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【2024年最新版】七五三の総絞り着物|レンタルの平均的な値段は?

はじめに

七五三は、日本の伝統的な行事であり、お子さまの成長を祝う特別な日です。この祝いの日、お子さまたちは美しい着物をまとうことが多く、特に総絞りの着物は、その華やかさと美しさが際立つ特別な衣装と言えるでしょう。

本記事では女の子の七五三の衣装として、総絞りの着物に着目し、その魅力や特徴、値段の目安、そして選び方、レンタル方法などを詳しく解説します。初めて着物を選ぶ方や七五三の準備を進めている方にとって、有益な情報となれば幸いです。

総絞り着物とは|七五三を美しく彩る

女の子の七五三でまとう衣装として、総絞りの着物は特に人気があり、美しいデザインと高級感が特徴です。まずは七五三における総絞りの着物の歴史や、総絞りの着物の魅力について、詳しくご説明しましょう。

七五三での総絞り着物の歴史と伝統

七五三は、平安時代から続く日本の伝統的な行事で、お子さまの成長を祝うために行われます。この行事には、3歳、5歳、7歳のお子さまが参加し、それぞれに特別な意味があります。特に7歳の女の子には、総絞りの着物がよく用いられ、その背景には深い歴史と伝統があります

平安時代、貴族の間でお子さまの成長を祝う儀式が行われていました。当時は、お子さまが3歳、5歳、7歳になる節目に特別な衣装を着せてお祝いしました。この儀式が現在の七五三の原型とされています。その後、江戸時代になると、総絞りの技法が発展し、一般の人々にも普及しました。総絞りの着物は、華やかな模様と美しい色彩で、七五三のお祝いにふさわしい衣装として選ばれるようになりました。

現代でも、七五三のお祝いには総絞りの着物が人気です。伝統的な技法を用いた美しい模様と、正絹の高級感が、多くの家庭で選ばれる理由です。さらに、近年ではレンタルサービスも充実しており、多くの人々が気軽に総絞りの着物を楽しむことができます。レンタルサービスを利用することで、高価な正絹の総絞り着物を手軽に利用できるため、家族の負担も軽減されます。これにより、七五三の特別な日を、一層華やかに彩ることができるようになったのです。

総絞りの着物|その特徴と魅力

総絞り着物は、絞り染めという技法を用いて製作されます。この技法は、生地を部分的に縛って染料を浸透させないようにし、独特の模様を作り出すものです。総絞りの着物は、この絞り染めを全体に施したものであり、非常に手間がかけられていることから、一つ一つが異なる模様を持ち、手作業の温かみが感じられます。これが、総絞り着物の最大の魅力と言えるでしょう。

さらに、総絞りの着物には高級感と伝統美が備わっています。特に正絹を使用した総絞り着物は、その素材の良さと絞り染めの技術によって、他の素材と比べても非常に高級感があります。正絹は、絹糸を用いて織られた生地で、光沢があり、柔らかな質感が特徴です。これに絞り染めの技術が加わることで、美しい着物が完成します。伝統的な技法で作られているため、歴史と文化の重みも感じられます。

色彩の多様性も総絞り着物の魅力の一つです。総絞りの着物は、赤や紫、黒、水色など、さまざまな色彩で染められます。それぞれの色が持つ意味や象徴もあり、お祝いの場にふさわしい華やかさを演出します。特に七五三のお祝いでは、お子さまの個性や好みに合わせて色を選ぶことができます。たとえば、赤色は健康と幸福を願う色とされ、紫色は高貴さを象徴します。このように、総絞り着物はその美しさと多様性で、多くの人々に愛されているのです。

七五三の総絞り着物の選び方

七五三の総絞り着物は、その美しさと伝統的なデザインで、多くの家庭で選ばれています。特に7歳の女の子にとって、この特別な日のために最適な総絞り着物を選ぶことは重要です。ここでは、7歳の女の子に最適な総絞り着物の選び方と、正絹と化繊の違いとポイントについて詳しく解説します。

7歳の女の子に最適な総絞り着物の選び方

7歳の女の子にとって、七五三は一生に一度の特別なイベントです。そのため、着物選びには慎重を期す必要があります。

まず、デザインと色は重要な要素です。

伝統的な桜や梅の柄は、華やかで可愛らしい印象を与えます。鞠の柄も非常に人気があります。鞠は、古来から日本の伝統的な遊具として親しまれており、その美しい球形と鮮やかな色彩が特徴です。総絞り着物に鞠の柄を取り入れることで、可愛らしさを演出することができます

色としては赤色やピンク、水色などの明るい色が人気です。これらの色は、お子さまの明るさや元気さを引き立てます。

これらの柄や色を選ぶ際には、着物全体のバランスやお子さまの好みを考慮することが重要です。また、小物やアクセサリーとのコーディネートも大切です。たとえば、桜の柄には桜の髪飾りを合わせると、一層華やかさが増します。

一方、総絞りの着物をまとうのであれば、次にご紹介するような美しい絞り模様が入ったものも非常におすすめです。

総絞りのアンティークの反物から仕立てた7歳用の祝着です。オレンジ色とターコイズ色の組み合わせが印象的で、元気で明るいイメージになっています。帯には同系色で粒の細かい絞り生地を合わせました。巾着バッグはそれぞれの絞り生地を組み合わせた市松模様に仕立てています。反物だった生地自体が柔らかく、いい着心地の軽い着物に仕上がりました。肩上げだけしてお召しになるといいと思います。

デザインについてご理解いただいたところで、次は生地について見てみましょう。

正絹と化繊の違いとポイント

総絞り着物には、主に正絹と化繊の二種類の素材があります。それぞれに特徴と利点があり、どちらを選ぶかによって着心地や手入れ方法が異なります。

まず、正絹は高級な絹素材で作られており、その光沢と手触りが特徴です。正絹の総絞り着物は、非常に柔らかく、着心地が良いため、長時間の着用でも快適に過ごせます。また、正絹は耐久性が高く、適切に手入れをすれば長く使用することができます。以上より、正絹の着物は、特別な日のために最適な選択肢と言えるのですが、その高品質ゆえに価格が高めであることが多いです。

一方、化繊の総絞り着物は、ポリエステルやレーヨンなどの合成繊維で作られたものを指します。化繊の着物は、正絹に比べて価格が抑えられており、購入も手軽にできます。また、化繊は手入れが簡単で、自宅で洗濯することも可能ですので、お子さまが着物を汚してしまっても安心です。さらに、化繊はシワになりにくく、旅行やイベントに持って行く際にも便利です。

以上のポイントを踏まえて、七五三の総絞り着物を選ぶ際には、素材やデザイン、セット内容、価格などを総合的に考慮することが重要です。特に、7歳の女の子にとって一生に一度の特別な日を、最も美しく彩るために最適な着物を選びましょう。

七五三の総絞り着物のコーディネート|小物選びの重要性

七五三において総絞り着物をまとう際、さらに華やかさを引き立てるためには、小物やアクセサリーのコーディネートが重要です。ここでは、総絞り着物に合う小物とアクセサリー、おしゃれなコーディネート例とそのポイントについて詳しく解説します。

総絞り着物に合う小物とアクセサリー

総絞り着物をさらに華やかに見せるためには、小物やアクセサリーの選び方がポイントです。まず、帯は着物の雰囲気を大きく左右する重要なアイテムです。正絹の帯は、総絞り着物の高級感を一層引き立てます。特に、金糸や銀糸を使用した華やかな帯は、特別な日の装いにぴったりです。また、帯の色も重要で、赤や金、黒など、着物の色に合わせて選ぶことで統一感が生まれます。

次に、足袋と草履のコーディネートも大切です。白色の足袋は、清潔感があり、どんな着物にも合います。草履は、帯の色や着物の柄に合わせて選ぶと良いでしょう。たとえば、赤色の草履は華やかさを増し、金色の草履は豪華な印象を与えます。

さらに、髪飾りも忘れてはなりません。髪飾りは、着物のデザインや色に合わせて選ぶと、全体のコーディネートがまとまります。たとえば、お子さまらしい可愛らしさを引き立てる蝶や鞠のデザインは、高い人気を集めています。また、髪飾りには、簪(かんざし)やリボンなど、さまざまな種類があるため、好みやシーンに合わせて選びましょう。

おしゃれなコーディネート例とそのポイント

総絞り着物をおしゃれにコーディネートするためには、色使いやデザインのバランスが重要です。ここでは、いくつかのコーディネート例とそのポイントを紹介します。

まず、赤色の総絞り着物に、金糸の帯と赤い草履を合わせたコーディネートです。赤色は七五三の定番カラーで、華やかさと祝いの気持ちを表現します。金糸の帯は豪華さを引き立て、特別な日の装いにぴったりです。さらに、赤い草履を合わせることで、全体の統一感が生まれます。このコーディネートは、写真映えもするため、七五三の記念写真に最適です。

次に、紫色の総絞り着物に、銀糸の帯と白い草履を合わせたコーディネートです。紫色は、高貴で上品な印象を与える色で、大人っぽい雰囲気を演出します。銀糸の帯は、紫色との相性が良く、全体に統一感を持たせます。白い草履は清潔感があり、どんな着物にも合わせやすいです。また、髪飾りには、梅や桜のモチーフを取り入れると、より華やかになります。

最後に、水色の総絞り着物に、ピンクの帯とピンクの草履を合わせたコーディネートです。水色は爽やかで可愛らしい印象を与える色で、春や夏の七五三にぴったりです。ピンクの帯と草履を合わせることで、柔らかく優しい雰囲気になります。このコーディネートは、特に明るく元気な印象のお子さまにおすすめです。また、ピンクの髪飾りを加えることで、全体のバランスが良くなります。

以上のポイントを参考にして、七五三の総絞り着物をおしゃれにコーディネートしてみてください。お子さまの個性や好みに合わせたコーディネートを楽しむことで、素晴らしい思い出を作ることができるはずです。

七五三の総絞り着物の値段

七五三の総絞り着物は、その美しさと高級感から、多くの家庭で選ばれています。しかし、価格帯や選び方について詳しく知ることが重要です。ここでは、総絞り着物の価格帯とその違いについて、詳しく説明したいと思います。

総絞り着物の価格帯とその要因

総絞り着物の価格帯は、素材やデザイン、仕立ての技術によって大きく異なります。一般的に、正絹の総絞り着物は高価ですが、その分美しさと耐久性があります。価格帯はおよそ10万円から50万円以上と幅広く、特に高級なものは職人の手作業が細かく施されているため、その価値が反映されています。

素材の違いは価格に大きく影響します。正絹は高品質な絹を使用しているため、非常に高価です。その光沢と手触りは他の素材とは一線を画し、長く使用してもその美しさが保たれます。一方で、化繊やポリエステルを使用した総絞り着物は、価格が抑えられており、5万円前後から購入することができます。これらの素材は手入れがしやすく、扱いが簡単なのが特徴です。

デザインや柄も価格に影響を与えます。総絞りの技法を使った着物は、一つ一つ手作業で模様を作り出すため、その手間と時間が価格に反映されます。たとえば、複雑な柄や刺繍が施された着物は、シンプルなデザインのものよりも高価です。桜や梅、鞠などの伝統的な柄が人気ですが、その美しさは価格に見合う価値があります。

価格帯に幅のある理由

高級な総絞り着物とお手頃価格の着物には、いくつかの違いがあります。これらの違いを理解することで、自分に合った着物を選ぶことができます。

まず、使用される素材に大きな違いがあります。高級な総絞り着物は、正絹を使用しており、その光沢と柔らかさが特徴です。正絹は、長く使用してもその美しさが失われにくく、適切に手入れをすれば何年も愛用することができます。反対に、お手頃価格の着物は化繊やポリエステルが使われており、正絹と比べると光沢や質感で劣ることがありますが、手入れが簡単で扱いやすいという利点があります。

次に、デザインや仕立ての違いがあります。高級な総絞り着物は、細部にまでこだわったデザインと精巧な仕立てが特徴です。職人の手作業で一つ一つ丁寧に作られており、その美しさは格別です。刺繍や手描きの柄など、独自の技術が使われることで、他にはない唯一無二の着物が完成します。一方、お手頃価格の着物は、機械で作られた部分が多く、デザインもシンプルなものが多いです。しかし、これにより価格が抑えられており、初めて着物を購入する方や、特定のイベントでの一回使用に向いています。

最後に、レンタルと購入の違いについても考慮することが重要です。こちらについては次章で詳しく説明しますので、引き続きご覧ください。

レンタルサービスのメリットとデメリット

七五三のお祝いには、美しい総絞りの着物が欠かせません。しかし、購入するかレンタルするかを決めるのは難しい選択です。ここでは、総絞り着物のレンタルのメリットとデメリット、そしておすすめのレンタルプランも併せてご紹介します。

総絞り着物|レンタルのメリットとデメリット

総絞り着物のレンタルには、数多くのメリットがあります。まず、レンタルの最大の利点は費用を抑えられることです。高価な正絹の着物を購入するとなると、かなりの費用がかかりますが、レンタルならば比較的手頃な価格で利用することができます。また、レンタルならば着物の保管や手入れの手間が省けるため、忙しい家庭でも安心して利用できます

さらに、レンタルサービスでは、最新のデザインやトレンドに合わせた着物を選ぶことができます。七五三の際に、一度きりの特別な日には、最新のデザインや色を選びたいという希望に応えることができます。たとえば、桜や梅、鞠などの伝統的な柄や、流行のレトロなデザインなど、さまざまな選択肢があります。また、レンタルにはフルセットが含まれていることが多く、帯や足袋、草履など、必要な小物も一緒に揃えられるため、準備がスムーズです。

一方で、レンタルにはデメリットもあります。まず、人気の高いデザインやサイズは、早期に予約が埋まってしまうことがあるため、希望の日程にレンタルできない場合があります。また、レンタル期間中に着物を汚してしまった場合、追加のクリーニング費用が発生することがあります。さらに、レンタル品は他の利用者と共有するため、使用感や傷が気になる場合があります。

ゆめやでおすすめのレンタルプラン

こちらは、老舗着物専門店ゆめやでご用意している、七五三のお子さま2人、合計2着のセットプランです。七五三のどの年齢でも、男の子でも女の子でも大丈夫です。また、ご兄弟姉妹は七五三の年齢ではなく付き添いの場合でも大丈夫です。着物はご自由にお選びいただけます。 ゆめやのアンティーク着物はたいへん軽くてやわらかく、仕立てにも工夫を凝らしていますので、お子さまが疲れることはありません。いつかお子さまが大きくなって七五三の写真を目にしたら、自分は大切にされてたのだなぁと、しみじみと感じると思いますよ。

せっかくのご家族揃っての参詣ですからね、ぜひ日本の伝統衣装でおでかけください。

まとめ

七五三のお祝いは、一生に一度の特別な行事です。その日のために選ぶ着物には、細部までこだわりを持って選びましょう。正絹や化繊などの素材の違いや、色や柄の選び方、小物やアクセサリーのコーディネートなど、さまざまなポイントを押さえることで、完璧な装いが完成します。また、レンタルや購入の選択肢も考慮し、自分に最適な方法を見つけましょう。

総絞り着物を選ぶ際には、この記事で紹介した情報を参考にして、自信を持って選んでください。華やかで美しい着物を着て、お子さまたちと一緒に素晴らしい思い出を作ることができます。未来に向けて、心に残る一日を楽しんでください。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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