深紫色に菊尽くしの紋付き七歳祝着【kod05】

7歳の女の子用着物をフルセットレンタルで!七五三着物選び方ガイド

はじめに

7歳の女の子の七五三は、人生で初めての本格的な着物と帯を着用する、輝かしい節目のイベントです。この日には、彼女の個性を表現し、その成長を祝う特別な着物を選びたいものです。

そうは言っても、着物を着る習慣のない現代のご家庭では、どのようにして、お子さまに合った着物を選べばいいのか不安や疑問に思うことも多いと思います。

そんな時はぜひ、着物のレンタルサービスを利用することをご検討されてみてはいかがでしょうか。

着物のレンタルサービスは、高品質で高価な着物であってもリーズナブルに利用ができるだけでなく、豊富な選択肢からお気に入りの着物を選ぶ楽しみもあります。

この記事では、そんなおすすめのレンタルサービスについて、7歳女の子の七五三にふさわしい着物の選び方、フルセットレンタルの内容、着付けのポイント、そして小物の選び方まで、詳しく解説します。

七五三用着物のレンタル入門

七五三は、お子さまの成長を祝う重要な行事です。特に7歳の女の子にとっては、その人生の中で特別な記念日となります。

しかし、一生に一度のイベントに、着物一式を購入するには高額な費用がかかり、経済的に問題になることも事実です。

そこで、多くの家庭ではレンタルサービスによって着物を利用するというのが現代では一般的になってきました。

この章では、七五三用の着物をレンタルするメリットと、失敗しないレンタル利用のための基本的なポイントについてご紹介します。

一度きりの特別な日にレンタルを選ぶ理由

七五三で着用する着物をレンタルサービスで利用することは、「一度きりの使用のために高額な費用をかけるのはちょっと…」と、考えているご家庭にとって理想的な選択といえます。

レンタルサービスでは、一般的に、着物だけでなく、帯や小物などを含むフルセットで利用することができ、七五三の準備にかかる手間を軽減してくれます。

また、レンタルサービスでは、豊富な着物やセットプランを提供しているため、お子さまの個性や好みに合ったデザインや色を選ぶことが可能です。

スムーズなレンタル体験のための準備ガイド

七五三用の着物のレンタルをスムーズに行うには、レンタル店をリサーチし、デザインや色、サイズの選択肢を確認することが大切です。

予約は早めに行い、レンタル契約の細かな規定を確認しましょう。また、お子さまの体のサイズを正確に測定し、フィッティングを確認することも重要です。

7歳ともなれば、お子さまは自分の意見を持っていることが多いので、好みを聞いて一緒に選ぶのも良いでしょう。

当日は移動が多いこともあるので、着心地の良さを優先して選ぶこともおすすめします。

さらに、当日の流れを事前に計画し、着付けの時間や写真撮影のスケジュールを余裕をもって組むことで、特別な一日を最高の思い出にすることができます。

7歳女の子のための七五三着物のセットレンタルと正絹着物のすすめ

7歳の七五三は、成長の節目を迎える女の子にとって、一生の記憶に残る大切なイベントです。着物のフルセットレンタルは、その特別な日を彩る上で欠かせない選択肢となります。

ここでは、着物のフルセットレンタルの内容と、七五三という記念すべき日におすすめの正絹着物の魅力についてご紹介します。

フルセット内容の詳細解説:何が含まれている?

着物をレンタルする際には、着物単品だけではなく、着物の装いに必要な全てが含まれたフルセットが提供されることが一般的です。フルセットには、着物、帯、長襦袢、足袋、草履、帯揚げ、帯締め、髪飾りなどが含まれています。

  • 着物:着物は豪華な装飾が施されたものが選ばれることが多く、七五三向けには、赤やピンク、白などの華やかな色が好まれます。
  • :帯は着物との調和を考えて選ばれ、子ども用のものは結びやすい作りになっているものもあります。
  • 長襦袢:長襦袢は着物の下に着ることで着姿を美しく見せ、着心地の良さを提供します。
  • 足袋・草履:足袋と草履は、足元のおしゃれを演出し、トータルでのコーディネートを完成させます。
  • 帯締め・帯揚げ・髪飾り:これらの小物は、着物の色や柄と合わせて選ばれ、統一感のある装いを作り上げます。

このように、レンタルのフルセットを選ぶことで、手軽にトータルコーディネートを完成させることができ、七五三の準備が格段に楽になります。

正絹の魅力:他の素材との違いとは?

正絹の着物は、その高級感と上品な光沢が魅力です。七五三のような特別な日には、特に正絹の着物がおすすめといえるでしょう。

正絹は混じり気のない絹100%の素材で、その光沢は人工的な素材では出せない深みがあり、極上の肌触りは、四季を通じて快適さを約束してくれます。

合繊などの他の素材と比較しても、正絹は吸湿性と放湿性に優れており、汗をかいても肌にまとわりつく感じが少なく格別の着心地となっています。

また、正絹の耐久性にも非常に優れており、活発な時期のお子さまにもうってつけの素材と言えます。

正絹着物は、日本において伝統的に着用されてきた着物であり、七五三で正絹の着物を選ぶことは、お子さまの成長を祝うと同時に、家族の絆や伝統を大切にする意志を示すことにもなります。

正絹の着物を通して、七五三の日には、お子さまだけでなく家族全員が特別な経験を共有し、豊かな文化と伝統を次世代に伝えていくことができるのです。

ここで、ゆめやで取り扱っている7歳の七五三用着物のレンタルセットから、「珊瑚色に菊や南天、蛤紋様の7歳祝着」をご紹介します。

こちらは、アンティークの訪問着から仕立てた7歳用の祝着です。珊瑚色のぼかし地におめでたい蛤の貝合わせと菊や梅などが描かれ、手刺繍が施された豪華な柄です。家紋をそのまま生かすように仕立てました。また、同じ生地で帯と髪飾りを仕立てました。

七五三着物の選び方:7歳のお子さまの最高の着物姿のために

七五三における着物選びは、一生に一度の記念日を彩る大切なプロセスです。

ここでは、お子さまの魅力を最大限に引き出し、季節感も考慮した着物選びのアドバイスをご紹介します。

お子さまの個性を引き立てる柄選び

7歳の女の子の七五三着物では、柄が大きな役割を果たします。

まず、お子さまの性格や好みを考慮して柄を選ぶことで、この特別な日にお子さまが自信を持って着物を着ることができるようになるでしょう。例えば控えめで上品な性格のお子さまであれば、紫色で花柄をあしらった着物によって、さらに優雅で上品な雰囲気を演出できます。

季節に応じた着物の色とデザインの選び方

季節に合わせて着物を選ぶことは、七五三の装いに深みを与えるとともに、自然のサイクルと調和することでより一層の美しさを表現できます。

一般的に、七五三は、晩秋(11月15日)に行うとされていますが、その時期の都合がつかないなど諸々の理由で、その他の季節に行う家族も増えています。

の七五三では、桜や梅などの花が咲くデザインの着物がおすすめです。は、涼しげな青や緑、水色を基調とした着物が季節の暑さを和らげ、涼やかな印象を与えます。の七五三には、紅葉や実りの象徴である稲穂など、豊かな収穫をイメージさせるデザインが適しています。は、雪の結晶や松竹梅など、冬の静寂と美しさを表現する柄がおすすめです。

ここで、ゆめやで取り扱っている7歳の七五三用着物のレンタルセットから、色合いや柄が秋の七五三の時期にぴったりの「深紫色に菊尽くしの紋付き7歳祝着」をご紹介します。

こちらは、アンティーク色振袖から仕立て直した、五つ紋付き7歳用の祝着です。深い紫色の錦紗縮緬に、たくさんの種類の菊の花が手描き、手刺繍で描かれています。地色と対照的な淡い色合いで、とても華やかです。衿、裾回し、振りは赤い絞りの羽織の生地を使っています。色振袖と羽織の両方を使い、帯、巾着バッグ、髪飾りも仕立てています。

着付けの簡単ステップと小物選びのアドバイス

七五三は、日本の伝統行事の中でも特に重要な節目の一つです。7歳の女の子が主役となるこの特別な日には、正絹の着物や紋付の衣装で身を包み、家族や親戚に囲まれて祝福を受けます。

しかし、初めて着物を着るお子さまや親御さんにとって、着付けや小物選びは少し不安に感じる要素。

そこで、ここでは、初心者でも安心して着付けができる基本的なステップと、小物選びのポイントを詳しく解説します。

初心者でも安心!簡単着付けステップ

以下で、着付けの基本をおさえたステップをご紹介します。

  1. 足袋と肌着の着用:着物を着た後に足袋を履くのは難しいことが多いので、まずは足袋を履きましょう。続いて、肌襦袢や裾除けなどの肌着を着用します。これらの肌着は肌に直接触れるものなので、肌触りが良く汗を吸収しやすい素材を選ぶことが重要です。肌着は着物のシルエットを美しく見せるためにも必要です。
  2. 体型の補正:必ずしも必要ではありませんが、タオルなどを腰に巻き付け、体型を補正します。着物を着る際は、あえて「寸胴」の体型にすることで、着崩れを防止します。
  3. 長襦袢の着用:長襦袢は着物と肌着の間に着用する着物のことで、肌襦袢と同じように、主に肌と着物が直接触れることを防ぐ目的があります。長襦袢には色や柄が付いているものもあり、袖口や振りからチラリと見せることによって、おしゃれ感をアップさせることができます。
  4. 着物の着用:長襦袢を着たら、いよいよ着物を着用します。着物を広げ、背中心に合わせて体に巻き付けます。まず右側を体に沿わせ、その上から左側を重ねます。左衿が上に来るようにすることがポイントです。続けて、着物の前合わせがきれいになるように調整し、腰紐を使って仮留めします。このとき、着物が開かないようにしっかりと固定します。さらに、衿元を整えましょう。女性の場合、首筋が美しく見えるように衿を拳一つ分くらい後ろに引くのが一般的です。
  5. 帯の締め方:帯を着物の腰部分に巻きつけ、一度しっかりと結びます。その後、帯を美しく整え、帯結び(お太鼓結びなど)をします。帯締めを使用して帯がずれないように固定し、全体のバランスを整えます。
  6. 最終的な調整:着物と帯の位置を最終的に調整し、全体のシルエットが美しく見えるようにします。衿元や袖の長さなど、細部にわたってチェックし、必要に応じて微調整を行います。

着付けが完了したら、家族みんなで晴れ姿を撮影し、この特別な日の思い出を残しましょう。

着物を彩る小物選び

着物を引き立てる小物選びも、七五三の装いにとって重要です。

  • 足袋:足袋は、白や淡い色を選ぶと正絹の着物によく合います。お子さまの好みや季節に合わせて柄物の足袋を選ぶのもいいでしょう。
  • 草履:草履は、お子さまが一日中快適に過ごせるように、フィット感を重視して選びましょう。当日にいきなり履くと違和感を感じるかもしれないので、前日に慣らし履きをすることをおすすめします。
  • その他小物類:七五三当日は、巾着袋や髪飾りなどの小物も必要です。これらの小物は、着物や帯の色味に合わせて選ぶとよいでしょう。巾着袋は、お守りや祝儀袋を入れるために使います。髪飾りは、お子さまの髪型に合わせて選び、かわいらしさをプラスします。

最後に、七五三の着物や小物のレンタルは、早めに予約することをおすすめします。特に七五三シーズンは需要が高く、希望の商品が借りられない可能性があります。

上記のポイントを踏まえながら、家族みんなで七五三の準備を楽しんでください。そうすることで、この特別な日を心から楽しみ、一生の思い出に残ることができるでしょう。

記念写真を美しく残すコツ

7歳の七五三は、お子さまが初めて本格的な着物と帯を身にまとう大切な瞬間です。この特別な時を美しく切り取るため、自然体のポーズ取りと最適な背景選びが鍵となります。

ここでは、七五三の記念撮影についての、お子さまの最高の着物姿を写真に収めるための具体的なアドバイスをご紹介します。

自然体のポーズ:美しい着姿を引き立てる

美しい着姿を引き立てるには、お子さまがリラックスした状態で自然なポーズをとることが重要です。

リラックスした状態はお子さまの自然なポーズを生み出し、表情のバリエーションが写真に温かみを加えてくれます。

お子さまが緊張している場合は、撮影前にお子さまと一緒に遊んだり、お気に入りのおもちゃを持ってきてもらったりして、リラックスした雰囲気を作ることが大切です。

また、撮影中はお子さまに優しく語りかけ、自然な笑顔を引き出すようにしましょう。

撮影時間はお子さまが最も元気な午前中が理想的で、長時間にわたる撮影は避け、疲れを見せたら休憩を取るなどお子さまのペースに合わせることが大切です。

お子さまの体調や気分に合わせて、柔軟に撮影スケジュールを調整することが、良い写真を撮るコツです。

最高の背景:屋内外での撮影場所ガイド

記念写真をする場合は、お子さまの着物姿と調和する自然光が豊かな場所を選びましょう。

参拝する神社は、和装の雰囲気にマッチする最高のロケーション。他の参拝者に配慮しながら、和の雰囲気あふれる七五三写真を撮影しましょう。

また、神社以外では、お子さまやご家族にとって意味のある場所、例えば家族でよく訪れる公園や自宅の庭などがおすすめです。

自然な光が差し込む場所を選ぶことで、お子さまの表情や着物の色合いを美しく捉えましょう。

背景選びの際は、着物の色や柄との調和も重要です。例えば、緑の多い公園で撮影する場合、葉の色と着物の色がケンカしてしまわないように注意しましょう。

また、和風の建物や日本庭園など、着物と相性の良い場所を選ぶのもおすすめです。

記念写真の撮影では、お子さまの自然な表情とポーズ、そして美しい背景が重要なポイントです。お子さまが心地よく、リラックスできる環境を作ることで、七五三の大切な瞬間を最高の一枚として残すことができるでしょう。

レンタル時の安心ガイド

七五三は、お子さまの一生に一度の特別なイベントです。7歳の女の子のための着物を選ぶ際には、おしゃれで品質の高い着物を選びたいものです。

ここでは、着物をレンタルする前に確認すべきポイントと、レンタル後の注意点について詳しくご紹介します。

レンタル前にチェック!安心契約のポイント

  • 品質と清潔感の確認:品質の高い着物は、お子さまの特別な日をより輝かせます。レンタルされる着物は多くの人が着ているものなので、場合によっては少し気になる使用感があります。ネット上のレビューや写真を参照しながら、品質と清潔感をしっかりと確認しましょう。
  • セット内容をチェック:着物のレンタルセットを選ぶ場合は、帯や草履はもちろん、髪飾りなどの小物もセットに含まれているかを確認することが重要です。追加で小物をレンタルする場合は予算と相談しながら、賢く選択しましょう。
  • サイズの確認と試着:お子さまの成長に合わせたサイズ調整が可能かどうかを確認し、可能であれば事前に試着の機会を設けることで、当日の着用がスムーズになります。
  • サポートの確認:レンタル期間中のサポート体制や、万が一の事態に備えたキャンセルポリシーも事前に確認しておくことで、安心してレンタルを利用できます。

レンタル後の注意点:ケアと返却の要点

  • 着用後のケア:お子さまが着用した後の着物は、特に汚れに注意してください。食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合は、自分で処理を試みずに、レンタルショップに相談しましょう。専門家のアドバイスに従うことで、着物を適切にケアすることができます。
  • 返却方法と期限の遵守:レンタルした着物は、指定された方法で慎重に梱包し、期限内に返却することが大切です。返却期限や方法については、レンタル契約時にしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

七五三という節目を迎えるにあたり、7歳の女の子の着物姿は、多くの家族にとって重要な意味を持ちます。この美しい伝統を祝うために、着物の色、デザイン、そして素材選びが重要となります。

着物は、まず、お子さまの好みに合わせた色や柄を選びましょう。

次に、素材選びにおいては、着心地や肌触りが良く、長時間快適に過ごせるものを選ぶことが重要です。

デザインに関しては、伝統的なものからモダンなものまで、幅広い選択肢の中から、お子さまの個性を最もよく表現できる一着を探し出してみてください。

当店では、これらの点において、お客様に最適な着物を選んでいただけるよう、専門的なアドバイスを提供しています。

1985年の創業以来、私たちは美しい着物を通じて、家族の大切な瞬間を彩るお手伝いをしてきました。

この伝統を未来につなげるためにも、七五三のお祝いには、お子さま一人ひとりの輝きを引き出す素晴らしい着物を選びましょう。

〈参考記事〉
https://www.yumeyakata.com/kids/set.html
https://kimono-rentalier.jp/column/shichigosan/shichigosan-item-7sai/
https://kimono-rentalier.jp/column/shichigosan/shichigosan-kitsuke-7sai/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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