【プロが監修】結婚準備の第一歩! 結納のマナーと30代の着物選び
はじめに
日本の伝統的な結婚の儀式や行事のひとつに「結納」があります。結納とは、結婚を前提とした男女の間で互いの意思を固めるための儀式です。そして、この結納の際の服装は多くの女性にとって大切なポイントのひとつ。特に30代の女性が結納に臨む際、どんな着物を選べば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、結納の基本から30代女性が結納に臨む際のポイントについて、詳しく紹介していきます。
結納とは何か:基本を知る
結納は、結婚の確約を意味する大切な行事の一つ。お互いの両家が初めて顔を合わせる大切な場として、礼装で臨みます。結納の際の女性の服装は、主に未婚女性の第一礼装である振袖や準礼装の訪問着などの和装が選ばれることが多いです。
結納の意味
結納の歴史は古く、今から約1400年前の古墳時代にまで遡ります。聖帝と呼ばれた仁徳天皇の皇太子が妃を取られた際に、感謝の意として花嫁側に贈り物をしたことが始まりとされます。室町時代に結納の形は取りまとめられ、武家の結婚にて大切にされていました。その当時の書物には、結納について「たのみ」と表現されています。江戸時代中期の書物でも「たのみ」または「いひいれ」、つまり「言い入る」と記されていたことからも、男性側の感謝の気持ちを伝える儀式であることは間違いなさそうです。
農耕民族にして母系社会であった日本において、庶民の結婚は「家」と「家」が結ぶものであり「盃を交わす」ことで夫婦の契りを交わす流れはありましたが、奔放なものでありました。お伽噺の「物ぐさ太郎」を覚えている方もいらっしゃると思いますが、当時は「辻取り」といっていわゆる誘拐婚ということも起こっていたようです。
結納の儀式が庶民に普及したのは、江戸時代末期から明治時代の頃と言われます。近代化を目指す政府の動きで人々の生活様式の変化とともに、結婚も厳粛なものになりました。戦後、家制度の廃止により恋愛結婚の数は増加していき、高度経済成長期には結納も派手なものへと変化していく一方、儀礼として簡略化されていきます。近年、その流れはますます進んでいます。しかし、現在でも両家の親や親族が集まり、食事会などで顔合わせを行い結婚の意思を確認し合うということは変わらず行われています。その根底には、古くから続く日本人的な思想や文化が確実に受け継がれているのです。
結納品の基本
両家で取り交わす品を結納品と呼び、「関東式」と「関西式」に分かれます。
関東式
- 家内喜多留
- 末広
- 友白髪
- 子生婦
- 寿留女
- 勝男節
- 金宝包・御帯料
- 長熨斗
- 目録
関西式
- 家内喜多留・酒料
- 松魚料
- 寿恵廣・末広
- 高砂
- 子生婦
- 寿留女
- 小袖料
- 熨斗
- 結美和
また、関東式の場合は花嫁側、花婿側で双方に贈り合いますが、関西式の場合は花婿側だけが贈り、花嫁側は「受書」を返す流れとなります。
結納の流れ
結納には「正式結納」と「略式結納」に分かれます。伝統的で格式高い正式結納よりも、簡略化された略式結納の方が増えてきています。正式、略式にもそれぞれ関東式と関西式があります。大まかな流れを見ていきます。
関東式正式結納
- 仲人は花婿家を訪問して結納品を受け取る。
- 仲人は花嫁家を訪れて結納品を納め、代わりに受書と花嫁側の結納品を受け取る。
- 仲人は花婿家を再度訪れ、花嫁側の結納品と受書を納め、代わりに受書を預かる。
- 仲人は花嫁家を訪問して受書を納める。
関西式正式結納
- 仲人は花婿家を訪問して結納品を受け取る。
- 仲人は花嫁家を訪れて結納品を納め、代わりに受書を受け取る。
- 仲人は花婿家を訪問して受書を納める。
関東式略式結納
- ホテルや料亭に両家が集まる。
- 花婿側が花嫁側に結納品を渡す。
- 花嫁側は受書と結納品を花婿側に渡す。
- 花婿側は受書を花婿側に渡す。
関西式略式結納
- ホテルや料亭に両家が集まる。
- 花婿側は花嫁側に結納品を渡す。
- 花嫁側は花婿側に受書を渡す。
地域や家によっても多少やり方は変わってきます。
30代の女性におすすめな基本の着物スタイル
30代は、大人の女性としての落ち着きと若さが共存する素敵な時期。ファッションもそのバランスを大切にしながら、自分らしさを楽しむ時期です。特に、結納や結婚式といった大切な場面での着物選びは、その人らしさを最も表現するチャンス。では、30代の女性におすすめの着物スタイルとはどんなものなのでしょうか。このセクションでは、30代の魅力を引き出す着物の選び方について詳しく紹介していきます。
色や柄の選び方:30代ならではの魅力を引き出す
30代の女性の魅力は、若さと大人の落ち着きのバランス。その両方を生かした色や柄の選び方が、着物の魅力を一層引き立てます。
色の選び方
- 若々しさを引き出す色:ピンクや水色などのやや明るめの色は、30代の女性のフレッシュな魅力を引き出します。
- 大人の落ち着きを演出する色:落ち着いた紺や緑、深い赤などは、大人の女性らしさを表現するのにぴったりです。
柄の選び方
- 若々しさを感じさせる柄:花柄や可愛い動物の柄など、華やかで明るいデザイン。
- 大人の雰囲気を持つ柄:古典的な柄やシンプルで洗練されたデザインは、30代の女性の上品さを引き立てます。
また、着物の種類によっても適した色や柄が異なります。例えば、結納に訪問着を着用する場合、落ち着いた色や柄を選ぶのがおすすめです。一方、結婚式の場で未婚女性は、華やかな振袖を選ぶ方も多いでしょう。振袖の場合、明るくて華やかな色や柄を選ぶことで式場に華やかな雰囲気を添えることができます。
アンティークきものレンタルゆめや厳選の「30代の女性の結納におすすめの振袖」をご紹介しましょう。
左端「練色に唐草と菊の総絞りの色振袖」総絞りということもあり、柔らかい菊の柄が温かい雰囲気にしてくれる振袖です。新しい門出にはふさわしい振袖ですね。中央「花浅葱色の金通し地に辻が花の振袖」30代は若さより落ち着きを出したい年代でもあるかもしれません。シックなグリーンに辻が花の貴賓のある振袖です。右端「深緋色のぼかし辻が花の振袖」華やかなお色ですが、こちらもぼかしの辻が花でシックな落ち着いた印象になります。これからご結婚される晴れの日にふさわしい華やかさですね。
20代後半から30代前半の違いを知る
20代後半から30代前半というほんの数年の違いでも、女性の魅力やライフスタイル、価値観は大きく変わってきます。それを反映させた着物の選び方も、少し異なってきます。
20代後半の特徴
- まだまだ若さを感じさせるピュアな魅力があります。
- 色は、ピンクや水色、黄色など明るくフレッシュな色を選ぶと良いでしょう。
- 柄も可愛らしいデザインや少しポップなものを選べば、20代後半の女性らしさを引き出すことができます。
30代前半の特徴
- 大人の女性としての落ち着きや上品さが増してきます。
- 色は、落ち着いた赤や緑、紺など少し落ち着いた色を選ぶと良いでしょう。
- 柄も古典的なものや、シンプルで洗練されたデザインを選ぶことで、30代前半の大人の魅力を最大限に引き出すことができます。
30代の女性が着物を選ぶ際は自分の年齢や魅力を理解し、それを最大限に生かすことが大切です。
結納のマナーと服装の関係
結納は結婚の意志をしっかりと固め、両家がお互いに納得して進めるための大切な行事。この場においては、服装も非常に大切な要素の一つとなります。結納の場で相手の家族に与える印象や、自分の気持ちの準備を表すためにも適切な服装を選ぶことが重要です。ここでは、結納の際のマナーと30代の女性が気をつけるべき服装について詳しくお伝えしていきます。
結納にふさわしい着物の基本
結納の場では、日本の伝統的な文化として和装が主に選ばれます。それでは、結納にふさわしい着物とはどのようなものなのでしょうか。
色の選び方
- 落ち着いた色合い:結納の場には、落ち着いた色合いの着物が好まれます。特に、紺や黒などの落ち着いた色は、格式ある場所にふさわしいとされています。ただし、あまりに地味色も老けた印象になりますので、そういった場合は小物などで調整します。
- 明るすぎない色:ピンクや水色などの明るい色は、カジュアルな場や若い女性向けの場面での選択が一般的です。そこで同じピンクや水色でも、少しくすんだ色を選ぶととても上品な雰囲気になります。
柄の選び方
- シンプルな柄:結納の場では、派手な柄よりもシンプルで落ち着いた柄が適しています。
- 伝統的な柄:古典的な柄や、和の伝統を感じるデザインが好まれます。
「振袖は少しかしこまりすぎて」「30代で振袖は恥ずかしい」という方におすすめの訪問着。堅苦しくなりすぎない上品な着物です。ここではゆめやおすすめのアンティーク訪問着をご紹介しましょう。
左端「薄紅色に雪輪、菊、松の訪問着」落ち着いた薄紅色の菊や松の訪問着です。手描きの繊細な柄が気品ある美しさを印象づけます。中央「アイボリーに大きな鈴と草花の一つ紋付訪問着」明るめのアイボリーに大きめ鈴のシンプルな訪問着です。一つ紋ですので、フォーマルな結納のお席には最適です。右端「ストロー色に藤の花尽くしの訪問着」ストロー色という淡い黄色に藤の花が手描きで描かれている華やかな訪問着です。可愛らしさと大人っぽさが混じった上品な雰囲気です。
30代の女性が気をつけるべき服装のマナー
30代の女性として、結納の場に臨む際に気をつけるべきポイントはいくつかあります。その中でも、洋装にも当てはまる内容で再度重要なマナーについて紹介していきます。
年齢に合った選び方をすること
若々しさを残しつつ、大人の落ち着きも感じさせるような色や柄を選ぶことが大切です。
過度な露出は避ける
袖の長さや胸元、背中の開き具合など露出を控えめにすることで、格式のある場所にふさわしい姿を保つことができます。
服装やマナーに気をつけることで、相手の家族に良い印象を持ってもらい、スムーズな関係を築いていくことができるでしょう。
結納の際のヘアメイクとアクセサリーの選び方
結納では、服装だけでなくヘアメイクやアクセサリーもその場の雰囲気や格式を示す大切な要素となります。ここでは、結納の際に考えたいヘアメイクとアクセサリーの選び方について詳しくお伝えしていきます。
着物に合わせたヘアメイクのポイント
着物を着る際のヘアメイクは、その格や色、柄に合わせて調整することが大切です。以下に、結納の際のヘアメイクの基本的なポイントを紹介いたします。
ヘアスタイル
- アップスタイル:シンプルなアップスタイルは基本とされており、清潔感と気品があり、また小顔効果も期待できます。
- 髪飾りの選び方:過度な装飾は避け、シンプルなものや、伝統的な和の髪飾りを選びましょう。
メイク
- 落ち着いた色味:着物の色や柄に合わせて、落ち着いた色味のアイシャドウやリップを選ぶと良いです。
- ナチュラルメイク:派手なメイクは避け、自分の肌の美しさを引き出すようなナチュラルメイクがおすすめです。
左端「べっ甲に牡丹とトルコ石のバチ型かんざし」振袖を着ても成人式とは違い30代の大人っぽい雰囲気を出すことがポイントですので、上品なベッコウのかんざしはいかがでしょうか?中央「金色の葉っぱに真珠や宝石デザインのかんざし」さまざまなヘアスタイルに合わせやすい真珠のかんざしです。華やかさと上品さを兼ね備えています。右端「白から紫メインの洋花のビーズ細工かんざし」白と紫のビーズですので、透明部分は透け感もありきらりと光ります。シンプルなヘアスタイルや華やかなアップスタイルにも合わせていただけます。
アクセサリー選びでの注意点
結納の際のアクセサリーは、和装に合わせたものを選ぶことが大切です。以下に、アクセサリー選びでの注意点を紹介いたします。
耳飾りやネックレス
基本はフォーマルな場での着用は避けるべきです。もし着用するのであれば、以下の点に気を付けましょう。
- シンプルなデザイン:派手なものや大きなものは避け、シンプルで伝統的なデザインのものを選ぶと良いです。
- 金や銀のもの:格式のある場所には、金や銀のアクセサリーがふさわしいとされています。
バッグや帯留
こちらもモノを選びます。特に帯留などは注意が必要です。
- 和のデザイン:伝統的な和のデザインのものを選ぶこと、手の込んだものを選ぶことで結納の格式を保つことができます。
- 落ち着いた色合い:明るすぎる色や派手な柄のものは避け、落ち着いた色合いのものを選ぶと良いです。
振袖や訪問着に必需品のアイテム。今回はゆめや厳選のビーズバッグをご紹介しましょう。
左端「水色に赤や紫の三色すみれが描き出された総ビーズバッグ」人気のくすみカラーのバッグは大正ロマン風の振袖や落ち着いたカラーの訪問着にも合わせやすいバッグです。中央「透明の地にカラフルなクレマチスのビーズバッグ」透明感のあるビーズにカラフルなクレマチスが描かれたおしゃれなビーズバックです。右端「金駒イメージの格式高い金銀ビーズバッグ」とても高級感のある金銀ビーズのがまぐちビーズバック。金銀カラーですので、さまざまなお色の着物に合わせていただけます。
その他の小物
基本は和装の美しさを大切にするべきですので最小限であるべきでしょう。
- 落ち着いたものを選ぶ:ファッショナブルなものや流行りのものを選ぶのではなく、落ち着いたもの、伝統的なものを選ぶことが大切です。
結納は、将来の新しい生活のスタートを切る大切な場面です。そのため、服装やヘアメイク、アクセサリーに気をつけることで、お互いの家族に良い印象を与え新しい関係を築いていくための第一歩とすることができます。迷われる場合は、ゆめやのような着物専門店に一度ご相談いただくことが間違いないでしょう。
結納のシーンでの着物の着方ガイド
結納はその場の格式や雰囲気を示す着物の選び方や着方も非常に大切です。ここでは、結納の際の着物の着方のガイドを詳しく紹介していきます。
正式な結納会と略式の結納:着物の違い
結納の形式によって、適した着物も異なります。正式な結納と略式の結納での着物の違いについて見ていきましょう。
正式な結納の儀を行う場合は、花嫁は振袖、花婿は黒紋付き羽織袴あるいはモーニングか燕尾服、両親と仲人も第一礼装かそれに準ずる衣装として女性は黒留袖か五つ紋付きの色留袖など、男性は黒紋付き羽織袴あるいはモーニングや燕尾服などを選びます。色や柄は、華やかでおめでたい雰囲気でありながらも上品なものを選ぶと良いでしょう。
略式結納の場合、花嫁は訪問着、あるいは紋付きの色無地などですが、中には振袖を着られる方もいらっしゃいます。また洋装の場合は、品のあるワンピースやドレッシーなスーツです。花婿は色紋付き羽織袴が準礼装ですが、全体の雰囲気に合わせて袴の有り無しで格を変えます。洋装の場合はディレクターズスーツやタキシードが準礼装ですが、固すぎるときはブラックスーツやダークスーツが丁度よいでしょう。両親などは女性は三つ紋付き以下の色留袖、訪問着、紋付きの色無地、ワンピース、スーツ、男性は、色紋付き羽織袴、ディレクターズスーツ、タキシード、ブラックスーツ、ダークスーツを選びます。
ここでは花嫁・花婿のお母さま向け訪問着をご紹介しましょう。
結納や顔合わせは料亭などで行われることが多いです。ご両親さまも場所に合わせた装いがふさわしいでしょう。ここではお母さまにおすすめの訪問着をご紹介しましょう。
「銀鼠色に幻想的な花々が辻が花で描かれた訪問着」こちらはとても落ち着いた雰囲気のある訪問着です。お嬢さまは若々しく、お母さまは上品な着物をお選びになってはいかがでしょうか?辻が花の着物はとても手が込んでおり、限られた職人さんしか作ることができません。購入するとなるととても高額になる高級品です。レンタルでしたらお手軽にお召しいただけます。
シーン別の着物の選び方:両家の顔合わせ、食事会など
近年は結納も更に簡略化して、顔合わせとして食事会という形をとる場合もあります。この場合は、結納品のやり取りもなく代わりに、婚約指輪など記念品を交換するといった流れにあることが多いようです。
この場合も服装はフォーマルが基本でしょう。ホテルや料亭などの会場に合わせて、準礼装から略礼装あたりが最適です。
いずれの形式で行う場合でも大切なことは、両家の衣装の格を揃えることです。花婿側が第一礼装なのに、花嫁側が準礼装であるなどはとてもチグハグに見えますし、そもそもマナー違反です。事前にしっかりと打ち合わせて準備をしましょう。
結納の着物をレンタルするか購入するか
結納に際して最も気になるのが、着物をレンタルするか購入するかという選択です。どちらの方法もそれぞれに魅力や注意点があります。ここでは、その特徴やメリット・デメリットをしっかりと解説し、あなたのシチュエーションに合った選択を助けていきます。
レンタルのメリットとデメリット
まずは、結納の着物をレンタルする場合のメリットとデメリットを見ていきます。
メリット
- コストパフォーマンス:購入するよりも費用が抑えられます。
- 豊富な選択肢:着物は年齢やシーンで着分けます。同じシーンでも着られる着物の色柄は違ってくるのですが、各年齢、各シーン毎に一枚数十万円する着物を購入するのはとても難しいものです。しかし、レンタルならばそのタイミングに適した着物を複数の選択肢の中から選べます。
- 手間がかからない:保管やメンテナンスの必要がありません。特に着物は保管に気を使うアイテムなので、この点は大きなメリットと言えます。
デメリット
- 長期的なコスト:何度もレンタルすると、結局のところ購入するよりもコストがかさむ可能性があります。複数回着る機会があることが分かっている場合は、購入の方が良い場合があります。
- オリジナリティの欠如:他の人と同じデザインのものを選ぶことになるかもしれません。ただし、アンティーク着物のレンタルを専門としているゆめやの場合、扱っている着物は100年以上も前の歴史的な逸品であり、むしろ現代の製品では味わえない圧倒的なオリジナリティを感じていただけます。
- 手配の必要:店舗に通って、利用日の予約や返却の手間が必要です。しかし、ゆめやは全国どこでもご自宅に居ながら試着もレンタルもでき、返却も同封の返却伝票(着払い)で発送していただくだけです。
購入の場合の注意点とその理由
次に、結納の着物を購入する場合の注意点とその理由を詳しく見ていきましょう。
注意点
- サイズ選び:一生の宝物となるアイテムですので、サイズは非常に重要です。事前にしっかりと採寸して、ピッタリのサイズを選ぶことが大切です。身体にフィットする着物は、美しいシルエットを作り出すだけでなく、長時間の着用でも快適です。
- 予算の設定:着物にはさまざまな価格帯があります。予算を決めてから選ぶことで、後悔のない購入ができます。着物の価格は本格的なものですと、数十万円から物によっては数百万円、数千万円ととても価格に開きがあるためです。経済状況などを照らし合わせて、検討する必要があります。
- 柄や色の選び方:購入するなら、長く使えるシンプルで飽きのこないデザインを選びたいですね。何度も着ることを考えると、流行に左右されないデザインの方が実用的です。例えば、淡い色柄の訪問着ですと結納以外にも将来、お子さまの入卒式や七五三などにも着用し易かったりします。
- 保管方法:湿度や直射日光から守るための保管方法を学ぶことは、着物を長持ちさせるために必要不可欠です。着物はデリケートなアイテム。適切な保管方法で、風合いや色を長持ちさせることができます。
結納の着物をレンタルするか購入するか、その選択は一人一人のライフスタイルや考え方、予算によって異なります。このガイドを参考に、自分にとっての最適な方法を見つけてください。
まとめ
結納は結婚を前にした大切な儀式の一つとして、多くの人たちに受け継がれてきました。特に30代の女性にとって、この時期は人生の大きな節目となるでしょう。そんな大切な日には自分らしさを最大限に引き出して、華やかに輝くことが大切です。
30代女性が結納で輝くためのポイント
30代の女性が結納で本当に輝くためのポイントを挙げてみました。
- 自分らしさを大切にする:好きな色や柄の着物を選ぶことで、自分らしさを表現しましょう。
- 適切なコーディネート:帯や小物とのバランスを意識することで、全体の雰囲気をまとめることができます。
- 着物の選び方を知る:結納のシーンにふさわしい着物を選ぶことが大切です。
- ヘアスタイルやメイクにも気を配る:着物に合わせたヘアメイクで、より一層華やかさを引き立てましょう。
- 気持ちの準備:結納は心の準備も大切。リラックスして、自分らしさを最大限に発揮しましょう。
今後の結婚式やお披露目など、さまざまなシーンでの活用方法
結納で選んだ着物は、その後もさまざまなシーンで活用できます。以下にいくつかの活用方法を紹介します。
- 結婚式での再利用:結納で使用した着物は、結婚式の前撮りや、家族の集まる席などで再利用することができます。
- 親族の結婚式やお祝いの席:格式ある席や特別な日には、結納の時に選んだ着物を着用することで再び華やかさを演出することができます。
- レンタル着物:レンタルした場合、これからの長い人生の節目に最も適した着物を選んで着用できます。
結納を通じて新しい家族との絆を深め、これからの人生をより豊かにしていきましょう。
〈参考記事〉
https://agu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=3623&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
https://www.niwaka.com/ksm/radio/betrothal-meeting/clothes-hairstyle/base/01/
https://nihon-kekkon.com/engagement/