羽ばたく鶴が白・銀・グレーで織り出された白打掛一式【utk07】

【着物のプロが監修】結婚式で輝く!白無垢が似合う人のポイントは?

はじめに

結婚式の日に花嫁が着用する日本の伝統的な衣装、白無垢。その純白の衣裳に身を包んだ瞬間、一人の花嫁としての気高さや特別な気持ちを強く感じるものです。結婚式の前撮りで初めて白無垢を着たときの感動は、言葉にできないほどのものだといいます。

白無垢とは? その由来と特徴

白無垢とは、「真っ白な無垢の着物」で、日本の伝統的な花嫁衣裳です。この名前の由来は、染められていない純白の生地を使用することからきています。また、白は清らかさや純粋さを象徴する色として、古くから婚礼に使用されています。

白無垢の最も大きな特徴は、その素材と柄。使用される生地の素材は正絹や交織・化学繊維で、その上に白や金銀の柄が施されます。この柄は結婚の祝福や夫婦の幸せを願う意味合いを込めたもので、一針一針丁寧に施されています。

また、白無垢には「角隠し」と呼ばれる独特の被り物や綿帽子を合わせるのが一般的。この角隠しは、女性の角(意地やわがまま)を隠して、おとなしくなるという意味合いが込められています。角隠しをつけることで、花嫁の姿が一層神々しさを増し、写真や挙式でもその美しさが引き立ちます。

伝統的な和装でのウェディングの魅力

さて、洋髪やウェディングドレスの人気がある中で、なぜ白無垢を選ぶ花嫁がいるのでしょうか。それは、和装の持つ深い意味や日本の美意識、伝統に触れることができるからです。

和装でのウェディングは、特に、神前式や家族だけの小さな挙式におすすめ。白無垢は、日本の伝統や文化を感じられる衣装であり、日本の美を追求した結果、生まれたものです。そのため、和装での結婚式は日本の伝統や文化に触れることができる特別な時間となります。

また、白無垢を着ることで、花嫁自身の印象も大きく変わります。洋髪やドレスの花嫁も美しいですが、白無垢の花嫁はまた一味違う、日本独特の気品や優雅さを持ちます。白無垢を着た花嫁の姿は、多くの人にとって新鮮で心に残るものになるでしょう。

さらに、白無垢はさまざまなアイテムや髪型、メイクとの組み合わせが可能です。日本髪や洋髪、華やかな髪飾りやアクセサリーを使用することで、自分だけのオリジナルな花嫁スタイルを楽しむことができます。

結婚式は一生に一度の特別な日。その日のために、自分の理想の花嫁姿を追求したいものです。白無垢はそうした花嫁の夢を叶えてくれる、日本の伝統的な衣装です。もちろん白無垢だけでなく、打掛や振袖など、他の和装も魅力的です。ですが白無垢には、特別な魅力があり、その美しさに多くの人が魅了されています。

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。婚礼衣装は、ゆめやの得意分野ですので、ぜひごゆっくりと衣装をお楽しみください。

ゆめやの婚礼から、「羽ばたく鶴が白・銀・グレーで織り出された白打掛一式」をご紹介しましょう。正絹特有のアイボリーがかった独特の色合いに、何羽もの羽ばたく鶴が織り出されたアンティーク白打掛一式です。鶴の羽が銀やグレーで織られ、本当に羽ばたいているかのような印象を受けますね。白い中にも動きや表情のあるデザインですよ。

白無垢を着こなすための基本知識

結婚式での主役といえば、花嫁と花婿。特に伝統的な和装での挙式であれば、花嫁の美しさは一層引き立ちます。白無垢を選ぶ際のポイントや、自分の顔立ちや体型に合わせた選び方などをご紹介いたします。

白無垢はどんな人に似合うのか?

日本の伝統的な花嫁衣装として知られている白無垢。その清楚な白は、花嫁の純粋さや新しいスタートの象徴ともされています。ですが、実際に「自分には白無垢が似合うのだろうか?」と悩む方も多いかと思います。

一般的に言われるのは、日本人特有の柔らかい印象の顔立ちや、色白の肌が白無垢には良く合うということ。ですが、それだけではないのです。白無垢の真っ白さが、実はさまざまな顔立ちや肌の色を引き立ててくれるのです。また、綿帽子や角隠しといったアイテムで顔の形をカバーすることも可能です。

もちろん、顔だけでなく体型も気になるポイント。でも、大切なのは自分の体型を隠すことだけではありません。白無垢の形や柄、刺繍の位置などを選ぶことで、自分の良い部分を引き立てることができます。

花嫁の顔立ちと白無垢の合わせ方

自分の顔立ちに合わせて、白無垢の着こなしを考えるのも楽しいもの。例えば面長の方は綿帽子や角隠しで顔のバランスを整えることがおすすめ。丸顔の方であれば、首元の開き方や髪型を工夫することで、スッキリとした印象を持たせることができます。

また、色白の方は真っ白な白無垢がとても似合いますが、少し日焼けしている方や肌の色が濃い方も、打掛やアクセサリーの色を工夫して、全体のバランスを取ることで、白無垢を美しく着こなすことができます。

小物やメイク、洋髪や日本髪などの選び方も、花嫁の顔立ちや雰囲気によって変わってきます。例えば洋髪でのアレンジは、柔らかい印象を与えたい方におすすめ。一方、日本髪やかつらを使用することで、格式ある伝統的なスタイルを強調することもできます。

適切な年齢や条件はあるのか?

「白無垢は若い花嫁しか着られない」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。ですが、そんなことはありません。白無垢は、結婚式という特別な日に、花嫁が自分の一番美しい姿を見せるためのもの。年齢や条件を問わず、その日のために最も美しい衣装を選ぶことが大切です。

もちろん、年齢やライフスタイルによって、挙式のスタイルやドレスの選び方に違いは出るかと思います。ですが、それは白無垢に限った話ではなく、ウェディングドレスや振袖にも言えること。大切なのは、自分自身を最も美しく見せること。そして、その日のために自分にとって一番良い選択をすることです。

お顔立ちや、ご年齢、ご性格などから、なるべく静かな印象の白無垢を探される花嫁さまもいらっしゃるでしょう。ゆめやから、「菱形に四季の花丸紋様白鶴刺繍の打掛一式」をご紹介いたしますね。純白の正絹に、菱紋・菱菊・花丸紋・亀甲の地紋様と、鶴・梅・菊などのおめでたい絵柄が織り出された、アンティーク白無垢です。過度な装飾は無く、純粋に織りだけで絵柄が施され、良家のお嫁さんにふさわしい、格式高い品格を備えています。

白無垢を選ぶ際は、自分の顔立ちや体型、そして心の準備をしっかりとして、最も美しい自分を見つけることを楽しんでください。そしてその選択をサポートするのが、ゆめやのような専門の和装店です。事前に相談や試着をして、自分にとっての最適な衣装を見つける時間を持つことも、特別な日を無事に迎えるために必要なこととして、大切にしてくださいね。

白無垢に似合うポイントを知る

和装の中でも特に人々の心をつかむ白無垢。ここからは、結婚式での花嫁姿を美しく見せるための秘訣について、深く解説していきます。

選び方のポイントと疑問解決

白無垢を選ぶ際にまず考えていただきたいのは「自分の体型や顔立ちに合わせたものを選ぶ」という基本的なポイントです。和装の中でも種類や柄、刺繍の位置などが豊富なため、それぞれの特徴をしっかりと把握することが大切です。

例えば色白で柔らかい印象の顔立ちの方は、シンプルな白無垢を選ぶことでその純粋さをさらに引き立てることができます。少し面長の方や丸顔の方は、綿帽子や角隠しを上手に取り入れることで、顔のバランスを整えることがおすすめです。

体型に関しても、自分の良い部分を引き立てる柄や刺繍を選べば、より一層美しい姿になれます。例えば少し細めの方なら、多くの柄が施された白無垢を選ぶと、豪華な印象を持たせることができます。

ゆめやのサイトでも、これらのポイントを詳しく紹介していて、一つ一つの疑問や悩みを解消するための情報も紹介しています。ぜひ他の記事もお読みいただき、最適な白無垢を見つけていただければと思います。

ゆめやの白無垢からもう一つ、賑やかな白無垢をご紹介しておきましょうね。「オフホワイトに鶴や松のビーズやスパンコールが輝く白打掛」は、鶴の羽根や松の葉などの要所要所が、銀糸の手刺繍とビーズやスパンコールで加飾された、アンティークの白打掛です。日光の下でも、披露宴会場の照明でも、キラキラと荘厳に輝くことでしょう。広い式場や、ゲストが多い披露宴など、遠くからでも花嫁さまの美しさを感じていただける白無垢です。

うなじや首の見せ方:美人のポイント

白無垢を着る際の美人のポイントとして、しばしば「うなじや首の見せ方」が挙げられます。和装ではうなじの美しさが重要視されていて、特に花嫁姿ではその美しさが際立ちます。

首やうなじを綺麗に見せるためには、まず適切な髪型の選び方が大切です。日本髪やかつらを使って、うなじや襟足が綺麗に見えるスタイルにアレンジすることがおすすめです。

さらに、うなじのラインを美しく見せるためのブライダルエステも人気です。結婚式の前に、専門のエステティシャンの手によって首元やうなじのケアをしてもらうことで、より一層美しい姿になれるでしょう。

結婚式での着こなしのメリットと失敗を避ける方法

白無垢を着る際の失敗を避けるためにも、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。まず、肌の手入れや髪のケアは普段から意識して行いましょう。着付けの際に自分の体型や顔立ちに合わせた調整をしてもらうことも大切です。

また結婚式当日に向けて特に気をつけたいのが、動きやすさ。白無垢は重たいものも多いため、事前に試着して、動きやすさを確認しておくことをおすすめします。

結婚式は人生の一大イベント。白無垢を美しく着こなして、一生の思い出を作るための準備をしっかりとなさってくださいね。

アクセサリーや小物でのコーディネート

美しい白無垢は、多くの人々の目を引きつける華やかさを持っていますが、アクセサリーや小物を上手に組み合わせることで、さらに魅力的な花嫁の姿を作り上げることができます。

綿帽子や角隠しの役割と選び方

綿帽子や角隠しは、和装の中でとても重要なアイテムと言えます。特に結婚式では、これらの小物が花嫁の顔立ちや髪型を引き立てる大切な役割を果たします。

綿帽子は白無垢の正式な装いの一部として取り入れられるアイテムで、頭を優雅に覆うことで全体の印象をより格式高く見せます。角隠しは、面長や卵型の顔を優しくカバーし、柔らかい印象を与えてくれるアイテムです。

これらのアイテムを選ぶ際のポイントは、やはり自分の顔立ちや体型に合わせて選ぶこと。ゆめやの記事でも、アイテムの選び方や、それぞれの特徴についての詳しい解説を載せていますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

和装におすすめのメイクとヘアスタイル

洋髪やドレスに合わせるメイクとは少し違いがある和装のメイク。白無垢に合わせるメイクは、日本の伝統的な美しさを前面に出すように心掛けると良いでしょう。

肌は、真っ白で透明感のあることが求められます。色白の印象を出すためのファンデーションやパウダーの選び方、紅潮したような頬のメイクなど、理想のメイクを完成させてください。

ヘアスタイルに関しては、和装に合わせて日本髪やかつらを使用するのが一般的です。特に白無垢を着る際には、上品な日本髪のアレンジがおすすめ。うなじや襟足が綺麗に見えるようなヘアスタイルを選ぶことがポイントとなります。

白無垢に文金高島田となれば、黄色いべっ甲の花嫁かんざしが定番ですが、ちょっとアレンジして、ピンク色の花嫁かんざしはいかがでしょうか。「透明感のある淡いピンクに真珠のような飾りの花嫁かんざし」は、菊・梅・竹・桐など、吉祥の形を模したかんざしです。べっ甲とはずいぶん雰囲気が変わりますね。清楚でかわいらしい印象の花嫁さまになりますよ。

ブライダルエステやフェイシャルケアのメリット

結婚式に向けて、肌や髪のケアは欠かせません。特に白無垢を着る際には、顔や首、うなじなどの、目立つ部分のケアが必要です。

ブライダルエステは結婚式に向けて特化したエステで、専門のエステティシャンが花嫁の肌をしっかりとケアしてくれます。フェイシャルケアは顔全体のケアを行い、美しい肌を目指すためのエステです。

これらのエステやケアのメリットは、自分の肌質や体調に合わせたトリートメントを受けることができる点にあります。

白無垢を美しく着るためにも、アクセサリーや小物のコーディネート、そして肌や髪のケアをしっかりと行い、最高の姿でその日を迎えましょうね。

プランニングとレンタルのポイント

白無垢のレンタルにかかる費用と選ぶポイント

一生に一度の結婚式。その中心となる衣裳、白無垢を選ぶ際には、多くの花嫁が費用や選び方に迷われるのではないでしょうか。白無垢のレンタルにはさまざまな費用が掛かるので、予算を考慮しながら、自分にとって最適な選択をすることが大切です。

一般的に白無垢のレンタル料金は幅広く、素材やデザイン、ブランドによって価格が変動します。そのため、まずは参考サイトや実店舗で価格情報を確認することをおすすめします。そして、予算内の衣装の中から、素材や柄などのポイントをしっかりと確認し、気に入った白無垢を選んでください。

また、選ぶ際のポイントとして、自分の体型や顔立ち、髪型などとの相性も考慮することが重要です。例えば、色白の人や、面長の顔立ちの人に似合う、特定の柄や色などがあります。事前に試着をして、自分の姿を鏡でしっかりと確認なさることをおすすめします。

結婚式の前撮りや打掛、他の和装との違い

結婚式の準備中、前撮りや挙式、披露宴など、さまざまなシーンで異なる和装を着ることも考えられます。その中で、白無垢と他の和装、例えば打掛や振袖との違いを正確に理解しておくことは、選び方の参考となります。

白無垢は日本の伝統的な婚礼衣裳として、神前式などの格式ある場で着用されるものです。真っ白な生地に、白や金銀の柄が施されたものが多いです。一方で色打掛は披露宴などの際に着る華やかな衣裳で、色とりどりの柄が特徴です。振袖は成人式などでも着ることができる、女性の正式な和装です。

前撮りでは、挙式で着る白無垢や色打掛を選ぶことが多いですが、普段とは異なる雰囲気を楽しむために振袖を選ぶ花嫁さんもいらっしゃいます。どの和装を選ぶかは、そのシーンのイメージや自分の好みによって異なりますので、しっかりと情報を集めて、憧れの花嫁姿を思い描きながら選んでください。

ゆめやの色打掛は、白地に絵柄が施されたもの、赤、ピンク、緑、ブルーなど、カラフルに取り揃えています。現代物でも、品質に自信のある打掛ばかりを集めていますので、どうぞご安心ください。「マリンブルーに花籠の色打掛一式」は、花畑の上に青空が広がったかのような色打掛です。晴れ晴れしい旅立ちの日にぴったりの色柄ですね。生地の輝きは、何かの化合物を加えたわけではなく、これが正絹の輝きなのです。披露宴でカラードレスにお色直しするよりも、ご招待客に喜んでいただけますよ。

ブライダルプランナーとの相談の仕方

結婚式の準備には多くの決断が必要。その際は、ブライダルプランナーへの相談がとても役立ちます。特に白無垢やその他の和装に関しては、専門的な知識を持ったプランナーのアドバイスが欠かせません。

ブライダルプランナーへの相談の際は、まずは自分の理想とする結婚式のイメージや、予算などの基本的な情報を伝えることが大切です。その上で和装に関する具体的な質問や希望を出し、プランナーの意見や提案をしっかりと受け取ることを心がけましょう。

和装選びの際には、試着の機会を持つことがおすすめです。ブライダルプランナーと一緒にいくつかの衣裳を試着し、実際に自分がその和装を着たときの姿を確認することでより適切な選択ができるでしょう。

ブライダルプランナーとのコミュニケーションは、結婚式の成功の鍵となります。和装選びだけでなくさまざまなアイテムやスケジュールに関しても、プランナーの専門的な知識や経験から、素敵な結婚式を迎えるためのサポートを受けてください。

まとめ

自分に響く白無垢選びを

白無垢はただの結婚式の衣裳ではなく、その背景やストーリー、家族の絆や伝統を感じることができる特別な衣裳です。選ぶ際には自分たちのストーリーや価値観を大切にして、最も心に響く白無垢を選びたいものですね。

ゆめやでは、花嫁さまのお衣装だけでなく、花婿さまやお母さまと一緒にレンタルしていただくことで、お得になるプランをご用意しています。ぜひ、ご家族さまや、未来のご家族さまとご一緒に、すてきな衣装を、ゆめやで探してみてくださいね。

〈参考記事〉

https://shiromukuya.com/columns/select_point/
https://www.arcenciel-g.jp/column/beauty/242

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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