アップルグリーンに羽子板、花手鞠の三歳祝着【kod50】

【保存版】子どもの着付け完全ガイド! 七五三やお祝いの着物を美しく

はじめに

「子どもの着物」と聞いて、多くの方が思い浮かべるのは、七五三や卒業式、お祝いの日に華やかに着飾ったお子さまの姿ではないでしょうか。お子さまの大切な行事は、着物を選ぶ楽しみから、実際に着付けるまでの一連の流れをご家族で共有することが多いものです。

子ども用着物の魅力とその背景

日本の伝統的な服装である「着物」。これは、四季折々の行事やお祝いごとの際に身にまとうことが多い、私たち日本人の文化や歴史を感じることができる衣服です。特に子どもが着物を着る姿は、その無邪気さと、色鮮やかな柄やデザインが相まって、見る人の心をひときわ温かくさせてくれます。

七五三などのイベントでは、男の子は袴、女の子は振袖や被布といった華やかな衣装を身にまとい、その成長をご家族や親戚と共に祝います。そうした瞬間の写真は、ご家族の大切な宝物として、何年経っても色褪せることのない思い出として残るものです。

着物には、季節や時期、男の子や女の子、それぞれの年齢に応じた色や柄、デザインがあります。これらを選ぶ楽しみは、お子さまだけでなく、親御さんにとっても待ち遠しいものです。お子さまの成長とともに、どんな柄や色の着物を選ぶのか、どんな小物や髪飾りを合わせるのか。それぞれの選び方やコーディネートが、その家族のオリジナリティを感じさせてくれます。

また、着付けに関しては、初めての方や経験が少ない方もご安心ください。少しのコツと注意点を覚えれば、お子さまの着付けを楽しんでいただくことができます。帯の締め方や、襟元の整え方、長襦袢や足袋、そして小物の使い方など、一つ一つが楽しい体験となります。

本記事で学べること

本記事では、初めてお子さまの着物や着付けにチャレンジする方向けに、基本から応用までを分かりやすくガイドいたします。以下の点を中心に、詳しくご紹介しますね。

  • 子どもの和装の種類とその特徴
  • 七五三やお祝いの日におすすめの着物の選び方
  • 初心者でもわかる、子どもの着付けの基本手順
  • 色や柄の選び方のポイント
  • 必要な小物やアクセサリーの選び方

最後には、お子さまの成長や好みに合わせて、着物を楽しむためのヒントもお伝えいたします。この記事を、お子さまと一緒に和装を楽しむための第一歩として、どうぞお役立てください。

子どもの和装の基本知識

子どもたちが和装を着ると、その姿はまるで絵本から飛び出してきたよう。そんな素敵な瞬間を演出するための知識を、一緒に学んでいきましょう。

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。お届けさせていただく着物は、正絹100%ですので、軽くて柔らかく、お子さまがいつまでも脱がなくて困るほどの、すてきな着心地です。

桃色に牡丹や菊舞う七歳祝着」をご覧いただきましょう。大人用のアンティーク訪問着を、7歳女の子用に仕立て直しました。なめらかで輝きに満ちた正絹の質感と、深みのあるピンクの染め、手描きの花と手刺繍。帯やバッグも同じ生地で仕立てました。ふわふわと浮き上がりそうな、喜びに満ちた色柄ですね。

子どもの晴れ着の種類と特徴

子どもたちが特別な日に身にまとう和装は、いわゆる「晴れ着」です。その種類や特徴をしっかりと把握することで、正しい選び方や着付け方法を知ることができます。

男の子の和装

  • 特徴: 5歳男の子の晴れの日の定番。着物に合わせて腰から下に穿きます。
  • 七五三の風習が始まった江戸時代、5歳の男の子は「袴着」といって、初めて袴を着る儀式がありました。そのため、5歳の男の子が七五三の際に着る晴れ着として選ばれる着物です。

羽織と袴のセット

  • 特徴: 羽織は、着物の上から羽織る上着。袴とのセットで使用されることが多いです。

長襦袢(ながじゅばん)

  • 特徴: 着物の下に着る着物。着物に汚れがつかないようにするためや、保温のために着用されます。
  • 使用時: どの和装を着る際にも必要です。

女の子の和装

振袖

  • 特徴: 長い袖が特徴的。色や柄が豊富で、華やかなものが多いです。
  • 七五三の7歳の女の子に選ばれることが多い着物です。

被布(ひふ)

  • 特徴: 着物の上に着用する袖なしベストのような羽織物です。
  • 七五三の3歳の女の子が着る着物です。

長襦袢(ながじゅばん)

  • 特徴: 男の子と同様の目的で、着物の下に着用します。
  • 使用時: どの和装を着る際にも必要です。

これらの種類を知っておくことで、特徴のある和装をシーンに合わせて適切に選ぶことができるでしょう。

七五三やお祝いでの着用のポイント

七五三やお祝いの日に着る和装は、特別感を持って選びたいものです。以下のポイントを参考にして、最適な選び方をしましょう。

  • 男の子: 5歳は黒や紺の着物に、豪華な柄の袴がおすすめです。
  • 女の子: 3歳は着物に被布、7歳は振袖が主流。色や柄を豊富に楽しむことができます。

小物との合わせ方

  • 足袋や草履は、和装の色に合わせましょう。
  • お子さまの髪型に合わせた髪飾りや、きらびやかな帯揚げ、帯締めを選ぶと、一層華やかになります。

また、レンタルや購入の際は、前もって試着をして、サイズやデザインを確認すると安心です。ご家族みんなで和装を選ぶ時間は、お祝いの一部として、心に残る思い出となるでしょう。

子ども用着物のサイズ選びのコツ

お子さまの成長は早いものです。また、着物を選ぶ際のサイズ感はたいへん重要です。

基本的なサイズの選び方

  • 身丈: 和装の身丈は、お子さまの首の付け根からくるぶしまでの長さを測ります。
  • 胴囲: お腹の一番ふくらんでいる部分を測ります。袴や着物の腰の部分のサイズ感を確認。
  • 肩裄(裄丈): お子さまの背中の中心から手首までの長さを測ります。振袖や着物の袖の長さに関係するのでしっかりと測りましょう。

サイズ調整のポイント

  • 肩上げ: 着物の肩の部分を折り返して、裄丈を調整します。「今後も成長する存在である」という意味があり、とても重要です。
  • おはしょり: 腰の部分で着物を折り返して、裾の長さを調整します。

サイズ選びに自信がない場合は、専門店のスタッフに相談しましょう。しっかりとフィットした和装で、お子さまの晴れの日を迎えてください。

ゆめやの七五三でも、ご試着の際にしっかりと測ったり、お子さまの体形をお伺いしたりして、肩上げ・腰上げをさせていただきます。

アップルグリーンに羽子板、花手鞠の三歳祝着」をご覧ください。まだ肩上げをしていない状態です。このままですと、手が出ないとか、袂を踏んでしまう、ということになりかねませんので、お子さまの体形によって、肩上げをさせていただきます。

「肩上げ」は、サイズの合わない着物を着ているわけではなく、「まだまだ大きくなりますよ」という証しですので、ご安心くださいね。「まだまだ大きくなる」という縁起の良い「肩上げ」は、本当はもう必要のないほど大きくなっていても、「13歳までは1cmでも肩上げをして縁起を担ぐ」という風習もあります。

ちなみに、グリーンの3歳祝着はたいへん珍しいので、神社でも目を惹くことと思いますよ。右側は別オーダーの被布です。兵児帯をかわいらしく結んでいますので、被布で隠す必要は無いのですが、防寒のためと、3歳の七五三の定番となっていますので、ご用命なさる方が多いです。

ここまで、子どもの和装の基本知識をご紹介しました。続いては、初心者でも安心して着付けができるコツや、必要な小物の選び方などを詳しくご案内します。お子さまとの特別な日を、和装を通して一層楽しんでいただけたら幸いです。

子どもの着付け手順の基本

和装を身にまとうのは、まさに日本の伝統の一部ですね。特にお子さまが七五三やお祝いで初めて着物を着る際は、心を込めて着付けたいものです。ここでは、お子さまの着付けの基本手順をガイドいたします。

肌着や長襦袢、衿芯などの下準備

まずは、下準備から。着物を着る前に必要な小物やアイテムの準備を整えることが大切です。

  • 肌着: 直接肌に触れるものですので、お子さまの肌に優しいものを選びましょう。吸湿性があり、通気性の良いものがおすすめです。
  • 長襦袢: 着物の下に着るもので、この上に着る着物を汚さないためのものです。色やデザインもさまざまなので、着物の色や柄と合わせて選ぶと良いでしょう。
  • 衿芯: 衿の部分をきれいに見せるためのアイテム。衿芯をしっかりとセットすることで、衿元が綺麗に仕上がります。

これらの準備をなされば、お子さまに安心して着物を着せることができます。

伊達締めや帯板の重要性

着物を美しく着るためには、伊達締めや帯板などの小物も欠かせません。

  • 伊達締め: 着物、長襦袢の襟合わせやおはしょりを押さえておくための幅広の紐です。着付けを安定させるために使います。
  • 帯板: 帯の前で使う前板と後ろで使う後板で用途が異なります。前板は帯のシワを防ぐことが目的。後板は飾り結びを美しく見せ、腰の高い位置で支えるために必要です。

お子さまが動き回ることを考えると、これらのアイテムは着物を安定させるためにもたいへん重要です。

帯の締め方と髪の飾り付け方法

いよいよ、帯の締め方と髪の飾り付けのポイントを紹介します。

  • 帯の締め方: シンプルな結び方がおすすめです。後ろで一重に結ぶ方法や、リボンのような形にするなど、さまざまな方法がありますが、お子さまの動きやすさを考慮して、締めすぎないようにしましょう。
  • 髪の飾り付け: シンプルなヘアピンや簪(かんざし)を使用すると良いでしょう。髪の長さや量、お子さまの好みに合わせて、可愛らしい飾りを選びましょう。

お子さまの初めての和装は、ご家族にとっても大切な瞬間。着付けの際は、このガイドを参考にして、お子さまに美しく、そして心地良く着物を着せてあげてください。

男の子と女の子の違いとポイント

七五三のお祝いは、ご家族みんなの思い出となる特別な日。男の子と女の子、それぞれの衣装はどう選ぶと良いのでしょうか。男の子の袴や、女の子の振袖の選び方をご紹介していきます。

男の子の袴や着物の柄の選び方

5歳の七五三で男の子が着る代表的な和装は袴(はかま)です。袴は、歴史的な意味も持ち、男の子の節目を祝うのにふさわしい服装として着用されてきました。

  • 袴の色と柄選び: 一般的に、男の子の袴の色は落ち着いた色が多いです。黒や紺、深緑などが人気で、これらの色は格式を感じさせ、写真映えもします。また、縦縞や無地のものから、豪華な柄が織り出されているものもあり、柄の種類も豊富です。着物の色柄に合わせて選びましょう。
  • 着物や羽織の柄の選び方: 着物の柄は、季節やお子さまの好みに合わせて選ぶのがおすすめです。例えば、龍や虎などの力強いデザインや、松や桜などの伝統的なデザインがあります。

男の子の衣装は、シンプルなものから、少し派手めなものまでさまざま。お子さまの好みやご家族の雰囲気に合わせて、最適な袴と着物を選ぶことが大切です。

ゆめやでご用意している5歳祝着は、正装の「五つ紋付黒羽織袴」が2パターン、「ストライプの着物に五つ紋付黒羽織袴」が1パターンとなります。「五つ紋付黒羽織袴」は基本のアンサンブルですので、サイズを6段階お作りしています。小学校の卒業式まで対応可能なサイズ展開です。正絹は軽くて柔らかいので、嫌がることなくお召しいただけるでしょう。肩上げ・裾上げ・貼り付け紋のご要望も承っていますので、お気軽にオーダーなさってくださいね。

女の子の振袖や色選びのポイント

7歳の女の子の七五三では、振袖が人気です。カラフルで繊細なデザインが特徴で、お祝いのムードを盛り上げます。

  • 振袖の色選び: 赤やピンク、水色など、鮮やかな色が多く見られます。これらの色は、女の子らしさを引き立て、お祝いの雰囲気を高めます。
  • 柄のポイント: 蝶々や花など、可愛らしいモチーフが人気。桜や菖蒲、梅などの伝統的な柄は、着物としての格式を持つとともに、子どもらしい華やかさをプラスします。

振袖の選び方一つで、七五三の思い出の色合いも変わってくるもの。女の子らしさを最大限に引き出す振袖を選んで、お祝いを盛り上げましょう。

赤やピンクはもともと人気のある色ですが、近年は水色が大人気です。「空色に桜、菖蒲と流水紋様の七歳祝着」は、涼し気で爽やかな秋の空を思わせる、空色の着物です。昭和初期のアンティークの訪問着から仕立て直しました。桜や菖蒲などが手描きされた、優しい印象の祝着です。静かな印象の祝着ですので、光沢のある帯を結び、豪華さを演出しました。

男女共通の小物とアクセサリーの取り入れ方

七五三の衣装を引き立てる小物やアクセサリーも欠かせません。男女共通で利用するもののポイントをご紹介します。

  • 足袋と草履: 和装の基本的な小物。足袋は白が基本ですが、草履はお子さまの衣装の色やデザインに合わせて選ぶと、全体のコーディネートが引き締まります。
  • 扇子やバッグ: 特に女の子は、扇子やバッグを持つことで、より華やかな雰囲気を出すことができます。

レンタルと購入のメリットとデメリット

和装は日本の伝統を代表するものの一つです。ですが、普段着ることが少ないので、特別な日のために購入するべきか、レンタルするべきか悩むところです。このセクションでは、「レンタル」と「購入」の違いやメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

七五三や成長を伴う節目での選び方

子どもの成長はあっという間。七五三などのお祝いは一生に一度しかない大切な時間です。そのため、どの衣装を選ぶかは、ご家族にとっても重要な判断となります。レンタルと購入、それぞれのメリットを挙げてみましょう。

レンタルのメリット

  • 子どもが急激に成長するこの時期、七五三のための和装は一度しか着ないことが多いため、レンタルは経済的です。
  • レンタルなら最新のデザインや柄を選べます。
  • 着物だけではなく、必要な小物がセットになっているプランがあるので、着付けの際に困ることが少ないです。

購入のメリット

  • 思い出の品としてご家族のもとに残すことができます。
  • サイズやデザインのカスタマイズが可能です。
  • 兄弟姉妹にも受け継ぐことができるため、ご家族全体でのコストパフォーマンスが良い場合もあります。

レンタルの場合の注意点とコストパフォーマンス

レンタルは、一見するとコストパフォーマンスが良いように感じるかもしれません。ですが、いくつか注意点もあります。

注意点

  • レンタルの和装は多くの人が着るため、使用感があることも。
  • 事前にしっかりと試着やサイズの確認が必要です。
  • 返却の際の汚れやダメージには注意が必要。心配な方は、裾を引きずらないための補正や、クリーニングのサービスを利用すると安心です。

一度しか使用しない場合や最新のデザインを希望する場合は、コストパフォーマンスを考えるとレンタルがおすすめです。

ゆめやのレンタルついての詳しいご説明は「ご利用の流れ」でご案内しています。返却は、ご自身でおお手入れやクリーニングはなさらずに、そのまま専用伝票でご返送ください。ご試着に関しては、東京店・山梨店にご予約いただくか、ご自宅へ配送して試着していただくことも可能です。ご不明点に関しては「よくあるご質問」をご覧いただくか、「お問い合わせ」からお寄せくださいね。

購入時のサイズや品質の選び方

購入のポイントは「サイズ」と「品質」。特に子どもの場合は、成長が早いので、サイズ選びは慎重に行いたいところです。

サイズの選び方

  • 成長を考慮して、少し余裕を持ったサイズを選ぶと良いでしょう。
  • 着付けの際に、腰紐を使用して調整することも可能です。

品質の選び方

  • 素材や縫製、柄の美しさなどを確認します。
  • 高価なものほど品質が良いとは限らないので、実際に手に取って確認することが大切。

和装を選ぶ際は、目的やご家族の予算、お子さまの成長など、さまざまな要素を考慮する必要があります。どの方法を選んでも、七五三という大切な日にご家族が笑顔でいられることが、何よりも価値があると思います。

子どもの和装のお手入れと収納方法

和装の世界は、美しさや伝統だけでなく、その手入れや収納も特別なものとなっています。お子さまの着物や袴、さらには小物類に至るまでの正しいお手入れ方法を知ることは、長く美しい状態で着物を楽しむ秘訣です。

洗濯のポイント

着物や袴は、一般的な衣類とは異なる材質と構造を持っていますので、洗濯をする時には特別な注意が必要です。

  • 素材に合わせた洗濯方法: 着物の材料によって洗濯方法が変わります。自宅で洗濯できるのは「木綿」や「ポリエステル」の素材です。「絹」や「ウール」素材のものは、扱いが難しいのでクリーニングに出したほうがいいでしょう。洗濯機で洗う場合には、手洗いがおすすめです。
  • 部分的な汚れ対策: 特定の部分、たとえば袖や裾などが汚れている場合は、その部分だけを綺麗にする方法があります。柔らかい布を使い、汚れた部分を優しく拭くだけで、大きな汚れを防ぐことができます。
  • 干し方: 直射日光は避け、風通しの良い場所で陰干しすることが大切です。また、和装の長さや形状を考慮して、適切な方法で干すことで、型崩れを防ぐことができます。

着物の収納時のたたみ方や防虫対策

和装の収納は、良い状態を保つために重要です。特にお子さまの着物は、次の節目やお祝いまでの期間を、大切に保管していきたいものです。

  • たたみ方のポイント: 和装は、シワにならないようしっかりとたたんで収納します。この時、帯や帯揚げなどの小物は別々に保管することがおすすめです。
  • 防虫対策: 和装は虫に弱いため、虫よけのアイテムを使用することで、長期間安心して保管することができます。また、定期的に和装を取り出して、風を通すことも効果的です。

和装小物の適切な保管方法

小物も和装の重要な要素の一つです。適切に保管することで、使用時に必要な小物をすぐに取り出せるようにしておきましょう。

  • 帯や帯揚げの収納: 帯は着物と同様丁寧にたたんで保管しておきます。帯揚げは、綺麗に巻いて保管すると、次回使用時にもしわがつきにくいです。
  • 足袋や草履の保管: 足袋や草履は、湿気を避け、風通しの良い場所で保管することがおすすめです。特に足袋は、中の湿気を逃がすために、定期的に干すことも忘れずに行いましょう。

和装を長く綺麗に保つためには、日常のお手入れや収納方法がとても重要です。一度覚えてしまえば、難しくはありませんので、ぜひお子さまの着物を大切に保管して、長く楽しむことができるよう心がけてください。

まとめ

これまでの内容を振り返り、お子さまの和装を存分に楽しむためのポイントや進め方について再確認しましょう。

子どもの和装を楽しむためのポイント再確認

  • 着付けの基本: 子どもの和装も大人の和装と同じく、基本的な着付けの方法や小物の使い方に気をつけることが大切です。特に、袴や袖の長さ、衿の合わせ方など、細かい部分に気を配ることで、完成度の高い着付けが楽しめます。
  • 適切な小物の利用: 袴や着物だけではなく、帯や帯揚げ、足袋や草履などの小物も忘れずにセットで用意しましょう。男の子と女の子で必要な小物が異なるので、それぞれ何が必要なのかを確認して選ぶことが重要です。
  • レンタルの活用: 七五三やお祝いの時だけの利用を考えている場合は、レンタルすることで、高品質な和装を手軽に楽しむことができます。さらに、レンタルならではの豊富なデザインやサイズ展開も魅力的です。
  • 写真撮影のポイント: お子さまの和装姿を残すための写真撮影も大切。ご家族みんなでの集合写真や、袖や裾、髪飾りなどのディテールに焦点を当てたクローズアップの写真もおすすめです。
  • 安心のための準備: 和装を着ることは、普段の服装とは異なるため、お子さまが心配に思うことも。事前に準備や説明をしっかり行い、安心して楽しめるようサポートすることが大切です。

今後の和装の楽しみ方と進め方

和装は、七五三だけでなく、お祝いや特別な日の衣装としても利用できます。お子さまの成長と共に和装を楽しむための進め方やポイントをご紹介します。

  • 年齢に合わせた選び方: 3歳、5歳、7歳とお子さまたちの成長に合わせて和装の選び方も変わってきます。それぞれの年齢に合わせたデザインやサイズを選ぶことで、より一層の華やかさを楽しめます。
  • 家族での和装: お子さまでなく、ご家族みんなで和装を楽しむのもおすすめ。お子さまの和装に合わせて、大人の和装もセットで用意することで、一体感のある写真撮影や、お祝いの雰囲気を高めることができます。
  • 和装のケア: 和装を長く楽しむためには、適切なケアが欠かせません。洗濯や収納時のポイントを守ることで、和装の美しさを長く保つことができます。
  • 和装のリサイクル: 子どもはすぐに成長してしまうので、一度しか利用しない和装も多いかと思います。そんな時は、和装のリサイクルや再利用を考えてみるのも一つの方法です。

和装は日本の伝統文化を感じられるもの。子どもたちにとって、和装を着ることは特別な経験となるでしょう。これからも、ご家族みんなで和装を楽しんで、大切な思い出を作っていきましょう。

ゆめやでは、お子さまご本人だけでなく、兄弟姉妹さまや、お母さま、お父さまとの和装セットプランもご用意しています。ご家族揃って和装でご参拝なさると、写真映えもいたしますし、さらに特別な思い出になりますよ。

〈参考記事〉
https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/hihu/
https://kimono-amanoya.co.jp/blogs/view/3681156281196/9123654155410743075
https://kashikimono.com/content/3sai_boy
https://kashikimono.com/content/753_7sai_size
https://kimono-rentalier.jp/column/shichigosan/shichigosan-size/
https://www.eternel.info/?p=8130
https://www.kyonomiyabi.jp/mame_mitsumi.html
https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/obiitatoha/
https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/753/1294/
https://www.kimonoichiba.com/media/column/378/
https://www.kimono-tuji.com/storage/
https://cho-ya.co.jp/kimonocleaning/
https://kimono-amanoya-online.com/blogs/%E6%96%B0%E7%9D%80%E6%83%85%E5%A0%B1-news/%E8%8D%89%E5%B1%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E6%89%8B%E5%85%A5%E3%82%8C-%E5%8F%8E%E7%B4%8D%E6%96%B9%E6%B3%95-%E3%81%8A%E6%B0%97%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%81%AE%E8%8D%89%E5%B1%A5%E3%82%92%E9%95%B7%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
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監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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