い素材を選ぶことをおすすめします。冬らしい深みのある色や、温かみのある柄を取り入れることで、季節感を感じることができます。

季節ごとの長襦袢選びを楽しむことで、一年を通して着物を愉しむことができます。季節の変わり目には、新しい長襦袢を選ぶ楽しみも増えるでしょう。

着物を美しく着こなすために欠かせない長襦袢選び。シーンや季節に応じて適切なものを選ぶことで、より一層着物の魅力を引き出すことができるのです。これからの着物ライフをより豊かにするために、長襦袢選びのポイントを活かしてみてくださいね。

長襦袢の素材について

季節に応じた長襦袢の素材について少し触れましたが、素材によってさまざまな特徴があります。せっかくのおしゃれを楽しむために、素材選びも大切なポイントとなるでしょう。

正絹とポリエステルの特徴

正絹

正絹の長襦袢は、本物の絹を使用したものです。

  • 艶やかで上品な光沢があります。
  • 肌触りが滑らかで心地良いです。
  • 保温性が高く、冬に適しています。
  • 吸湿性があり、夏の湿度もある程度緩和します。

、正絹は取り扱いに少し注意が必要です。洗濯や紫外線に弱く、色あせやシワにも注意が必要です。

ポリエステル

ポリエステルの長襦袢は、化学繊維を使用したもので、日常的な着用に向いています。

  • 扱いが簡単で、洗濯機での洗濯も可能です。
  • 乾きやすく、取り扱いが手軽です。
  • 色あせしにくく、耐久性があります。
  • 経済的で、初めての方にもおすすめです。

綿や麻の涼しい襦袢

夏の暑さを乗り越えるための素材として、綿が挙げられます。

綿

綿の長襦袢は、自然素材で吸湿性に優れています。

  • 柔らかく、肌触りが良いです。
  • 吸湿性に優れ、夏の汗をしっかり吸い取ります。
  • 通気性が良く、爽やかに過ごせます。

麻は古くから夏の素材として利用されています。

  • さらっとした肌触りが特徴的です。
  • 強い通気性で、暑い日でも涼しく感じます。
  • 速乾性にも優れていて、汗をかいてもすぐに乾きます。

素材ごとの手入れ方法

長襦袢を長くきれいに着るためには、正しい手入れが必要です。ただし素材によって手入れ方法が異なるため、それぞれに注意が必要です。

正絹の手入れ

  • 洗濯はドライクリーニングをおすすめします。
  • 紫外線には注意し、直射日光を避けて干すこと。
  • しっかりと乾かした後、風通しの良い場所で保管すること。

ポリエステルの手入れ

  • 手洗いや洗濯機の使用が可能です。
  • 色あせを防ぐため、裏返して洗うこと。
  • 乾燥機の使用は避け、自然乾燥をおすすめします。

綿や麻の手入れ

  • 手洗いが基本です。洗濯機使用時はネットに入れること。
  • 陰干しで乾かし、日焼けや型崩れを防ぎます。
  • アイロンは中温で、裏からかけること。

長襦袢の素材を知り、正しい手入れをすることで、いつでも美しい着こなしを楽しむことができるでしょう。

長襦袢の選び方とポイント

色や柄の選び方

長襦袢は、一見するとあまり目立たないかもしれませんが、着物の着こなしや印象を大きく左右します。

まず、着物の色や柄に合わせて、長襦袢の色を選ぶのが基本的な方法です。フォーマルの場合は、明るい色の着物には白や淡い色の長襦袢、暗い色の着物には濃い色の長襦袢を合わせることが一般的です。ですがカジュアルな場面であれば、遊び心を持って柄入りの長襦袢を選んでみるのも楽しいでしょう。

また季節感も重要です。春や夏は涼しげな水色や緑、秋や冬は落ち着いた紅や紫を取り入れると、季節感を出すことができます。

着物の色との関係

  • 明るい色の着物 → 白や淡い色の長襦袢
  • 暗い色の着物 → 濃い色の長襦袢

季節との関係

  • 春・夏 → 水色や緑
  • 秋・冬 → 紅や紫

長襦袢の柄選びも楽しみの一つです。結婚式などある程度フォーマルな場に合わせる着物の場合は、シンプルな柄や無地が無難です。一方、日常的に楽しむ着物や、リラックスした雰囲気の場所では、花柄やアートな柄を取り入れると、着こなしにアクセントを付けることができます。

スリップとの組み合わせ方

長襦袢の下には、「スリップ」を着ることがあります。スリップとは、肌と長襦袢の間に入れるもので、肌襦袢と裾よけが一体となったワンピース型の肌着のことを指します。長襦袢が透けて肌が見えることを防ぐ効果があり、特に白や淡い色の長襦袢を着る時は、スリップの存在がたいへん重要になります。

色の選び方
スリップは、長襦袢の色よりも一回り濃い色を選ぶと透けにくくなります。白や淡い色の長襦袢には、ベージュや淡いピンクのスリップがおすすめです。

長さの調整
スリップは、長襦袢の少し上になるように調整するのが理想的です。身長やサイズに合わせて、縫い目を調整することができます。

素材の選び方
肌触りが良く、通気性があるものを選ぶと、着心地が良くなります。特に夏場はさらっとした素材が心地良いでしょう。

和装小物との合わせ方

着物をきちんと着るためには、和装小物も欠かせません。特に帯や半衿、小物など、細かな部分が全体のコーディネートを左右することがあります。

帯の選び方
帯は、着物や長襦袢の色とのバランスを取ることが大切です。明るい色の長襦袢には、淡い色や柄物の帯を合わせると良いでしょう。

半衿のコーディネート
半衿は、首元の見える部分に影響を与えるため、選び方に気を付けたいところです。シンプルな柄の長襦袢には華やかな半衿を選ぶと、アクセントになります。ゆめやには、街着や振袖用に、ポップな柄やレースの半衿もご用意していますよ。

小物の取り入れ方
和装小物は、コーディネートのアクセントとして取り入れることができます。帯留めや帯締めなど、細かな部分でも自分らしさを表現することができます。

着物や長襦袢を選ぶ楽しみは無限大です。季節やシーンに合わせて、自分らしいコーディネートを楽しんでください。

まとめ

日本の伝統的な美を再認識する中で、着物は特別な存在です。改めて長襦袢の知識やその活かし方をより深く理解していただきたいと思います。

長い袖丈の長襦袢選びのポイントを再確認

着物を楽しむ際に、長襦袢は着物の下に着るものとして、外からはあまり見えないものの、着る人自身の気持ちや姿勢に影響を与える大切なアイテムです。特に袖丈は、自分の身長や裄の長さ、そして着物のタイプに合わせて選ぶことが大切です。

以下に、長い袖丈の長襦袢選びのポイントについて再度まとめてみました。

  • 身長や裄に合わせて:身長や裄の長さに合わせて長襦袢のサイズを選ぶことで、バランスの良い着こなしを実現します。
  • 着物のタイプとの相性:振袖や小紋など、着物のタイプによって袖丈が異なる場合があります。長襦袢の袖丈もそれらに合わせて選びましょう。
  • 柄や色の調和:長襦袢の柄や色は、着物を着てしまうと見えにくい部分ですが、ふとした時にわずかな部分が見えることで、全体のコーディネートが良いと感じることができます。

着物に関する知識がない方でも、これらのポイントを意識して長襦袢を選ぶことで、簡単に美しい着こなしを楽しむことができるでしょう。

正しい着方でより美しく

長襦袢を選ぶことは大切ですが、それだけでは十分ではありません。正しい着方や着付けの方法を知ることで、長襦袢や着物の美しさを最大限に引き出すことができます。

  • 衿の位置:着物の衿は、自分の首元に合わせて適切な位置に調整することで、美しい姿勢を保ちます。
  • 袖の取り扱い:袖を動かす時、その動きがスムーズであることが大切です。袖の長さや形状に合わせて袖の動きを意識することで、より流れるような動きを実現できます。
  • 帯の結び方:帯は着物のアクセントとしての役割がありますが、結び方一つでその印象は大きく変わります。帯の結び方を工夫することで、さまざまな表情を楽しむことができます。
  • 小物との組み合わせ:半衿や帯揚げ、帯締めなどの小物も、着物や長襦袢との相性を考えて選ぶことで、全体のバランスがより良くなります。

最後になりますが、着物や長襦袢を楽しむ上で一番大切なのは、自分自身がその着物を着ることを楽しむ気持ちです。繊細な日本の伝統文化である着物を身にまとい、その美しさや深さを感じることで、日常の中に新しい発見や喜びを見つけることができるでしょう。

アンティークきものレンタル ゆめやは、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。着物の専門店ですので、きちんとサイズの合う長襦袢をお送りいたします。成人式で初めての着物をお召しになるお嬢さんも、どうぞご安心くださいね。

〈参考記事〉
https://shanari.com/gofuku/post-1172/
https://tokubooan.jp/wabi-sabi/nagajuban-size.html
https://kimono.support/yuki/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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