白地に赤で花々がデザインされた総絞り訪問着【hou178】

【プロが監修】七五三、母親の着物マナーは? ママ向けの服装ガイド

はじめに

「七五三」は、日本の伝統的なお祝いのひとつです。お子さまの健やかな成長を願い、ご家族が集まって神社を訪れるこの行事は、多くの日本の家庭にとって、特別な時間となっています。中でも、お母さまがこの日選ぶ着物は、お子さまとともに主役のひとつです。七五三におけるお母さまの着物選びについて詳しく触れていきたいと思います。

七五三とは?家族の特別な日

七五三は、3歳、5歳、7歳の子どもたちの成長と健康を祈願する伝統的な行事です。具体的には、3歳の女の子、5歳の男の子、7歳の女の子が主役となります。この年齢は、昔から「七五三」として特別視されてきました。それは、お子さまが無事にこれらの年齢を迎えることが、昔の日本の厳しい環境下では大変なことであったからです。

この日、神社でのお詣りの後には、ご家族でのお食事や写真撮影が行われることが多いです。お子さまたちは、初めての着物や袴、スーツやドレスを身にまとい、晴れやかな姿でご家族と一緒に過ごします。そして、ここで登場するのが「お母さまの着物」。お子さまが主役である一方、お母さまの装いもまた、この日の華やかさや格式を高める要素となります。

さて、お母さまが七五三で着る着物にはどのようなポイントがあるのでしょうか。そして、どのような着物やコーディネートがおすすめなのか。以下で、詳しくご紹介していきます。

母親が着る着物の意義

七五三の日、お子さまたちは初めての和装や洋装に身を包み、その成長を祝います。それに伴い、お母さまもまた特別な装いでその日を迎えます。では、その着物にはどのような意義があるのでしょうか。

お母さまの着物は、お子さまとともにお祝いの場の中心となる存在です。お子さまの華やかな衣装を引き立てる役割があり、同時に自身のお祝いの気持ちを表現する手段ともなります。派手すぎない落ち着いた色合いや柄、上品なアクセサリーを選ぶことで、格式のある神社の雰囲気にもマッチします。

次に、お母さまが選ぶ着物は、訪問着や付け下げ、色無地など、比較的シンプルで落ち着いたデザインのものを選ぶことで、母としての落ち着きや品格を演出することができます。

また、お子さまの衣装と合わせることで、親子の一体感を感じることもできます。お子さまの着物や袴の色や柄とマッチした着物を選ぶことで、親子の絆や愛情を表現することができます。

実際のコーディネートの際には、自身の好みや、その日の気分、そして子どもの衣装に合わせて、適切な着物や小物を選ぶことが大切です。次のセクションでは、具体的なコーディネートのポイントやおすすめのスタイルについて詳しくご紹介します。

七五三の家族の特別な日と、お母さまの着物の意義について触れてきました。この日の大切さや特別な意味を改めて感じてみてください。

七五三での母親の服装のマナー

和服を選ぶ理由

七五三という日本の伝統的な行事では、小さなお子さまたちが主役となり、成長と健やかな未来を祈願します。お子さまたちが華やかで可愛らしい和装を着る中、お母さまも着物を選ぶことが一般的です。では、なぜ和服を選ぶのでしょうか。

着物は日本の伝統的な衣装であり、特別な日や行事にふさわしい服装です。特に七五三は、神社でのお祝いが中心となるため、礼装としての着物はその場の雰囲気に合わせて、格式を保つのに適しています。また、お母さまが和装を着ることで、お子さまと一緒にお揃いのスタイルで参加することができ、親子の絆や家族の結束を感じることができるのです。

さらに、2023年においても、和装の美しさや格式のある雰囲気は変わらず、多くのお母さまたちが七五三の際には和装を選びます。写真に残る大切な瞬間に、伝統的な日本の姿で写ることは、後々の思い出作りにもなります。

また、着物は色や柄、種類が豊富で、自身の好みや体型に合わせて選ぶことができるため、おしゃれを楽しみながら、伝統を守ることも可能です。特に、訪問着や付け下げなどの格式ある着物を選ぶことで、神聖な神社の雰囲気にしっくりと馴染むことができます。

服装の基本ルールと注意点

七五三のお母さまの和装選びには、いくつかの基本ルールやマナーが存在します。初めての方も安心して、適切な服装を選ぶためのポイントを紹介します。

基本ルール

  • 種類: 七五三のお母さまの服装としては、訪問着や付け下げがおすすめです。これらは準礼装として格式があり、神社でのお祝いにふさわしいとされています。
  • : 落ち着いた色が基本です。ピンクやベージュなど明るく控えめな色が適しています。華やかなお祝いですので、黒や紺などの濃いめは避けた方が良いでしょう。
  • : 大きく目立つ柄よりも、シンプルで上品な柄を選ぶと、お子さまが主役の日に母親として適切な立ち位置を保つことができます。

注意点

  • 洋装の場合: 和装ではなく洋装を選ぶ場合は、準礼装に相当するものを選びましょう。過度に派手なものは避け、シンプルで上品なものがおすすめです。
  • 小物: 着物のコーディネートには帯や小物も大切です。帯は色合いや柄を考慮しながら、全体のバランスを取ることがポイントとなります。また、ヘアアクセサリーや着付けの小物も忘れずに。
  • 主役はお子さま: 最も大切なのは、この日の主役は3歳、5歳、7歳のお子さまたちであることを忘れないこと。お母さまの服装は、お子さまを引き立てるものであるべきです。

このように、七五三のお母さまの服装選びにはいくつかのルールやマナーがありますが、最も大切なのはご家族みなさまで楽しむこと。お子さまの成長を祝うこの日、和装を通して日本の伝統や文化を感じ取りながら、素敵な一日をお過ごしください。

母親向け七五三着物の種類

お子さまの七五三。お子さまだけでなく、お母さまとしても、この大切な行事での装いはとても気になるポイントですよね。そこで、こちらでは、お母さま向けの七五三での着物の種類について詳しくご紹介いたします。

訪問着の特徴とおすすめの色や柄

訪問着は、七五三で着用されるお母さまの中で人気の高い、華やかさと上品さを兼ね備えた着物の一つです。主にお祝い事やフォーマルな場に向けた礼装としての役割を持っています。

特徴

  • 華やかな色合いと繊細な柄が特徴
  • 裾に柄が多く、上部は比較的シンプル
  • お祝いやフォーマルな行事にふさわしい

おすすめの色

  • ピンクや水色、緑などの華やかな色がベースの着物
  • 華やかさを求めるなら、ゴールドやシルバーの袋帯もおすすめ

おすすめの柄

  • 季節を感じさせるもの。例えば、秋の七五三なら紅葉や菊
  • 華やかな鳥や花のモチーフ

訪問着は、色や柄がとても多彩で、自身の好みや、お子さまの衣装とのコーディネートを考えながら選ぶのがポイントです。七五三の日の写真を美しく残すためにも、訪問着の選び方は大切です。もし、自宅に訪問着がない場合は、レンタルもおすすめです。

付け下げや色無地の選び方

付け下げと色無地も、お母さまが七五三で選ぶことが多い着物の種類の一つ。どちらもシンプルながら、上品で大人の魅力を引き立てることができる着物です。

付け下げの特徴

  • 裾や肩に柄がある
  • 色や柄が控えめで、どんな場面にも合わせやすい

色無地の特徴

  • 無地の着物で、帯や小物でアクセントをつける
  • シンプルながら、色の深みや光沢が魅力

選び方のポイント

  • お子さまの衣装とのバランスを考える。主役はお子さまなので、あまり目立たない色や柄を選ぶ。
  • 付け下げは、特に華やかな帯と合わせることで、より一層の上品さを引き立てられます。
  • 色無地は、帯や小物の色合いを変えることで、様々なスタイルを楽しむことができます。

実際に着る時間や、神社での式の流れなども考慮しながら、自分に合った着物を選んでください。そして、七五三という特別な日を、親子で心から楽しんでいただければと思います。

以上、お母さま向けの七五三での着物の種類について解説いたしました。どの着物も、大切な日をより一層華やかに、そして思い出深くするものです。選び方のポイントを参考に、最も自分らしい着物を選んで、七五三の日を楽しんでくださいね。

ここではアンティーク着物ゆめやのお母さま向け着物をご紹介いたします。左端「若苗色に織り柄の一つ紋付色無地」色無地のイメージはピンクなどが多いかもしれませんが、落ち着いた若草色などはいかがでしょうか?色無地ならではの織り柄が上品な着物です。中央「千草色のぼかしにリンドウの付け下げ」訪問着よりも少しカジュアル目に着物を着たい方には付け下げもおすすめです。リンドウの裾模様が素敵です。右端「アイボリーに大きな鈴と草花の一つ紋付訪問着」大きな鈴が描かれた個性的な訪問着。背中に一つ紋がついていますので、準礼装として着ていただけます。

年代別おすすめのコーディネート

20代・30代での華やかでモダンなスタイル

七五三のお祝いは、子どもが主役ではありますが、ママも同じくらい注目を浴びる大切な日。特に20代・30代のママは、華やかでモダンなスタイルを選ぶのがおすすめです。

この年代のお母さまにぴったりなのは、鮮やかな色合いの訪問着や色無地です。特に赤やピンク、水色といった華やかな色を中心に選ぶと、お子さまとのコーディネートが映えます。また、柄もモダンで洗練されたものを選べば、若々しさを引き立てることができます。

  • ポイント1: 鮮やかな色を基調とした訪問着や色無地を選ぶ
  • ポイント2: モダンな柄で若々しさを引き立てる
  • ポイント3: 子どもとのコーディネートを楽しむための小物やアクセサリーを取り入れる

お子さまが主役の日だからこそ、親子でのコーディネートも楽しんでみてはいかがでしょうか。お子さまの衣装とお母さまの着物の色を合わせるだけで、家族の絆を感じる1日になるでしょう。

20代・30代のお母さまにおすすめしたい、「白地に赤で花々がデザインされた総絞り訪問着」白地に赤の総絞りの訪問着。遠目に見るとピンク色に見えます。絞りは職人さんが手間をかけて作られた芸術品でもあります。レンタルだからこそ着ることができる総絞りの訪問着はいかがでしょう。

40代・50代での上品なコーディネート

40代・50代のお母さまには、上品さを重視したコーディネートがおすすめです。この年代では、落ち着いた色合いの訪問着や付け下げ、色無地がふさわしいでしょう。特に紺やグレー、ベージュといった色は、大人の女性の上品さを引き立てます。

  • ポイント1: 落ち着いた色の訪問着や付け下げを選ぶ
  • ポイント2: シンプルながらも粋な柄を選び、上品さを演出する
  • ポイント3: お子さまとは対照的な色を選び、親子のコントラストを楽しむ

お子さまの華やかさとは対照的に、控えめながらも品のあるスタイルで、お母さまとしての堂々とした佇まいを見せることができます。

こちらでご紹介する「錆納戸色に紅葉と亀甲の一つ紋付訪問着」は落ち着いたブルーグリーンの色目に所々、金糸で刺繍が施されています。ゴールドの袋帯もよくあっていますね。

60代以上の祖母にふさわしい着こなし

60代以上の方は、お子さまやお孫さんの七五三のお祝いに、何よりも家族の幸せを感じる時です。この年代の方には、落ち着いた色合いと上品な柄を選ぶのがふさわしいでしょう。

特に、パープルやグレーを基調とした訪問着や付け下げがおすすめです。シンプルな柄や少し控えめな色合いで、自身の上品さを際立たせることができます。

  • ポイント1: 落ち着いた色の訪問着や付け下げを選び、品のあるスタイルを演出する
  • ポイント2: お孫さんやお子さまとのコーディネートを楽しむための小物を取り入れる
  • ポイント3: ご家族の絆を感じるアクセサリーや帯を選び、一日を特別にする

いずれの年代も、自身のスタイルに合わせて、七五三のお祝いを楽しんでください。親御さん、祖父母さまとお孫さんとの絆を深める大切な日。着物のコーディネートを通して、ご家族の絆を感じることができるでしょう。

ここで60代の方におすすめの訪問着をご紹介いたします。「銀鼠色に幻想的な花々が辻が花で描かれた訪問着」は明るめグレーにパープルの際し色が上品で裾と肩に辻が花が描かれています。落ち着いた雰囲気もありながら豪華さもある訪問着です。お孫さんのお祝いに相応しくお子さまを引き立てる装いです。

七五三の日の子どもとの親子コーデのアイディア

七五三とは、お子さまの成長を祝う大切な行事です。この日、主役であるお子さまはもちろん、ご家族みなさんが華やかな服装で神社を訪れます。特に、お母さまとお子さまの親子コーディネートは、多くの目を引くポイントとなることでしょう。

お子さまの着物と合わせるお母さまのコーディネート

七五三の日、お子さまは着物を着ることが多いです。特に3歳や7歳の女の子は被布や四つ身、5歳の男の子は袴を選ぶことが多いです。お子さまの着物の色や柄を基調に、お母さまのコーディネートも考えてみましょう。

  • 女の子のピンクの被布に合わせるコーデ
    お母さまは控えめな色の訪問着や色無地を選ぶと、お子さまの華やかさを引き立てることができます。ベージュや淡いグレーなどの着物に、同系色の帯を選んでシンプルにまとめると上品ですね。
  • 男の子の紺の袴に合わせるコーデ
    お母さまは、着物の色に少し緑や赤を取り入れて、男の子の紺とのコントラストを楽しむのはいかがでしょう。アクセサリーもシンプルにして、お子さまの袴を主役にすることがポイントです。
  • 落ち着いた色の着物を着るお子さまに合わせるコーデ
    お子さまが水色やベージュなどの落ち着いた色の着物を選んだ場合、ママは少し華やかな色の着物や洋装を選ぶことで、親子のコントラストを楽しむことができます。

レンタルショップでは、親子で合わせるためのセットも紹介されていることが多いので、予め相談してみると安心です。

写真映えする親子の服装の選び方

七五三の日の写真は、家族の大切な宝物となります。そこで、写真映えする親子の服装の選び方のポイントを紹介します。

  • 色合いを統一する
    お子さまの着物の主色を取り入れ、お母さまの着物や洋装の色に合わせると、全体のバランスが取りやすいです。
  • 柄の大きさや種類を考慮する
    お子さまの着物が大柄な場合、お母さまの着物は小柄や無地を選ぶことで、華やかさを保ちつつも落ち着いた印象になります。
  • 小物でアクセントを加える
    帯やアクセサリーで少し遊び心を加えると、写真が一層楽しくなります。ただし、目立ちすぎるとお子さまが主役であることを忘れがちになるので、控えめにすることがポイントです。
  • 洋装の場合のマナーを守る
    和装ではなく洋装を選ぶお母さまも多いですが、神社での礼装として、控えめな色やデザインのワンピースやスーツを選ぶことが大切です。
  • 実際に試着してみる
    予めご家族で試着をして、色や柄の組み合わせを確認すると、当日の服装選びの安心感が得られます。

親子の服装選びは、当日の楽しみの一部です。流れを楽しむことが、最も大切なことですね。コーディネートの参考にして、2023年の七五三を、ご家族みなさんで楽しみましょう。

七五三の着物レンタルと購入の選び方

レンタルのメリットとおすすめのセット内容

七五三はお子さまたちの大切な行事の一つです。この日に向けて、お子さまの着物をどう選ぶか、多くのご家族が悩むでしょう。レンタル購入、どちらの選択が良いのか、まずはレンタルのメリットと、おすすめのセット内容について紹介します。

まず、レンタルの最大のメリットは、コスト面の負担が軽くなることです。実際、七五三の着物は、使用するのは数回ということが多いので、レンタルを選ぶご家族が増えてきました。また、お子さまが成長してすぐにサイズアウトしてしまうのも、レンタルを選ぶ大きな理由と言えます。

次に、おすすめのレンタルセット内容をご紹介します。

  • 3歳の女の子: 被布と色無地の組み合わせが一般的。水色やピンクなどの華やかな色が人気です。小物には、赤や金色のアクセサリーを合わせると、より一層華やかさを引き立てられます。
  • 3歳の男の子: 着物には緑や黒を基調としたものが人気。柄はシンプルなものが多いですが、帯や小物でアクセントを付けると良いでしょう。
  • 5歳の男の子: 大人と同じような和装スタイルが選ばれることが多いです。色は落ち着いた紺やグレーがおすすめ。
  • 7歳の女の子: 四つ身や袴など、大人っぽいスタイルが多いです。色合いは落ち着いたものから、華やかなものまで様々。柄も豊富に選ぶことができます。

一つ一つのアイテムを自身で選ぶのが大変な方や、流れに合わせたセットを希望する方には、レンタルのセットが非常に便利です。上記のセット内容を参考に、お子さまにふさわしいスタイルを見つけてみてくださいね。

購入する際のポイントと長く使えるアイテムの紹介

次に着物を購入する際のポイントと、長く使えるアイテムについてご紹介します。

購入するメリットとしては、まず思い出のアイテムとして長く持つことができることが挙げられます。また、購入した着物は、ご家族の次の代のお子さまや孫に受け継がれることも。そのため、購入する際には以下のポイントを心がけると良いでしょう。

  • 素材の確認: 高品質の素材を選ぶことで、長く着ることができます。
  • サイズ感の確認: 少し大きめを選び、成長に合わせて調整することをおすすめします。
  • 柄や色の選び方: 時代に左右されないシンプルな柄や落ち着いた色を選ぶことで、長く使うことができます。

次に、長く使えるアイテムをいくつか紹介します。

  • : シンプルな色や柄の帯は、様々な着物に合わせることができます。
  • アクセサリー: バックやヘアアクセサリーなどは、七五三以外のお祝いや行事にも使えます。
  • 下駄や草履: 基本的な色やデザインを選べば、他の和装アイテムとも合わせやすく、長く使えます。

購入を選んだ場合も、しっかりとした選び方を心がければ、長く大切に使っていくことができます。お子さまの成長と共に、ご家族の大切な思い出を形に残すことができるでしょう。

まとめ

七五三の日の母親の役割と服装の重要性

七五三は、3歳、5歳、7歳のお子さまが成長を祝う大切な行事です。この日、お子さまが主役となりますが、背景にはご家族の絆や、特にお母さまとお子さまの深いつながりがあります。

お子さまの健やかな成長を神社でお祝いするこの日、お母さまもまた、その喜びを最も深く感じている一人だと言えるでしょう。お子さまのお祝いの服装に多くの時間と労力をかける中、お母さまの服装の選び方についても心掛けることが大切です。

何よりも、七五三の日は家族での記念撮影も行います。そうした中で、お母さまの服装がお子さまやご家族とのコーディネートを考えて選ばれていると、写真一枚一枚がより一層素敵なものとなります。また、神社でのお詣りでは、礼装や訪問着などのふさわしい装いで参列することがマナーとして求められます。

お母さまが選ぶ服装のポイントとして、以下のことを意識すると良いでしょう。

  • お子さまの服装や家族のコーディネートを考えた上での色合いの選び方
  • 落ち着いた色や柄の着物や訪問着を選ぶことで、お子さまたちが主役となることをサポート
  • アクセサリーや小物の選び方で、全体のバランスを考える

例えば、男の子が青や紺の着物を選んだ場合、お母さまはピンクやベージュなど、子どもとの色合いを考慮した色を選ぶのがおすすめです。また、女の子が華やかな色や柄の着物を選んだ場合、お母さまは控えめな色合いや柄を選ぶことで、お子さまがより引き立てることができます。

最後に、七五三の日はお子さまの成長を祝う日ですが、それを支えるお母さまの存在も忘れてはならない大切な要素となります。適切な服装でこの日を迎えることで、お母さまの役割とその大切さを再確認することができるでしょう。

記念撮影を美しく残すためのポイント

七五三の記念撮影は、ご家族の大切な思い出となるもの。そのため、撮影の際には以下のポイントを心掛けると、より素敵な写真が残せるでしょう。

  • 服装のコーディネート: お子さまが主役ですが、ご家族全員の服装のコーディネートも重要です。統一感のある色合いや柄を選び、バランスを取ることで写真全体が引き締まります。
  • 背景の選び方: 神社の自然な環境や、特定の風景を背景に選ぶことで、写真に深みや物語性が出ます。
  • 小物やアクセサリーの活用: お子さまの髪飾りやかんざし、お母さまの帯締めなどの小物が写真のアクセントとなる場合もあります。それらの小物を上手く活用して、写真に動きや華やかさを出すことができます。
  • 表情の大切さ: 何よりも、ご家族全員の自然な笑顔が写真の魅力を引き立てます。撮影の際には、リラックスして自分らしい表情を心掛けましょう。

2023年の七五三も、多くのご家族がこのような記念撮影を行うことでしょう。撮影の際の小さな工夫や心掛けるポイントを意識することで、その一瞬をより特別なものとして残すことができます。

このように、七五三はお子さまの成長を祝う日でありながら、ご家族全員の絆を深める大切な日でもあります。適切な服装や、記念撮影の際のポイントを意識することで、この日をより一層特別なものとすることができるでしょう。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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