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【お役立ち情報】振袖もOK!着物でのトイレの行き方マスターガイド

はじめに

「着物 トイレ」の不安を解消するには

着物を着るときに、皆さんが一度は感じるのが「トイレ」の不安ではないでしょうか。長い裾やきっちりと結ばれた帯、振袖の袖など、普段の洋服とは異なる造りの和服を身に着けてトイレを利用するのは、ちょっとした冒険のように感じられることでしょう。

今回の記事では、着物や振袖を着ている時のトイレのポイントやコツをお伝えします。トイレでの着崩れを防ぎ、快適に過ごすための方法を詳しく説明しています。

まず、着物でトイレを使うときの最大のポイントは、裾や帯を上手に扱うこと。特に、裾をめくる際に、どのように手を動かすかが大切です。クリップや小物を使うことで、この作業を簡単に、そして確実に行うことができます。また、予約時に店舗で着付けの方法やトイレの際のポイントを問い合わせることもおすすめです。

着物や振袖をレンタルする際は、2024年の最新のトレンドやデザインも気になるところ。ですが、どれだけ素敵なデザインの着物を選んでも、トイレの時に不安を感じると、その日の思い出もちょっと曇ってしまうかもしれません。だからこそ、事前の準備や知識が大切。心配せず、安心して一日を過ごせるようになります。

長い裾やきっちりと結んだ帯、美しい袖など、着物の魅力はたくさん。それと同時に、日常の動作一つ一つが少し難しく感じられることも。特に、トイレはその中でも多くの女性が気を使うポイントですね。

たとえば、帯が緩んでいないか、裾が汚れていないかなど、トイレの前後で気を付けるべきことは多いです。ですが、一つ一つのポイントをしっかりと覚えておけば、トイレの時間もストレスなく過ごすことができます。

この記事で紹介する方法やコツを覚えて、安心してトイレに行けるようにしましょう。トイレの際にあると便利な小物やアイテム、裾の上げ方など、具体的な方法をしっかりと紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

最後に、この記事は「ゆめや」のサービスを参考にしながらまとめています。より詳しい情報や着物に関する他の疑問などがあれば、公式サイトや店舗での問い合わせもおすすめです。どうぞ、今回の記事を参考に、着物や振袖を楽しむ一日を存分に満喫してください。

着物や振袖を着る時のトイレの基本知識

一日中着物でのお出かけとトイレ

着物の美しい姿を長時間保つためには、少なからず気を付けなければいけないポイントがあります。中でも、一日中着物を着てお出かけする際のトイレの問題は、多くの人が直面することの一つでしょう。着物でのお出かけは、洋服とは異なる動きを要求され、特にトイレの際は、裾や袖、帯などの扱いに悩むことが多いですね。

着物を着ていても、トイレのためのちょっとしたコツと準備で、安心して過ごすことができます。まず、出かける前にトイレを済ませることは、当然ですが大切なポイントです。

着物や振袖でのトイレ時の注意点

着物や振袖は、トイレの際に汚れたり、着崩れしたりしやすいので注意が必要です。
まず、着物の裾を持ち上げる際には、両手を使って裾をしっかりと持ち、左右均等に上げます。特に振袖の場合は袖が長く、袖が床について汚れてしまうことがあるため、注意が必要です。帯の位置やおはしょりは、トイレの後で元通りに直しておくことが大切です。

和式トイレの場合は、着物の裾が便器や床に触れないようにするために、裾と袖をしっかり上げることを忘れずに。洋式トイレの場合は、座る前に裾をしっかりと上げ、袖を体の前に持ってくることで、袖が便器に触れるのを防ぐことができます。

また、トイレを利用した後は、帯やおはしょりが曲がったりめくれたりしていないかをチェックし、必要に応じて調整を行いましょう。着付けに使う「着物クリップ」などを用意して、裾を固定する方法もあります。このようなアイテムを利用することで、慣れない人でも着物の汚れや着崩れを防ぐことができます。衿合わせ、帯・帯揚げ・帯締めの位置、裾の位置など、あらかじめ覚えておくか、写真に撮っておくと安心です。

トイレに行く前のチェックポイントと事前準備

トイレに入る前の着物のさばき方

着物でトイレへ行く際は、袖や裾さばき方がポイントとなります。

袖は下の端を帯締めにはさんでしまうとブラブラしません。振袖は両袖を軽く結んで、その後に上げる裾のなかに包むようにします。長い袖の先の方を結んで輪にし、首の後ろに回してしまう方法もあります。その場合は、頭を通すときにヘアスタイルやかんざしを崩さないように注意してください。

裾は左手で上前(着物の上になってる側)、右手で下前(下になってる側)を持ち、着物、長襦袢、裾よけの順に持ちます。全部の裾を持ったら、ビニール袋を裏返すようなイメージで、帯を包んでしまうくらいの高さまで持ち上げます。この時に裾を帯の胸元に入れ込んで固定するか、着物クリップなどで帯に留めておくとより安心です。

着物を戻すときは、内側の裾よけ、長襦袢、着物の順に裾を直していきます。下前、上前の順に、シワや引きつれがないように一枚ずつ丁寧に戻して行くのがコツです。袖を戻したあとは、長襦袢が袂のなかでもたついていないかどうかを確認します。

トイレから出た後は、鏡で全身のチェックをし、必要に応じて着付けの調整を行います。この時、帯の位置やおはしょりなどを確認し、状態を整えることで、着物を美しく保つことができます。

事前にチェックすべきポイントとアイテム

着物を着て外出する際に、トイレを利用することを考え、いくつかのポイントとアイテムの準備をしておくことで、安心してお出かけできます。

まず、外出先のトイレ事情を事前に調べることがおすすめです。デパートやレストランなど、広めの個室のあるトイレの場所を把握しておくと安心です。

準備すべきアイテムとしては、手鏡や小物入れ、ハンカチなどが挙げられます。手鏡は、トイレ後の着物の状態をチェックするのに便利です。また、小物入れには着物クリップまたは洗濯ばさみ腰紐などのアイテムを入れておくと、着崩れを直す際に役立ちます。

ハンカチは、胸元の汚れ防止に役立ちます。手を洗う際にうつむくと、ファンデーションで襟や胸元を汚してしまうことがあります。特に大判のハンカチは、胸元をカバーするのに便利です。

以上のように、着物を着てのお出かけは少しの準備と注意が必要ですが、事前のチェックとアイテムの準備をしっかりと行うことで、安心してトイレを利用することができます。

トイレ時の着崩れを防ぐコツと手順

着物を着てトイレに行くことは少し緊張する瞬間の一つです。ですが、正しい知識と方法を身につければ、安心してトイレを利用することができます。この章では、トイレ利用時の着崩れを防ぐためのコツと手順について詳しく説明します。

裾の持ち上げ方と固定のポイント

裾の持ち上げ方は、トイレ利用時の最も基本的な動作です。この動作をマスターすることで、着崩れを大きく防ぐことができます。

  1. 両手で裾を持つ: 上前、下前の順で持ちます。上前は左手、下前は右手を使います。
  2. 両手で帯の上まで上げる: 両手で裾を持ち、帯を包めるほど高い位置まで上げます。このとき、袖もいっしょに包み、全体を左側にまとめます。裾が左右に広がらないように注意してください。
  3. 着物クリップを利用して固定: 持ち上げた裾を帯に固定するために、着物クリップや洗濯ばさみなどの小物を利用します。特に和式トイレを利用する際は、裾が落ちることを防ぐために、しっかりと固定することが大切です。

注意したい下着の選び方とコツ

着物を美しく着るためには、下着の選び方もたいへん重要です。トイレ時の着崩れを防ぐためには、下着選びも考慮すべきポイントとなります。

  • ローライズタイプの下着の選択: ローライズの下着は、結んだ帯よりも低い位置に穿くので脱ぎ着がしやすく、帯の着崩れ防止になります。
  • 柔らかい素材の選択: 硬い素材の下着は、動きを制限する原因となります。柔らかく、動きやすい素材を選ぶことがおすすめです。

トイレ利用時の着物の持ち上げ方や下着選びに気をつけることで、安心してトイレを利用し、美しい着物姿を保つことができます。日常の生活の中で着物を楽しむための知識として、これらのポイントを心に留めておきましょう。

トイレ後の着付けのチェックと修正方法

着物姿の美しさは、着付けの美しさに左右されます。トイレ後はいくつかのポイントをチェックし、必要に応じて修正を行うことが重要です。この章では、トイレ後の着付けのチェック方法と、必要な修正方法について詳しく説明します。

トイレ後の着崩れの主な原因とは?

トイレ後の着物の着崩れの主な原因は以下のとおりです。

  • 裾のズレ: トイレ利用時に裾を上げることで、シワができ、きれいに戻らないことがあります。
  • 帯のずれ: トイレの際に帯を動かすことで、帯の位置や結び目がずれることが考えられます。
  • 袖のズレ: 袖を持ち上げたり結んだりしたあとに、袂がもたつくことがあります。

着物の着付け修正のステップとコツ

  1. 鏡で全身をチェック: まず、店舗や個室にある全身鏡の前で、着物の状態をチェックします。帯の位置や、着物のシワ、歪みなどに注意を払いましょう。
  2. 裾の修正: 裾がズレている場合は、内側の裾よけから順に裾を戻します。裾が下がったり引きつれている場合は、帯の下に手を入れて、長さや歪みを調節します。
  3. 帯の調整: トイレに入ると帯が上に上がることが多いので、帯がずれている場合は位置を調節します。帯締めも左右や上下にずれることがあるので、位置を整えます。
  4. 衿の位置の修正: 衿の位置がずれている場合は、左右同じ角度になるように修正します。

最後に、再度鏡で全身を確認し、着物の状態が整っていることを確認しましょう。この時、後ろ姿の確認も忘れずに。綺麗な着付け状態を維持することで、安心して外出先やイベントを楽しむことができます。着物に不慣れな方は、元の形を覚えておくか、衿合わせ、帯・帯揚げ・帯締めの位置、裾の位置などの写真に撮っておき、比べながら整えましょう。

その他の関連情報とよくある質問

着物や浴衣を着用する際に、トイレ時の注意点や特別なマナーが求められることがあります。ここでは、浴衣の場合のトイレ時の注意点や、成人式などの特別なシチュエーションでの注意点について説明します。

浴衣の場合のトイレ時の注意点

浴衣は着物に比べてカジュアルなアイテムですが、トイレ時に注意が必要です。

  • 裾の持ち上げ: 浴衣の裾を両手でしっかり持ち上げることで、汚れるリスクを低減できます。
  • 帯の位置: 浴衣の帯は幅が広くないので着物ほど着崩れはしませんが、トイレのあとには帯が乱れていないか確認してください。
  • ハンカチやタオルの利用: 小さなハンカチやタオルを持っていくことで、万が一の水滴や汚れから浴衣を守ることができます。

成人式や式場でのトイレ時の特別な注意

成人式や結婚式など、大切なイベント時に着物や振袖を着用する際のトイレ時の注意点は以下のとおりです。

  • 長襦袢や裾よけの確認: 特に振袖を着用している場合は、長襦袢や裾よけがズレやすいので、トイレの後で確認と調整が必要です。
  • 式場の個室を利用: 多くの式場には、着物や振袖を着用した際の個室が用意されています。これらを利用することで、より広い空間での着付けの調整が行えます。
  • 友人や知人の協力を得る: 着付けの調整は一人で行うのが難しいこともあります。友人や知人に助けを求めて、一緒にトイレへ行くと良いでしょう。
    上記のポイントを覚えて、美しい着物姿をキープしましょう。

まとめ

着物や振袖は日本の伝統的な衣装として、多くの人々に愛されています。成人式や結婚式など、特別な日には多くの女性が着物を選びます。ですが、着物や振袖を初めて着る際には、トイレなどの日常的な動作が意外と難しいと感じることも少なくありません。

着物や振袖でのお出かけを安心して楽しむためのポイント

  • 裾の注意: トイレ時に裾を上げる際は、しっかりと両手を使って持ち上げることで、汚れや着崩れを防ぐことができます。
  • 帯の確認: 日中の動きでも帯がずれてしまうことがあるため、時々確認して調整することが大切です。
  • 個室を利用: 大きな式場やレンタル店舗では、着物や振袖を着ている方専用の広めの個室が設けられていることが多いので、利用すると良いでしょう。
  • 着付けのチェック: トイレ後や移動中に、鏡で自身の着付けを確認することで、小さな着崩れを早めに修正できます。
  • 手洗いの注意: 手を洗う際には、袖が水に触れないように十分気をつけましょう。また、汚れが心配な場合は、ハンカチや小物を利用して防ぐことができます。

以上のポイントを覚えておくことで、着物や振袖を安心して楽しく着用することができます。特にトイレの際の注意は、あらかじめ知っておくことで、不安や心配を減らすことができるでしょう。着物や振袖は、日本の美しい文化を体現するものです。その美しさを保ちながら、快適に過ごすためのマナーやコツを知り、楽しい時間を過ごしてください。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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