深紅色に桜の手刺繍の袴 (S)【has002】

卒業式で袴レンタル!絶対避けたいタブーとは

はじめに

袴の魅力と卒業式での着用意義

卒業という大切な節目を彩る袴。袴の魅力と卒業式での着用意義を深掘りしていきましょう。

袴は、その美しいシルエットと豊富な色彩、柄により多くの女性の憧れの的となっています。袴とは、一般的には着物に重ねて穿く、丈の長いズボンのような和服の一部で、特に卒業式などのイベントで着用されます。男性の袴は一般的に黒や紺などの落ち着いた色味が多い一方で、女性の袴はピンクや緑、青などさまざまな色や柄があり、華やかな印象を与えます。

袴の魅力は何といってもその美しさ。和服特有の上品さと、帯や華やかな小物とのコーディネートが、一段と女性の美しさを引き立てます。また、細部にまでこだわった柄や色合いは、日本の美意識や伝統を感じさせ、見る人に深い感動を与えます。そんな袴を身に纏うことで、卒業式という大切な日に自分自身を最高に美しく見せることができるのです。

また、卒業式で袴を着ることは、自身の学生生活の節目を祝うためだけでなく、親や先生、友人への感謝の気持ちを表す大切な礼儀でもあります。一生に一度しかない卒業式。その場にふさわしい装いで、周りの人々に感謝の気持ちを伝えることはとても重要です。

そのためにも、袴選びは十分な準備と知識が必要です。袴の種類や色、柄、素材感などを理解し、自分の体型や好み、そして卒業式の場の雰囲気に合った袴を選ぶことが求められます。さらに、あらかじめ着付けの方法も学んでおくと、当日安心して袴を着ることができます。

また、卒業式では袴だけでなく、足元には草履も必要となります。近年、ブーツを合わせるスタイルも多く、その場合はブーツの準備が必要です。これらも合わせて準備することで、一層自分らしい卒業スタイルを演出できます。

最近では、袴のレンタルサービスも人気で、多くの店舗やウェブサイトで利用可能です。レンタルなら、価格を抑えつつ、一流のデザイナーが手がけた最新のスタイルや、豊富な色や柄から選ぶことができます。

ゆめやは、アンティーク着物専門のレンタルショップです。大正時代や昭和初期のアンティーク着物にお似合いの袴を70着もご用意しています。模様が入ったものとしては、左から、深紅色に桜の手刺繍の袴 (S)濃いピンク色にグレーの縦ストライプの袴 (L)、その着用イメージです。ブーツを履いてもステキですよ。ほかにもたくさんご用意していますので、ぜひご覧ください →→ ゆめやの袴

この中から自分にピッタリな袴を選ぶためには、どのようなポイントを考慮すべきなのか、何を避けるべきなのかを知ることが大切です。この記事では、袴選びのポイントと、避けるべきタブーについて詳しく紹介していきます。

大学の卒業式に華やかな袴で臨む女性たちは、まさにその人生の一大イベントを彩る存在。卒業式当日の袴姿が最高の一日となるよう、適切な知識を持ち、準備をすることが重要です。

袴の基本知識とタブー

袴の基本的な知識とその選び方

袴とは、日本の伝統的な衣装で、特別な日に着用されます。主に卒業式や成人式などで使われますが、その形状やデザイン、そして選び方について知っておくことは重要です。

袴は基本的に、着物や振袖に重ねて着るもので、裾が広がった独特のデザインが特徴です。袴には大きく分けて「馬乗袴」と「行燈袴」の二つの種類があります。馬乗袴は男性が着用することが多く、ズボンのように二股に分かれています。卒業式では黒や紺など落ち着いた色が一般的です。一方、行燈袴は女性が着ることが多く、ロングスカートのように中に仕切りがない形で、カラフルで華やかな柄や色彩が魅力的です。

袴選びにおいては、自分の身長や体型に合った袴を選ぶことが重要です。袴の長さは身長や履物に合わせて若干の調整をすることができます。草履の場合はくるぶしより下、ブーツの場合はくるぶしより上が基本です。また、色や柄、素材も重要な選択ポイントです。自分がどのようなイメージを演出したいかによって、袴の色や柄を選ぶことができます。例えば、華やかさを重視するなら、明るい色や大きな柄がおすすめです。

着付け方についても、基本的な知識を持っておくことは重要です。袴の着付けは少々複雑な部分もありますが、専門の着付け教室やYouTubeなどの情報を利用して、自分で着付けることも可能です。また、レンタルした店舗などで、着付けサービスを利用するのも一般的です。

また、袴を選ぶ際には、コーディネートする小物も一緒に考えることが大切です。和装のアクセサリーや足元の草履なども、袴との相性を考えて選びましょう。

袴選びでのタブー:柄や色選びの失敗を防ぐ

一方で、袴選びにおいては避けるべきタブーも存在します。その一つが、自分の体型や卒業式の雰囲気に合わない袴を選んでしまうことです。体型に合わない袴を選んでしまうと、見た目が不自然になったり、着心地が悪かったりすることがあります。また、卒業式の雰囲気に合わない過度に派手な袴を選んでしまうと、場違いな印象を与えてしまう可能性もあります。

袴の柄や色の選び方にも注意が必要です。柄ものの袴は華やかで目立ちますが、柄が大きすぎると全体のバランスを崩してしまうことがあります。色についても、あまりにも派手な色は場の雰囲気を壊してしまうことがあります。落ち着いた色合いの袴を選ぶことで、上品で品格のある印象を与えることができます。

また、袴の予約や購入は早めに行うことがおすすめです。卒業式の時期は多くの人が袴を求めるため、人気のある袴は早めに売り切れてしまうことがあります。予約ができる店舗であれば、数ヶ月前から予約を入れることをおすすめします。中には、1年以上前から予約をしている方もいらっしゃいます。

その他、注意すべきポイントとしては、着る袴が大学や学校のドレスコードに適合しているかどうかを確認することも重要です。一部の学校では、袴の色やデザインに制限がある場合もありますので、必ず確認してから選びましょう。

ゆめやの袴の中から、式典にふさわしい格式高い袴をご紹介しましょう。紺色の無地の袴 (L)です。あずき色のぼかしに花薬玉の色振袖と合わせてみました。花菱の地紋様が織り出された錦紗縮緬の正絹地に、あずき色からブルーグレーへのぼかしがほどこされ、薬玉紋様が手描き・手刺繍で描かれたアンティーク色振袖です。袴はサイズ違いや、黒・灰色などの正統派もご用意しています。

以上のような袴の選び方やタブーに気を付けて、自分らしい袴を選ぶことで、卒業式をより一層特別なものにすることができます。袴選びはそれぞれの個性や好みを表現する絶好の機会でもあります。この記事が、あなたが袴を選ぶ際の参考になれば幸いです。

袴着付けでのタブー:着る順番や着方の間違いを避ける

袴の魅力は、その華やかな姿だけでなく、着る過程や着付けの手順にも宿っています。しかし、着付けの手順やルールを知らずに着ると、その美しさを半減させてしまう可能性もあります。ここでは、袴の着付けでのタブーについて、着る順番や着方の間違いを避けるためのポイントを解説します。

まず、着物を着ます。その上から袴を穿くのが一般的な順番です。袴は、足元を覆うように穿くため、まずは着物の裾を袴よりも少し短めに揃えることが重要です。立ち姿で袴の裾から着物が見えてしまうとみっともないですし、長い裾が床に着いてしまうと動きにくいだけでなく、裾を踏んでしまう危険性もあります。着物の裾を短めに揃えたら、帯を締め、その上から袴を穿きます。

また、袴を着る際には帯とのバランスも重要です。袴を着るときは、一般的には半幅帯(半巾帯)を使用しますが、その太さと長さは袴の丈や体型によって適切なものが異なります。袴の着付けにおけるタブーを避けるためには、何よりも自分の体型や好みを理解し、それに合った袴や帯を選ぶことが重要です。また、袴の着付けは慣れが必要です。何度も練習を重ねて、自分自身で着付けられるようになると、袴の美しさをより一層引き立てることができます。

着物や袴の着付けに自信がない方や、時間がない方は、専門の着付け教室やレンタルショップなどでプロに着付けを依頼することも一つの選択肢です。プロに依頼することで、着付けの間違いを避けることができますし、一日中美しい姿を保つことができます。

以上のポイントを押さえつつ、袴の着付けでのタブーに注意し、一生の思い出となる卒業式を美しく華やかに彩りましょう。

袴コーディネートのタブー

袴を選ぶ際は、デザインや色柄だけでなく、着付けから小物のコーディネートまで、全体のバランスを考えることが大切です。その中でも特に重要なのが、小物とのコーディネートと、メイクやヘアスタイルとのバランスです。これらの要素がうまく調和しないと、袴の持つ上品さや華やかさが半減してしまう可能性もあります。

袴と小物のコーディネートの注意点

袴と一緒に使用する小物とのコーディネートも重要なポイントの一つです。小物一つで全体の雰囲気が変わることもありますので、適切な小物の選び方と、その使い方を学ぶことが大切です。

まず、袴に合わせる小物といえば、「半幅帯(半巾帯)」「重ね衿」「草履(ブーツ)」などがあります。これらの小物は袴と同じく、色や柄が豊富で、選び方次第でコーディネートの雰囲気が大きく変わります。そのため、袴と小物がしっかりとマッチしていることが大切です。

ゆめやでは、卒業式の袴にお似合いの草履バッグかんざしもご用意しています。上でご紹介したあずき色のぼかしに花薬玉の色振袖にコーディネートしてみましょう。草履とかんざしは帯の白黒市松に合わせ、バッグは着物の花丸紋に合わせてみました。小物に表示された価格は、小物だけをレンタルなさる場合の価格です。東京店での試着、ご自宅での試着の有無によって、小物の価格が変わりますので、お気軽にスタッフにご相談ください。

帯は、コーディネートのワンポイントとなる存在です。袴の色や柄と合わせた帯を選ぶと、全体の統一感が出ます。しかし、同じ色の帯を選ぶと単調になってしまう可能性もあるため、袴の色とは異なる色の帯を選ぶことで、コーディネートにアクセントをつけることができます。

重ね衿は、顔の印象を左右します。自分の肌に合う色や着物との色のバランスを考えて選ぶと良いでしょう。単色のものから、レースやビーズがついているものまで、雰囲気に合わせてコーディネートを楽しみましょう。

袴に合わせる草履(ブーツ)も重要なコーディネートの要素です。袴や着物にマッチする色を選ぶと、全体の雰囲気が引き立ちます。全体のコーディネートを考えることで、より華やかで統一感のある装いに仕上げることができます。

袴とメイクやヘアスタイルのバランスの重要性

袴を着る際は、顔まわりのスタイルにも注意が必要です。メイクやヘアスタイルと袴のバランスを取ることで、全体の印象が一層引き立ちます。

メイクに関しては、袴や着物の色柄と調和する色味を選ぶことがポイントです。落ち着いた色の袴には、赤やピンクなどの華やかな色のリップが映えます。また、明るい色の袴には、ナチュラルなメイクが良いバランスを生むこともあります。

ヘアスタイルについては、袴の雰囲気に合わせて選びましょう。上品な印象の袴には、すっきりとしたアップスタイルがマッチします。華やかな柄の袴には、ルーズなダウンスタイルやハーフアップなどが相性が良いです。いずれも、袴とのバランスを考えながらヘアスタイルを選ぶことが重要です。

以上が袴のコーディネートで注意すべきポイントです。袴を美しく着こなすためには、袴自体の選び方だけでなく、小物やメイク、ヘアスタイルとのバランスを考えることが重要です。全体のコーディネートを意識して、卒業式などの特別な日をさらに華やかに彩りましょう。

卒業式当日の注意点

卒業式は一生に一度の大切なイベントであり、その日のために特別な袴を選んで着用される方も多いでしょう。しかし、袴を着るということは、和装に必要なマナーやエチケットも理解していることが求められます。ここでは、卒業式当日に注意すべきポイントをご紹介します。

卒業式当日のタブー:先生や他の学生への配慮

まず卒業式当日には、自分だけでなく周囲への配慮も忘れてはなりません。袴や着物を着用することは、着る人自身が楽しむだけでなく、見る人にも美しい印象を与えることが大切です。自分の袴が周囲の人々、特に先生や他の学生に迷惑をかけてしまうようなことは避けたいですね。

一つ目の注意点としては、色や柄の選び方が挙げられます。袴は華やかで目立つものが多いですが、卒業式はあくまで敬意を表する場です。あまりに派手な色や柄の袴は、他の人の目を引き過ぎてしまい、式の雰囲気を乱す可能性があります。派手すぎず、ですが、自分らしさを表現できるような袴を選ぶことが求められます。

また、着付けやヘアスタイルにも注意が必要です。着物や袴は、乱れていると見苦しい印象を与えてしまいます。特に袴の裾や帯が乱れていると、ほかの人に踏まれてしまう危険性もあります。着付けがしっかりとできているか、ヘアスタイルが崩れていないかを、常にチェックするようにしましょう。

卒業式は自分だけのものではなく、先生や他の学生と共に過ごす大切な時間です。自分の行動一つで印象が変わることを忘れずに、礼儀正しく振る舞うことも大切です。

袴を着るときの行動マナーと注意点

次に、袴を着たときの行動マナーについて見ていきましょう。袴は、着用するだけでなく、それに伴う行動も求められます。ここでは、袴を着たときに注意すべき行動マナーをいくつか紹介します。

最初に、袴を着て歩くときのポイントです。袴は裾が長いため、普段着とは違った歩き方が必要です。一歩一歩ゆっくりと歩き、足元を見ながら確認することが大切です。また、袴の裾が地面に引っかからないよう、小さなステップで歩くことも心掛けましょう。

また、袴を着ると、普段とは違う動作が求められます。例えば、物を取るとき、座るとき、立つときなどは、袴を着ていることを忘れずに、ゆっくりと慎重に行動することが大切です。

さらに、袴を着たときには、体調管理も重要です。袴や着物は、普段着とは違い、体にフィットするため、締め付け感を感じることもあります。体調不良を引き起こさないよう、十分な水分補給や、適度な休憩を取るようにしましょう。

以上のように、袴を着るということは、見た目だけでなく、行動やマナーにも気を配ることが求められます。この記事が、卒業式当日の準備や、袴を着たときのマナーの参考になれば幸いです。袴を着て、一生に一度の卒業式を素敵に彩りましょう。

アンティークきものレンタル ゆめや卒業式特集では、70着の袴のほか、振袖や小振袖・付き添いのお母さまの装いなども合わせてご紹介しています。

まとめ

この記事では、卒業式に袴を着る際の注意点やマナーを解説しました。卒業式は一生に一度の大切なイベントであり、袴という特別な服装を着ることでさらに思い出深いものとなるでしょう。ですが、袴を着ることはただ華やかさを楽しむだけではなく、一定のルールやマナーを守ることも求められます。

着物や袴を着るということは、古き良き日本の文化を体現することでもあります。それは、美しい姿だけでなく、心遣いやマナーを守ることを含みます。華やかで個性的な袴を選ぶ一方で、派手すぎて周囲を不快にさせないよう配慮すること、着付けや身だしなみを整えること、そして先生や他の学生への礼儀を守ることが大切です。

袴タブーを避け、卒業式を楽しく過ごすために

また、袴を着たときの行動にも気をつけることが求められます。袴は裾が長いため、普段とは違う歩き方が必要となります。小さなステップで、確実に足を進めることが大切です。また、立ち上がる、座る、物を取るなどの動作も、普段とは異なるため、裾を踏まないように注意が必要です。

袴を着て卒業式に参加することは、一生の思い出となります。華やかな袴を着て、卒業を祝い、新たなスタートを切るその瞬間は、忘れられないものとなるでしょう。

この記事が、袴を着て卒業式に参加するすべての方々の参考になれば幸いです。大切な卒業式が、思い出深いものとなるように、袴選びから着付け、マナーまで、しっかりと準備をして、最高の一日を迎えてください。

卒業式は、新たな人生の門出となります。袴を身にまとい、その門をくぐるあなた自身が、最高に輝いて見えることを願っています。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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