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【着物のプロ監修】無地の袴で卒業式をおしゃれに!おすすめスタイルとコツ

はじめに:袴とは? 無地の袴の魅力を解説

卒業式や式典で見かける、足元まで美しく伸びる袴。特に無地の袴は、そのシンプルさが多くの方々に愛されています。まずは、袴の基本から無地の袴の特徴、魅力について詳しくご紹介します。

袴の基本知識

袴は日本の伝統的な衣装の一つで、主に卒業式などのフォーマルな場で着用されます。腰から下にかけて広がるスカートのような形状をしており、上半身には振袖をはじめとした着物を合わせます。袴にはさまざまな種類がありますが、特に「無地の袴」は、そのシンプルな美しさで多くの人に選ばれています。

無地の袴の特徴

無地の袴は、文字通り柄や刺繍がないシンプルなデザインの袴です。このシンプルさが、上半身にまとう着物の柄を引き立て、全体のバランスを美しく見せてくれます。無地の袴は色も豊富で、黒・紺・赤・白・紫・緑など、さまざまなカラーバリエーションがあります。

また素材にもこだわり上質な生地を使用している袴も多いため、見た目の美しさだけでなく、着心地も抜群です。

袴の選び方

袴を選ぶ際は、サイズ感がたいへん重要です。身長や体型に合ったサイズを選ぶことでスタイルが良く見えるだけでなく、当日も動きやすくなります。袴はレンタルサービスを利用することも可能ですが、卒業式など一生の思い出に残るような特別な日には、自分だけの袴を購入するなどして用意するのも選択肢の一つです。

卒業式における袴の役割

卒業式は、学生生活の節目となる大切なイベント。そんな特別な日に袴を着ることで、より一層の華やかさと格式を感じることができます。特に無地の袴はシンプルで上品な印象を与えるため、フォーマルさが求められる卒業式にもふさわしい装いといえるでしょう。

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。上質な絹糸100%の正絹に、職人が手掛けた絵付けや手刺繍が光る逸品ばかりを取り揃えて、卒業式のお手伝いをさせていただきます。

まずは、基本の無地の袴を見てみましょう。左「紫色の無地の袴 (L)」、右「紺色の無地の袴 (L)」です。卒業式という、学業を修める式典にふさわしい、安定感のある色です。ゆめやの袴は、LLサイズからSSサイズまで取り揃えておりますので、きっとぴったりの1着が見つかることと思いますよ。

コーディネートも見ておきましょう。「オリーブ色に四君子が咲く小振袖」と「紫色の無地の袴 (L)」の組み合わせ。着物は昭和時代のアンティーク小振袖です。ぼかしの入ったオリーブ色地に、竹・梅・蘭・菊の四つを揃えた、四君子と呼ばれる紋様が描かれ、たいへん高貴な色柄の小振袖に、紫の無地の袴です。

着物とのコーディネート

無地の袴は、どんな着物にも合わせやすいという大きな利点があります。古典的な柄の着物からモダンで洗練されたデザインの振袖まで、幅広くコーディネートを楽しむことができます。

着付けと小物使い

袴の着付けは、専門の知識と技術が必要です。着付け教室などを利用することで、美しい着こなしが可能となります。

また、和装小物の使い方一つで、袴スタイルの印象も大きく変わります。シンプルな無地の袴には、細やかなデザインの小物を合わせることで、個性的なスタイリングを楽しむことができます。

ここまで、袴と無地の袴の基本から魅力までをご紹介しました。続いては、袴の種類とスタイルについてさらに深掘りしていきます。無地の袴で、特別な日をよりすてきに彩りましょう。

袴の種類とスタイル

無地袴の種類:女性、男性、お子さま用

無地の袴は、そのシンプルさから幅広い年齢層に支持されています。無地の袴にも女性用、男性用、お子さま用といったさまざまなカテゴリがあり、それぞれに特徴があります。

女性用の無地袴

  • 女性用の無地袴は、エレガントで洗練されたデザインが特徴です。カラーバリエーションは豊富で、落ち着いた黒や紺から、華やかな赤や紫、そして柔らかな白や水色まで、さまざまな色が揃っています。卒業式を迎える女子大学生にはもちろん、大人の女性にも人気です。

左「抹茶色の無地の袴 (M)」、右「生成り色の無地の袴 (M)」です。袴そのものは、人気のくすみカラーの無地で、紐の裏に模様があります。紐の結び方で、かわいらしい装いになります。抹茶色はM・Sの2サイズ、生成り色はLL・L・Mの3サイズをご用意しています。

男性用の無地袴

  • 男性用の無地袴は、シンプルかつ力強い印象を与えます。色としては黒や紺、グレーといった落ち着いた色味が一般的。大学や専門学校の卒業式では、羽織と合わせて袴が用いられます。

お子さま用の無地袴

  • お子さま用の無地袴は、小さいサイズでありながらも、大人用のデザインのエッセンスを取り入れたものも多く見られます。カラフルな色使いで、お子さまたちが楽しく着用できるよう配慮されています。

左「赤色の無地の袴 (SS)」は、紐幅が広くなっていますので、小さなお子さまでも楽にはいていただけることと思います。右「濃い紺色の化繊の袴 (SS)」は、もしもの汚れにも対応できるように化繊でご用意しました。

卒業式にぴったりの袴スタイル

卒業式において、袴はただ単に伝統的な衣装ではなく、個々の卒業生のスタイルを表現する手段となります。無地の袴を選ぶ際には、以下の点を考慮するとよいでしょう。

着物とのバランス

  • 無地の袴は、着物の柄を引き立てる役割を持ちます。着物が華やかな柄であれば、シンプルな無地の袴を選ぶことで、全体のバランスを整えることができます。

色の選び方

  • 袴の色選びは、その人の個性を表現する重要な要素です。伝統的な黒や紺、落ち着いた茶色、明るい赤や紫など、自分の個性に合った色を選ぶことで、卒業式の日も立派な自己表現の場となります。

小物とのコーディネート

  • 袴のスタイルを引き立てるためには、帯や草履、ブーツなどの小物選びも大切です。帯は袴の色とのコントラストを考えて選び、足元には草履やブーツを合わせて、トータルコーディネートを完成させます。

サイズの確認と着付け

  • 袴のサイズ選びは見た目の美しさだけでなく、動きやすさにも影響します。身長や体型に合った袴を選び、専門の着付け師に着付けを依頼することで、着慣れない和装でも一日中快適に過ごすことができます。

ここまで、袴の種類とスタイルについてご紹介しました。袴を選ぶ際はこれらのポイントをぜひ参考にしてみてください。

ゆめやの卒業式」は、着物と袴をそれぞれオーダーしていただくシステムですので、ご自由に組み合わせていただけます。まずはネットや電話で試着のお申し込みをいただき、東京か山梨の店舗またはご自宅にて試着。お気に召したら正式にご予約を入れていただき、小物は全てゆめやのベテランスタッフがコーディネートしてお届けいたします。ご自分で小物を選んでいただくこともできますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。

ご試着なしでのレンタルも可能です。かんざし/髪飾りだけは、ヘアスタイルやお好みにより、要不要の分かれるところですので、別オーダーとさせていただいております。ご着用後は専用の伝票で返送いただくだけでOKです。

袴の選び方

袴を選ぶ際には、サイズと色が特に重要なポイントとなります。特別な日にふさわしい袴を選ぶためにも、以下を参考にしてください。

サイズの選び方

袴のサイズ選びは、見た目の美しさはもちろん、一日中快適に過ごすためにも重要です。

身長と丈のバランス

  • 身長に合わせた袴の丈の選び方は、スタイルを良く見せるカギです。袴の裾は草履ならくるぶしあたりに、ブーツなら足首あたりに持ってきてもよいでしょう。

体型に合ったサイズ

  • 袴はウエストやヒップのサイズに合わせて選ぶ必要があります。袴は着物と合わせて着用するため、着物のサイズにも注意が必要です。

お子さま用の袴のサイズ感

  • 小学生用の袴は、成長中のお子さまの体型に合わせたサイズ展開がされています。お子さまが動きやすく、かつ見た目も美しいバランスを選ぶことが大切です。

色選びのポイント:伝統的な色からモダンな色まで

袴の色選びは、その日の装いの印象を大きく左右します。色の選び方について以下のポイントをご紹介します。

伝統的な色の選び方

  • 黒・紺・茶色などの伝統的な色は、格式を感じさせる選択です。これらの色は、古典的な着物との相性も良く、格式ある場にふさわしい装いを演出します。

モダンなカラーリング

  • 大学の卒業式には、赤・紫・水色・黄色などの明るい色の袴もおすすめです。これらの色は着物とのコントラストも楽しむことができ、若々しくフレッシュな印象を与えます。

無地袴の色と素材

  • 無地の袴は、色だけでなく素材にも注目してみましょう。光沢のある生地や柔らかな素材など、同じ色でも素材によって異なる表情を楽しむことができます。

着物の色とのバランス

  • 着物とのバランスを考えながら色を選ぶことが重要です。着物が派手めな印象の場合は、袴は落ち着いた色を選ぶと全体のバランスが取れます。

ゆめやのコーディネートからご紹介しましょう。「唐草の青地に雲取薬玉の小振袖」と「あずき色の無地の袴 (M)」のコーディネートです。唐草紋様が織り出された青い地に、「花くす玉」が描かれた、大正時代から昭和にかけての、贅を尽くしたアンティーク小振袖です。NHK朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」でも使用されました。くす玉にはおめでたい花々が描かれ、牡丹の花芯には丁寧な刺繍も施されています。卒業式にふさわしい小振袖と袴のコーディネートです。

ここまで、袴のサイズ選びと色選びのポイントをご紹介しました。卒業式や特別な日の装いを華やかに彩る袴。ぜひこれらのポイントを参考に、自分にぴったりの袴を見つけてくださいね。次の章では、袴と着物のコーディネートについて詳しくご紹介します。

袴のコーディネート

袴の装いをより魅力的に見せるためには、着物との組み合わせ、さらに足元のコーディネートも重要です。ここでは、袴と着物の組み合わせと足元のコーディネートについて、おしゃれに決めるためのポイントをご紹介します。

袴と着物の組み合わせ

袴と着物を組み合わせる際は、全体のバランスと色の調和がポイントです。

着物と袴の色のマッチング

  • 着物が華やかな柄や色の場合は、無地の袴を選んでバランスを取りましょう。反対に着物がシンプルな場合は、袴で色を加えると華やかさが増します

素材感の調和

  • 着物と袴の素材感を合わせることも大切です。光沢感のある着物には、同じく光沢のある袴を合わせると統一感が出ます。

帯とのコーディネート

  • 帯は上半身の着物と下半身の袴との境界をつなぐ重要なアイテムです。差し色として機能するため、袴の色と対照的な色の帯を選べばコーディネートにアクセントを加えることができます。

ゆめやのコーディネートを見てみましょう。

モデルさんの着物はちょっと見当たらないのですが、似たような雰囲気にするなら、左「あずき色のぼかしに花薬玉の色振袖」か、中央「綸子に八重梅と橘が描かれた一つ紋付訪問着」に、右「紫色の無地の袴 (L)」を組み合わせるとよろしいでしょう。

左「あずき色のぼかしに花薬玉の色振袖」は、花菱の地紋様が織り出された錦紗縮緬の正絹地に、あずき色からブルーグレーへのぼかしがほどこされ、薬玉紋様が手描き・手刺繍で描かれたアンティーク色振袖です。大人っぽいイメージですね。

中央「綸子に八重梅と橘が描かれた一つ紋付訪問着」は、大きな橘が織り込まれた正絹の綸子地がピンク色に染められ、八重梅や橘が手描きされた、抱き柏の一つ紋付き訪問着です。花の縁や波などには金駒刺繍がほどこされ、若々しくかわいらしい印象の訪問着ですね。たくさんの色が使われていますが、アンティークの上品なしっとり感に包まれています。

草履やブーツなどの足元コーディネート

袴の足元は、全体のスタイルを左右する重要なポイントです。

草履の選び方

  • 草履は、袴の色や素材に合わせて選ぶとよいでしょう。通常、礼装用の草履は金や銀が基本ですが、例外的に卒業式では比較的自由に色のついた草履を選ぶことができます。

ゆめやにも元気の良い、ポップでカラフルな草履をご用意しています。左「ブルーと黒にドット柄の鼻緒、椿の手刺繍の草履」は、思い切った配色の草履です。ブルーと黒の土台に、鼻緒は白地に黒の水玉模様、椿の手刺繍がほどこされています。サイドは黒い横巻に、ブルーの薄い半月がはさんであります。前坪と鼻緒の下は黒で、ポップすぎないように引き締めてあります。紫色の椿の花がレトロな雰囲気を醸し出している草履です。

右「白地に黄色い鼻緒、桜絵の草履」は、白地に黄色い鼻緒がかわいらしい草履です。黄色い鼻緒には桜の手刺繍がほどこされ、草履のサイドにも同じ桜が描かれています。サイドと天の間には、黄色とボルドー色のラインがぷっくりとほどこされ、前坪もボルドー色です。手刺繍とサイドの桜には白・ピンク・金色が使われ、カジュアルな雰囲気の草履に、和の品格をプラスしています。

ブーツでレトロモダンなスタイルに

  • 卒業式用の袴にはブーツも許容されています。ブーツを合わせることでどこかレトロモダンな印象に、かつ個性的なスタイルを目指せます。肌を隠せるようなミドル丈のブーツがよいでしょう。

足元の小物使い

  • 例えば草履を履く場合は、足袋の色を変えるだけでも袴スタイルの印象が変わります。足元にもこだわることで、トータルコーディネートが完成しますよ。

ここまで、袴と着物の組み合わせ、足元のコーディネートについてご紹介しました。袴を選ぶ際はこうしたポイントも参考にしながら、ご自身らしいコーディネートを見つけてくださいね。続いて、購入あるいはレンタルという視点について詳しくご紹介します。

袴の購入とレンタル

袴を選ぶ際には、購入するかレンタルするかを決めることが重要です。それぞれにはメリットとデメリットがあり、価格帯と品質もさまざま。ここでは袴の購入とレンタルという点について、それぞれの特徴と選び方を詳しくご紹介します。

購入かレンタルか? それぞれのメリットとデメリット

購入

  • メリット:購入することの最大のメリットは、自分だけのオリジナルの袴を持てること。自分のサイズにぴったり合うように調整もでき、デザインや色も自由に選べます。一生の記念として保管することもできます。
  • デメリット:購入のデメリットはどうしても価格が高くなってしまうことと、保管やメンテナンスが必要な点です。特に一度きりの使用を想定している場合などは、コストパフォーマンスが悪いと感じてしまうかもしれません。

レンタル

  • メリット:レンタルの最大のメリットはコスパの高さです。最新のデザインを比較的低価格で利用でき、着用後のメンテナンスや保管の手間もありません
  • デメリット:デメリットは、レンタル店の選択肢ではサイズやデザインが限られることが挙げられます。特に人気のデザインは早くに予約が埋まることも。また、レンタルという性格上そのほとんどが過去に着用済みなので、きちんとクリーニングされているとはいえ人によってはその点が気になるかもしれません。

価格帯と品質

価格帯の違い

  • 袴の価格は素材やデザイン、ブランドによって大きく異なります。購入価格としては、手頃な袴で数万円から、高級なものでは数十万円に及ぶこともあります。
  • レンタルの場合は、一式レンタルすると数万円程度で利用可能です。ただしオプションで小物や特別なデザインなどを選ぶと価格は上がります

品質の違い

  • 高価な袴は素材の質から縫製の丁寧さ、デザインの独創性まで優れています。低価格帯のものは素材や縫製、デザインなどがシンプルなことが多数です。
  • レンタル袴も品質はさまざまです。保管状態の良し悪しというよりは、袴自体の素材やデザインによるところが大きいです。

袴における購入とレンタルそれぞれのメリットとデメリット、価格帯と品質についてご紹介しました。袴を用意する際はこれらを参考に、自分に合ったチョイスをしてください。

次章は、袴の着付けとメンテナンスについて詳しくご紹介します。

袴の着付けとメンテナンス

袴を美しく着こなすためには、正しい着付けと適切なメンテナンスが不可欠です。ここでは、袴の着付けの基本とコツ、そして袴のお手入れ方法と保管のポイントについて詳しく解説します。

着付けの基本とコツ

袴の着付けは、基本的な手順をマスターすることでスムーズに、かつ美しく行えます。

着物の着付け

  • 最初に着物の着付けをします。着物の裾が床から適切な高さになるように調整し、帯を締めます。

袴の装着

  • 袴を着る際は、まず前紐をしっかりと結ぶことから。前紐を後ろに回し帯の結び目の上で交差させ、前でもう一度交差、紐を後ろに回し帯の結び目の下で蝶結びにします。袴の後ろ部分の腰板を、帯の結び目の上に固定し、後紐を前に回して身体のやや右側で華やかに結びます。

細かい調整

  • 結び終わったら、着物の裾や袴の丈が均等になっているかどうかを確認し、細かい調整を行います。帯の位置も確認しながら、全体のバランスを整えます。

袴のお手入れ方法と保管のポイント

袴を長く美しく保つためには、適切なお手入れと保管が重要です。

汚れのお手入れ

  • 袴が汚れた場合は、なるべく早めに専門のクリーニング店に依頼するのがベター。自宅で通常行っているような洗濯では、素材を傷める原因にもなります。

保管方法

  • 袴を保管する際は湿気を避け、直射日光の当たらない場所にしまいましょう。通気性の良い専用の袋や箱に入れることで、カビや虫食いを防ぐことができます。

シワの取り扱い

  • 保管中にシワがついた場合は、自己判断でアイロンをかけるよりもプロの手を借りる方が無難。たたみ方としては三つ折りが基本です。

ここまで、袴の着付けの基本とコツ、お手入れ方法と保管のポイントについてご紹介しました。袴を購入した場合は、適切なメンテナンスによって、いつまでも美しい状態で着用できます。

次は、今回の記事のまとめとして、無地の袴でおしゃれに卒業式を迎えるためのアドバイスをお伝えします。

まとめ:無地の袴で卒業式をおしゃれに

この記事を通じして、無地の袴の特徴や選び方から、袴の着こなしや保管方法まで、幅広くお伝えしてきました。

無地の袴はそのシンプルさが魅力であり、卒業式などの特別な日にも、着る人の個性を際立たせるためのファッションアイテムとして人気を集めています。最後に、卒業式で袴を着用するにあたってのアドバイスを記します。

袴の選び方

  • 袴を選ぶ際は、サイズと色が重要です。身長に合った丈を選び、着物との色合わせを考慮してください。無地の袴であれば、鮮やかな柄の入った着物との対比も際立ちます。

コーディネートのポイント

  • 着物とのバランスを考慮しながら、帯や小物でアクセントを加えることが大切です。足元の草履やブーツも全体のスタイルを左右します。

購入とレンタル

  • 購入とレンタルにはそれぞれメリットとデメリットがあります。一生の記念に残る袴を求めるなら購入、一度きりの使用ならレンタルが適しています。

着付けとメンテナンス

  • 正しい着付けで袴の美しさを最大限に引き出しましょう。袴を購入して手元に残すのであれば、適切なメンテナンスで長く愛用できるようにしましょう。

無地の袴の魅力

  • 無地の袴は、そのシンプルさによって着物の美しさを引き立てます。さまざまなカラーバリエーションが揃っているため、自分らしいスタイルを表現できます。

袴を着用する日は、一生に一度の特別な瞬間。自分に合った袴を選び、心からその日を楽しんでくださいね。袴選びから着付け、メンテナンスまで、この記事がおしゃれな袴スタイルを叶えるためのお手伝いになれば幸いです。すてきな卒業式や記念日になることを心から願っています。

〈参考記事〉
https://hakama-bijin.com/column/20170922_dressing17/
https://hakama-collection.jp/dress
https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/hakama/3355/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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