たとう紙イメージ

【確実に保管】たとう紙で着物を守る!専門家が教える保存のポイント

はじめに

着物たとう紙とは?

着物、この美しい日本の伝統的な衣装は、私たち女性が特別な日に身にまとうものです。着物は、歴史や文化、細やかな技術が詰まったアイテムで、大切にして、長く使いたいと思うのは自然なことです。ですが、着物の保管は、タンスにしまうだけでは十分ではありません。着物はたいへん繊細で湿気やカビ、虫に弱いからです。着物を綺麗に、そして長持ちさせるためには、しっかりとした保管方法が必要です。

この記事では、「たとう紙」について紹介します。多くの方がたとう紙という名前は耳にしたことがあるかもしれません。このたとう紙が着物の保管においてたいへん大切な役割を果たしています。では、着物たとう紙とは、一体何なのでしょうか。

たとう紙は、和紙を主材料として作られた専用の紙で、着物を包むのに利用されるものです。このたとう紙は、湿気やカビから着物を守るとともに、着物のシワを防ぐ役割も果たしています。主に呉服屋で販売されており、サイズや素材によって価格は異なりますが、基本的に着物や帯のサイズに合わせて選ぶと良いでしょう。

たとう紙は着物や帯を綺麗に収納するのに役立っています。

たとう紙の重要性とは?

私たちが日常的に着物を着る機会は少ないため、収納する期間が長くなります。しまっているあいだに着物が湿気やカビ、虫から守られているかどうかはたいへん大切なポイントです。着物の価格は高いものも多く、一度カビが生えてしまったり、虫に食われてしまったりすると、修復が難しくなります。

たとう紙を使用することで、カビや虫の問題を大きく予防できます。たとう紙は、吸湿性に優れているため湿気防止が可能です。

たとう紙の大きさを着物や帯のサイズに合わせて選び、きちんと包んで収納しましょう。時間が経つと、たとう紙も湿気を吸収して劣化してしまうため、1枚のたとう紙を長く使うのではなく、時々新しいものへの交換をおすすめします。

着物は日本の文化として、私たち女性の心の一部として、大切にしたいものです。着物を美しく、長持ちさせるための方法を知って、日常の中での着物の扱いを見直し、着物愛好者としてワンランク上を目指しましょう。

ゆめやのサイトでは、さまざまな着物関連の商品や情報が紹介されていますので、興味を持たれた方はぜひ一度訪れてみてください。

着物たとう紙の基本知識

たとう紙の歴史

着物を身に纏うことは、日本の文化や歴史を感じられる素晴らしい体験です。大切な着物を長く美しく保つためには、きちんとした保管方法が欠かせません。そこで登場するのが「たとう紙」です。

たとう紙の歴史は、着物とともに長く、起源は平安時代まで遡ります。平安時代は主に歌を読む紙として使用されていましたが、着物をしまうための方法として用いられるようになったのは江戸時代からです。時代と共に、自宅で反物を着物に仕立てなくなり、呉服屋で仕立てた物をたとう紙に包んで納品するようになりました。日本の歴史とともに、たとう紙も進化し続けてきたのです。

たとう紙と和紙、その関連性

たとう紙の主な材料は和紙です。和紙とは、日本特有の紙を指し、長い歴史と伝統を持っています。着物を保管する際には、湿気やカビを防ぐ役割があるため、吸湿性に優れた和紙が利用されるのは自然な流れでした。

和紙の中でも、たとう紙に使用される和紙は丈夫で通気性が良いのが特徴です。着物や帯の繊細な生地を傷つけずにしっかりと包むことができます。

和紙とたとう紙は深い関連性があります。

美濃和紙で作られたたとう紙

美濃和紙は、岐阜県の美濃地域で生産される和紙です。楮(こうぞ)を主材料とし、長い繊維で強度があり、耐久性にも優れています。美濃和紙は、書道や絵画、手紙などさまざまな用途に使用されます。美濃和紙で作られたたとう紙は最上級の品として人気です。金糸、銀糸や螺鈿(らでん)、金箔加工など、長期保管しているうちに劣化する可能性がある着物や帯には必需品ともいえます。

たとう紙の種類と選び方

着物用、帯用、小物用:たとう紙の種類

着物を長く大切に着るためには、適切な保存方法が欠かせません。その際に役立つのが「たとう紙」です。たとう紙は着物や帯、小物を保管する際の大切なアイテムとなっています。

「着物用」のたとう紙は、一般的に長襦袢や着物に利用されます。基本的なサイズは36cm×87cmです。「帯用」のたとう紙は36cm×55cmです。それぞれ専用のたとう紙を使用するとシワを防止し、美しい状態で保存できます。

帯揚げや帯紐なども大切に保管しましょう。一般的に小物専用のたとう紙はありませんが、手持ちの小物の数に合わせて帯用たとう紙の利用がおすすめです。

材質の選び方

たとう紙の「材質」も重要な選び方のポイントとなります。一般的に、たとう紙は和紙を使用しています。特に、美濃和紙は湿気を吸収する性質があり、カビや湿気から着物を守るのに適しています。美濃和紙は高価なため高額の着物への利用をおすすめします。ほかにも中性紙のたとう紙や安価なクラフト紙でできたたとう紙もあるので、着物の数や予算に合わせて購入すると良いでしょう。

窓付き、無地、柄入りなどのデザイン選び

たとう紙を選ぶ楽しみの一つが「デザイン」です。窓付きのたとう紙は、中に入れている着物や帯の柄を確認しやすくするためのものとなります。取り出す際にどの着物や帯が入っているのか一目でわかるため便利です。

無地のたとう紙は、シンプルで落ち着いたデザインが好きな方におすすめとなります。柄入りのたとう紙は、華やかで女性らしいデザインが魅力です。雲竜や花柄など、日本の伝統的な柄が描かれているものも多く、ただ保管するだけでなく目で見て楽しむことができます。

以上の情報を参考に、大切な着物や帯、小物の保管に適したたとう紙を選んでください。適切なたとう紙を使用すると着物の美しさを長く保つことができます。

着物の保管とたとう紙の役割

着物の正しい保管方法

着物を長持ちさせるためには、正しい保管方法が必要です。着物は、伝統的な日本の衣服であり、私たちの文化や歴史を感じられる貴重なアイテムです。適切な保管が美しさや価値を永く守ってくれます。

着物を保管する際はきれいに畳みましょう。正しいたたみ方があり、シワを防ぐよう心がけます。

次に、保管場所の選び方です。湿気や直射日光は、着物の敵となります。湿気が少なく、涼しい場所での保管がおすすめです。タンスやクローゼットなど、通気性の良い場所選びも重要となります。たとう紙は、和紙で作られており、湿気を吸収する性質があり、出し入れもしやすくなるため着物をたとう紙に包んでの収納がおすすめです。

湿気・カビからの保護と通気の重要性

湿気やカビは、着物の大敵です。日本の梅雨時や夏場は、湿気が多くなるため、特に注意が必要です。湿気やカビが着物に影響を及ぼすと、色褪せや柄の劣化、さらには臭いの原因となります。

トラブルを防ぐためには、通気性の確保がたいへん重要です。例えば、タンスの扉を時々開けて空気を循環させたり、湿気取りを使用し湿度を下げる方法などが考えられます。湿気が多い時期には、着物を定期的に取り出して風通しを良くする方法も効果的です。

たとう紙は、和紙で作られていて、湿気を吸収する性質を持っています。たとう紙は、着物の保護に欠かせないアイテムと言えるでしょう。

たとう紙で包むテクニック

たとう紙を使用して着物を包むテクニックは、古くから伝えられてきた日本の伝統的な方法です。
たとう紙の真ん中に着物や帯を置き、左右の「手」を内側に折り、紐を蝶結びか方結びに結びます。下の手を折り上げ、上の手をかぶせ、紐を結んで完成です。

着物の種類やサイズによって、たとう紙の大きさや使い方が異なる場合もあります。例えば、浴衣や羽織などの薄手の着物は、小さめのたとう紙で包み、訪問着や振袖などの厚手の着物は、大きめのたとう紙の使用ががおすすめです。

たとう紙は着物をきれいに保つだけでなく、湿気やカビからも守ってくれます。

たとう紙の取り扱いと交換タイミング

着物の保管には欠かせないアイテムがたとう紙です。たとう紙のメンテナンス方法や、交換のタイミング、持ち運びのポイントについて紹介します。

使用中のたとう紙のメンテナンス方法

着物を美しい状態で長く着るためには、たとう紙の適切なメンテナンスが欠かせません。その方法は以下のとおりです。

  • 清潔に保つ:たとう紙は、着物の汚れを防ぐ役割も持っています。着物を使用後は風通しの良い場所に置き湿気や汚れを取り除きましょう。また、たとう紙自体も定期的に風通しの良い場所で乾燥させることがおすすめです。
  • シワを伸ばす:たとう紙にシワがついてしまった際は、アイロンを使用してシワを伸ばすことができます。和紙特有の繊細さを念頭において低温で行ってください。
  • 湿気対策:たとう紙は湿気を吸収しやすいのが特徴です。湿度調整用の商品や脱湿剤と一緒に収納すると湿気から着物を守る手助けをしてくれます。

たとう紙の交換のサイン

たとう紙は長く使っていると劣化してきます。交換のタイミングを見逃さないために、以下のサインに注意してください。

  • 色の変化:たとう紙は使用しているうちに黄ばんできます。特に無地のものは黄ばみが目立ちやすいため色の変わり目をチェックするよう心がけましょう。
  • 紙の劣化:和紙は繊細で、使い続けるとちぎれやすくなってきます。湿気の影響で紙質が悪くなりがちです。紙がもろくなったり、破れやすくなったら、交換の時期でしょう。
  • 臭いの発生:湿気やカビの影響で、不快な臭いが発生する場合があります。こういった状態のたとう紙で着物を包んでしまうと、着物自体にも臭いが移る恐れがあるので、交換しましょう。

良いたとう紙の特徴と持ち運びのポイント

良いたとう紙を選ぶポイントとして、美濃和紙や楮を使用したものがおすすめです。これらの和紙は伝統的に着物のたとう紙に用いられており、吸湿性に優れているのが特徴です。

たとう紙のサイズは、着物や帯によって選び方が異なります。着物や帯、羽織にはそれぞれ適したサイズのたとう紙選びが大切です。

持ち運びの際は持ち運び用の袋やケースを利用すると外部からのダメージを防げます。

着物を美しく保つためには、たとう紙の正しい取り扱いが欠かせません。日常の手入れやメンテナンスを心がけ、着物を長く美しく着続けましょう。

たとう紙の購入ガイド

人気のたとう紙は美濃和紙

着物の保管には、たとう紙は欠かせません。良質のたとう紙は、着物や帯を湿気やカビから守り、長い間美しい状態を維持してくれます。ですが、どの商品を選べば良いのでしょうか。
たとう紙では美濃和紙が有名です。

色や柄、サイズなど、さまざまな種類のたとう紙が販売されているため、自分の着物や帯のサイズ、保管する場所に合わせて、最適な商品を選びましょう。

京都や美濃市での購入の際のポイント

たとう紙の購入を考える際に、特に京都や美濃市は人気があります。こうした地域での購入は、質の良いものを見つける絶好の機会となるでしょう。これらの地域での購入時のポイントをいくつか紹介します。

岐阜県美濃市は美濃和紙の産地として有名です。この地域の店舗では、手作りのたとう紙や、伝統的な製法で作られたものを購入することができます。購入の際は、実際に手に取ってみて、質感や厚みを確認しましょう。店舗のスタッフに、自分の使用目的や保管するアイテムのサイズについて相談ができます。
京都は日本の文化や歴史が色濃く残る都市で、多くの着物関連の店舗が立ち並んでいます。京都での購入時は、伝統的な柄や色のたとう紙を選ぶことができます。旅行中や観光の際に購入してはいかがでしょうか。

通販やお店での選び方

たとう紙の購入方法としては、実店舗での購入と、通販サイトを利用した購入が考えられます。

実店舗での購入の際は、商品を直接手に取って確認できます。質感やサイズ、色などを直接見られるため、自分の好みや用途に合ったものを選びやすいです。店舗スタッフとの会話を通して」、新しい情報やおすすめの商品を知ることができます。

一方、通販サイトを利用する場合は、商品の詳細やレビューをじっくりと確認できます。多くの商品が詳しく紹介されており、サイズや色、価格などを、比較しての選択が可能です。購入の際には送料や配送方法なども確認してください。

どちらの方法を選ぶにしても、自分の着物や帯を大切に保管するために、質の良いたとう紙選びが大切です。選び方のポイントを参考にして、最適な商品を見つけてください。

まとめ

着物とたとう紙の関連性の再確認

着物は、私たち日本人の伝統的な衣服として、長い歴史をもっています。着物を長持ちさせるためには、保管方法がとても大切です。きちんとした保管を支えるアイテムとして、たとう紙は欠かせない存在となっています。

たとう紙は、和紙で作られたもので着物や帯を包むために使用される紙です。湿気やカビ、虫から着物を守る役割を果たしています。特に、美濃和紙で作られたたとう紙は、吸湿性が高く、湿気を引き取ってくれるので保管にも適しています。

留袖や訪問着、振袖などの着物には適したサイズのたとう紙を選びます。また、たとう紙は、帯や小物を収納するための小さめのサイズも購入可能です。

たとう紙の選び方と利用のヒント

たとう紙を購入する際のポイントを再確認してみましょう。購入場所としては、京都や美濃市など、着物の伝統が根付いている地域の店舗がおすすめです。これらの地域では、質の良い和紙が用いられていて、長く使用できるたとう紙を見つけられるでしょう。

通販を利用する場合は信頼性の高いショップ選びが大切です。商品ページには、たとう紙のサイズや素材、使用方法などが詳しく紹介されているため初めて購入する方でも安心して選ぶことができます。

たとう紙は、湿気や直射日光を避ける場所に保管し、定期的に交換するとカビや虫の対策ができます。

たとう紙は着物や帯だけでなく、浴衣や羽織、長襦袢など、その他の和服の保管にも使用ができます。適切なサイズや種類を選ぶことは、日本の伝統文化である着物を、次の世代に継承していくための大切な手助けをしてくれるでしょう。

着物を愛する私たちにとって、たとう紙は大切なアイテムです。正しい知識と使い方を身につけ、大切な着物を長く、美しく保つ手助けをしていただけるとありがたいです。

アンティークきものレンタル ゆめや は、以上のような注意を払って、大正時代からの着物を大切に保管し、レンタルで皆さまのもとにお届けしています。丁寧に適切に管理された着物を手に取っていただけましたら幸いです。

〈参考記事〉

https://kimonobeya.com/kimono-beetle-size/#%E5%B8%AF%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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