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【専門家おすすめ】3歳女の子の七五三!着物フルセットのレンタル選定術

はじめに

七五三は、子どもの成長を祝う日本の伝統的な行事です。特に3歳の女の子の場合は、美しく華やかな着物を身にまとう人生で初めての体験になるため、親御さんにとってもこの上ない喜びの日となります。また、着物の着用や神社の参拝などを通して、日本の伝統文化に触れられる素晴らしい機会でもあります。お子さまとご一緒に親御さんも、訪問着などの着物を着てお宮参りすると、特別な思い出を残すことができるでしょう。この記事では、七五三で3歳のお子さまが着用する晴れ着のレンタルや晴れ着のフルセットなどについて詳しく解説します。

七五三の伝統と現代へのつながり

七五三は、男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳になった11月15日に、氏神様を祭る神社に詣でてお祝いをします。七五三の起源にはさまざまな説がありますが、今日のような形で行われるようになったのは、大正時代以降だとも言われています。

七五三という奇数の数字の年齢は厄年のため、神社でお祓いを受けたのが始まりとも言われています。その時着ていた着物は、お守りになるとされていました。また、そもそも七五三という奇数の数字は縁起が良いという考え方があったため、七五三という言葉にそれぞれの年齢を当てはめて、子どもの成長を祝うようになったとも言われています。

いずれにしても、子どもの健やかな成長を喜ぶ親の気持ちはいつの時代にも変わりはなく、今日に至るまで多くの家庭で受け継がれています。

3歳の七五三祝い:フルセットレンタルの選択肢

七五三にお子さまが着用する晴れ着は、レンタルを利用するという家庭が増えています。特に晴れ着のフルセットレンタルは、被布(ひふ)と着物や小物一式がセットになっているため、人気があります。被布というのは、着物の上からすっぽりかぶって着用する、袖のないコートのような上着です。特に3歳の女の子のための被布セットが人気です。色鮮やかな着物と小物が一式そろっているため、準備の手間が省け、当日を存分に楽しむことができます。レンタルは、お子様の個性に合った色や柄、またアンティーク着物などの豊富なバリエーションから選べるのが魅力の一つです。

最適なレンタル衣装を見つけるコツ

レンタル衣装を選ぶ際は、お子さまが主役となるのにふさわしい着物を選ぶのがコツです。色や柄はもちろん、着物の素材にもこだわりましょう。また、お子さまは着物を着るのが初めての場合が多いので、一日中着ていても疲れない仕立てのものを選ぶことも大事です。お子さまの動きやすさも考慮したいものです。

アンティークきものレンタルゆめやでは、着物の仕入れからお直しまですべて当店のスタッフが手掛けて「本物の着物の素晴らしさ」をリーズナブルな価格でお届けします。被布や草履といった衣装小物もこだわりの品を取り揃え、フルセットでレンタルしていただけます。正絹の祝着はふんわりと軽く、心地よい肌触りに包まれながら楽にお召しいただけます。

フルセットレンタルについてのガイド

七五三の準備をする際、お子さまが着る晴れ着のフルセットレンタルは、まさに救世主と言えます。着物や小物を、トータルコーディネートを考えながら一点一点選ぶというのは、想像以上に大変です。それが一式そろったフルセットをレンタルすれば、手軽に七五三の着物の準備ができてしまいます。

フルセットレンタルで得られるトータルコーディネート

フルセットレンタルの大きな魅力は、手軽さはもちろんのこと、何といってもその見事なトータルコーディネートです。プロフェッショナルによって厳選された着物と小物が一組になっており、それを身に付けるだけでお子さまを主役の座に据えてくれます。この完璧な仕上がりは、七五三の記念写真をより美しく残すためにも重要です。

フルセットに含まれる各アイテムの紹介

七五三の晴れ着のフルセットレンタルには、以下のアイテムが含まれています。

  • 着物:3歳の女の子には、豊富なデザインから選ばれた、七五三にふさわしい華やかな着物が提供されます。3歳の男の子には、凛々しく見える色柄の着物が提供され、希望によっては羽織袴姿を選ぶこともできます。
  • 被布:3歳の女の子向けのフルセットでは、可愛らしい被布(ひふ)がセットに含まれています。男の子も、男の子向けの色柄の被布を身に付けることが可能です。
  • 小物一式:着姿を引き立てる襦袢(じゅばん)、足袋、草履、巾着、髪飾りなどが全てそろっています。男の子用には、草履の代わりに雪駄と、さらに兵児帯が入ります。

これら一式がそろっていることで、準備の手間が大幅に削減されます。

ゆめやでは家族構成や年齢に合わせてお選びいただける、お得な七五三プランをご用意しています。「七五三・兄弟姉妹プラン お子さま2人のセット(計2点)」七五三のお子さま2人、合計2着のプランです。「七五三・親子プラン お子さま1人とお母様のセット(計2点)」七五三の祝着1着と、お母さまの訪問着1着のプランです。どちらのプランもお子さまの性別を問わず、七五三のどの年齢の祝着でも自由にお選びいただけます。やわらかく体に沿う正絹の祝着に身を包み、思い出に残る晴れの日を迎えていただけます。

お子さまに最適な着物の選び方

七五三において、お子さまにとって最適な着物を選ぶことは、この特別な日をさらに輝かせるために大事です。3歳の七五三は、お子さまの人生で初めての大きな行事となります。そのため、お子さまの個性や成長を考慮した上で、最もふさわしい着物を選ぶことが大切です。ここでは、お子さまの個性を引き立てる色や柄の選択、時代を超えたアンティーク着物の魅力、そして成長に合わせた適切なサイズの選び方について解説します。

お子さまの個性を引き立てる色と柄

お子さまの個性を引き立てる着物の選択は、七五三の日をいっそう特別なものにします。例えば、外向的で明るい性格のお子さまには、元気を象徴する鮮やかな赤やピンクの着物が最適です。これらの色はお子さまの生き生きとした魅力を引き立て、祝福の日にいっそうの華やかさを加えます。一方、静かで思慮深いお子様には、優しさと落ち着きを感じさせる淡いブルーやソフトな紫の着物がぴったりです。これらの色はお子さまの内面の美しさを表現し、控えめながらも深い印象を残します。

錦紗縮緬に花々が踊る五つ紋付き三歳祝着」朱色からピンク色へぼかしを入れた地に、花々を手描き・手刺繍で表現したアンティーク祝着です。赤地に梅を絞りで表した被布を合わせた、愛らしい装いです。

赤地にピンク色の雲取と、御所車や四季の花の三歳祝着」赤地にピンク色の雲取り模様を背景に、吉祥模様を所狭しと描いたアンティーク祝着です。被布は先述と同じものですが、祝着との組み合わせによって全く異なる印象の着こなしをお楽しみいただけます。

紫の縮緬地に扇と花々の五つ紋付三歳祝着」深い紫色地に柄杓や扇、花々を描いた五つ紋付きアンティーク祝着です。クリーム色の被布を合わせて、和装ならではのコントラストを活かした着こなしです。

グリーンに手描き友禅の五つ紋付三歳祝着」鮮やかなグリーン地にぼかしを入れ、花の絵羽模様を手描き友禅で描いた五つ紋付き祝着です。絵柄の随所に手刺繍を施した贅沢な仕上がりで、現代物にはない特別感のある着姿を叶えます。

時代を超えるアンティーク着物の美

七五三用のアンティーク着物もレンタルすることができます。アンティーク着物は、大正ロマンを感じさせる色柄のものからレトロな感じのデザインまで、その歴史的背景と独自の美しさが魅力です。七五三に上手に取り入れることで、お祝いの日をさらに特別なものにしてくれます。

例えば、絹100%の正絹アンティーク着物は、繊細な手仕事と豊かな色彩が特徴で、お子さまをいっそう引き立てます。アンティーク着物を選ぶ際は、着物の保存状態を確かめ、デザインの時代背景を考慮し、お子様の雰囲気に合った一着を選ぶことが大切です。アンティーク着物を着用することで、お子さまの装いに深みと物語性を加えることができます。

桃から黄へのぼかしに絵羽模様の一つ紋付三歳祝着」黄色からピンク色にぼかしを施し、梅や桜、牡丹や菊を手描き・手刺繍で表現したアンティーク祝着です。大きな菊と菱紋様を織り出した鮮やかな朱色の被布を合わせて、愛らしさを引き立てる装いに。

深緋色にオレンジの雲取、四季の花薬玉の三歳祝着」橙色の雲取り模様に、大きな花薬玉を描いたアンティーク祝着です。全面に柄を施した艶やかな一枚は、写真うつりが良く思い出をカタチに残していただけます。

成長に合わせた着物のサイズ選び

お子さまの着物を選ぶときには、着物のサイズにも注意が必要です。お子さまに適切なサイズの着物を選ぶことは、動きやすさにつながり、一日中着ていても疲れにくくなります。着物のサイズは、お子さまの身長に合わせて選ぶのが基本です。お子さまが快適に過ごせるサイズのものを選ぶようにしてください。

着物スタイルを格上げする和装小物

七五三の和装小物は、3歳の七五三の着物スタイルを格上げする鍵となります。すてきな着物や被布セットも重要ですが、小物一つ一つが全体の印象を大きく左右します。ここでは、お子さまの特別な日をより美しく、思い出深いものにするための和装小物の選び方を紹介します。

和装を仕上げる小物使い

和装小物の細やかな選択が、お子さまの着物スタイルをいっそう引き立てます。女の子の場合、足袋や草履から髪飾りに至るまで、各小物はお子さまの和装を彩る大切な要素です。たとえば、足元の草履は着物の色柄と合わせることで統一感を出し、髪飾りはお子さまの髪型や顔立ちに合わせて選ぶと、よりいっそうの華やかさを演出できます。こうした小物一つ一つに心を込めることで、お子さまの和装を仕上げることができます。

撮影に映える和装小物の選定

七五三の記念撮影では、お子さまが主役です。撮影に映える和装小物を選ぶことも大切な要素の一つになります。華やかでかわいい髪飾りや、着物の色を引き立てる草履などは、写真に美しいアクセントを加えます。全体のコーディネートに合わせた小物を身に付けることが、七五三の記念撮影を成功させる鍵になります。

ゆめやから、写真映えすること間違いなしのコーディネートをご紹介します。「アップルグリーンに羽子板、花手鞠の三歳祝着」アップルグリーン地に羽子板や毬、花を描いたアンティーク祝着です。大きな地紋を織り出した朱色の被布に、黄色と赤色の鼻緒が目を惹く草履を合わせて可憐な装いに。本物の花のような髪飾りで、顔周りを華やかに彩りました。

七五三当日の着付けと準備

七五三は、3歳の女の子にとっては、人生で初めての和装を体験する貴重な日です。七五三の晴れ着を着付けるには、ある程度の知識を学んでおけば、家庭で着付けることも可能です。親子で共に準備を進め、当日の着付けに臨むことは、お互いにとって忘れられない思い出となることでしょう。ここでは、七五三当日を迎えるにあたっての着付けのポイントや、準備すべきアイテムについて、詳しく紹介します。

七五三の着付け:親子での挑戦

七五三の着付けは、特に3歳の女の子の場合、初めての親子での挑戦となります。被布セットという着物の着付けは、多くの場合、親御さんにとっても初めての経験です。着付けには、お子さまが快適に過ごせるように、着物の正しい着方を学ぶことが大切です。事前に練習を重ね、当日に備えましょう。

忘れてはいけない当日の持ち物リスト

七五三当日は、準備すべきアイテムが多岐にわたります。事前に持ち物リストを作成し、忘れ物がないようにチェックすることが重要です。必要な持ち物としては、ヘアメイクや着付けを済ましてから、初穂料、お子さまの気を紛らわせるためのおもちゃ、お気に入りの飲み物やおやつなど、またお子さまが一日中快適に過ごせるように、履きなれた靴や晴れ着を汚さないための着替えも準備しておくことが望ましいです。記念撮影のためのカメラや予備のバッテリーを用意しておくことも忘れずに。

記念写真を特別なものにする秘訣

お子さまの成長を祝う七五三という大切な日を記念写真として残すことは、後々まで家族ががその日を振り返ることができる貴重な宝物となることでしょう。ここでは、心に残る記念写真撮影のための準備、撮影スポットの選定、そして家族全員で作り上げる記念アルバムの作成について解説します。

心に残る写真撮影の準備

心に残る記念写真の撮影には、細やかな準備が不可欠です。撮影日程の確保、撮影スポットの選定、お子さまが着用する着物や被布セット、そして小物の準備をしておきます。また、お子さまがリラックスできるように、撮影場所でのリハーサルや、お子さまの好きなおもちゃを用意するなどして、お子さまが最高の笑顔を見せてくれるような環境整備をしておきましょう。さらに当日は、十分な休憩とリラックスタイムを確保することも、予定に組んでおくことが大切です。

撮影スポットの選定

記念写真においてどんな背景で撮影するかは、お子さまと衣装を引き立てるために極めて重要です。伝統的な着物が映える撮影スポットとしては、自然の美しさあふれる公園、歴史ある神社、または日本庭園などが理想的です。スポット選びにあたっては、季節的要素、衣装の色彩やデザイン、そしてお子さまの個性を考慮して、最適な場所を選定しましょう。また、撮影スポットの事前訪問を通じて、最良の撮影ポイントや光の角度を確認しておくと良いでしょう。

家族で作り上げる記念アルバム

七五三の記念写真から作成するアルバムは、家族の大切な記録となります。アルバム作成は、家族全員が参加し、撮影した写真から最も心に残るものを選ぶ楽しい時間です。アルバムには、写真だけでなく、撮影当日の小さなエピソードや感想、お子さまの言葉を記録するスペースを設けると、より貴重な記念品となります。インターネットのフォトアルバム作成サービスを利用すれば、フォーマットを利用して手軽にオリジナルの記念アルバムを作成することが可能です。

七五三を思い出深い一日にする方法

七五三は、子どもたちの成長を祝う大切な日です。この特別な日を、家族全員にとって心に残る思い出深い一日にするためには、細やかな準備とこだわりが必要です。ここでは、七五三をより特別なものにするための具体的な方法について解説します。

神社でのお参りの意義とマナー

七五三のお宮参りは、ここまで健康に育ってきたお子さまの成長を神前で報告し、感謝を捧げるものです。この伝統的な行事を挙行するために、お子さまと一緒に親御さんも、事前に神社でのマナーや作法を学ぶことが大事です。例えば、参拝の作法、二礼二拍手一礼の正しい方法などを事前にリハーサルしておくと良いでしょう。

家族で祝う、特別な七五三の過ごし方

七五三は家族全員で祝う大切な日です。神社にお参りした後は、家族や親戚が集まり、お子さまの成長をお祝いする会食を設けるのが一般的です。さらに特別な一日にするために、お子さまの好きなプレゼントをしたり、また、お子様の手形や足形を記念に取るなど、この日だけの特別な記念品を作ることも、思い出をよりいっそう深く刻むことにつながります。

まとめ

七五三は、お子さまの成長を神前に報告する日本の伝統的な祝いの行事であり、お子さまにとっては初めて経験する一大イベントです。3歳の女の子にとっては、初めての本格的な和装を経験し、家族と共に成長を祝う貴重な機会となります。最後に、七五三をより特別な日にするためのポイントを再確認し、家族全員で楽しむためのアドバイスをまとめます。

レンタル衣装選びの最終チェックリスト

七五三は、着物のレンタルサービスを利用することで、家族にとっての素晴らしい一日を作り出すことができます。レンタル衣装選びでは、以下のチェックポイントを再確認しましょう。

  • 適切なサイズ選び:お子さまが着用する際の快適さを最優先に、適切なサイズ選びを心がけます。
  • お子さまが主役:お子さまの個性を際立てる色や柄の着物を選ぶことで、お子さまが主役の一日を作り上げます。
  • 完全セット:必要な小物類が全てそろっているか、草履のサイズや髪飾りの種類まで細かくチェックします。
  • 早めの予約:七五三のシーズンには予約が集中するため、早めに予約を行い、事前に試着する時間を取りましょう。

成長の瞬間を色鮮やかに記録する

七五三の当日には、晴れ着を身にまとったお子さまの輝かしい姿を、記念撮影によって永遠のものにします。家族だけのプライベートな撮影会にするか、あるいはフォトスタジオを利用して、プロのカメラマンに撮影してもらうのもいいでしょう。どちらを選ぶ場合でも、お子さまの自然な表情や家族の絆が感じられるシーンを捉えることが大切です。撮影場所は、和装と調和する自然豊かなロケーションや歴史を感じさせる神社など、家族にとって意味のある場所を選ぶことが大切です。

この日は、家族がお子さまと一緒に日本の伝統的な文化や歴史を体験し、喜びを共有することで、家族の絆を深める特別な一日にしましょう。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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