消炭色に若松と丸紋の色留袖【tom16】

【結婚式の基礎知識】親族のための留袖完全ガイド!正しく着る方法は?

はじめに:留袖とは?親族の結婚式服装ガイド

結婚式は、主役である花嫁や花婿だけでなく、その家族にとっても非常に重要なイベントの一つです。特に、親族女性の服装は格式を重んじる必要があります。そうした中で、留袖は結婚式における親族女性の正装として最も一般的と考えられます。

留袖の基本知識

留袖は、和装の中でも特に格式高い着物の一つで、主に既婚女性が結婚式などのフォーマルな場で着用します。特徴としては、黒地に豪華な模様が施された「黒留袖」は、五つ紋が入り、結婚式のお母さまやお祖母さまなど、直接の親族が着用することが多いです。

親族が結婚式で留袖を着る意味

結婚式における親族の留袖着用は、家族の一員としての誇りと格式を示す行為です。留袖を着ることで、家族としての結束を表現し、新郎新婦への祝福の気持ちを形にします。留袖を通じて、親族間の絆がより深まり、記憶に残るすてきな式の一部となるのです。

結婚式における留袖の選び方や着こなしは、その人の立場や年齢、式の雰囲気に応じて適切に行う必要があります。親族として結婚式に参加する際は、留袖選びにおけるこれらのポイントを理解し、格式にふさわしい装いを心がけることが大切です。そこで、本記事では結婚式に参列される親族女性へ向けて、留袖の選び方やレンタル手法をご紹介します。

留袖の色と種類:結婚式での選び方

留袖には「黒留袖」「色留袖」があります。ここではまず、黒留袖と色留袖の特徴について、見ていきましょう。

黒留袖と色留袖:それぞれの特徴

黒留袖は結婚式における女性親族の最も正式な装いです。特徴は以下の通りです。

一般的な特徴

全体が黒色の地に、裾や袖口にかけて豪華な柄が入るのが特徴です。五つ紋が入り、既婚女性が着用することが一般的です。

色留袖は、黒留袖に比べてややカジュアルな場面や、黒留袖を着用するほどの直接の親族ではない場合に選ばれることが多いです。

特徴と使用場面

色留袖は、地色が黒以外で、やはり美しい柄が入ります。

黒留袖は格式と伝統を象徴する衣装であり、色留袖はそれに次ぐ正装として、やや自由度の高い装いを可能にします。どちらを選ぶにせよ、結婚式という特別な日にふさわしい装いを心がけることが重要です。

親族の留袖選び:立場に応じた選び方

結婚式における留袖の選び方は、親族の立場や式のフォーマル度、そして個々の年齢や好みによって異なります。この章では、着用者の立場に着目したうえで、留袖を選ぶ際のポイントについて解説します。

お母さまとお祖母さまの留袖選び

結婚式において、新郎新婦のお母さまやお祖母さまは特に重要な役割を果たします。そのため、以下のポイントに注意して留袖を選びます。

  • 格式と伝統の重視:新郎新婦のお母さまやお祖母さまなど、直接の親族は五つ紋の入った黒留袖を着用することが一般的で、これにより家族の伝統と格式を示します。袖には家族を象徴する吉祥文様が施されることが多いです。
  • 装いの一体感:家族としての統一感を出すため、家紋や柄の選択には特に注意が必要です。式の主役である新郎新婦とのバランスも考慮し、格式高さが主張しすぎないデザインを選ぶことが望ましいでしょう。

たとえばこちらの着物は、ゆめやで取り扱いのある、昭和時代の三つ紋付きアンティーク黒留袖です。すっきりとした黒地に、たくさんのざくろが手刺繍された留袖です。そのほかにも栗、桔梗、紅葉、岩や草などが描かれています。全て手刺繍が施された、丁寧な仕事の着物です。帯は、白っぽいクリーム色地に、ざくろが手描きされた袋帯を結びました。

叔母や姉妹などその他の親族

新郎新婦の叔母や姉妹など、直接の親族ではない場合、留袖の選び方には以下のような柔軟性があります。

  • 色留袖の選択肢:直接の親族でない場合、黒留袖だけでなく色留袖を選ぶ選択肢もあります。ただし、色留袖を選ぶ際は、結婚式の雰囲気や他の親族の装いに合わせた上品なものを選ぶことが重要です。
  • カジュアルさの加味:結婚式の形式や新郎新婦の意向によっては、少しカジュアルな訪問着を選ぶことも可能です。しかし、基本的にはフォーマルな場であることを忘れず、礼装の範囲内で選ぶべきです。

色留袖であれば、こちらの着物もゆめやでご用意があります。現代物の五つ紋付き色留袖です。第一礼装になります。表地は正絹ですが、裏の比翼はおそらく化繊か、化繊が混じっている生地だと思われます。若松に丸紋様が描かれていますが、この模様はプリントのようです。鶴、雲、花芯は金駒刺繍がほどこされています。着物に合わせて帯もシックな色でまとめました。

結婚式において親族が留袖を選ぶ際には、立場や式の雰囲気、そして家族の伝統など多くの要素を考慮する必要があります。お母さまやお祖母さまといった直接の親族は特に格式高い留袖を選び、その他の親族も式の一体感を損なわない範囲で適切な留袖を選ぶことが求められます

留袖の小物選び:和装を彩るポイント

留袖の小物選びは、着物の装いを完成させる上で非常に重要な要素です。適切な小物を選ぶことで、留袖の美しさを一層引き立て、格式高い和装を完成させることができます。この章では、留袖に合わせる小物の選び方と、和装小物で留袖スタイルを引き立てる方法について詳しく解説します。

留袖に合わせる小物の選び方

留袖の装いには、以下のような小物が必要とされます。

  • :留袖には、格式を示す重厚な袋帯が一般的です。色や柄は留袖のデザインに合わせて選び、落ち着いた色合いのものが適しています。
  • 帯締め・帯揚げ:帯締めと帯揚げは、帯の装いを引き締め、色のアクセントとしても機能します。淡い色や金銀の糸を使ったものが好まれます。
  • 足袋・草履:留袖には白い足袋と、黒留袖に合わせた草履を選びます。草履の鼻緒は、留袖の色や柄と調和するものを選ぶと良いでしょう。
  • バッグ:小物を収めるためのバッグも重要です。留袖の装いに合わせた、格式高い和装バッグを選びましょう。

和装小物で留袖スタイルを引き立てる

留袖スタイルを引き立てるためには、以下のポイントに注意して小物を選びます。

  • 統一感のある装い:留袖と小物との間で色や柄が調和していることが重要です。全体のバランスを考え、控えめながらも品のある選択を心がけましょう。
  • 格式に見合った品質:留袖は非常に格式高い装いであるため、小物もそれに見合った品質のものを選ぶ必要があります。高級感のある素材や繊細な作りの小物を選びましょう。
  • アクセサリーの選択:留袖に合わせるアクセサリーは、控えめながらも存在感のあるものが適しています。伝統的な和装アクセサリーを選ぶことで、留袖の美しさを一層引き立てることができます。

留袖の小物選びにおいては、伝統的な和装の美しさを尊重しつつ、自身のスタイルを表現することが大切です。適切に選ばれた小物は、留袖の装いを一層豊かにし、結婚式などの特別な日の装いを見事に引き立てるでしょう。

留袖レンタルの魅力

留袖レンタルは、特別な日にふさわしい装いを求める多くの人々にとって、手軽で経済的な選択肢となっています。この章では、留袖レンタルのメリットと、レンタルする際の注意点について詳しく掘り下げていきます。

留袖レンタルのメリット

留袖レンタルには以下のようなメリットがあります。

  • コストパフォーマンス:高品質な留袖を購入するとなると、かなりの高額になる可能性があります。レンタルであれば、コストを押さえながら、同等の品質を楽しむことができます。
  • 多様な選択肢:レンタルショップではさまざまな種類やデザインの留袖を取り揃えています。そのため、自分の好みや結婚式のテーマに合わせて最適な留袖を選ぶことができます。
  • メンテナンスの手間なし:レンタルの場合、着用後のクリーニングや保管の心配をする必要がありません。使用後は返却するだけで良いため、とても便利です

レンタル留袖を選ぶ際の注意点

レンタル留袖を選ぶ際には、以下の点に注意してください。

  • 事前の試着:サイズやデザインが自分に合っているか確認するために、事前に試着をすることが重要です。特に、留袖は体型によって似合うスタイルが異なるため、試着は必須です。
  • 予約のタイミング結婚式シーズンなど需要が高まる時期には、早めに予約をすることが肝心です。理想の留袖を確保するためには、余裕をもって行動しましょう。
  • レンタル契約の内容確認:レンタル時には、返却期日やキャンセルポリシー、万が一の破損時の対応など、契約内容をしっかりと確認することが大切です。

留袖レンタルを利用することで、特別な日にふさわしい装いを手軽に実現できます。メリットを享受するとともに、注意点に留意することで、より良いレンタル経験を得ることができるでしょう。

結婚式における留袖マナー:知っておきたい礼儀

結婚式における留袖マナーも、格式高いこの日にふさわしい装いと振る舞いを示す上で極めて重要です。先述の振り返りとなる部分もありますが、結婚式での留袖着用マナーと、事前準備から当日の心構えまでを今一度確認しておきましょう。

結婚式での留袖着用マナー

結婚式において留袖を着用する際には、以下のマナーに留意することが大切です。

  • 適切な留袖の選択結婚式における留袖は、一般的に黒留袖が選ばれます。黒地に家紋が入り、格式を示す豪華な模様が特徴です。既婚女性の正装とされており、特に新郎新婦の直系の親族が着用します。
  • 紋の入れ方留袖には五つ紋を入れるのが一般的です。紋の種類や入れ方は家柄や地域によって異なる場合があるため、事前に確認することが重要です。
  • 小物の合わせ方:留袖に合わせる帯やバッグ、履物などの小物は、留袖の格を損なわないように選ぶ必要があります。特に帯は重要なアクセントとなるため、留袖に合わせた上品で格式高いものを選びましょう。

事前準備と当日の心構え

  • 事前の試着と調整:式当日を迎える前に、留袖の試着と必要に応じた調整を行うことが大切です。着物は体型に合わせて調整することで、美しい着姿が実現します
  • 着付けの予約:結婚式当日の着付けはプロに依頼することが一般的です。特に人気のある着付け師や美容院は早めに予約が埋まることがあるため、早めに予約を入れておきましょう。
  • 当日の心構え:結婚式は新郎新婦の晴れの舞台です。留袖を着用することで格式を示しつつも、主役を引き立てる慎ましやかな振る舞いが求められます

留袖を着用することは、結婚式における親族としての責務と格式を示す行為です。適切なマナーを守り、この特別な日を美しく彩りましょう。

まとめ:留袖を通じて伝える家族の絆

留袖選びは、結婚式における親族の重要な役割を象徴するものです。最後に、留袖選びで大切にしたいことと、結婚式での親族の役割および留袖の価値についてまとめます。

留袖選びで大切にしたいこと

留袖選びにおいて心掛けたいポイントは以下の通りです。

  • 格式と伝統の尊重:留袖は日本の伝統的な礼装であり、格式を重んじる意味合いが強いため、結婚式にふさわしい伝統的なデザインや色を選びましょう。
  • 家族の絆を象徴する選択:留袖は家族の絆や幸せを願う気持ちを象徴するものです。家紋を入れることで、家族としての一体感を表現し、次世代への願いを込めることができます
  • 自身の立場を考慮する:結婚式における自身の立場を考慮し、過度に主役を引き立てるような装いは避け、落ち着いた装いを心掛けましょう。

結婚式での親族の役割と留袖の価値

結婚式における親族としての役割は、新郎新婦を祝福し、二人の門出を温かく見守ることにあります。留袖はその役割を果たす上で重要なアイテムとなります。

  • 格式ある装いでの参列:留袖を選ぶことは、結婚式の厳かな雰囲気を尊重し、新郎新婦への敬意を表す行為です。
  • 家族としての誇り:留袖を身にまとうことで、家族としての誇りや伝統を次世代に伝える機会となります。特に家紋が入った留袖は、家族の歴史や文化を象徴するものです。
  • 祝福の心を込めて留袖を通じて、新郎新婦への祝福の気持ちを形にすることができます。装いに込められた願いや思いは、見えない絆として二人を支えるでしょう。

留袖選びは、単なるフォーマルウェアの選択を超え、家族の絆を確認し、未来への願いを込める大切なプロセスです。結婚式という一生に一度の大切な日に、留袖を通じて家族の絆を深め、新しい門出を祝福しましょう。

<参考記事>
https://kimono-rentalier.jp/column/tomesode/irotomesode-kurotomesode-chigai/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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