マゼンダからグレーのぼかしに鶴が羽ばたく色打掛一式【utk12】

【婚礼衣装】ピンクの色打掛ってどう?和装における立ち位置と選び方

はじめに

和装の中でも結婚式に特有の装いとして「色打掛」があります。この美しい衣装は、日本の結婚式の伝統的な姿として、多くの方々に親しまれてきました。特に、豪華絢爛な見た目が特徴の「色打掛」の中でも、ピンク色の色打掛は近年特に注目されるようになっています。では、一体どのような魅力や背景があるのでしょうか。今回は、色打掛の基礎から、ピンク色の色打掛が人々から愛される理由について詳しくご紹介します。

色打掛とは何かの解説

色打掛とは、「打掛」と呼ばれる和装の一種です。結婚式の際に、特に披露宴で花嫁が着る衣装であり、華やかな柄や色彩で出席者たちの目を引きつけます。

  • 打掛の基礎知識
    打掛は長い裾を引く形状の着物で、その起源は古く、平安時代にさかのぼります。元々は貴族の女性が儀礼などの際に衣の上から打ち掛ける衣装として身にまとっていたもので、この風習が室町時代に武家の婚礼衣装に取り入れられたことで普及します。この当時は白の打掛が婚礼衣装と定められたわけですが、これが後の「白無垢」です。
  • 色打掛の特徴
    花嫁衣装としての打掛は白地が基本であり、徐々にそれ以外の色の打掛と分けて呼ばれるようになりました。それが「色打掛」であり、安土桃山時代に普及したものと言われています。武家の装いが派手で豪華になったのがこの時代であり、花嫁衣装も鮮やかな色を基調として複雑な刺繍柄などが施されます

ピンク色の色打掛が注目される理由

近年、ピンク色の色打掛がなぜ注目されるのか、その背景にはいくつかの理由があります。

  • 日本の伝統とモダンさの融合
    ピンクは、日本の伝統色としての桜の色を連想させる一方、ドレスのようなモダンでかわいらしい印象も持っています。この両方の要素が融合した色打掛は、新しい時代の花嫁にぴったりの選択となっています。
  • 多様な選択肢
    ピンク色の色打掛には淡い桜色から濃いマゼンダまで、さまざまな色合いや柄が存在します。そのため、自分の好きな色や柄を選ぶことができ、オリジナリティを出すことができます。
  • 写真映えする
    ピンク色は、写真撮影時にとても映える色として知られています。フォトウェディングや前撮りなど写真を残すシーンが増えている現代において、ピンク色の色打掛が選ばれる理由となっています。

色打掛は、結婚式の大切なシーンを彩る特別な衣装です。特にピンク色は、その華やかさと女性らしさで多くの花嫁から選ばれています。今後も多くの方々に愛され続けることでしょう。

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。ご紹介する「マゼンダからグレーのぼかしに鶴が羽ばたく色打掛一式」は、30年ほど前の着物ですので、アンティークというほど古くはないのですが、正絹の質も、職人の腕も、たいへん高い逸品だと判断し、ゆめやのコレクションに加えました。

濃いピンクから紫のようなグレーにかけてのグラデーションも、ところせましと咲き誇る花々や大きな鶴の絵柄も、すべて織りで表現された色打掛です。いったいどうやって織ったのでしょう。完成までに相当な時間が掛けられた着物ですよ。

ピンク色の色打掛の魅力と意味

和装の世界は、色や柄に深い意味があるものです。ここでは少し視点を変えて、色の持つ意味や特性について見ていきたいと思います。

ピンク色の意味とその背景

ピンク色は、世界中で愛される色の一つです。柔らかく、女性らしいイメージが持たれていて、和装においてもその特性が生かされています。

ピンク色の基本的な意味

ピンク色は、愛や優しさ、温かみを象徴する色として広く知られています。また、無邪気さや純真さを感じさせる色でもあります。このような特性から、新しい人生の門出となる結婚式において多くの花嫁が選びたくなる色と言えるでしょう。

和装におけるピンク色の背景

和装に限らずですが、日本では色に対してたいへん細かく和名を付けています。昔の日本で、ピンク色への特別視はあまりなかったと思われますが、桃花色というものの認識は古事記や日本書紀にも残っているといいますし、桜を鑑賞する風習は平安の頃にはあったことが分かっています。
またこの頃に桜と春との関連性が見出されたといいます。桜は江戸時代にソメイヨシノのクローンが全国に植樹されたことで、同じ花、同じ色合いが共有されて日本を象徴する花となったと考えられます。その後、新渡戸稲造は武士道の中で桜を通して日本の精神性を世界に広めましたが、これが現在に続く日本の美意識であり、ピンクに込められた思いと言えるでしょう。

和装におけるピンク色の位置づけ

伝統的に格の高い色と言われているのは、「白」「赤」「黒」の3色です。「白」は古くから神聖な色と言われていて、清純さとも関連付けられます。これは白無垢からも分かる事実であると思います。

「赤」魔除けの色として鳥居で用いられますが、これは太陽や血との関連があるといいます。また赤ん坊にも関係があり、生まれ直しや若さの象徴でもあります。

ゆめやの色打掛の中では、「枝垂桜とオシドリ 総刺繍の色打掛一式」がいちばん赤の印象が強いかと思います。満開の枝垂桜が華やかな、アンティーク色打掛です。背中にはオシドリ。上の枝垂桜と下の波が、斜めに区切ってあるデザインです。この絵柄の全てが、相良刺繍と中国の蘇州刺繍で描き出されています。芸術品のような仕上がりですよ。

「黒」も歴史を辿ると魔除けとの関連性があります。また貞操を守る意味で好まれた色で、引き振袖の中でも黒引き振袖は最も格があるとされます。

ゆめやにも引き振袖をたくさんご用意しています。「雲取紋様と青海波に鶴が舞い踊る黒引き振袖」をご覧いただきましょう。80~90年ほど前の五つ紋付アンティーク黒振袖です。白の青海波と黒の雲取紋様を背景に、赤、白、カラシ色の鶴が舞い踊るという、着映えのするデザインです。

赤や黒のような色に比べるとピンクは格が低いですが、現代の結婚式は儀礼的な要素があまりないため、衣装も自由になってきています。そういった意味で、ピンクはあくまでガーリーな雰囲気を出す目的や、赤では濃すぎると感じる場合に少し軽さを出すために選ばれる印象です。

色打掛の選び方と注意点

結婚式の準備において、花嫁の衣装選びは特に重要なポイントの一つです。中でも色打掛の選び方は、その華やかさと伝統的な意味合いから多くの花嫁が悩む部分でもあります。ここでは色打掛の基本的な選び方と、特にピンク色の色打掛を選ぶ際の注意点について詳しく解説します。

色打掛を選ぶ際の基本的な方法

色打掛選びの際は、以下のポイントを参考にすると自分に合った最適なものを見つける手助けとなります。

  • 自分の好みを知る
    まずは自分が好きな色や柄、デザインを明確にすることが大切です。結婚式は一生に一度の特別な日。自分の好みを大切にし、心から気に入った色打掛を選びましょう。
  • 挙式の雰囲気と合わせる
    挙式の雰囲気やテーマ、会場の装飾などとの調和も考慮すると良いです。例えば、シンプルで落ち着いた挙式なら控えめな柄の色打掛がおすすめです。
  • 試着を重ねる
    色打掛に限らず、衣装は試着が欠かせません。実際に身に着けてみることで色やデザインが自分に似合うかどうか、挙式の雰囲気に合うかどうかを確認することができます。
  • 予算を考慮する
    色打掛の価格はさまざまです。予算を決めてから選ぶことで、無理なく最適なものを見つけることができます。
  • アクセサリーや小物との相性を確認
    色打掛だけでなく、帯や小物、髪型との相性も考慮することが大切です。全体のバランスを意識しながら選びましょう。

ピンク色の色打掛を選ぶ際の失敗例とその対処法

ピンク色の色打掛は、その柔らかく華やかな色合いから多くの花嫁に選ばれていますが、注意点もあります。

  • 失敗例1:柄が多すぎる
    柔らかな印象を出そうとピンクを選んだにも関わらず、柄が多すぎると全体がうるさく見えることがあります。
    対処法:シンプルな柄や、大きな一つの柄を選ぶことで、バランスを取ることができます。
  • 失敗例2:似合うピンク、似合わないピンク
    肌の色によって同じピンクでも顔が暗くなったり、違和感が出てしまう場合があります。
    対処法:自分のパーソナルカラーを理解して色を選ぶことが大切です。オータム系の方は少し黄味がかったようなくすんだピンクが似合うでしょうし、ウィンター系ならビビッドなピンクが一般的に似合うといいます。
  • 失敗例3:アクセサリーや小物とのバランスが取れていない
    ピンク色の色打掛と合わせるアクセサリーや小物の選び方が難しいことがあります。
    対処法:色打掛の色や柄を基準に、アクセサリーや小物をシンプルにする、または色を抑えることで全体のバランスを整えることができます。

目指す結婚式のテーマや、コーディネートによっても捉え方は大きく変わってきます。なんとなく似合わないなと思う場合は一度立ち止まって、自分たちの目指す結婚式を再度考えてみることで最適な一着に出会えることでしょう。

結婚式やフォトウェディングでの色打掛の活用方法

結婚式やフォトウェディングにおいての色打掛の活用方法や、取り入れる際のポイントについて詳しく解説します。

結婚式での色打掛の着用タイミングと役割

結婚式において、色打掛を着用できるのは以下のタイミングです。

  • 挙式
    和装の結婚式では白無垢を着用することが多いですが、実は色打掛を着ても良いのです。挙式での色打掛はその豪華な柄や色合いが注目されるため、挙式も華やかな雰囲気になります
  • 披露宴の入場時
    披露宴の開始時、新婦が色打掛で入場することは多くの結婚式での定番となっています。その華やかな姿は、ゲストを魅了し披露宴のスタートを華々しく演出します
  • 色直し
    披露宴中に衣装を変える「色直し」の際に、色打掛を選ぶ花嫁も多いです。挙式や披露宴の入場時とは異なる雰囲気を楽しむことができます。

結婚式での色打掛の着用タイミングや役割は結婚式のスタイルや進行によって異なるため、事前にしっかりと打ち合わせをして自分の理想のスタイルを実現しましょう。

フォトウェディングでの色打掛の取り入れ方

フォトウェディングは、結婚式は挙げないけれども記念として写真撮影をする場合を指し、低予算で行えるため近年たいへん人気があります。そんなフォトウェディングにおいて、色打掛を取り入れる方法について紹介します。

  • シーンに合わせて選ぶ
    フォトウェディングのロケーションやシーンに合わせて、色打掛を選ぶことがポイントです。例えば、伝統的な日本の風景の中での一枚に色打掛を選ぶことは、日本の美しさを一層引き立てることができます。
  • 異なる色の色打掛を複数用意
    フォトウェディングでは、プランによって異なる色やデザインの色打掛を複数用意でき、シーンに合わせて多彩な写真を撮影することができます。
  • 小物や髪型も工夫を
    色打掛の美しさを引き立てるためには、小物や髪型も工夫が必要です。例えば、淡いピンクの色打掛には桜の小物や淡い色の帯を合わせることで、柔らかく優雅な雰囲気を演出することができます。

ゆめやでも、婚礼のロケーション撮影プランをご用意しています。着物・小物・着付け・ヘアメイク・介添え・ロケーション撮影・撮影データ200カット以上の、たいへんお得なプランです。撮影場所は東京都内のみとなりますので、遠方の方は新婚旅行をかねて、ぜひゆめやにお越しください。

フォトウェディングでは、自分の好きなスタイルやテーマで特別な思い出を作りましょう。

色打掛の追加の費用とレンタルの選び方

結婚式における華やかな衣装として、色打掛は多くの花嫁に愛されています。ですが、色打掛の購入やレンタルにはそれなりの費用がかかることも。ここからは、色打掛の平均的な費用や、レンタルする際のポイントについて解説します。

色打掛の平均的な費用と予算の考え方

色打掛の価格は、デザインや素材、ブランドによって大きく異なります。以下に、色打掛の平均的な価格と予算の考え方を示します。

購入する場合の価格
購入する場合は、一般的には数十万円から数百万円の範囲となります。特に、手間のかかる伝統的な柄や高級な素材を使用したものは価格が高くなる傾向にあります。

レンタルする場合の価格
レンタルの場合は、数十万円程度かかりますが、購入するよりも圧倒的に手頃な価格で利用することができます。

予算の考え方
色打掛は婚礼衣装の中ではトップクラスに高価です。染めを中心とした引き振袖と比較すると、複雑で高度な技法が求められる刺繍などがふんだんに使われています。また白無垢と比較すると、白一色の白無垢に対して色打掛は刺繍に金糸や銀糸などを用い、細かな染めも行うことが多いです。こういったことで、必然的に金額は高くなります。
ですがその分、衣装の豪華さは他では得られるものではありません。ですので、色打掛の予算を決める際には、結婚式全体の予算や他の衣装とのバランスを考慮することが大切です。また、挙式や披露宴のスタイルに合わせて必要なアイテムをリストアップし、優先順位をつけると良いでしょう。

色打掛の購入やレンタルにかかる費用は、一生の思い出となる特別な日のためのもの。予算内で最も自分の好みに合ったものを選ぶことを心がけましょう。

ゆめやの婚礼衣装では、新婦さま2着、新郎さま1着のお得なプランをご用意しています。白無垢・色打掛・黒引き振袖・色振袖など、どの衣装を選んでいただいても大丈夫ですよ。100年の時を経た自慢のアンティーク着物を、多彩に取り揃えています。

レンタルする際のポイントと選び方の説明

色打掛をレンタルする際には、いくつかのポイントや選び方のコツがあります。以下で、そのポイントと選び方について詳しく解説します。

  • 試着の重要性
    レンタルする際には、必ず試着を行うことが大切です。サイズやデザイン、色の印象など実際に身につけてみないと分からないことが多いため、事前にしっかりと試着を行いましょう。
  • 早めの予約
    結婚式のシーズンや人気のあるデザインの色打掛は、予約が埋まってしまうことがあります。早めの予約を心がけ、自分の理想の色打掛を確保しましょう。
  • 小物やアクセサリーの選び方
    色打掛だけでなく、帯や小物、アクセサリーなどの選び方もポイントです。全体のコーディネートを考えながら、ベストな組み合わせを選びましょう。
  • レンタル期間や返却方法
    レンタルする際には、レンタル期間や返却方法などの詳細もしっかりと確認しておくことが大切です。

ゆめやでも試着をおすすめしています。東京店山梨店で承っていますので、どうぞご連絡ください。遠方の方は、着物のみとはなりますが、ご自宅で試着していただけるプランをご用意しています。

レンタルする際のポイントや選び方を参考に、最も自分に合った色打掛を選び、特別な日をより一層華やかに彩りましょう。

色打掛と合わせる小物や髪型の選び方

色打掛に合わせる小物や髪型の選び方について詳しく解説いたします。

和装に合わせる小物の定番とその選び方

色打掛をより一層引き立てるためには、小物の選び方も重要です。以下、和装に合わせる小物の定番とその選び方をご紹介します。


  • 色打掛に合わせる帯は、白無垢と違い柄や色が華やかなものが多いです。特に、金や銀の糸で織られた豪華な帯が人気です。帯の色や柄は、色打掛とのバランスを考えながら選ぶことが大切です。
  • 帯揚げと帯締め
    帯の上から巻く帯揚げや帯を締める帯締めも、和装のアクセントとして大切な役割を果たします。色やデザインは、帯や色打掛との相性を考慮して選びましょう。
  • 草履とバッグ
    草履は金や銀の糸で装飾されたものが定番です。また、合わせるバッグも同じ色やデザインのものを選ぶと、全体のコーディネートがまとまります。
  • 髪飾り
    色打掛に合わせる髪飾りは、簪やコームなどがあります。花や鶴、桜などの伝統的な柄が人気で、全体の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

ゆめやの婚礼衣装レンタルでは、帯・草履・バッグなど着付けに必要な小物は全てセットでお届けいたします。かんざし/髪飾りだけは、ヘアスタイルやお好みによりますので、別料金とさせていただいています。どの小物も、アンティーク着物にふさわしい、手作りの温かさに満ちています。店舗でのご試着の際に、ぜひ小物もご確認ください。

和装の小物選びは、全体のバランスを考えながら自分の好みや結婚式のテーマに合わせて選ぶことをおすすめします。

ピンク色の色打掛に似合う髪型の提案

以下、ピンク色の色打掛に似合う髪型をいくつかご提案します。

  • 上げ髪のアップスタイル
    色打掛の背中の部分には美しい柄が描かれていることが多いので、アップスタイルで髪を上げることで柄をより一層引き立てることができます。編み込みやくるりんぱを取り入れたデザインがおすすめです。
  • 低めのシニヨン
    優雅でクラシックな雰囲気を出すために、低めの位置でまとめたシニヨンはピンク色の色打掛によく似合います。さらに、髪飾りを添えることでより華やかな印象に。
  • 洋髪風のルーズなウェーブ
    トレンドを取り入れたい方には、洋髪風のルーズなウェーブがおすすめです。ピンク色の色打掛との組み合わせで、新しい和モダンのスタイルを楽しむことができます。
  • 簪を取り入れた和風のアレンジ
    伝統的な和風のアレンジに、簪を取り入れることでピンク色の色打掛との相性も抜群です。

左は低めの位置でのシニヨン、中央と右はドレスでの洋髪ですが、色打掛でも似合いますよ。

髪型は、色打掛のデザインや小物、そして自分の顔立ちや好みに合わせて選ぶことが大切です。美容師やスタイリストと相談しながら、最も自分に似合う髪型を見つけましょう。

まとめ

色打掛は日本の伝統的な結婚式の衣装として、多くの花嫁に愛されてきました。その美しさと格式を持つ一方で、選び方や着こなし方にはさまざまなポイントがあります。ここでは、これまでに解説してきた内容を再確認しつつ、今後の和装や結婚式のトレンドについても触れてみたいと思います。

色打掛をすてきに着こなすためのポイントの再確認

色打掛の魅力を最大限に引き出すためのポイントを再度確認しましょう。

  • 色の選び方:色打掛の色は、花嫁の雰囲気や結婚式のテーマに合わせて選びます。近年はピンクの色打掛が注目です。
  • 柄の選び方:色打掛の柄には、鶴や桜、花などの伝統的なデザインが多いです。柄は、自分の好みや意味合いを考慮して選びます。
  • 小物とのコーディネート:色打掛に合わせる帯や髪飾り、草履などの小物もたいへん大切です。全体のバランスを考えながら、コーディネートを楽しみましょう。
  • 髪型の選び方:色打掛に合わせる髪型は、和風のアレンジや洋髪風のスタイルなど幅広く選べます。特に、全体の雰囲気に合わせた髪型を選ぶことで、一層の美しさを引き立てることができます。

今後の和装や結婚式のトレンドについての予測

日本の結婚式は、伝統的なスタイルと現代的なスタイルが融合して進化してきました。今後のトレンドについての予測をいくつかご紹介します。

  • 色の多様性:これまでの伝統的な色だけでなく、より多様な色が色打掛に取り入れられるでしょう。ピンク以外にも淡い色やグレー、クリーム色などの新しい色も注目されています。
  • シンプルなデザイン:華やかな柄よりも、シンプルなデザインの色打掛が増えることが予想されます。特に、現代的な結婚式に合わせやすいデザインが求められています。
  • 和装と洋装の融合:和装とドレスを組み合わせた和装ドレスなどのスタイルもますます増えてくるでしょう。伝統とモダンが融合した新しいスタイルが注目されることが予想されます。

ゆめやの色打掛から「マリンブルーに花籠の色打掛一式」をご紹介しましょう。正絹100%の輝きを放つ水色に、ピンクと黄色の花籠と、ピンクやブルーの花畑がかわいらしい色打掛です。お蚕さんが三角形の口から紡ぎだした絹糸は、光の加減でゆらゆらと輝きます。プリズム効果ですね。生地に地模様が織られていないので、正絹のストレートな輝きを放っていて、初々しい花嫁さんを演出してくれます。

最後に、色打掛選びは自分の好みや結婚式のテーマ、そして予算など、さまざまな要素を考慮して行うものです。どんな色やデザインを選ぶにしても最も大切なのは、自分自身が心から満足できるものを選ぶこと。あなたの特別な日を、最高の衣装で彩ってください。

〈参考記事〉
https://zexy.net/article/app002001018/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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