七五三・親子プラン お子さま1人とお母様のセット(計2点)【set19】

【2024年】七五三での訪問着レンタル&年代別スタイリング徹底ガイド

はじめに

訪問着レンタルは、特別な記念日に家族の記憶に残る美しい一日を演出するための鍵となります。特に七五三のような節目では、伝統に根差した着物を選ぶことで、その瞬間の重要性が際立ちます。しかし、日頃より着物に慣れていない方も多く、そうした場合は着物選びに不安を感じることもあるでしょう。

そこで本記事では、訪問着をレンタルで着用する魅力を丁寧に解説し、七五三をはじめとするさまざまなシーンにおける適切な装い選びをご紹介します。どなたでも理想の訪問着を見つけられるように、年代別のスタイリングアドバイスも織り交ぜ、具体的な選び方をご提供します。この記事を通じて、訪問着レンタルのすばらしさを発見し、特別な日にふさわしい着姿で心に残る時間を過ごすためのお手伝いをさせていただければ幸いです。

訪問着レンタルの基礎知識

特別な日にふさわしい装いとして、訪問着は多くの方にとって魅力的な選択肢となっています。しかし、訪問着を一から揃えることは、コストも手間もかかります。そこで、まずは訪問着レンタルのメリットと方法をご紹介します。

なぜ訪問着をレンタルするのか

訪問着をレンタルする理由は、経済的な側面から利便性まで多岐に渡ります。

コストパフォーマンス

訪問着一式を購入すると、高額な費用がかかるうえ、帯や小物も合わせるとさらにコストが増大します。一方で、レンタルならば、一式がセットで提供され、購入する場合の数分の一の価格で利用できます。特に、七五三や結婚式など、数回しか着用しない場合、レンタルは非常に経済的な選択肢と言えるでしょう。

豊富な選択肢

レンタルショップやオンラインレンタルサービスでは、最新トレンドの訪問着から、伝統的なデザインのものまで、多種多様なスタイルが揃っています。これにより、個々の好みやその日のイベントに合わせて最適な訪問着を選べるため、自分自身のスタイルをより自由に表現することができます。

手間の削減

訪問着レンタルサービスの多くは、着付けやクリーニングサービスを提供しています。これにより、特別な日の準備や後の手入れにかかる手間と時間を大幅に削減できます。特に、着物に慣れていない方や忙しい方にとっては、このサービスは大変魅力的です。

以上の点から、訪問着レンタルは、特別な日を迎える際の魅力的な選択肢となっています。

訪問着レンタルの流れと準備

訪問着レンタルの手順は簡単です。とりわけ、以下のポイントに注意して進めるとよいでしょう。

  • 事前のリサーチ:イベントに合わせた訪問着のスタイルをリサーチし、どのような着物が自分やシーンに合うか検討します。また、来店の際には身分証明書を持参することが無難です。
  • サイズの正確な測定:自分の身体に合った訪問着を選ぶため、事前に正確なサイズを測定しましょう。レンタルショップでは専門のスタッフが採寸を行ってくれますが、自身のサイズをあらかじめ知っておくとスムーズです。
  • レンタル期間の確認:使用する日程に合わせてレンタル期間を確認し、余裕を持ったスケジュールで予約しましょう。返却日も確認して、遅延がないように計画してください。
  • 小物選び:草履や帯など、訪問着と合わせる小物も重要です。トータルのコーディネートを考えて選びましょう。
  • キャンセルポリシー:万が一の事態に備えて、キャンセルポリシーを確認しておくと安心です。キャンセル料が発生する場合の条件もチェックしてください。
  • 予約の確定:全てのアイテムを選んだら、レンタルを予約します。この際、レンタル料金だけでなく、着付けやヘアメイク、着物以外の小物のレンタル、さらにはクリーニング料金保険料が含まれているかどうかも確認しましょう。追加料金が発生する可能性がある場合は、事前に把握しておくことが大切です

訪問着レンタルを利用することで、準備の手間を減らしながらも、特別な日にふさわしい美しい装いを実現できます。上記のポイントを踏まえ、スムーズなレンタルプロセスを心掛けて、忘れられない一日を演出してください。

レンタル方法をご理解いただいたところで、次章からは七五三における訪問着の魅力や役割、選び方についてご紹介していきます。

七五三とは:訪問着が選ばれる理由

七五三は、お子さまたちの健やかな成長を願い、5歳の男の子と3歳および7歳の女の子の成長を祝う日本の伝統的な行事です。この日、家族は格式ある神社へお参りし、お子さまたちは特別な装いでその成長を祝います。このような節目の日に訪問着が選ばれる理由は、いくつかあります。

七五三での訪問着の役割

訪問着は、日本の伝統的な装いであり、格式高い場における正装として位置づけられています。七五三において、訪問着はお子さまたちの重要な成長の節目を祝うための装いとして、その役割を果たします。この行事では、家族が揃って神社への参拝後、記念撮影を行うことが一般的です。このような特別な日には、お母さまもお子さまたちも、日本の伝統美を象徴する訪問着を身にまとい、家族の絆と成長を祝うのです。

訪問着は、洋装と比較して、日本の四季や自然、伝統文化を反映した繊細なデザインや色使いが特徴です。着る人の内面の美しさや落ち着きを引き出し、格式ある場にふさわしい威厳と品格を演出します。特に七五三では、お子さまたちとともに、お母さまも古典的な美しさに身を包むことで、家族の記憶に残る瞬間をより美しく、かつ意味深いものにします。

七五三におけるお母さまの装いとマナー

七五三では、お母さまが訪問着を着用する際、季節や行事の性質に合わせた色や柄を選ぶことがマナーとされています。例えば、秋の七五三では、紅葉や菊など秋の花をモチーフにした着物が好まれます。また、アクセサリー類や小物使いにも気を配り、全体のコーディネートに統一感を持たせることが望まれます。

ここで一つ、ゆめやでレンタル可能な訪問着をご紹介しましょう。こちらの写真は、昭和時代の綸子地に、牡丹や菊の春秋柄が描かれ、花のまわりにはぼかしが施してあるアンティーク付け下げです。帯は、纐纈織りに菊の花が手刺繍されています。膨れ織りの上に手刺繍という、豪華な手仕事の作品です。帯締めは、紫色の矢羽根の織りが施された三分紐にし、帯留には、恋愛成就のアメジストを使いました。朝の連続テレビ小説「花子とアン」でも使用された一着で、絵付師のこだわりを感じる逸品です

お母さまの年代別:訪問着の選び方

つづいて、年代別に訪問着の選び方をご紹介します。
20代、30代の若いお母さまにとって、お子さまの七五三は特別なイベントです。この大切な日にふさわしい訪問着を選ぶことは、家族の記念写真にも影響を与える重要な決定となります。最新のトレンドを取り入れつつ、年齢に合わせた上品で落ち着いたスタイルを選ぶことがポイントです。

20代、30代のお母さまへ:おすすめのコーディネート

近年の訪問着には、古典美とモダンなデザインの融合が見られます。特に、伝統的な柄に現代的な色使いを加えることで、新しいスタイルの訪問着が生まれています。たとえば、菊や牡丹などの古典的な花柄に、パステルカラーやビビッドな色彩を取り入れた訪問着は、若い世代のお母さまたちに特に人気があります。

20~30代:年代に合わせた色と柄の選び方

20代、30代のお母さまたちには、明るくフレッシュな印象を与える色合いや、現代的な感覚を取り入れた柄が特に似合うでしょう。例えば、明るい水色や淡いピンクの訪問着は、若々しさと柔らかな女性らしさを演出し、春の訪れを感じさせる桜や菜の花などの柄が、それらの色合いと相まって穏やかな印象を与えます。

また、30代のお母さまには、少し落ち着いた色合いの中にも、モダンなデザインや色使いを取り入れた訪問着がおすすめです。深みのある紫や落ち着いた緑に、金彩や銀彩を施した柄は、上品でありながらも洗練された大人の魅力を引き立てます。特に、伝統的な菊や牡丹の柄に、幾何学模様や抽象的なデザインの要素を加えることで、古典と現代が融合したユニークな訪問着になります。

若いお母さま向けの小物選び

アクセサリーや帯締め、帯揚げなどの小物選びにおいても、モダンな要素を取り入れることができます。例えば、伝統的な帯締めに代わってカラフルなビーズやモダンアートを思わせるデザインの帯締めを選ぶことで、個性的なアクセントを加えることが可能です。また、シンプルながらもデザイン性の高い帯留めを選ぶことで、全体の装いに現代的な洗練さを演出することができます。

40代、50代のお母さまにおすすめの訪問着

40代、50代のお母さまが七五三などの特別な日に訪問着を選ぶ際、成熟した美しさを引き立てるスタイルが求められます。この年代の女性たちは、自身の個性と生活の経験を反映させることができる着物を選ぶことができます。

40~50代:年代に合わせた色と柄の選び方

40代、50代のお母さまたちは、落ち着いた色味や伝統的な柄の訪問着から、自分らしさを表現できます。深みのある紺やグレー、緑といった色合いは、落ち着いた大人の魅力を演出します。また、季節感を大切にする日本の文化を反映させた、季節の花や風景をモチーフにした柄もすてきです。秋であれば、紅葉や菊をあしらった訪問着が、季節の移ろいと共に年齢の風格を感じさせてくれます。

伝統的な柄であっても、モダンなタッチで描かれたデザインを選ぶことで、古典的な美しさと現代的な感覚のバランスを楽しむことができます。このバランスが、40代、50代の女性たちの洗練された美しさを一層際立たせてくれるでしょう。

上品でモダンな訪問着スタイル

上品でモダンな訪問着スタイルを選ぶ際には、シンプルながらもディテールにこだわったデザインを選ぶと良いでしょう。袖口や衿元、帯に施された微妙な装飾や、生地の質感にも注目してください。また、現代的なデザインの中にも、日本の伝統美を感じさせる要素を取り入れることが、年齢を重ねた女性の格調高い美しさを表現します。

アクセサリー選びにも工夫を凝らしましょう。帯留めや帯締め、草履やバッグなどの小物を上手に組み合わせることで、トータルコーディネートの完成度を高めます。シックで洗練されたスタイルの中に、さりげなく個性を表現することができるのが、40代、50代のお母さまたちの魅力です

七五三を迎える家族にとって、お母さまの装いはお子さまたちの成長を祝う大切な一部です。お母さまたちが自信を持って訪問着を着こなすことで、家族の大切な日に、美しい彩りを加えることができるでしょう。

お子さまの七五三着物の選び方

七五三はお子さまの健やかな成長を願い、その節目を祝う日本の伝統的な行事です。この日、お子さまたちは晴れ着を身にまとい、家族と共に神社へ参拝します。お子さまの七五三における着物選びは、この特別な日の思い出を形作る大切な一部です。本記事では主にお母さま向けの訪問着についてご紹介してきましたが、最後にお子さまの着物選びのポイントについても、ご紹介しておきましょう。

女の子向けの着物選びのポイント

女の子の七五三着物は、鮮やかな色彩と繊細な柄が特徴です。3歳と7歳の七五三では、それぞれ異なるスタイルの着物が好まれます。

  • 3歳(被布セット):3歳の女の子は、「被布(ひふ)セット」を着用します。これは、着物の上に短い被布コートを羽織るスタイルで、可愛らしさを強調します。ピンクや赤などの明るい色が多く、花柄や動物などお子さまらしい柄が選ばれます。
  • 7歳(振袖):7歳で迎える七五三では、小振袖を着用することが多いです。小振袖は、袖が長く華やかな装いで、成人式の振袖よりも短いものが特徴です。伝統的な柄や、季節を感じさせるデザインが好まれます。

女の子の着物選びでは、アクセサリーや髪飾りも重要です。全体のコーディネートに合わせて、華やかな髪飾りを選ぶと、より一層特別感が増します。

男の子向けの着物選びのポイント

男の子の七五三着物は、凛とした雰囲気を演出するシンプルなデザインが特徴です。5歳の七五三で着用される羽織袴が一般的です。

  • 羽織袴羽織は着物の上に羽織る上着で、袴は腰から下に着用するズボン状の衣服です。色は黒や紺、グレーなど落ち着いた色が選ばれることが多く、家紋入りのものを選ぶと伝統的な装いになります。

男の子の場合、小物選びもシンプルに。足袋や草履を選ぶ際は、羽織袴に合わせた色やデザインを選ぶと統一感が出ます。

ゆめやでは、お子さまとお母さまの着物のセットでのレンタルも承っております。例えばこちらは、七五三のお子さま1人とお母さま、合計2着のセットプランです。七五三のどの年齢でも、男の子でも女の子でもお選びいただけます。ゆめやのアンティーク着物はたいへん軽くてやわらかく、仕立てにも工夫を凝らしていますので、お子さまが疲れることはありません。お母さまは訪問着フルセットの1着となります。着物はご自由にお選びいただけますし、草履・バッグなどの小物もセットになっていますので、安心してご依頼ください。ぜひ母子揃って和装で、七五三のお詣りに出掛けてください。

お子さまの七五三着物選びは、その成長を祝う大切な儀式の一環です。着物や小物を選ぶ際には、お子さまの好みや性格、さらにはその成長を祝う家族の思いを反映させることで、一生の記憶に残る七五三にすることができます。七五三着物レンタルを利用することで、さまざまなスタイルから選ぶ楽しみもあり、特別な日をより彩り豊かにできるでしょう。

まとめ

訪問着レンタルは、七五三など特別な日にふさわしい装いを選ぶための便利な選択肢です。本記事では、選び方の基本から、年代別のスタイルまで、詳しくご紹介してきました。適切な準備と知識をもって選べば、訪問着レンタルはより快適で満足のいく経験になるでしょう。特別な日を迎える皆さんが、美しく、心に残る一日を過ごせますように。

著者情報

ゆめや通信編集部

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この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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