白地に黄色い鼻緒、桜絵の草履【zor035】

【着物のプロが監修】草履・下駄・雪駄の選び方:和装初心者のためのガイド

はじめに

着物と履物の重要性

着物を着る際に、最も大切なのは全体の調和です。着物の美しさを引き立てるためには、適切で快適な履物を選択しなくてはなりません。草履や下駄などの履物は、和装の一部として、着物とのバランスを考えて選ぶ必要があります。例えば、フォーマルな訪問着には上品な草履が、カジュアルな小紋には趣のある下駄が似合います。履物は単に足を守るだけでなく、着物の格やシーンに合わせて選択しましょう。

履物選びの際には、サイズ履き心地が肝心です。自分の足に合うサイズの履物を選ぶと、長時間の着用でも快適に過ごせます。また、履物の高さや底の素材は歩き方に影響を与え、着物の着こなしをも左右するのです。素材の選び方も重要なポイントとなるでしょう。例えば、軽くて歩きやすい素足向けの素材から、冬場の寒さを防ぐための温かい素材まで、さまざまな種類があります。

記事の概要と目的

この記事では、着物をより美しく、快適に着るための履物の選び方を紹介します。着物の種類別に最適な履物の選び方、サイズや素材の選び方、そしてさまざまなシーンでのコーディネート方法まで、幅広く解説していきます。和装初心者から上級者まで、幅広い読者が着物を楽しむための知識として活用できるように、基本から応用まで詳しく説明します。

着物は日本の伝統的な装いであり、その魅力は世界中に広がっています。そこで、着物を美しく着こなし、立ち居振る舞いを上品に見せるには、履物選びがたいへん重要です。この記事を通して、着物初心者でも安心して和装を楽しめるような情報を提供し、着物文化の魅力をより多くの方に伝えていきたいと考えています。着物を着る際の履物の重要性を理解し、自分に合う履物を見つけることで、皆さまの着物ライフがより豊かになるようにと願っています。

着物に合う履物の選び方

草履と下駄の基本

和装の世界では、履物が全体の印象を大きく左右します。特に草履下駄は、着物の足元を飾る最もポピュラーな履物です。草履は、主にフォーマルな場面で使用される履物で、礼装や訪問着・振袖などの着物に合わせます。一方、下駄はカジュアルな装いに適していて、浴衣や普段着の小紋・紬などに合わせるのが一般的です。

草履の特徴は、その装飾性とフォーマル感です。草履の鼻緒は多種多様で、素材・色・柄によって着物の雰囲気を大きく変えます。また、草履の台はさまざまな高さがあり、足の形や着用するシーンに合わせて選びます。一方、下駄はよりカジュアルな装いに合わせるため、木製の素材感とシンプルなデザインが特徴といえるでしょう。夏の浴衣に合わせる下駄は特に人気があり、涼しげな見た目が魅力です。

フォーマルからカジュアルまでの履物の選び方

着物を着るシーンによって、履物の選び方も変わります。フォーマルな場合、例えば結婚式や入学式などの正装には、装飾的で高級感のある草履を選ぶのが慣例です。こうした場面では、草履の色や素材を着物や帯とうまく合わせると、全体の調和が保てるでしょう。例えば、礼装用の色無地には色目を合わせたシンプルな草履、色鮮やかな振袖には金や銀の装飾が施された華やかな草履が適しています。

ゆめやの草履から、振袖や花嫁衣裳におすすめの草履をご紹介しましょう。「白地に黄色い鼻緒、桜絵の草履」は、白地に黄色い鼻緒がかわいらしい草履です。黄色い鼻緒には桜の手刺繍がほどこされ、草履のサイドにも同じ桜が描かれています。サイドと天の間には、黄色とボルドー色のラインがぷっくりとほどこされ、前坪もボルドー色です。手刺繍とサイドの桜には白・ピンク・金色が使われ、カジュアルな雰囲気の草履に、和の品格をプラスしています。成人式や花嫁さんの振袖でお履きになってください。

一方、カジュアルなシーンでは、よりリラックスした装いに合わせて、下駄やラフなデザインの草履を選びます。例えば、普段着の小紋や紬には、素朴な木製の下駄や、遊び心のある草履がぴったりです。歩きやすさを重視する場合は、足にフィットする低めの台の草履や、クッション性のある鼻緒を選ぶとよいでしょう。

着物に合う履物を選ぶ際には、まずそのシーンや着物の種類を考慮し、履物の素材や色・デザインを選ぶことが大切です。和装の魅力を最大限に引き出すため、履物選びにはぜひ注意を払いましょう。また、履物と着物のバランスを考える際には、帯や小物との調和も重要です。全体のコーディネートを考えながら、自分のスタイルに合った履物を選ぶと、着物の魅力がさらに引き立つでしょう。

サイズとフィットの重要性

正しい履物サイズの測り方

和装の履物選びにおいて、サイズはたいへん重要な要素です。特に草履や下駄のような伝統的な履物は、自分の足に合うサイズを選ぶと、長時間の着用でも快適さを維持できます。では、正しい履物サイズの測り方はどのようなものでしょうか。

まず、履物のサイズを測る際は、足の長さだけでなく、幅や甲の高さも考慮する必要があります。足の長さは、かかとから最長の足の指までです。多くの草履や下駄は、サイズがcm単位で表示されていますので、この数値を基に選びましょう。ほとんどの草履がS、M、L、LL表示もされています。足の幅や甲の高さによっても履き心地が異なるため、これらの部分も考慮に入れ、試着をしてください。靴のサイズとは5mm程度の誤差があります。

草履や下駄を選ぶ際は、足のサイズに合わせた台の大きさや鼻緒の位置・高さの確認を忘れてはなりません。台の形状が自分の足の形に合い、鼻緒の位置や強さが足指にフィットするものが理想的です。台の大きさは、かかとが2~3cm台から出るものがよいでしょう。かかとが台からはみ出ると、足指と鼻緒の間に若干のすき間ができます。すき間が空くことで、鼻緒と足指の間の摩擦がなくなり、歩行時の安定感や快適さが大きく向上します。

快適な歩き方と履き心地のポイント

履物のサイズが適切であれば、快適な歩き方が可能になります。和装では、履物が足に合っていないと、不自然な歩き方や姿勢になりがちです。特に草履や下駄は、一般的な靴とは異なる履き心地のため、正しい歩き方を身につけましょう。

草履や下駄などの和装履物を履くときは、鼻緒の奥まで足指を入れないようにします。奥まで入れると歩いているうちに足指に痛みを感じ、歩行が困難になってしまうのです。歩く際のポイントは、重心を前にして洋服のときよりも小さい歩幅で歩くこと。着物がはだけない程度の歩幅で歩きましょう。それでも長く歩いていると、足に疲れを感じます。その場合は、鼻緒から足指の位置をずらして歩くと楽になるのでぜひお試しください。足が履物に慣れてくると、痛みもほとんどなくなり、安定した歩行が可能になります。新しい履物を購入したら、まずは足慣らしです。

また、履物の履き心地を向上させるためには、鼻緒の調整も重要です。鼻緒の高さが足指に合っていないと、歩行時に痛みや不快感を感じます。鼻緒は多くの履物店で調整可能です。適切なフィット感を確保するためにも、専門店での調整をおすすめします。

和装の履物選びでは、単に見た目の美しさだけでなく、サイズやフィット感にも注目してください。適切なサイズの履物を選び、正しい歩き方を心がけると、快適な和装のおでかけを楽しめるでしょう。履物の選び方一つで、着物の着こなしは大きく変わりますので、ぜひこのポイントを参考にしてくださいね。

和装における履物の種類と特徴

雪駄・草履・高下駄の違い

和装の世界には、さまざまな種類の履物が存在します。中でも代表的なのは「雪駄(せった)」、「草履(ぞうり)」、「高下駄」です。これらは見た目や用途によって異なり、それぞれに特徴があります。

  • 雪駄は、主に夏に着用される男性物の履物で、軽くて通気性が良いのが特徴です。浴衣やカジュアルな着物との相性が良く、リラックスした装いに最適です。外見上の特徴としては、平たく広い底面があり、素材にはワラ・麻・竹の皮などの天然素材が多く使われます。底面は革張りです。
  • 草履は、もっとも一般的な和装用の履物で、フォーマルな場からカジュアルなシーンまで幅広く使われます。雪駄と似ていますが、台に厚みがあり、かかとが高くなった履物です。台の材質や鼻緒のデザインによって、さまざまな種類があります。素材や台の高さで、フォーマルとカジュアルの差別化をはかります。
  • 高下駄は、名前のとおり、通常の下駄よりも歯が高い履物です。本来は険しい山道や難所を歩くための履物でした。田の泥除けのため、農具にも使われていたようです。江戸時代にファッション性が高まり、歌舞伎や花魁道中に使用され注目を集めました。現代では、舞台などドラマチックな着物スタイルを演出する際に用いる履物です。

ゆめやの草履から、女性用のフォーマル草履をご紹介しましょう。「金の土台に白いレース編み鼻緒の礼装用草履A」は、金色の土台に、白いレース編みの鼻緒の、礼装用草履です。金の土台で格式の高さを保ちながらも、鼻緒をレースにして、さわやかな印象ですね。春夏の結婚式やパーティーにおすすめです。黒留袖・色留袖・訪問着・振袖などでお履きになってください。

男性と女性の履物の特徴

男性と女性の和装用履物には、それぞれ特徴があります。男性用の履物は、一般にシンプルで堅牢な作りが特徴です。装飾よりも機能性と快適さを追求しています。全身の健康に良い効果をもたらすともいわれ、現代でも洋服に雪駄や下駄を愛用する男性をよく見かけますね。

女性用の和装履物には、その華やかさと装飾性に特徴があります。フォーマルシーンで着用する礼装用の草履は、結婚式の必須アイテムです。また、女性用の下駄は足の形に合わせた機能性の高いものから、かわいらしく足元を飾るものまで、さまざまな形状が楽しめます。

女性用の草履には、さまざまなデザインがあり、着物の種類や色・柄に合わせて選べます。例えば、結婚式などのフォーマルな場で、金銀を基調とした草履を選ぶと、全体の装いが一層豪華になります。また、成人式などの華やかなイベントには、振袖に合わせた色彩豊かな草履を選ぶと、若々しさと華やかさを演出できるでしょう。成人式の振袖にはバッグとセットになった草履も人気です。

ゆめやでご用意している「菊の花プリントの合皮に金銀ラメの礼装用草履【zor082】」と「菊絵のゴールド地に金銀散らしの合皮バッグ【bag138】」の組み合わせは、成人式の振袖や、結婚式の留袖にぴったりです。きちんとした場での訪問着でもお持ちいただけます。金色に輝く合皮の草履とバッグ。無数の菊の花がプリントされ、金銀の箔が吹き付け加工されています。和風のラメのような印象です。

一方で、カジュアルなシーンにおいては、色とりどりの草履が多く選ばれます。草履は、そのバリエーションの豊富さから、小紋や紬といった普段着に気軽に合わせられる履物なのです。カラフルな鼻緒が特徴のものから、シンプルで上品なデザインのもの、斬新で現代的なスタイリッシュなデザインまで幅広くあります。また、日常使いの着物には、履きやすさと見た目の美しさを兼ね備えた、ソフトなカジュアル草履もよいでしょう。

女性用の和装履物は、その豊かなデザインと色彩により、着物の魅力をさらに引き立てます。フォーマルな場から日常のカジュアルなシーンまで、着物に合わせたさまざまな履物で、和装の楽しみ方も広がります。その日の気分や着物のスタイルに合わせて履物を選び、和装の1日を快適に過ごしましょう。

和装における履物の選び方は、着物の種類だけでなく、性別によっても異なります。男性はシンプルで落ち着いた履物を、女性は装飾性の高い華やかな履物を選ぶと、和装の魅力がより一層引き立つでしょう。また、場面や着物のスタイルに合わせた履物選びは和装の楽しみをさらに広げ、疲労感が少なく快適です。

履物の素材とその影響

素材による快適性と耐久性

和装履物の素材選びは、履き心地や耐久性に大きく影響します。草履・下駄・雪駄などの伝統的な履物は、さまざまな素材で作られていて、その素材によって特性が異なります。

  • 草履の場合は、台の芯にはクッション性のあるコルクが使われます。台は布やエナメルで加工し、美しく仕上げるのが特徴です。布張りの草履は礼装用で高級感があります。エナメルの草履は耐水性に優れ、悪天候の日も安心して着用できるでしょう。白のエナメル草履は、高級感があり、機能性が高いことから礼装にも使用できます。
  • 下駄は、主に木材を使用し、底部にはゴム製の裏が付けられることが多いです。これにより、滑りにくく、耐久性も高まります。特に、雨の日などの濡れた路面でも滑りにくいので、日本の梅雨時期にはたいへん重宝します。下駄は素足というイメージがありますが、足袋を履いても問題ありません。
  • 雪駄は夏場の浴衣に合わせる男性の履物として人気で、通気性に優れた素材を使用しています。主に麻や竹の皮のような自然素材が使われ、軽やかで涼しい履き心地が特徴です。これらの素材は、暑い季節の和装において、足元を快適に保ちます。

異なる素材のメンテナンス方法

和装履物の素材によって、メンテナンス方法も異なります。長く快適に履物を使用するためには、適切な手入れが欠かせません。

  • 木製の下駄は、水濡れを避け、乾燥させて保管します。湿度が低く、風通しの良い場所での保管が望ましいです。汚れた場合は乾いた布で優しく拭き取りましょう。
  • エナメル素材の草履は、水拭きで簡単に汚れを落とせますが、強い摩擦は避けましょう。湿度の高い場所で保管を続けると、内部から劣化します。また、長時間直射日光にさらすと色褪せの原因になるため、日陰での保管が適切です。
  • 自然素材を使用した雪駄は、乾燥させ過ぎると素材が硬くなりやすいため、適度な湿度を保ちます。直射日光や高温多湿を避けると、素材の劣化をある程度防止できるでしょう。

和装履物のメンテナンスは、その美しさと機能性を長く保つために重要です。素材に合わせた適切な手入れを行い、美しく快適な足元を持続させましょう。

天候に合わせた履物の選択

雨の日の和装対策

雨の日に和装をする場合は、天候に対応する履物が必要です。雨によって着物や足元が濡れることを防ぐために、特に気をつけるべき点がいくつかあります。

まず、雨の日には水に強い素材の履物を選びます。エナメル製やビニール加工された草履は、水をはじきやすく、雨によるダメージを最小限に抑えられるでしょう。草履に重ねて使う雨カバーも市販されています。爪先と甲をカバーで覆った雨草履も手軽な雨用アイテムとして、準備しておくと安心ですね。

さらに、雨の日には足元が滑りやすくなるため、底が滑り止め加工された履物が良いでしょう。雨草履の裏面は滑り止め加工されています。また、足元を保護するために、着物の裾を少し上げたり、防水スプレーを使うなどの対策も有効です。万が一濡れた場合に備え、予備の足袋を用意しておきましょう。

さまざまな気候に合わせた履物の選び方

和装を楽しむ際に、季節や気候に応じた履物を選ぶと、快適さとスタイルを維持できます。夏場は通気性と軽さを重視した履物がよいでしょう。例えば、麻竹の皮素材の雪駄は涼しく、夏の浴衣にぴったりです。

冬場は、足元を温かく保つことが大切です。温かみのある素材や布張りの草履は、寒い季節の和装に適しています。また、足袋の素材も季節に応じて温かいものを選ぶとよいでしょう。冬用の厚手の足袋は、足元の冷えを防ぎます。

春や秋などの過渡期には、季節感を取り入れた履物もおすすめです。春には桜や花柄の草履が、秋には落ち着いた色合いの履物が季節感を演出します。

天候や気候に応じた履物選びは、和装を一層楽しむための鍵です。季節の変化を楽しみながら、足元から和装を彩ることで、着物ライフをより豊かにできます。

特別な場合の着物と履物の組み合わせ

結婚式やお茶会などの礼装用履物

特別な日や行事に着用する着物には、場に相応しい履物を選びます。結婚式やお茶会などのフォーマルな場では、礼装用の草履が最適です。礼装用の草履は、一般的な草履とは異なり、上品なデザインが特徴です。

結婚式に参列する際は、訪問着や留袖といったフォーマルな着物に合わせ、金銀の装飾が施された佐賀錦などの草履を選びます。これらの礼装用の草履は、足元に華やかさを加え、全体の装いをよりエレガントに見せます。また、お茶会などの和の儀式には、シンプルかつ品のある草履を選びましょう。ここでは、着物の色や柄に合わせた落ち着いた色の草履が好まれます。

普段着としての着物と履物の組み合わせ

日常で着物を楽しむ場合は、履物の選択は快適さと機能性を重視します。カジュアルな着物、例えば小紋や紬などには、歩きやすさを考慮した下駄やカジュアルなデザインの草履が良いでしょう。これらの履物は、普段使いしやすく、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。

普段着としての着物を着る際には、履物の選び方がコーディネート全体の印象を大きく左右します。日常使いの着物には、色や柄が派手すぎないシンプルなデザインの履物がおすすめです。たとえば、落ち着いた色合いの草履や、シンプルでありながらも細部にこだわりを感じさせる下駄などが、派手すぎずに品のあるスタイルを演出します。また、履物を着物の色や柄と調和させることで、統一感のあるスタイリッシュな装いが完成します。履物と調和する着物が手元にない場合は、帯と合わせてみるのも和装コーディネートのテクニックです。

さらに、季節に応じた履物を選ぶことで、その時期ならではのファッションを楽しめます。例えば、夏場には涼しげで軽やかな素材感の雪駄を選ぶと、暑い季節でも快適に過ごせるだけでなく、見た目にも涼しげな印象を与えます。雪駄はその通気性の良さから夏の浴衣によく合わせられ、足元から季節感を演出します。一方、冬場には温かみのある素材の草履を選ぶと、寒い季節でも足元を温かく保ちながら、季節感あふれる着こなしを楽しめます。

このように、普段着の着物に合わせる履物は、シンプルでありながらも季節感を考慮したものを選んでください。履物を着物のスタイルや季節に合わせることによって、ファッションとしての楽しみ方が広がり、着物ライフがより豊かなものになります。日常の着物スタイルを楽しむ際には、これらの点を考慮し、足元から季節感を感じられる履物を選びましょう。

特別な場合の着物と普段着としての着物では、履物の選び方が異なります。場の雰囲気や着物のスタイルに合わせた履物で、和装をさらに楽しめます。また、履物選びを通して、着物の魅力を最大限に引き出せるでしょう。

まとめ

着物と履物を楽しむコツ

着物と履物を楽しむためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。まず、着物の種類や着るシーンに合わせて履物を選びましょう。フォーマルな場では華やかな草履を、カジュアルなシーンではリラックスできる下駄や雪駄がおすすめです。また、履物のサイズやフィット感にも注意し、長時間快適に過ごせるものを選びます。

着物と履物のコーディネートには、色や素材のバランスが欠かせません。着物の色柄と履物が調和すると、全体の印象がグッと引き締まります。また、季節感を取り入れ、春夏秋冬それぞれの季節に合わせた素材やデザインの履物で、着物ライフがより楽しくなります。

読者へのアドバイスとおわりに

この記事を通して、着物と履物の選び方や楽しみ方についてご紹介しました。着物は日本の伝統文化の一つであり、その美しさを最大限に引き出すためには、履物選びが大切です。履物を選ぶ際には、着物のスタイルだけでなく、快適さや季節感も考慮します。

また、和装を楽しむためには、履物の正しいメンテナンスも欠かせません。素材に合わせた適切なケアを心がけ、長く愛用できるようにしましょう。和装は日常生活においても特別な日においても人生を楽しめる心豊かな文化です。この記事が、着物と履物の魅力を再発見し、より一層和装を楽しむきっかけになれば幸いです。

着物と絶妙にマッチした履物を履くと、和装の立ち姿は美しく、凛とした光を放つ存在となります。自分の着物に合う草履や下駄・雪駄を追求したい方は以下のサイトも参考にしてください。

<参考記事>

https://www.getaya.org/setta/settasiru.html

https://www.getaya.org/faq/q4.html

https://www.getaya-net.com/ec/html/user_data/size

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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