青磁色グラデーション辻が花の訪問着【hou03】

【着物のプロ監修】レンタル着物の選び方&コーディネートのポイント紹介

はじめに

着物という選択は、人生の特別な場面を一層華やかにします。全ての方が新品の着物一式を準備するには高額な投資が必要ですが、レンタルなら手軽に、経済的に美しい着物を楽しむことができます。

この記事では、成人式や結婚式、卒業式など、一生に一度のイベントを彩るための着物レンタルの魅力とその選び方をご紹介します。

着物の基礎知識から始め、どのようにして最適な一式を選び、美しいコーディネートを完成させるかのポイントについても、初めての方にも分かりやすく説明しますので、ぜひ今後の着物選びにお役立てください。

レンタル着物選び、始めの一歩

着物をレンタルする際には、数多くの選択肢があり、どれを選べば良いのか迷うこともあるでしょう。しかし、シンプルなステップと基本的な知識を押さえることで、あなたにぴったりの着物を見つけることができます

ここではまず、シーンに応じた着物の選び方と、レンタルのプロセスをスムーズに進めるためのコツを紹介します。これからご紹介する内容を参考にしていただくことで、特別な日にふさわしい着物を手軽にレンタルすることが可能となるでしょう。

シーンに合った着物の選び方

特別な日の装いとして着物を選ぶ際、そのシーンに合ったスタイルを選ぶことが重要です。たとえば、成人式では華やかな振袖が、結婚式への参列ならば落ち着いた色合いの訪問着が適しています。さらに、卒業式には袴と合わせる着物を、七五三ではお子さま用の色鮮やかな着物を選びます。以下に、主なイベントごとの着物選びのポイントをまとめてみました。

  • 成人式:華やかな柄や色の振袖を選び、派手な帯や豪華な髪飾りでコーディネートします。
  • 卒業式:学校の式典に合わせた袴を選び、季節感を考慮した色と柄でコーディネートします。
  • 七五三:お子さまの成長を祝う明るい色の着物を選び、可愛らしい小物で装飾します。
  • 結婚式の参列者:柔らかな色の訪問着を選び、控えめな柄のものが好まれます。帯結びはシンプルにして上品さを出すことが大切です。

たとえばこちらは、NHK連続テレビ小説「花子とアン」でも着用された、正絹の白地に鳥と牡丹、藤が手描きされたアンティーク訪問着です。牡丹、藤、菊、撫子が描かれた中に、オシドリのつがいが1組と、若いコバルトブルーの鳥が3羽遊んでいます。筆運びの繊細さと、構図の良さから、作家物であることがうかがえる作品です。落款も付いています。帯も、白い正絹に、小箱や筒状の入れ物が織りで施された袋帯を合わせました。お子さまの記念の日や、お親しい方の結婚式に、ぜひお召しになってください。

レンタルプロセスを気軽に進めるコツ

着物をレンタルする際のプロセスは、計画的に進めることが成功の鍵です。

まず、使用する日から逆算して、早めに予約を入れることが大切です。人気のシーズンや週末は特に予約が集中するため、余裕をもって行動しましょう。

また、レンタルする際には以下のポイントを確認することをおすすめします。

  • 試着の機会着物はサイズ感が非常に重要です。可能であれば事前に試着をして、自分の体型に合ったものを選びましょう。
  • アクセサリーの有無:着物のレンタルには、帯や草履などのアクセサリーが含まれていることが多いですが、事前に確認しておくことが重要です。
  • 返却プロセス:着用後のクリーニングはレンタル店が行う場合がほとんどですが、返却の方法についても事前に確認しておきましょう。

これらのステップをフォローすることで、着物レンタルのプロセスをスムーズに進めることができ、特別な日をより楽しむことができるはずです。

着物レンタルのすすめ

着物を着る機会は多いものの、購入するには高価で、保管や手入れも大変です。そんなとき、着物レンタルは非常に便利で経済的な選択肢となります。この章では、着物レンタルのメリットと、特別な日のための着物選びにレンタルをどう活用するかを、さらに掘り下げていきたいと思います。

着物レンタルのメリットを知ろう

コスト効率は着物レンタルの大きなメリットの一つです。特に、高級な振袖や留袖などの着物は、購入すると数十万円から数百万円と非常に高額になります。これらの着物は特別な式典や結婚式など、限られた機会にしか着用しないため、一度のイベントのために大金を投じるのは経済的に非現実的です。

たとえば、一般的な結婚式で花嫁が着用する振袖の購入価格は、約50万円から始まりますが、同じ品質の振袖をレンタルする場合、価格は約10万円から20万円程度です。この価格には、着付けやアクセサリーのレンタルも含まれていることが多く、全体のコストを大幅に抑えることができます。

また、レンタルを利用することで、着用後のメンテナンスや保管の心配も不要となり、さらに経済的な利点が増します。このように、コスト効率の面から見ると、着物レンタルは特別な日に適した着物を経済的に利用するための最良の選択肢と言えるでしょう。

特別な日の着物選びにレンタルを活用する方法

特別な日に着物を着る計画がある場合、レンタルを活用することでスムーズかつ効果的に準備を進めることもできます。以下は、レンタルを活用する際の具体的なポイントです。

  • 事前の予約人気のシーズンや週末に着物をレンタルする場合、早めの予約が重要です。たとえば、桜の季節や年末年始などの人気期間は、数カ月前から予約を開始することをおすすめします。また、予約時にはイベントの日程や時間、着物を着る場所の気候も考慮し、それに適した着物を選ぶようにしましょう。
  • 試着を利用する:可能であれば試着を利用して、サイズや着心地、また色や柄が自分のイメージに合っているかを確認しましょう。試着は特に重要で、着物の美しさはフィット感に大きく左右されます。試着が難しい場合は、事前に自分のサイズ(身長、体重、体型)を正確に伝え、店舗側で適切な調整を依頼するとよいでしょう。
  • スタイリングの相談着物レンタル店のスタッフは着付けやスタイリングに精通しているため、積極的にアドバイスを求めると良いでしょう。たとえば、身に着ける帯やアクセサリー、髪型までトータルで提案を受けることができます。特別な日には、伝統的なスタイルに挑戦したり、モダンなアレンジを加えたりも可能です。

これらのポイントを踏まえ、着物レンタルを利用することで、特別な日をより美しく、快適に過ごす準備を整えることができます。着物を通じて特別な瞬間をより豊かに演出しましょう。

着物レンタルについてご理解いただけたところで、次章からは着用シーンに合わせた着物の選び方について、詳しくご紹介していきます。

成人式を彩る振袖の選び方

成人式は、一人前の大人として社会に認められる重要な日です。この日には、華やかな振袖を身にまとい、新たな門出を祝います。しかし、多種多様なデザインや色から振袖を選ぶのは一筋縄ではいきません。ここでは、成人式にぴったりの振袖を選ぶためのポイントと、それに合わせるアクセサリーやコーディネートのアイデアを提供します。これらの情報を参考にして、あなたの成人式をより特別なものにしましょう。

成人式にぴったりの振袖を見つける方法

振袖を選ぶ際は、まずは色と柄に注目しましょう。伝統的な赤やピンクはもちろん、近年ではブルーやグリーンといったモダンな色も人気です。柄に関しては、華やかな花柄が定番ですが、個性を出したい場合は抽象的なデザインやアートモチーフも選択肢に入れてみてください。具体的には、以下の点を考慮して選ぶと良いでしょう。

  • 体型に合ったサイズ振袖は身丈や袖丈が特に重要です。自分の体型に合ったサイズを選ぶことで、美しい着姿が保てます。
  • 季節感を意識:成人式は1月に行われることが多いため、冬から春に合った色や柄を選ぶと良いでしょう。
  • 着付けの簡便さ:レンタル振袖の中には、着付けやすいように工夫されているものもあります。初めて振袖を着る場合は、そのようなアイテムを選ぶのも一つの方法です。

振袖に合わせるアクセサリーとコーディネートのアイデア

振袖に合わせるアクセサリー選びも、成人式の装いを左右する重要な要素です。帯や帯締め、帯揚げはもちろんのこと、髪飾りや草履、バッグも振袖との調和を考えて選びましょう。以下に、振袖に合わせるアクセサリーの選び方とコーディネートのポイントを紹介します。

  • 色のバランスを考える:振袖が華やかな場合は、アクセサリーは少し控えめな色を選ぶと全体のバランスが取れます。
  • 季節の花を取り入れる:成人式には季節の花を髪飾りに取り入れると、一層華やかさが増します。たとえば、梅や松の花は冬にぴったりです。
  • 草履とバッグのセット選び:振袖に合わせた色や柄の草履とバッグのセットを選ぶことで、統一感のあるスタイルになります

これらのポイントを押さえてアクセサリーを選ぶことで、成人式の日にふさわしい、完璧な装いを完成させることができます。自分だけのスタイルを見つけて、一生の思い出に残る成人式を迎えましょう。

卒業式を華やかにする袴の選び方

卒業式は学生生活の集大成を祝う重要な日です。特に女性にとって、袴を着ることは大人への一歩として記念すべき瞬間を象徴します。しかし、袴選びにはファッションセンスと着こなしの知識が求められます。この章では、卒業式に映える袴の選び方と、それに合わせる色や小物のコーディネート方法について解説します。これらのアドバイスを活用して、卒業式の日には周りと差がつくスタイリングを完成させましょう。

卒業式に映える袴スタイルのポイント

袴の選び方にはいくつかのポイントがあります。まず、袴の色と柄は、卒業式の季節や個人の好み、さらには着る場の雰囲気に合わせることが重要です。伝統的な色合いや、モダンで洗練されたデザインの中から選びましょう。以下は袴選びの主要なポイントです。

  • 色選び:明るい色は若々しさを強調し、淡い色は柔らかな印象を与えます。また、落ち着いた色合いは格式高い印象を与えるため、式典の雰囲気によって選ぶと良いでしょう。
  • 柄の大きさと種類:袴の柄は大きすぎると着る人を圧倒してしまうことがあるため、バランスを考えましょう。小さな花柄やシンプルな幾何学模様など、洗練されたデザインがおすすめです
  • 生地の質感:高品質の生地を選ぶことで、全体の着こなしを格上げできます。光沢のある生地や、手触りの良い素材を選ぶと、見た目の美しさだけでなく、着心地も向上します。

これらの要素を考慮することで、自分に合った袴を見つけることができます。

袴と合わせる色と小物の選び方

袴との組み合わせは、全体の印象を大きく左右します。袴の色と調和する小物を選ぶことで、統一感のある装いを実現できます。以下に、袴に合わせる小物選びのコツを紹介します。

  • 帯と帯締め帯は袴の色や柄と調和するものを選びます。帯締めはアクセントとなる色を選ぶことで、華やかさをプラスできます。
  • 足元の選び方:草履は袴の色に合わせたものを選ぶと、スタイルにまとまりが出ます。また、足袋の色も白やクリーム色で統一感を出すと良いでしょう。
  • 髪飾りとアクセサリー:髪飾りは季節の花をモチーフにしたものや、シンプルながらも存在感のあるデザインが適しています。耳元のアクセサリーは控えめながらも品のあるものを選ぶと、洗練された印象になります

これらの小物を適切に選ぶことで、袴との調和がとれた美しいスタイリングが完成します。卒業式の日には、これらのポイントを活かして、ぜひ自分らしい袴スタイルを楽しんでください。

結婚式での振袖コーディネート

結婚式へのお呼ばれには、未婚女性であれば華やかな振袖を選ぶこともすてきな選択です。振袖はその豪華なデザインと鮮やかな色彩で、特別な日にふさわしい雰囲気を演出します。この章では、結婚式に招かれた際に振袖で印象を残すためのコーディネート技術と、振袖に合わせるアクセサリーの選び方について紹介します。これらのヒントを参考にして、他のゲストと一線を画すスタイリッシュな装いを目指しましょう。

結婚式に招かれたときの振袖コーデのコツ

結婚式の振袖選びは、その日の雰囲気に合わせた選択が求められます。伝統的な式ではクラシックなスタイルが好まれる一方で、カジュアルな式ではモダンなデザインが受け入れられやすいです。選び方のコツを以下にまとめました。

  • 色の選択振袖の色は式の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。落ち着いた色や柔らかな色合いは、式の格式を尊重する上で適しています。
  • 柄とデザインの選択:古典的な花柄や幾何学模様など、大きな柄が特徴的な振袖を選ぶと目を引きます。ただし、バランスを考え、装い全体が調和するよう心掛けましょう。
  • 着付けの注意着付けはプロの手を借りることで、振袖の美しさが最大限に引き出されます。事前に着付け予約をすることをおすすめします。

振袖に合わせるアクセサリーの選び方

振袖とのコーディネートを一層引き立てるためには、適切なアクセサリーの選択が重要です。以下に、結婚式への参列の際に、振袖に合わせるアクセサリー選びで考慮すべきポイントを示します。

  • 帯と帯締めの調和:帯は振袖と調和する色で選び、帯締めでアクセントを加えると良いでしょう。帯締めは振袖の色を引き立てる役割も果たします。
  • 草履とバッグのマッチング:草履とバッグは振袖と色味を合わせて選ぶことで、統一感を出すことが可能です。同素材や似たデザインのものを選ぶとスマートです
  • 髪飾りの選び方:髪飾りは振袖の色や柄を活かすものを選び、派手すぎない上品なものが望ましいです。髪型に合わせた飾り選びが重要です

これらのアイテムを選ぶ際は、全体のバランスを見ながら、振袖に合ったアクセサリーを選んで、結婚式での装いを完成させましょう。振袖コーディネートは、個人のセンスが光る絶好の機会です。自分だけのスタイルで、華やかな一日を迎えてください。

もちろん、未婚女性が結婚式への参列で訪問着をまとうことも、適切な選択肢の一つです。
こちらの写真は、ゆめやでレンタル可能な久保田一竹作、辻が花の訪問着です。金糸が織り込まれた白生地に、絞っては染め、絞っては染めの、手間の掛かる手仕事が繰り返され、見事なグラデーションに。さりげなく小花が浮かび上がっています。帯も辻が花の帯で揃えました。ブルーとグレーの2色からお選びいただけます。どんなお席でお召しになっても、人目を引く着物と帯です

七五三で輝くお子さまの振袖

七五三は、お子さまたちの成長を祝う日本の美しい伝統です。特に7歳の女の子にとって、この日は華やかな振袖を身にまとい、社会から一人前と認められる重要な節目です。ここでは、7歳の七五三に最適な振袖の選び方と、それに伴う小物の選び方について詳しくご紹介します。これらのアドバイスを活用して、お子さまの一大イベントをさらに華麗に演出しましょう。

7歳の七五三におすすめの振袖選び

振袖選びは、その日の装いがお子さまの未来に幸運をもたらすとされています。以下は、振袖を選ぶ際のポイントです。

  • 色の選択:伝統的に赤やピンクが好まれますが、明るく清潔感のある色、たとえばライトブルーや淡い緑も人気があります。色はお子さまの個性を表現する素晴らしい方法です
  • 柄のデザイン:季節の花や動物、幸運を象徴する文様を含むものを選びます。たとえば、桜や松、鶴は縁起が良いとされています。
  • サイズと快適さ:お子さまが一日中快適に過ごせるよう、成長を見込んで少し大きめを選ぶのが望ましいです。また、動きやすい柔らかい素材を選ぶことも大切です。

七五三の振袖に合わせる小物選び

振袖と共に、小物もまたその日の装いを完璧にします。以下は小物選びのコツです。

  • :華やかな振袖には、比較的シンプルな帯を選ぶことで、全体のバランスを保ちます。また、帯締めは振袖の柄や色を引き立てるものを選びましょう。
  • 草履とバッグ色やデザインが振袖と調和するものを選ぶことが重要です。小さいお子さまには、草履よりも歩きやすい下駄を選ぶことも一つの選択肢です。
  • 髪飾り:色鮮やかな花や、伝統的な髪飾りを使って、お子さまの髪型を華やかに飾りましょう。小さな簪(かんざし)やリボンもすてきです。

これらのポイントを参考にして、お子さまの七五三を最高の思い出にしましょう。適切な振袖と小物の選び方で、お子さまが一段と輝く日を迎えることができます。

まとめ

着物レンタルは、特別な日に華を添えるための賢い選択です。コストを抑えつつ、豊富なスタイルから自由に選べることで、おしゃれの楽しみが広がります。

結婚式や成人式、卒業式など、人生の節目を彩るイベントで着物を身にまとうことで、より記憶に残る素晴らしい一日となるでしょう。大切な日には、着物レンタルを活用して、特別な瞬間を最大限に楽しんでください。

<参考記事>

https://kimono-rentalier.jp/column/houmongi/wedding-oyobare-kimono-houmongi/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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