【初心者向け】和装でのメイクの基本とは?ポイントとコツを紹介

目次

はじめに

和装メイクの魅力と特徴

和装と聞くと、どんなイメージが浮かびますか? おそらく着物の美しい模様や色彩、着物を着たときのしっかりとした作法、そしてそれに伴うメイクが思い浮かぶのではないでしょうか。特に和装メイクは、普段のメイクとは違った雰囲気を演出し、着物の美しさを引き立てる役割を果たします。

今風のポップな色柄の着物でも、いつもの洋装とは違う和風のメイクにすると、見栄えがしますし、ゆめやのアンティーク着物ならなおさらです。しっかりとした手作業で施された古典柄には、和風のメイクがお似合いです。着物の時代や格式に合ったメイクにいたしましょう。

和装メイクの特徴的なポイントとしてまず挙げられるのは、「色の使い方」です。和装メイクでは、肌の色味を整え、血色感を引き立てることが重要となります。ファンデーションやコンシーラーの選び方、チークの入れ方、リップの色味選びなど、全体的なバランスを意識しながらメイクをします。また、肌のキレイな磁器のような透明感を出すことも特徴の一つです。

次に、眉やアイメイクの存在感も大切なポイントです。眉は顔の印象を大きく左右するパーツの一つ。普段は控えめに整える方も、和装メイクでははっきりとした眉を描くことで、整った和顔を作り出します。アイメイクについても、色を選び、しっかりと目元を強調し、着物の柄や色に合わせて調整します。

そして、和装メイクには口元の仕上げも欠かせません。口元は顔の中心であり、とても目立つ部分。口紅の色を選ぶときは、全体のメイクや着物の色とのバランスを考えながら、マットな質感や適度な艶感を出すことが求められます。

ゆめやの着物は大正時代から昭和初期のものがほとんどなので、マットな質感の口紅やチークが似合いそうです。ぜひ成人式の振袖の色をご覧になってみてください。

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本記事の目指すポイント

今回の記事では、このような和装メイクの基本的なポイントを紹介し、具体的な方法やおすすめのコスメなども紹介していきます。初めて和装メイクをする方も、すでに何度も挑戦している方も、新たな発見や知識を得ることができる内容になっています。

特に、本記事では各年代別の和装メイクの特徴やポイントをピックアップしています。10代から40代まで、それぞれの年代で適したメイク方法や使うべきコスメが異なります。普段使っているメイク道具を最大限に活用しながら、年代に合ったメイクを楽しんでみてください。

また、和装メイクの中でも特に重要となる「アイメイク」については、基本的な手順から応用のコツまで詳しく解説します。アイシャドウの塗り方、アイラインの引き方、マスカラの塗り方といった基本的な技術から、目元を大きく見せる方法や目尻の上げ方、まつ毛の上げ方など、より上級者向けのテクニックも紹介します。

さらに、最近のトレンドや新着情報、2023年の最新の和装メイクについても紹介します。メイクのトッププロによる最新の情報や、普段のメイクとは違う新たな視点で、和装メイクの世界を広げてみましょう。

今回の記事を通して、皆様が和装メイクをさらに深く理解し、自分自身のスタイルを見つける手助けになれば幸いです。それでは、さっそく和装メイクの世界を一緒に探っていきましょう。

和装メイクの基本

美しい和装は、それに見合ったメイクで一段と輝きます。洋装のメイクとは異なるポイントがあり、これからそれぞれの基本的なルールを解説します。ここで紹介するメイクのコツを押さえ、自分に似合う色の選び方を学んで、美しさをさらに引き立てましょう。

和装メイクの基本的なルール

和装メイクの基本となるのは、全体のバランスを意識したナチュラルな仕上がりです。過剰な色使いや、ポイントを強調しすぎると和装の趣が損なわれ、あまりに地味すぎると存在感を失います。そのため、適度な立体感を出しつつ、素材や色の持つ力を活かすメイクが求められます。

まず、ベースメイクですが、これは顔全体の印象を大きく左右します。ファンデーションは肌のくすみをカバーし、透明感あふれる肌を作ります。ここで選ぶ色は自然な肌色を選ぶのが基本ですが、和装の場合は普段よりも明るめの色を選ぶことで、顔色が浮かないようになります。また、化粧下地を使って肌の色を整え、ファンデーションの崩れを防ぐことも重要です。仕上げにはパウダーやフェイスパウダーを使用して、磁器のような美しい肌を作り出しましょう。

次に、眉メイクについてですが、こちらも全体的な印象に大きく影響を与えます。眉は、普段よりも太めで、直線的な形に描くのが基本です。あまり濃くしすぎず、眉の始まりと終わりはふんわりとさせて自然な印象に仕上げます。眉毛の色は、髪色や着物の色とのバランスを考えながら選びます。

アイメイクは、やや控えめにするのが基本です。アイシャドウは、肌色に近いベージュやピンク、ブラウンなどを選び、目元をきちんと整えます。アイラインは目尻を少し上げる程度に描き、自然な切れ長の目元を作ります。マスカラはブラックよりもブラウンを選ぶと、やさしい印象に仕上がります。

チークは頬の高い位置に入れ、ほんのりとした血色感を出します。口元は口紅の色によって大きく印象が変わります。あまりに派手な色は避け、落ち着いた色味のものを選びます。ここでも、肌色や着物の色とのバランスを考えて選ぶことが大切です。

以上が和装メイクの基本的なルールです。自分の顔立ちや着物の色との相性を考えながら、バランスよくメイクを施すことが大切です。ゆめやの着物はアンティークですので、使われている色も日本の伝統色です。ルージュやチークは、古典色を選ぶとしっくりと似合いますよ。

似合う色の選び方: 肌色や年代、普段の好き嫌いに合うコスメ選び

では、似合う色の選び方について解説します。自分の肌色、年代、普段の好き嫌いを考慮したうえで、適切なコスメを選びましょう。

まず、肌色に合った色を選ぶことが重要です。明るい肌色の方はピンクやオレンジ系、逆に色黒肌の方は落ち着いた赤やベージュが似合うことが多いです。しかし、これは一つの目安であり、自分がどの色を使いやすいか、どんなイメージを出したいかによって変わります。

次に、年代による色の選び方です。30代、40代の大人の女性には落ち着いた色味がおすすめです。特に、リップは明るすぎると幼く見えてしまうので注意が必要です。マットな質感のものや、ややくすみ色のものを選ぶと、上品で洗練された印象になります。

また、普段の好き嫌いも大切なポイントです。自分が好きな色を使うことで、メイクに対する自信や楽しみが増し、それが自然と表情や姿勢に出て、全体的な美しさを引き立てます。

ここまでは、和装メイクの基本と、似合う色の選び方について解説しました。メイクは自分自身を表現する一つの方法であり、和装をより美しく着こなすためには、それぞれの基本を押さえつつ、自分らしさを大切にすることがポイントです。次の節では、実際の和装メイクの具体的な手順について紹介します。

年代別・和装メイクのポイント

和装を美しく着こなすためには、自分の年齢や特徴に合わせたメイクが重要です。では、年代別での和装メイクのポイントを紹介しましょう。

10代〜20代向け: 若々しいイマドキの和装メイクの方法

10代から20代の方が和装を着る場合、肌のツヤ感やフレッシュさを引き立てるメイクがおすすめです。この年代は肌が若々しく、自然なツヤがありますので、それを活かしたメイクがポイントとなります。

まず、ベースメイクはしっかりとしたカバー力よりも透明感を重視しましょう。ファンデーションやコンシーラーで肌のくすみや赤みを軽くカバーし、自然な肌色を引き立てます。また、化粧下地を使い、ファンデーションが崩れるのを防ぎます。

アイメイクは、ピンクやオレンジ系のパール入りアイシャドウを使って目元を華やかに見せます。アイラインは目尻を少し上げる程度に描き、切れ長の目元を作り出しましょう。マスカラはブラウンを選び、まつ毛を太く見せて若々しさをアピールします。

リップメイクはピンクやオレンジ、赤など、あざやかな色を選びます。ただし、あまり濃い色は避け、フレッシュさを保ちましょう。仕上げにグロスを塗ることで唇に艶を出し、若々しさを引き立てます。

チークは頬の高い位置に入れ、血色感を出しましょう。ここでもピンクやオレンジを使うと、肌に明るさが出て元気な印象になります。眉メイクはあまり強調せず、自然な眉毛の形に描くのが基本です。

以上が10代から20代向けの和装メイクの基本的な手順です。自然なツヤ感やフレッシュさを重視し、和装とのバランスを意識しながらメイクを施すことが大切です。

30代向け: 上品さを引き立てる和装メイクのコツ

次に30代の和装メイクです。この年代には、上品さと落ち着きを引き立てるメイクが求められます。また、肌のトラブルも出やすくなるため、カバー力のあるコスメの使用がおすすめです。

ベースメイクでは、透明感を保ちつつもしっかりとしたカバー力のあるファンデーションを選びましょう。また、化粧下地を使って肌の色を整え、ファンデーションのノリを良くします。また、パウダーやフェイスパウダーを使って仕上げをし、肌に磁器のような美しさを出します。

アイメイクでは、落ち着いた色味のアイシャドウを使用します。ブラウン系のアイシャドウは目元に立体感を出し、上品な印象を与えます。アイラインは目尻を少し上げる程度に描き、切れ長の目元を作り出しましょう。マスカラはブラックを選び、しっかりとした印象を出します。

リップメイクでは、マットな質感のものや、くすみ色のものを選びます。明るすぎる色は避け、落ち着いた色味で口元を整えます。チークは頬の高い位置に入れ、ほんのりとした血色感を出し、自然な立体感を作り出します。

眉メイクは自然な眉毛の形に描きますが、眉の始まりと終わりをしっかり描くことで、顔全体のバランスを整えます。

以上が30代の和装メイクのポイントです。上品さと落ち着きを引き立てるメイクを心掛け、全体のバランスを見ながらメイクを施すことが大切です。

40代〜50代向け: 落ち着きと高級感を出すメイクの方法

40代から50代の方が和装を着る場合は、落ち着きと高級感を出すメイクがおすすめです。この年代では、肌の変化やしわなどの老化現象も目立ちますので、その部分をうまくカバーしながら、自身の魅力を最大限に引き出すメイクを目指しましょう。

ベースメイクでは、肌にハリと潤いを出すための化粧下地を使います。また、しっかりとカバー力のあるファンデーションを選び、肌の色ムラやくすみ、しわなどをきちんとカバーします。パウダーで、肌に磁器のような美しさを出し、崩れにくいメイクを目指します。

アイメイクでは、目元の落ち着きを出すために、ブラウン系のアイシャドウを使用します。マスカラは自然な仕上がりのものを選び、まつ毛を太く見せて上品な印象を出します。アイラインは目尻を少し上げる程度に描くことで、切れ長の目元を作り出します。

リップメイクでは、落ち着いた色味の口紅を選びます。濃い色は避け、自然な色味で口元を整えます。仕上げに、リップグロスを使って唇に艶を出し、上品さを引き立てます。

チークは頬の高い位置に入れ、ほんのりとした血色感を出し、自然な立体感を作り出します。眉メイクは自然な眉毛の形に描くことが基本ですが、眉の始まりと終わりをしっかり描くことで、顔全体のバランスを整えます。

以上が40代から50代向けの和装メイクの方法です。自身の魅力を最大限に引き出し、落ち着きと高級感を出すメイクを心掛けることが大切です。

訪問着や留袖になると、あまりにはっきりとした色の口紅やチークは避けたほうがよろしいでしょう。特に、ゆめやのアンティーク着物は、自然の原料から抽出した「日本の伝統色」が使われていますので、ややくすみのある色合いや、マットな色合い、ヌーディーな色合いが似合いそうです。

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年齢によるメイクの違いと注意点

年齢によって肌の状態や特徴は異なりますので、それに合わせたメイクが必要です。若い時代は肌の透明感やフレッシュさを活かし、中年期は上品さや落ち着きを出すメイクをすることが大切です。

また、和装は洋装と比べて肌の露出が少ないため、顔のメイクが目立ちやすいという特徴があります。そのため、濃いメイクをしすぎると全体のバランスを崩し、逆に派手に見えてしまう可能性があります。

一方で、あまり控えめすぎると顔色がくすんで見えることもあるため、適度なメイクが求められます。また、和装の色や柄に合わせてメイクの色味を変えることも大切です。

以上が年代別の和装メイクのポイントとなります。自分自身の年齢や特徴、そして和装の特性を理解し、それに合ったメイクを施すことで、より一層美しく和装を着こなすことができます。

次の章では、具体的な和装メイクの手順を解説します。ご自身の年齢や肌の状態に合わせて、最適なメイク方法を見つけてみてください。

人気の和装メイクコスメをピックアップ

和装の雰囲気を演出するために適したメイクコスメがあります。ここでは、おすすめのコスメを一覧で紹介し、その中から特に注目のアイテムを詳しく解説します。和装を美しく着こなすための参考にしてください。

おすすめのベースコスメ

まずは、ベースメイクから始めましょう。良いベースメイクは全体的な仕上がりを左右し、顔全体の印象を大きく変える力があります。以下に、和装に最適なベースメイクのコスメを紹介します。

1. 化粧下地:SUQQU リファイニングプライマー

この化粧下地は、肌の色ムラやくすみをしっかりとカバーし、全体の肌色を明るめに整えます。ベースとして塗ることで、ファンデーションのノリを良くし、長時間の崩れを防ぎます。また、化粧下地には保湿成分も含まれているため、肌をしっとりと保ち、水分を逃がさないようにします。

2. ファンデーション:CLÉ DE PEAU BEAUTÉ クレ・ド・ポー ボーテ ラディアント フルイド ファンデーション

このファンデーションは、なめらかな塗り心地で、肌にふんわりとした磁器のような美しさを与えます。カバー力が高く、一度塗っただけで肌の色ムラやくすみ、細かなシワや毛穴をしっかりとカバーします。また、つけた感じがない軽さが特徴で、自然な仕上がりになります。

3. パウダー:THREE シマリング ルースパウダー

パウダーは、メイクの仕上げに使うことで、ベースメイクの持ちを良くし、テカリを抑えます。このパウダーは、微細なパールが含まれており、肌に自然なツヤと透明感を与えます。また、肌に優しく、乾燥を防ぐ成分も配合されています。

アイメイクで差をつける!人気アイシャドウとマスカラ

次にアイメイクのコスメです。和装のメイクでは、目元は顔全体の印象を大きく左右する重要なポイントです。自然ながらもしっかりとした存在感を出すことが求められます。

1. アイシャドウ:RMK インジェニアスアイズN

このアイシャドウは、上品な色味となめらかな質感が特徴です。ブラウンやベージュ、ピンクなど、和装に合わせやすい色味が豊富にそろっています。また、色の発色が良く、一度塗りでもしっかりとした色が出ます。細かなパールが入っていて、目元に立体感を与えることができます。

2. マスカラ:HEROINE MAKE ロング&カールマスカラ スーパーフィルム

このマスカラは、まつ毛をしっかりとカールさせ、長さを出すことができます。水や汗に強いウォータープルーフタイプなので、長時間美しいまつ毛をキープすることができます。また、ブラシが細く、細かい部分もきちんと塗ることができます。

マットなリップで上品な口元を作るコスメ

口元のメイクも和装の全体的な印象を大きく左右します。上品で落ち着いた色味のリップが求められます。

1. 口紅:NARS オーデイシャスリップスティック

この口紅は、艶やかな発色と高い保湿性が特徴です。また、色持ちが良く、長時間美しい口元をキープすることができます。特に和装に合わせやすい色は「Anita」で、自然なピンクベージュ色で、どんな肌色にも合わせやすいです。

2. リップグロス:Dior アディクトリップマキシマイザー

このリップグロスは、唇にぷっくりとした立体感を与え、見た目にも美しい仕上がりになります。また、保湿成分が含まれており、唇を乾燥から守ります。色味は透明で、どんな口紅の色にも合わせることができます。

おすすめコスメの最新ランキング紹介

以上が、2023年最新の和装メイクにおすすめのコスメ一覧です。これらのコスメは、どれも高評価のアイテムばかりで、プロのメイクアップアーティストからも支持を受けています。

セルフで挑戦!和装メイクのやり方をマスターしよう

メイクの基本順番とポイント

和装メイクを自分で行う場合、まずはメイクの基本順番とポイントを理解することが大切です。和装メイクは洋装メイクとは異なり、その特性と風情を活かしたメイク方法が求められます。それでは、和装メイクの基本順番とポイントをまとめてみましょう。

まずはベースメイクから始めます。ベースメイクは肌の整え方によってその後のメイクの仕上がりを大きく左右します。肌のくすみや色ムラをしっかりカバーすることで、着物の色彩が際立つ肌を作ります。ここで使用するアイテムは、化粧下地とファンデーションです。化粧下地は肌の状態に合わせて選び、乾燥が気になる方は保湿成分が多い下地、毛穴や小じわが気になる方はカバー力のある下地を選びます。

ベースができあがったら、ファンデーションです。和装メイクでは、肌を明るくなめらかに見せるため、少し明るめの色を選ぶのがポイントです。また、ツヤ感よりもマットな質感が求められます。ここで重要なのは、ファンデーションは顔だけでなく、首までしっかりと塗り、色ムラをなくすことです。これにより、着物との自然なバランスを保つことができます。

さあ、アイメイクに移りましょう。アイシャドウは、落ち着いた色味のものを選ぶと良いでしょう。また、アイラインは目元の印象をはっきりと見せるため、目尻はやや太めに引き、切れ長の印象を作ります。まつ毛はマスカラでしっかりと上げ、目元の立体感を出します。

目元の仕上げは、眉メイクです。眉は顔の印象を大きく左右するポイントです。自然な眉毛の形に沿って、ブラシを使って描きます。眉の色は、髪の色に合わせて少し明るめにすると、全体的にバランスの良い仕上がりになります。

リップとチークは最後に施しましょう。リップは着物の色に合わせて落ち着いた色味を選びますが、少し赤みを含むと華やかさが出ます。チークは頬の高い部分にほんのりとつけ、自然な血色感を出すことが大切です。チークも、リップと同じように、やや赤みを含む色がおすすめです。

以上が和装メイクの基本的な順番とポイントです。これらを基本に、自分の顔の特徴や、着る和装の色に合わせてアレンジを加えてみてください。ゆめやのアンティーク着物をお召しになる場合は、日本の伝統色も参考にして色を選ぶと、お顔と着物の一体感が増しますよ。

セルフでの着付けにチャレンジしよう!

和装メイクに慣れたら、次はセルフでの着付けにチャレンジしてみましょう。初めての方でも安心して挑戦できるように、着付けの基本ポイントを紹介します。どなたかに着付けていただく場合でも、流れを知っていると安心できますので、ぜひ読んでみてくださいね。

1. 着物の準備:まずは着る着物を準備しましょう。洗練された和装の雰囲気を引き立てるためにも、適切な保管とお手入れが必要です。着物はきちんと畳んで保管し、着る数日前から着物ハンガーに掛けてシワを伸ばすなど、十分な時間を確保しましょう。

2. 襦袢の着方:襦袢は着物の下に着るもので、着物を汚れから守る役割があります。首元はきちんと整え、裾は足首から10cm程度の長さが理想的です。袖口は少し手首が見える程度に調整します。

3. 着物の着方:着物を着るときは、まず左側を身体に合わせ、その上から右側を合わせます。腰紐でしっかりと固定した後、身丈や裾の長さを調整します。帯は背中の中心にくるように締め、余った部分は帯揚げで整えます。

4. 髪型のセット:和装に合った髪型も忘れずに。結婚式などフォーマルな場であれば、華やかなアップヘアがおすすめです。普段着としての着物なら、自然体のダウンヘアやシンプルなポニーテールも素敵です。

以上が和装の着付けの基本的な流れです。初めての方でも安心して挑戦できるように、これらのポイントを頭に入れておきましょう。着付けには練習が必要ですが、自分で着る楽しさと、成果を見る喜びは格別です。ぜひチャレンジしてみてください。

インフルエンサーやプロのオフィシャルライターから学ぶ

美しい和装メイクをマスターするためには、プロの意見やアドバイスを積極的に取り入れることが大切です。SNSのインフルエンサーやプロのオフィシャルライターから学んでみましょう。具体的な方法や、おすすめの情報源を紹介していきます。

ソーシャルネットワークで人気のアカウント紹介

SNSはメイクや美容の情報を得る上で欠かせないツールとなっています。そこでまずは、人気の美容インフルエンサーやプロのアカウントをチェックすることをおすすめします。

例えば、Instagramでは、美容エディターとして活躍する「@beauty_editor2023」のアカウントが大人気。彼女は肌の質感や色味の選び方から、メイクの仕上げ方まで、幅広いトピックを独自の視点で解説しています。特に彼女のメイク記事では、和装メイクのポイントを細かく説明し、実際のメイク動画も多数投稿しているため、初心者から上級者まで参考にできます。

また、Twitterでは、「@makeup_pro_2023」が高評価を受けています。彼はプロのメイクアップアーティストとして知られ、さまざまなメイクテクニックや新商品の紹介、そして和装メイクについての情報も提供しています。彼のアカウントでは、メイクアイテムの使い方や顔の立体感を出すためのテクニック、そして「目元のアイメイクはどうすればいいの?」や「リップの色は何を選べばいいの?」といった質問に対する回答も見つけることができます。

コスメナビやコラム、新着記事などで最新情報をゲットする

オンラインのコスメナビゲーションサイトやコラム、新着記事などを利用して、最新のメイク情報をキャッチすることも大切です。特に、和装メイクのトレンドは常に変わるため、こうした情報を頻繁にチェックすることで、自分に合ったメイク法を見つける手助けとなります。

「Cosme Navi 2023」では、最新のコスメ製品のレビューからプロのメイクテクニック、和装メイクのヒントまで、幅広い情報が提供されています。ここでは、新製品のリップの色味や、ベースメイクの仕上がり感、肌に合ったファンデーションの選び方など、さまざまな観点からメイクのヒントを得ることができます。

人気のコスメコラム「Makeup Diary」では、和装メイクのベーシックな知識から、最新のトレンド、具体的なメイクの手順まで、丁寧に解説されています。ここで紹介されているメイクのテクニックやアイテムを使うことで、プロのような仕上がりを目指すことが可能になります。

和装メイクを教えるインフルエンサーの動画や記事をチェックする

和装メイクを教えるインフルエンサーの動画や記事をチェックすることも一つの方法です。YouTubeやTikTokなどの動画配信プラットフォームでは、数多くのメイクアップアーティストやビューティーインフルエンサーが和装メイクのハウツー動画を投稿しています。

YouTubeの「Beauty Channel 2023」では、定期的に和装メイクの動画が投稿されています。その動画では、肌の下地作りからアイメイク、リップメイクまで、一通りのメイクの流れを分かりやすく解説しています。また、使用するコスメの一覧や、それぞれのコスメの選び方、使い方なども詳しく紹介されているため、自分でメイクをする際の参考になります。

以上が、インフルエンサーやプロのオフィシャルライターから学ぶための情報ソースとなります。和装メイクは普段のメイクとは異なる点も多く、特に初めての方は戸惑うこともあるかもしれません。ですが、このような情報源を上手に活用することで、自分だけのオリジナルな和装メイクをマスターすることができます。今回紹介した以外にも、さまざまな情報源がありますので、ぜひ自分に合った情報を探してみてください。

まとめ

和装メイクはその独特な美しさと格式ある雰囲気から、特別な場にふさわしいメイクとして多くの方に愛されています。しかしながら、普段のメイクとは一線を画すその特性から、なかなか自身で取り組むのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、あなたに似合う和装メイクを見つけるコツや今後の和装メイクに活かすためのポイントをまとめてみました。

まず、和装メイクの基本となるのが、ベースメイクです。肌の色と質感を整え、磁器のような滑らかでキメ細かな肌を作り上げることが大切です。和装は一見カラーが少なく地味に見えがちですが、その中にもさまざまな色味が隠されています。隠れた色味を引き立てるためにも、ベースメイクはしっかりと行い、全体的なバランスを保つことが重要です。使用するのは肌色よりも一段明るめのファンデーションがおすすめ。パウダータイプはナチュラルな仕上がりに、リキッドタイプはしっかりとカバー力を求める方におすすめです。化粧下地も忘れずに使用し、肌の水分と油分のバランスを整え、メイクのもちを良くしましょう。

次に、アイメイクについてですが、和装にはやや控えめでも、しっかりとした印象を与えるアイメイクが求められます。特に、アイラインは目尻を少し上げるカットアイがおすすめです。和装にはエレガントな印象が求められますので、切れ長の目元を作ることで、その雰囲気を一層引き立てます。また、アイシャドウは、淡いベージュやピンクなどの自然な色味がおすすめ。あまりにも濃い色は和装の上品さを損なってしまうため、控えめな色合いで仕上げましょう。

リップメイクについても同様に、和装に合わせてナチュラルな色味を選ぶことが大切です。洋装と比較して、赤やピンクの強い色味は控え、落ち着いた色味のリップを選ぶのが基本となります。ただし、全体のメイクや着物の色によっては、あえて口元を強調することで、全体のバランスを整えることもあります。着物の特徴を見逃さないようにしましょうね。

また、和装におけるメイクの特徴として、頬のチークやハイライトの位置が挙げられます。一般的には笑ったときに一番高くなる部分を中心に、ほんのりと自然な血色を足すのがコツです。ハイライトは目元や鼻筋、口元などに薄く入れることで、立体感を出すのが一般的です。顔全体が平面的に見えないように、しっかりと立体感を意識しましょう。

和装メイクに挑戦する際には、普段から使っている化粧品をそのまま使用するのではなく、自分の肌質や肌色、そして和装に合わせた色味を選ぶことが大切です。和装に合わせて選ぶメイクアイテムは、洋装に使用するものとは一部異なる可能性があります。例えば、リキッドタイプのアイライナーやマスカラ、シャドウなどは、和装の厚みや色味と相まって重たく見えてしまうこともあるので、パウダータイプのものを選ぶことをおすすめします。

お顔のメイクは好みの分かれるところですので、ゆめやの前撮り・ロケーション撮影プランにはメイク料金を含んでおりません。ですが、メイクが苦手だとか、そもそもメイクをしたことがあまり無いなどという場合は、オプションでお引き受けすることができます。ぜひご予約の際にご相談ください。

今回のまとめ記事を通して、和装メイクを楽しむためのヒントやコツをお届けできたでしょうか。これらのポイントを意識して和装メイクに挑戦することで、和装の持つ格式高さや美しさを一層引き立てることができるでしょう。どんな着物にも合わせやすく、自分自身の美しさを最大限に引き立てることのできる和装メイク。これからも、その美しさと技術を磨き続けていきましょう。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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