七五三イメージ

【着物のプロが監修】七五三:母親の着物服装ガイド

はじめに

七五三は、お子さまが無事に3歳、5歳、7歳へと成長したことを祝う、日本の伝統的な行事です。江戸時代から続く伝統であり、親子一緒にお参りをする大切な機会であるため、日本の伝統衣装である和装を、晴れ着として選ぶことが多いですね。お子さまの衣装選びはもちろん、お母さまの着物選びもたいへん重要なポイントとなります。この記事では、2023年最新の七五三における母親の着物について詳しく紹介します。

七五三の付き添いでお母さまにおすすめの着物は何でしょうか。一般的には、訪問着や付け下げなどのフォーマルな着物がおすすめです。主役であるお子さまの晴れ着に合わせて、親子でのコーディネートを楽しむことができます。お母さまが着る着物は、お子さまの着物よりも控えめで落ち着いた色合いと柄が求められます。

さらに、着物の選び方にはさまざまなポイントがあります。母親の年齢に応じた色やデザインの選び方、神社の雰囲気に合った色無地や小紋などの種類の選び方などが挙げられます。特に人気のある色は、淡いピンクや青、紺、緑など。これらの色は華やかさを引き立てるとともに、主役であるお子さまの着物とも合わせやすいためです。

また、今日ではレンタルする方も多く、忙しいお母さまにとっては時間の節約にもなります。レンタルなら、帯や小物、バッグ、草履などもセットで揃えることができます。ご参考までに、七五三の付き添いのコーディネートは、卒園式や入学式、結婚式など他のフォーマルなシーンにもお召しいただけます。

当日の着付けも大切なポイント。自分で着るのが難しい場合は、着付けのプロに任せるのも良いでしょう。お子さまの着付けと合わせて、家族みんなでお祝いの気持ちを高めることができます。

七五三では男の子、女の子それぞれの年齢に応じた服装があります。お子さまの衣装に合わせた母親の着物選びも忘れずに。

アンティークきものレンタル ゆめや は、東京都に本社を置き、山梨県甲府市の山梨本店と、東京都港区の東京店で、アンティークの着物を中心に取り扱っています。大正時代から昭和初期にかけてのアンティーク着物は、上質な絹糸で織られた正絹のやわらかさと輝きに満ち、熟練の職人が手作業で手掛けた絵付けや手刺繍に味わいと感慨深さがあります。

アンティークきものレンタル ゆめや の七五三

本記事では、着物の選び方、レンタルの方法、親子でのコーディネートなど、七五三の母親の着物に関するさまざまなトピックを詳しく紹介します。どの着物を選ぶか迷っている方、初めて七五三を迎える方にも、この記事がお祝いの準備として役立ちましたら幸いです。

七五三の母親の着物の基本

七五三とは何か

七五三は、日本の伝統的な行事で、3歳、5歳、7歳のお子さまの成長に感謝するお祝いです。この年齢はお子さまの成長の重要な節目であり、この時期に家族で神社に参拝し、無事な成長を感謝し、これからの健康と幸福を祈る風習が七五三です。

七五三のお参りは2023年現在でも全国的に親しまれており、多くの親子が晴れ着に身を包んで神社へと足を運びます。主役はもちろんお子さまですが、お母さまもまた、この特別な日にふさわしい装いで参加することが一般的です。

この日のお母さまの着物選びは、お子さまの晴れ着とのコーディネート、季節の色合い、神社の格式など、多くのポイントを考慮する必要があります。本記事では、その基本を一緒に探っていきましょう。

お母さまにふさわしい着物の種類

七五三に付き添うお母さまの着物としては、訪問着や色無地、付け下げなどがおすすめです。主役はお子さまですので、お母さまの着物は華やかさを控えめにし、お子さまの装いを引き立てるように選ぶことが大切です。

七五三の付き添いにふさわしい着物を見てみましょう。「白地にオシドリと青い鳥の訪問着」は、絵柄の範囲は広いですが、色合いがたいへん静かですので、付き添いのお母さまにふさわしい着物と言えるでしょう。正絹の白地に、牡丹・菊・藤・撫子の花々と、つがいのオシドリが手描きされています。

訪問着や付け下げは、フォーマルな場にふさわしい着物で、柄も色も落ち着いたものが多く、七五三のような公の場に相応しい選択となります。色無地は、一色だけで仕立てられ、シンプルながら上品な印象を与えます。

レンタルや着付けなどにプロのサービスを利用することで、忙しいお母さまでも安心して当日を迎えられます。帯や小物とのバランスも重要なポイントで、派手すぎず、控えめながらも親子のコーディネートを楽しむことができますよ。

上の「白地にオシドリと青い鳥の訪問着なら、このような7歳祝着がおすすめです。絵柄の流れの一体感、描かれた画材の一体感、雰囲気の一体感が生まれます。

和服の基本マナー

七五三に付き添うお母さまの和服には、基本的なマナーが求められます。まず、お子さまが主役であることを忘れずに、お母さまの服装が目立たないように心掛けましょう。過度に派手な柄や色は避け、お子さまの晴れ着と調和する色合いを選ぶと良いでしょう。

また、着付けにも気を付ける必要があります。正式な場である七五三では、着物の着方一つで印象が大きく変わることがあります。専門の着付け師に依頼するか、事前に自分でしっかりと練習しておくことをおすすめします。

そして、神社でのマナーも忘れずに。お参りの際の作法や、他の参拝者への配慮など、基本的な礼儀を守ることで、お子さまにも良い教育となりますし、より思い出深い一日となるでしょう。

ここまで、七五三におけるお母さまの着物選びの基本とマナーについて紹介しました。

着物の選び方とおすすめのスタイル

年代別(20代、30代、40代など)のおすすめ着物

2023年、着物の選び方は年代別に特有の色やデザインがあります。七五三や入学式、卒業式などのお祝いに着る着物は、季節や立場に合わせて選ぶ必要があります。以下は、年代別におすすめの着物を紹介します。

20代:若々しさを引き立てる淡いピンクや水色の色合いの訪問着がおすすめです。華やかな柄を選び、洋装で参加なさる方とも合わせやすいスタイルが人気です。お母さまは脇役ではありますが、20代でしたら、この程度の華やかさはお召しいただけると思います。ゆめやの着物からご紹介しましょう。

 

30代:落ち着いた色の付け下げや訪問着がふさわしいです。20代とは違い、やわらかめの色合いを選ぶと良いでしょう。5歳男の子の羽織袴や、お子さまの着物が強めの色合いでしたら、左の藍色の着物もお似合いです。ぶどうの絵柄で、秋らしい装いですよ。

 

40代以上:上品な色の付け下げや色無地がお似合いでしょう。シンプルで高級感のある小物でコーディネートして、落ち着きと貫禄のある装いにするとよろしいですね。とは言っても、質素なものはおすすめできません。左から、相良刺繍、辻が花、ドロンワークの手刺繍の、高級な着物です。

季節や神社の雰囲気に合わせることも忘れずに。どの年代でも、季節に応じた素材と色の選び方があります。七五三は秋に参拝することが多いでしょうから、淡い紅葉の色を取り入れるなどの工夫も楽しいですね。

付き添いにおすすめの着物のほかにも、たくさんの訪問着をご用意しています。どうぞご覧ください。

 

華やかなコーデのポイント

七五三や入学式、卒業式などは、お子さまが主役ですから、お母さまは控えめな着物をお召しになるでしょうが、せっかくのお祝いの席ですから、少し華やかに装いたいですね。華やかさを演出するポイントは、着物の色や柄、帯などの小物にあります。

色で華やかに:赤やピンクなどのおめでたい色を身に着けると華やかな印象になります。男の子のお祝いなら、淡いブルーやグリーンでも素敵です。お子さまの衣装に合わせやすい色を選ぶとよいでしょう。

柄で華やかに:着物いっぱいに絵柄があるとマナー違反ですが、少しの絵柄でも華やかに装うことができます。金糸・銀糸の刺繍や、金彩を用いた柄がおすすめです。控えめにしたい場合は、友禅もよろしいでしょう。

小物で華やかに:草履やバッグ、帯締めなどの小物もコーディネートのポイントです。シンプルな着物には華やかな小物を合わせるとバランスが取れます。

ゆめやの着物レンタルは帯・草履・バッグ・長襦袢など、着物に必要な小物をフルセットでお届けします(※髪飾り/かんざし、被布を除く)。着物に熟練したスタッフがコーディネートいたしますので、安心しておまかせください。詳しくは七五三・十三参り アンティーク着物レンタルでご覧ください。

お子さまの七五三や家族での入園・入学式など、親子で参加する場合には、お互いの着物が一体となるようにコーディネートすると楽しいですよ。

上品な色合いの選び方(ピンク、グレー、黄色など)

着物の色選びは、年代や場所、季節などさまざまな要素に影響されます。上品な色合いの選び方についてのポイントを紹介します。

ピンク:若々しさを感じさせる色です。20代から30代の方におすすめ。お子さまの七五三や入学式・入園式など、明るいお祝いの場にぴったりです。

グレー:落ち着いた印象を与える色です。フォーマルな席にも使えるため、40代以上の方にもよく選ばれます。卒園式・卒業式にも好まれる色です。

黄色:春の訪れや新しい始まりを感じさせる色。秋に参拝することの多い七五三よりも、春の入園や入学式にふさわしい色で、明るく華やかな印象を与えます。

他にも、シーンに応じた多くの色があります。自身の肌の色や髪の色に合わせることも大切です。着物を購入する際やレンタルする際に、実際に試着して色合いを確認すると失敗がありません。ゆめや の自宅で下見プランを、ぜひご利用ください。

総合的に、着物選びは自分自身のスタイルや、場の雰囲気に合わせて行うことが重要です。本記事で紹介したポイントを参考に、お祝いの席にふさわしい着物を選びましょう。質問や困ったことがあれば、専門の着物サイトや店舗のスタッフに問い合わせるのも良い方法です。

七五三の訪問着や付下げのレンタル方法

レンタル着物のメリットとデメリット

日本の伝統的なお祝いである七五三。この大切なイベントで主役となるお子さまの着物選びは、親子にとって楽しい時間となります。特に訪問着や付け下げなどの準礼装を選ぶ際に、レンタルという選択肢はとても人気があります。このセクションでは、レンタル着物のメリットとデメリットについて詳しく紹介します。

メリット

豊富な選択肢:レンタルショップには多種多様な着物、帯、小物が揃っていて、自身の好みに合ったものを選ぶことができます。

コスト削減:購入すると高額になることが多い着物ですが、レンタルなら気軽に高級な着物を着ることができます。

着付けサービス:レンタルショップでは、プロの着付け師による着付けサービスが受けられる場合があり、忙しいお母さまにとっては安心できます。

セットでの提供:袴、帯締め、草履などの小物もセットで揃っているため、自分でコーディネートする必要がなく、揃え忘れる心配もありません。

デメリット

サイズの限定:一部のショップではサイズが限られていることがあるため、事前の確認が大切です。

早めの予約が必要:人気の柄や色合いはすぐに予約が埋まることがあるため、早めの準備が必要です。

返却の手間:着用後は返却しなければならないため、手間がかかることがあります。

このように、七五三のレンタル着物にはメリットとデメリットがありますが、自分のライフスタイルや好みに合わせて選べば、お子さまの晴れの日をより一層華やかに演出することができるでしょう。

レンタル料金と無料のサービス

七五三のレンタル着物の料金は、選ぶ着物やショップによって異なります。平均的な価格帯は、男の子用で2万円から5万円、女の子用で3万円から7万円が一般的です。
大人の礼装用の着物のレンタルは、色や柄、付け下げなどのグレードによって価格が変動します。相場は草履やバックなどの小物も含めて、3万円からです。予算に合わせて選びましょう。

無料のサービスも多くのショップで提供されていて、以下のようなサービスが一般的です。

着付けサービス:レンタル料金に着付けが含まれている場合があり、お母さまが着付けを心配することなく当日を迎えることができます。

小物の貸し出し:帯や草履などの小物がセットで貸し出されることもあり、コーディネートの手間を省けます。

着物をレンタルする際には、料金プランの詳細をしっかりと確認するとともに、無料サービスの内容をチェックすることが大切です。予算や希望に合ったプランを選ぶことで、ご家族皆さまで楽しい七五三の準備ができるでしょう。

この記事で紹介したレンタル方法やサービスを参考に、お子さまの成長を祝う七五三の準備を楽しんでください。さまざまな色合いや柄の中から選ぶ着物は、その日の主役であるお子さまをより一層華やかに演出します。七五三の準備やマナーについてさらに詳しく知りたい方は、どうぞ関連記事を覗いてみてください。

ゆめやの七五三着物レンタルは、必要な小物が全てセット(※髪飾り/かんざし、被布を除く)された「お任せフルセット」がおすすめです。

お子さまとの親子コーディネート

お子さまの衣裳とのマッチング

七五三は、お子さまの成長を祝う大切な日です。この特別な日に、親子でのコーディネートを楽しむ方も多いのではないでしょうか。お子さまが主役であるこのお祝いでは、お子さまの衣裳と親御さんの服装とのマッチングが大切になります。以下に、この素敵なコーディネートのポイントを一覧で紹介します。

衣装の色合いを合わせる:お子さまの着物の色に合わせて、お母さまの着物やお父さまのスーツの色を決めることで、親子一体感が生まれます。

柄やデザインのバランス:お子さまの着物の柄と、親御さんの洋服や着物の柄をバランスよく合わせることで、親子の一体感がさらに強まります。派手すぎず、落ち着いた柄がおすすめです。

小物のコーディネート:お子さまの袴に合わせて、お母さまのバッグやお父さまのネクタイの色を合わせるなど、小物のコーディネートも大切です。洋装であれば、アクセサリーの合わせ方もポイントになります。

フォーマルとカジュアルのバランス:お子さまの着物は華やかさが求められますが、親御さんの服装は派手過ぎずかつ地味過ぎない、適度なフォーマル感がポイントです。マナーを守りながら、親子のスタイルを楽しんでください。

季節感を忘れずに:七五三は秋に行われることが多いので、秋を感じさせる色や柄を選ぶのも良いでしょう。例えば、紅葉の柄や深い緑、紺色などがおすすめです。

親子コーディネートは、一緒に写真を撮る際にも美しい印象を与えます。親子の一体感を強く感じるコーディネートを楽しむのも、七五三の準備の楽しみの一つです。

七五三のお祝いの食事会やお茶会での服装

七五三のお祝いは、神社でのお参りだけでなく、食事会やお茶会などで家族や親戚と一緒に過ごす時間もあります。このようなシーンでの服装選びも大切で、以下のポイントを参考にしましょう。

子供の衣裳とのマッチング:お子さまの着物と親御さんの服装を合わせることで、食事会でも親子の一体感を楽しめます。

控えめな装い:お参りよりもカジュアルな場所での食事会では、控えめな色合いやシンプルなデザインの衣装がふさわしいでしょう。黒やグレー、ベージュなど落ち着いた色がおすすめです。

動きやすさを考慮:食事会ではお子さまと一緒に動くことも多いので、着崩れに注意なさってください。食事中は膝にハンカチやナプキンを敷くなどして、いつも以上に食べこぼしに注意しましょう。

主役を引き立てる:お子さまが主役であることを忘れずに、親御さんの服装はお子さまを引き立てる役割を果たしましょう。派手すぎず、でも素敵な装いを心がけると良いでしょう。

アクセサリーや小物の選び方:食事会では、少し派手なアクセサリーもOKですが、全体のバランスを見ながら選んでください。

食事会やお茶会での服装選びも、七五三のお祝いの一部です。親子でのコーディネートを楽しみながら、おしゃれで楽しい時間を過ごしましょう。

親子で楽しむフォトブックの作り方

七五三のお祝いは、親子の一大イベント。この素晴らしい思い出を残す方法として、フォトブックの作成が人気です。以下、親子で楽しむフォトブックの作り方のポイントを紹介します。

事前の準備:色や衣装の選び方、背景のデザインなどを事前に決めておくと、当日はスムーズに撮影できます。

親子のコーディネート:親子の衣装のマッチングが大切。ご家族に一体感が生まれるコーディネートを楽しんでください。

多種多様なシーンを撮影:神社でのお参り、食事会、家族との時間など、多くのシーンを撮影しましょう。いつ見返しても、お子さまの成長や、ご家族の思い出を楽しめる内容になります。

お子さまの自然な表情を引き出す:お子さまの自然な笑顔をやしぐさを捉えることで、より思い出深いフォトブックに。お子さまが普段着で過ごしているかのような自然体の笑顔を引き出しましょう。

フォトブックのデザイン選び:フォトブックのデザインは、華やかさや上品な印象など、七五三のお祝いにふさわしいものを選びましょう。

プロのカメラマンの利用も:自分たちで撮影するのも良いですが、プロのカメラマンに撮影を依頼するのも一つの方法。プロならではの技術で、一生の思い出に残る写真を撮ることができます。

フォトブックは、お子さまの成長をご家族でいつでも振り返ることができる、素晴らしいプレゼントにもなります。この特別な日を、親子で一緒に楽しみながらフォトブックを作成し、未来に残す素敵な思い出にしましょう。

レンタルと購入の違いと特徴

七五三のお祝いに際して、着物選びは大切なポイントです。多くの方が迷うのが、レンタルか購入か。この記事では、それぞれの特徴と選び方を詳しく紹介します。

フルセットの利点と注意点

レンタルの一番の利点は、必要な小物まで全て揃っているフルセットであること。着物、帯、袴、小物など、全部がセットになっていて、忙しいお母さまにとっても安心です。特に3歳や5歳のお子さまが主役の七五三では、準備に時間を多く取られることを避けたいですので、フルセットでのレンタルが安心ですね。

ゆめやのレンタルは、髪飾り/かんざしと被布を除く全てがセットになったフルセットですが、さらにお得なセットもご用意しています。左から、お子さま1人とお母さまのプランお子さま2人とお母さまのプランお子さま2人とご両親さまのプランです。お子さまは男の子でも女の子でも大丈夫です。

ですが、レンタルの注意点もあります。サイズや色、柄の種類が限られていることが多く、ぴったりとサイズが合う着物を探すのは大変かもしれません。また、貸衣装は何人かが着用したものであることが多いため、新品のような華やかさを求める方には不向きかもしれません。

正絹着物の特徴と選び方

七五三のお祝いで、正絹着物の購入を考える方も多いです。正絹の着物は、その高い品質と格、美しい色合いと柄が特徴です。入学式や卒業式、結婚式など、その後のフォーマルな場でも使うことができ、一生の宝物としてお子さまに残せる点もおすすめの理由です。

正絹着物を選ぶ際は、色や柄の選び方が重要です。落ち着いた色合いのものや、お子さまが好きな色や柄の着物など、親子で一緒に選ぶ楽しみもあります。また、サイズ選びも大切です。

着物の選び方とサイズの測り方

七五三のお祝いで着る着物としては、袷の訪問着や付け下げ、色無地が一般的です。

サイズの測り方はとても大切で、正確に測る必要があります。基本的には身丈と裄丈が重要で、これにより快適に着ることができます。

身丈は、おはしょりの出し方である程度の調整ができますので、身長を基準にプラスマイナス5cmほどの身丈の着物を選ぶと良いでしょう。身長が160cmのお母さまでしたら、身丈が155cm~165cmの着物でしたらお召しいただけます。

裄丈は、腕の長さと関係します。首の付け根(背中と首の間のグリグリのところ)から、肩を通って、手首のグリグリまでの長さです。プラスマイナス3cmほどの裄丈でしたら、不自由なくお召しいただけるでしょう。

ゆめやの着物はアンティークですので、昔の小柄な女性サイズの着物が多いです。身丈も裄丈も、縫込みに生地が残っているものは出して、なるべく現代女性のサイズに近付けています。それでも、お召しになりたい着物の裄丈が足りない場合は、「常時、肘をちょっとだけ曲げておく」という裏技でお召しいただけます。ご試着の際や、お手持ちの着物で、ぜひ実験してみてください。

着付けの際には、インナーや小物とのバランスも考慮しながらコーディネートします。レンタルか購入か、どちらを選ぶにしても、このようなポイントを押さえておけば、七五三のお参りがより華やかで特別なものとなるでしょう。

いずれの選び方にも、お子さまの喜ぶ顔を思い浮かべながら選ぶことが最も重要です。2023年の七五三のお祝いは、親子で着物選びの楽しみを味わい、一緒に素敵な思い出を作りましょう。

もちろん、おめでたい七五三のお祝い以外にも、日本の美しい文化として着物を楽しむ機会は多々あります。お宮参りや入学式、結婚式などのフォーマルな場での着物の着こなしについても、順次ご紹介いたします。どうぞ時々「ゆめや通信」を覗いてみてください。

まとめ

七五三の母親の着物選びのポイントとおすすめのスタイル

七五三のお祝いはお子さまの成長を祝う大切な日です。お母さまも、主役のお子さまと一緒に着飾ることができる、楽しいイベントですね。この記事では、七五三に付き添うお母さまの着物選びのポイントとおすすめのスタイルをまとめて紹介しました。

まず、着物選びの基本は、順礼装である訪問着や付け下げなどのフォーマルな着物を選ぶことです。色合いは、落ち着いた色から明るい色までさまざまありますが、お子さまの着物と合わせたコーディネートがおすすめです。水色やピンクなど淡い色は、お子さまの華やかな着物にも合わせやすいでしょう。

控えめな柄の着物をお召しになれば、品のある印象を与えることができます。また、小物選びもポイントで、帯や草履、バッグなどは全体のバランスを考え、目立たずシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

着付けは、自宅での着付けも可能ですが、忙しい当日は専門の着付けサービスを利用するのもおすすめです。そして、写真撮影などで前撮りをする際は、お子さまの成長を祝う気持ちと共に、自身の美しい着姿を残すことも忘れずに。

七五三イメージ
アンティークきものレンタル ゆめや の七五三

お祝いの慶びと親子の絆を深める方法

七五三のお祝いは、お子さまの3歳、5歳、7歳の成長を祝う日本の伝統的な行事です。この日は、家族で神社へお参りし、親子の絆を深める素晴らしい機会です。

お子さまが主役のこの日、お母さまとしてはお子さまとのコーディネートだけでなく、一緒に楽しむことも大切です。たとえば、お祝いのプレゼントや特別な料理を準備し、お子さまに「成長を祝う日」であることを教えることができます。

また、ご家族で一緒に過ごす時間を大切にし、お子さまの成長を一緒に喜ぶことが重要です。おめでたい着物を着て、お互いの成長を祝い、親子の絆を深めましょう。

母親の着物選びから準備、当日の過ごし方まで、この記事で紹介したポイントやおすすめの方法を参考に、2023年の七五三を素敵な思い出にしてください。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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