マラカイトグリーンに花薬玉と扇の小振袖【hou53】

神前式に参列する際の服装ガイド: 和装から洋装、マナーまで完全解説

はじめに

神前式とはどんな結婚式か

結婚式といえば、一生に一度の大切なイベント。今回の記事では、伝統的な日本の結婚式の形である「神前式」に焦点を当てて、その魅力や服装について詳しく紹介したいと思います。

神前式は、「神社」で行われる結婚式のことを指します。この神前式は日本の伝統と格式を大切にし、新郎新婦が神様の前で結婚の誓いを立てる、とても神聖な儀式です。日本の結婚式場の中でも神社での結婚式は特別な雰囲気を持っていて、多くのカップルから支持を受けています。

この神前式では、新婦は「白無垢」や「色打掛」、「引き振袖」などの伝統的な和装を選ぶことが多いですね。白無垢は純白の美しさと清楚なイメージが特徴。花嫁の一生の中でこの白無垢を着るのはこの日だけ。その特別感は何とも言えない感動を与えてくれます。一方、色打掛は、色とりどりの美しい柄が特徴。結婚式の後の披露宴などで、多くの新婦が着る姿を見ることができます。近年また増えてきたのが、振袖よりも袖の長い引き振袖です。正統派の黒だけでなく多彩な本振袖もあり、選択肢は多いです。

新郎は、「紋付羽織袴」や「タキシード」などを選ぶことが一般的。紋付羽織袴は男性の正装として知られ、結婚式や成人式など格式のある場所で着ることが多いですね。一方、タキシードは細かくは燕尾服やモーニングなどがありますが日本ではあまり意識されていないのが現状です。

参列者やゲストの服装に関しては近年、和装、洋装どちらでも問われません。女性は和装なら「留袖」や「振袖」、「訪問着」など、洋装なら「フォーマルドレス」や「ワンピース」です。一方、男性はスーツや紋付羽織袴などフォーマルな服装が求められます。

神前式の際には神様を前にしての結婚の誓いだけでなく、神社の神聖な雰囲気や伝統的な日本の風情を楽しむことができます。そして、この神前式に参列するゲストもその特別な雰囲気を共有することができるのです。

洋装のウェディングも人気ですが、伝統的な雰囲気や格式を求める方も増えたため、神前式は再注目されています。

これから神前式の結婚式を控えている方、または参列を予定している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

神前式の基本マナー

神前式での服装の基本ルール

神前式は主に神社での結婚式を指し、とても神聖な雰囲気の中で行われます。このような場所での結婚式には、特有のマナーと服装のルールがあります。

まず新郎新婦の衣装は和、洋を揃えることが基本です。新婦が選べる服装は白無垢、色打掛、引き振袖、十二単、ウエディングドレスが挙げられます。新郎が選べる服装は黒紋付羽織袴、束帯、タキシード、モーニング、フロックコート、テールコート(燕尾服)が挙げられます。

  • 新婦が白無垢、色打掛、引き振袖を着用する場合は、新郎は黒紋付羽織袴を着用します。
  • 新婦が十二単ならば、新郎は束帯です。
  • 新婦がウエディングドレスを着用する場合は、タキシード、モーニング、フロックコート、テールコートが新郎の衣装です。

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。ゆめやの婚礼衣装の中から、「菱形に四季の花丸紋様白鶴刺繍の打掛一式」をご紹介しましょう。絹の地に、菱紋、菱菊、花丸紋、亀甲の地紋様と、鶴、梅、菊などのおめでたい絵柄が織り出されています。正絹はふんわりと身体に添い、軽くて柔らかいのが特徴です。

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注意点とNG例: こういった服装は避けよう

神前式では、華やかな雰囲気の中での結婚式となりますので、適切な服装を心がけることが大切です。近年は神前式の雰囲気も自由になってきていますので、和装に洋装の髪型なども増えてきています。その方に似合っていることが一番ではありますが、正礼装が適切であり、カジュアルな衣装はマナー違反です。

神社ごとの特徴や制限: 事前の確認が大切

日本には多くの神社があり、それぞれに特色や制限が存在します。例えば、一部の神社ではウエディングドレスなどの洋装をNGとしている場合があります。

参列者も同様ですから、事前に神社や結婚式場に確認をとることで当日安心して式を迎えられます。

東京や京都などの大都市にある有名な神社では、公式サイトなどで服装に関する情報やマナーが紹介されていることも多いので、チェックしてみるといいでしょう。

ここまで、神前式での基本的な服装とマナーについての紹介でした。結婚式は、新郎新婦の大切な日。その日の雰囲気や格式を大切にし、適切な服装とマナーで神前式を楽しんでください。

ふさわしい参列者の服装

基本的に参列者の服装は新郎新婦の両親を含めて、和装、洋装は問いません。ただしいくつかの注意点があるので紹介します。

男性ゲスト: スーツや着物の選び方

  • スーツ:  立場による格や時間帯によって着分けることが本来です。仲人などの主賓ならディレクターズスーツ、タキシード、一般であればブラックスーツ、ダークスーツが一般的です。ですが、最近ではグレーやネイビーの色物のスーツも人気。どの色を選ぶにしても、チェックや派手な柄は避けた方が無難です。
  • 着物:  男性の場合は、色紋付の羽織袴が基本です。紋の数は立場によりますが、近親者などであれば五つ紋の紋付を着用すると格式を保てます。

女性ゲスト: ワンピースや着物の選び方

  • ワンピース:  カジュアル過ぎない、きちんと感のあるワンピースを選ぶことが大切です。全身白や黒は避けましょう。ピンヒールやストッキングと合わせて全体のコーディネートに気をつけることがポイント。
  • 着物:  女性ゲストは留袖や訪問着が一般的。未婚女性の振袖は特に華やかすぎる色や柄には気をつけます。新婦の衣装と被らないようにも配慮します。また、格も近親者とのバランスなどに注意しましょう。

ゆめやの訪問着の中に、お立場やシーンに合わせて、適切な訪問着をご提案しています。お身内やご親族でしたら、ゆめやの婚礼からもご覧いただけます。その中から一つピックアップしてみましょう。「白地にオシドリと青い鳥の訪問着」は、正絹の白地に鳥・牡丹・藤・菊・撫子などが手描きされたアンティーク訪問着です。静かな絵柄の中にも覚悟が見てとれる、旅立ちの日にふさわしい訪問着ですよ。

親族や両親の衣装: どのように選ぶべきか

  • 母親:  親族の中でも、特に母親の服装は目立つ部分。一般的に黒留袖が選ばれますが、裾模様の色合いや柄には気を使う必要があります。花嫁の衣装とのバランスを考えながら選ぶことが大切。
  • 父親:  紋付や羽織袴が基本ですが、新郎の服装との調和も考える必要があります。全体の雰囲気やテーマに合わせて、また、エリアや季節に応じての選び方も大切。
  • 親族:  親族全体でのコーディネートも考慮すると良いでしょう。両家の服装の格を揃えることが大切です。

結婚式の参列者として、事前の情報収集や他のゲストや親族との相談をしっかりと行い、心からのお祝いの気持ちを表現できる服装を選びましょう。

服装レンタルの利用

神前式の服装の準備にあたり、購入とレンタルの特徴を紹介します。

購入とレンタルの違いと特徴

購入の特徴は、まず今後複数回の着用ができることです。複数回着用する機会が想定されていて、体型が変わらず流行から外れていなければ、購入がお得です。特に着物の場合は流行に流されづらく、多少の体型変化でもきれいに着られます。

対してレンタルの特徴は、購入するよりも安い金額で着用できてお手入れの手間もありません。また複数の選択肢の中から最適な一着を選べます。着物の場合は、立場やシーン、年齢によっても着分ける必要があり購入するとなると複数枚必要になりますが、レンタルならば毎回最適な一着を着られます。

服装レンタル: 費用や注意点

一般的なレンタルの費用と注意点です。

  • 費用:  一流のブランドや特別なデザインのものは、レンタル料が高くなる傾向にあります。ですから、事前にいくつかの店舗やサイトを比較し、予算内での選びをすることが大切です。
  • 注意点:  レンタル時には、必ず試着を行い、サイズやデザインが自分に合っているかどうかを確認すること。また、当日に備えて事前に靴や小物とのコーディネートを考えると、スムーズに準備が進められます。

神前式と仏前式の違い

日本の結婚式は多様性があり、中でも神前式と仏前式が伝統的な選択として人気です。それぞれの違いと注意点について詳しく解説します。

神前式・仏前式での服装マナー: どのように違うのか

  • 神前式:  神前式は主に神社などの神前で行われる結婚式を指し、新郎新婦は伝統的に白無垢や黒紋付羽織袴を着用します。参列者は男性は黒のスーツや色紋付、女性は留袖や訪問着など、格式のある服装が求められます。
  • 仏前式:  仏前式は主に仏閣などの仏前で行われる結婚式で、新郎新婦は和装・洋装のどちらでも選ぶことができますが、一般的には華やかさよりも控えめな雰囲気が求められます。参列者も基本的には和装での参列が多いですが、洋装の場合もあります。

出席する際の段取り

仏前式と神前式、それぞれ儀礼的な流れは別にして、大きな流れは変わりません。

  • 服装の準備:  和装か洋装かを決めます。TPOが肝心です。
  • 移動の準備:  仏前式、神前式のどちらも、披露宴は近くのホテルなどに会場を移す場合が多いです。移動時間や手段を事前に確認し、余裕を持ったスケジュールを立てること。
  • 礼状やお祝い:  それぞれの式に合わせて、礼状やお祝いの準備も忘れずに。特に、ギフトやお金を渡す際のマナーに注意しましょう。
  • その他のマナー:  両方の式にはそれぞれ独特のマナーがあります。たとえば、入場時や退場時の動き、拍手のタイミングなど、細かい点にも気を付けましょう。

神前式と仏前式、それぞれに独特な雰囲気とマナーがあります。それぞれの特性を理解し、適切な準備と行動を心掛けることが新郎新婦を祝うためには大切です。

よくある質問とその答え

神前式に関して、多くの方が抱える疑問や不安について、よくある質問と答えをまとめてみました。

神前式でのお子さまの服装は?

神前式では、お子さまたちも格式のある場に出席することになるため、普段のカジュアルな服装よりも少しフォーマルに寄せることがおすすめです。

  • 男の子: 黒や紺色のスーツが基本。白のシャツとネクタイを合わせるとより格式を感じることができます。
  • 女の子: ワンピースや、着物に似せた和風のドレスも適しています。色は控えめで、派手なものは避けるよう心掛けましょう。

髪型や靴、アクセサリーについて

髪型

  • 男性: 清潔感のある髪型に整える。長髪の場合は、束ねたり整えるなどしてください。
  • 女性: アップスタイルや編み込みなど、整えられた髪型が好ましいです。過度に派手なヘアアクセサリーは避けましょう。

  • 男性: 黒の革靴が基本。スニーカーやカジュアルな靴は避けるように。
  • 女性: ピンヒールよりも太めのヒールやフラットシューズが神社の石畳に適しています。

アクセサリー

シンプルで控えめなものを選びましょう。大ぶりなピアスやネックレスは避け、格式ある雰囲気に合わせることが大切です。

派手な装飾や露出は問題ある?

神前式は神聖な儀式ですので、派手な装飾や露出が高い服装は適していません。特に、露出度が高いドレスや、大きな胸元の開き、短いスカートは避けるべきです。また、派手な色やデザイン、アクセサリーも控えめにすることで格式ある場にふさわしい雰囲気を保つことができます。

参加者として神前式のマナーを守ることで、新郎新婦やその家族に祝福の気持ちを示すことができます。

結婚式場での実際の例と対応

結婚式場での服装選びは、ゲストにとっても悩みの種の一つとなります。以下で、神社や結婚式場での具体的な例を挙げ、どのように対応するのが良いのかを紹介します。

神社や結婚式場での実際の服装例

女性

  • 和装: 色の淡い訪問着や留袖などの格式あるもの。お手持ちの振袖が派手すぎるならば、未婚の方でも訪問着という選択もあります。
  • 洋装: シンプルなワンピースやフォーマルなドレス。過度な露出を避け、控えめな色を選ぶのが基本。

独身女性でしたら、小振袖もおすすめです。「唐草の青地に雲取薬玉の小振袖」唐草紋様が織り出された青い地に花薬玉が描かれた、大正時代から昭和にかけての、贅を尽くしたアンティーク小振袖です。NHK朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」でも使用されました。青空を描いた着物は珍しいですね。晴れやかな結婚式にふさわしい小振袖です。

ほかの小振袖もご紹介しておきましょう。絵羽模様の正装ですし、既婚者は着ることができませんので、独身の方は、ぜひ一度、小振袖をお召しになってください。

男性

  • 和装: 色紋付の羽織袴。極端に派手な色柄は避けます。
  • 洋装: スーツは黒や紺色が基本。ネクタイはシンプルなものを選びましょう。

事前の確認や相談の重要性

結婚式に参列する際に、不安な点や疑問点があれば事前に新郎新婦や結婚式場に確認や相談をすることをおすすめします。特に、地方やエリアによっては独自のマナーや習慣がある場合があります。東京や京都などの都市部と東北などの地方では、式の流れや服装の基準が異なることがあるので注意が必要です。

着替えや荷物の準備: 安心して参列するためのポイント

  • 荷物の準備: 着替えや小物類を入れるバッグを持参する際は、大きすぎず、かつ必要なものがしっかりと入るものを選びましょう。忘れがちなアイテム、例えばストッキングや靴の予備なども準備しておくと安心です。
  • 会場内での対応: 結婚式場の多くには、更衣室やロッカーが用意されています。到着後、早めに確認しておくとスムーズです。

参列者として、これらの準備や確認をしっかりと行い、新郎新婦の大切な日を心から祝福することができるよう心掛けましょう。

まとめ

結婚式は人生の一大イベントであり、参列者としてもその雰囲気や格式を重んじる必要があります。特に、神前式は神聖な儀式であるためその場の雰囲気やマナーに相応しい服装が求められます。

神前式にふさわしい服装の選び方とマナーの確認

参列者として気をつけたい点です。

和装の選び方

  • 男性: 色紋付羽織袴が基本的な選択。立場によって黒紋付きや、紋の数を変えます。
  • 女性: 訪問着や留袖などの格式あるもの。若い未婚の女性は振袖も選ぶことができます。新婦の衣装と被らないように気をつけます。

洋装の選び方

  • 男性: 黒や紺色のスーツを選び、シンプルなネクタイを合わせます。
  • 女性: 華やかすぎないワンピースやドレスを選び、過度な露出を避けます。

参列の際のマナー

  • 結婚式場や神社のマナーを確認し、必要に応じて事前に相談をしましょう。
  • 親族や特定のゲストとして招待された場合は、新郎新婦との関連や立場を考慮した服装を心がけます。

注意点

  • カジュアルすぎる服装や派手なデザインのものは避けます。
  • 靴やアクセサリーもフォーマルで控えめなものを選びましょう。

神前式の結婚式に参列する際は、以上のポイントを念頭に置いて準備をすることで、新郎新婦の大切な日をより一層盛り上げることができます。

〈参考記事〉
https://www.bridalesthe.com/hanayomenote/9162
https://www.withawish.jp/column/detail.html?pg=90
https://www.suitselect.jp/suitlibrary/weddingsuitdressfomal/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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