グリーンの色無地に手刺繍の三つ紋の色振袖【fui126】

【2024年最新版】入学式の着物選び!色無地で上品な式典スタイルを

はじめに

入学式は、お子さまたちにとっても親御さまにとっても、一生の思い出となる大切な日です。この特別な日にふさわしい装いを選ぶことは、その日の印象を大きく左右します。特に、着物を選ぶ際には、その色や柄、種類などさまざまな要素を考慮する必要があります。この記事では、入学式に適した着物の選び方と、特に色無地の着物に焦点を当てて紹介します。

入学式の着物選びの重要性

入学式は、新たな生活の始まりを象徴する日です。この日の装いは、写真やビデオに残り、後に大切な思い出として振り返られることでしょう。着物を選ぶ際には、以下のポイントを心に留めておくと良いでしょう。

  • 礼装としての適切さ: 入学式はフォーマルな場です。したがって、礼装として相応しい着物を選ぶことが重要です。
  • 季節感のある選択: 入学式は春に行われることが多いため、春らしい明るく柔らかい色合いや桜などの季節を感じさせる文様のものが適しています。
  • 着用者の年齢や立場: 着用する人の年齢や、式における立場に応じた選択が求められます。お子さまの入学式では、落ち着いた色合いのものが好まれることが多いです。

これらを踏まえると、入学式に適した着物選びは、単に好みの問題ではなく、様々な慣習やルールを考慮する必要があることがわかります。

色無地の着物とは

色無地の着物は、その名の通り、無地または地文様が施された無地の染めの着物です。この着物は、普段着から礼装用として幅広く着用が可能なため非常に人気があります。色無地の特徴は以下の通りです。

  • シンプルながら上品: 色無地はそのシンプルさから、どんな場面にも合わせやすく、上品な印象を与えます。
  • 色のバリエーション: 白やピンク、淡い紫など、春らしい柔らかい色から、フォーマルな黒や濃い紫まで幅広い色があります。
  • 小物でアクセント: 無地のため、帯や帯揚げ、帯締めなどの小物を使って、個性を表現しやすいです。

ここでアンティークきものレンタルゆめやおすすめの色無地の着物をご紹介します。
織り柄の一つ紋付色無地」柄のない未字の着物ですが、生地自体に織りが入ってシンプルながらも上品な着物です。背中心に一つ紋が入っていますので、入学式や卒業式などフォーマルなお席に着用していただけます。シンプルな色無地ですので合わせる袋帯は上品かつ華やかな袋帯がおすすめですね。

色無地の着物は、入学式のようなフォーマルな場にふさわしい選択肢と言えます。また、同じフォーマルでも結婚式にゲストとして呼ばれる場合などで装いを華やかにしたい場合には、色鮮やかな帯や小物を合わせることで、全体の印象を引き立てることができます。

以上、入学式の着物選びの重要性と色無地の着物についてご紹介しました。続いて、入学式におすすめの色無地着物について詳しく見ていきましょう。

入学式におすすめの色無地着物

色無地の着物は、そのシンプルさが洗練された雰囲気を生み出しますが、その色無地にも種類があり着用シーンが変わってきます。ここでは、女性と男性それぞれにおすすめの色無地着物のスタイルを紹介します。

女性に人気の色無地スタイル

女性の色無地着物は、その柔らかくて上品な色合いが魅力的です。しかし、先述のように着用シーンが幅広いです。どのように着分けるかというと、主に紋の有り無しと紋の数で決まってきます。

  • 紋の有り無し: 紋付は一般的に礼装用、紋無しは普段着として着用されます。例えば、普段のお茶のお稽古などで着用する場合は紋無しの色無地が最適です。
  • 紋の数: 紋の数によって、着用できるシーンは異なります。紋の数は五つ紋、三つ紋、一つ紋とあり、数が多い程格が高いとされています。特に、五つ紋の色無地は正礼装と並び、とても改まった場で着られます。以下、三つ紋、一つ紋は準礼装、略礼装に当たりますが、式での自分の立ち位置で着分けるものです。

この他にも、紋の入れ方でも格は変わってきます。

男性の色無地着物の選び方

一般的に色無地と言われると女性の着物の種類を指しますが、男性の色無地も存在します。男性の色無地着物を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 色の選択: 男性の色無地着物は、一般的には黒や紺、濃い灰色などが選ばれることが多いです。
  • 帯の種類: 男性の場合、角帯と兵児帯があり、兵児帯はより砕けた雰囲気になります。帯の結び方もアクセントになるため、色や素材など楽しめる部分です。
  • 小物の使い方: 男性の色無地は女性の色無地と違い、より普段着であったりカジュアルなシーンで楽しむものです。男性着物の場合、羽織の有り無し、袴の有り無しで格が決まるので、着用シーンによってそれぞれの組み合わせを考えます。

男性の方が入学式で着物を着用する場合は、紋付羽織袴のスタイルが無難だと言えます。
以上、入学式におすすめの女性用と男性用の色無地着物についてご紹介しました。続いて、色無地着物のサイズと合わせ方について詳しく見ていきます

色無地着物のサイズと合わせ方

着物の美しさは、そのサイズ感と合わせ方に大きく左右されます。特に色無地の着物は、シンプルながらも上品な印象を与えるために、適切なサイズ選びと合わせ方が重要です。ここでは、女性用と子供用の色無地着物のサイズ選びとその合わせ方について解説します。

女性用色無地着物のサイズの選び方

女性用の色無地着物を選ぶ際には、以下のポイントに注意してください。

  • 身長と体型に合わせたサイズ選び: 着物は比較的体型を選ばない衣服と言われますが、美しく着るためにはピッタリの身長と体型に合わせて選ぶ必要があります。
  • 着付けのしやすさを考慮: ピッタリのサイズであれば着付けも比較的楽になります。サイズが合わないといくら補正しても、きれいな仕上がりにはなりません。
  • 帯とのバランスを考慮: 帯は着物の印象を大きく変える要素です。体型に合わせて帯の長さや幅を選択します。

着物のサイズ選びは、見た目の美しさだけでなく、着心地や動きやすさにも関わるため、慎重に行う必要があります。

子供用色無地着物の適切なサイズ感

習い事などでお子さま用の色無地着物を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 成長を考慮したサイズ選び: 子供は成長が早いので、少し大きめのサイズを選ぶと長く着られます。しかし、あまりにも大きすぎると見栄えが悪くなるので注意が必要です。
  • 動きやすさを重視: 子供は活発に動くことが多いため、着物選びでは動きやすさを最優先に考えることが大切です。
  • 小物との組み合わせ: 子供用の着物では、帯や小物を使って楽しいコーディネートを試みるのも良いでしょう。堅苦しいだけでなく、子どもらしいカラフルな帯締めや帯揚げなどで、華やかさをプラスすることができます。

子供用の着物選びでは、成長に合わせたサイズ感と、お子さまが自由に動ける快適さを両立させることが大切です。

以上、女性用と子供用の色無地着物のサイズ選びと合わせ方についてご紹介しました。適切なサイズの着物を選び、上手にコーディネートすることで、着物が特別な日だけのものではない、より身近なものに変わります。続いて、入学式に適した着物の種類について詳しく見ていきます。

入学式に適した着物の種類

入学式に着用する着物は、その場の格式や雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。色無地の他にも訪問着なども、人気の高い選択肢です。ここでは、これらの着物の特徴と選び方、さらに草木染の色無地着物の魅力について詳しく見ていきます。

色無地と訪問着の違い

式服としてよく着用される着物に、色無地訪問着があります。色無地は前述のように柄のない色だけの着物です。では、訪問着とはどういった着物なのでしょうか。

  • 色と柄: 上半身と下半身に柄が入った豪華な着物です。色は多種多様で、年代や季節などによって着分けられます。柄の種類も豊富で、格式高い古典柄から前衛的なモダン柄まであるため、色柄選びは個性がよく出ます。
  • 着物の格: おしゃれ着から準礼装の範囲で着用されます。紋は三つ紋までつけられますので、結婚式などの改まった場では重宝されます。

春のイベントにおすすめの華やかな訪問着をご紹介しましょう。
薄紅色に雪輪、菊、松の訪問着」は略礼装として結婚式のお呼ばれや、入学式など華やかなお席におすすめです。薄紅色という春にふさわしいお色に松や菊が描かれています。入学式のお子さまを引き立てる役割のお母さまに着ていただきたい着物ですね。

以上のように、訪問着は色無地とは真逆の艶やかな着物です。ただ、どちらにも言えるのは、既婚未婚を問わずに着られる着物のため、多くの方が着やすい着物だということです。

入学式に母親として参加する際に着用する場合は、主役はお子さまですので訪問着の場合は控え目な柄で淡い色合いが素敵です。

草木染の色無地の魅力

色無地は柄がないからこそ余計染めが引き立つ着物です。入学式に着ていく色無地の場合、草木染などは特に魅力的な選択肢です。

草木染の着物

  • 自然な色合い: 草木染は、自然の植物を使って染められており、温かみのある自然な色合いが特徴です。
  • 環境に優しい選択: 天然素材を使用するため、環境に優しい選択肢と言えます。
  • 独特の風合い: 使う植物によって異なる色合いやムラが出やすく、自然なグラデーションなどの風合いを楽しむことができます。

和装の中では、古くからの呼び名で親しまれているものがあります。例えば、一斤染色なども伝統的な和の色として知られ、入学式にも最適です。

一斤染色の着物

  • 淡い紅色: 一斤染色は、一般的にいうペールピンクに近い色です。平安時代は非常に希少であったこともあり、その濃さでも更に名称が違ったようです。
  • 春にぴったり: 淡いピンクは春らしさを引き立てます。また、年齢的にとても幅広く着られます。着物のツヤ感や帯などで上手に調整しましょう。

色しかないため遊びがない着物と思われがちな色無地ですが、このように染め方一つ、色の種類の豊富さと合わせて個性は出せます。入学式には、自分らしい一着で参加したいですね。

以上、入学式に適した着物の種類として、色無地と訪問着の違い、さらに草木染色の色無地着物の魅力についてご紹介しました。続いて、着物のレンタルサービスの活用について詳しく見ていきます。

着物のレンタルサービスの活用

入学式にふさわしい着物を選ぶ一つの方法として、レンタルサービスの利用があります。特に、年に数回しか着ない着物を購入するのはコストがかかるため、レンタルは便利かつ経済的な選択肢となります。ここでは、入学式用の着物レンタルのメリットと、レンタルを選ぶ際のポイントについて詳しく見ていきます。

入学式用着物レンタルのメリット

入学式用の着物をレンタルすることには、以下のようなメリットがあります。

  • コストパフォーマンス: 高品質な着物を購入するとなるとかなりの費用がかかりますが、レンタルならば一定の費用で最適な着物を選ぶことができます。
  • 多様な選択肢: 着物をお持ちの方は、持っているアイテムの中でしかコーディネートを組めませんが、レンタルサービスではさまざまな種類の着物や帯、小物を選ぶことができ、自分の好みや入学式の雰囲気に合わせてコーディネートを楽しむことができます。
  • メンテナンスの手間が不要: 着物の保管やメンテナンスは専門的な知識が必要ですが、レンタルならばその必要がありません。使用後は返却するだけで済みます。

これらのメリットを活かすことで、入学式にふさわしい着物を手軽に楽しむことができます。

レンタル選択時のポイント

着物のレンタルを検討する際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 事前の試着: 可能であれば、事前に試着をすることでサイズやデザインの確認を行いましょう。特に着慣れない方は、着心地や動きやすさを確かめることが重要です。
  • 予約時期の確認: 人気の時期(卒業式や入学式のシーズンなど)は早めに予約することが肝心です。理想の着物が既に予約済みでないよう、計画的に行動しましょう。
  • アクセサリーや小物の選択: 着物だけでなく、帯や草履、バッグなどの小物も重要です。トータルのコーディネートを考えて選びましょう。
  • レンタルの条件確認: 返却期限やキャンセルポリシーなど、レンタルの条件を事前によく確認しておきましょう。

以上、着物のレンタルサービスを利用する際のメリットと選択時のポイントについてご紹介しました。続いて、入学式の装いとしての着物の意匠について詳しく見ていきます。

着物で引き立てる入学式のお祝い

入学式は、お子さまたちにとって新しいスタートの日です。この大切な日に、着物を通して華やかさと格式を添えることは、記憶に残る瞬間をより特別なものにします。ここでは、主役を引き立てる着物の選び方と、式の場に合った着こなし方について掘り下げていきます。

主役を引き立てる着物の選び方

入学式で主役であるお子さまを引き立てる着物の選び方には、以下のポイントがあります。

  • 年齢に応じた選択: 着物は年齢で着分ける必要があると言います。20代には20代に適した着物、30代には30代に適した着物というように、各年代に適した着物があります。年齢が若ければ色合いも明るく、生地もツヤがある方を選び、年齢を重ねるごとに落ち着いた色合いで、生地もツヤのないしっとりしたものを選ぶと、着る方にしっくりくるものです。これは柄にも言えることで、色数が多く華やかな柄は若い方に、松などの地味色の柄は大人の女性の方が上手に着こなせます。
  • 立場に応じた選択: 色柄には年齢以外にもその人の立場を表す効果があります。派手な色柄の着物は目立ちますから、主役が着るのに適します。入学式に母親として参加するのであれば、少し控え目にすることがマナーであり、お子さまを引き立てる重要なポイントです。
  • 小物でアクセント: 小物にも年齢や格はあります。入学式などの正式な場では簡易的な半幅帯などは不適切です。格のある袋帯などが良いですが、帯の持つ年齢や立場をよく考慮して選択しましょう。その他の小物も同様です。

お子さまが主役の入学式では、彼らがより輝けるような着物の選び方を心がけることが重要です。

式の場に合う着物の着こなし

入学式というフォーマルな場にふさわしい着物の着こなしには、次のようなポイントがあります。

  • 着付けの正確さ: 着物の美しさは着付けによって大きく左右されます。着物がきちんと着られていることは、格式ある場にふさわしい印象を与えます。
  • 小物の組み合わせ: 着物の色や文様に合わせて、帯や草履、バッグなどの小物を選ぶことが大切です。全体のバランスを考え、上品かつ洗練された組み合わせを目指しましょう。
  • ヘアスタイルとの調和: 着物に合わせたヘアスタイルも、全体の印象を左右します。特に女性の場合、着物に合わせた簡単なアップスタイルや和風のヘアアクセサリーを使うと良いでしょう。

入学式における着物の着こなしは、その場の雰囲気を高め、記念すべき日をより特別なものにします。着物を通じて、お子さまたちの新たなスタートを温かく祝福しましょう。

まとめ

本記事では、入学式にふさわしい着物の選び方、着こなし方、さらには色無地着物の魅力について詳しく解説しました。入学式はお子さまたちにとって新しい門出の日であり、親御さんにとっても大切な日です。ここでは、記事の要点を簡潔にまとめ、適切な着物選びで特別な日をより豊かに彩るためのポイントを振り返ります。

入学式における色無地着物のまとめ

  • 色無地着物の特徴: シンプルでありながら、上品さと格調を兼ね備えた色無地着物は、入学式に最適です。特に春らしい淡い色合いや、季節の花をイメージした地文様のものが好まれます。
  • コーディネートの重要性: 色無地着物は、帯や小物で個性を表現できるため、全体のコーディネートに注意を払うことが重要です。
  • サイズと着こなし: 正しいサイズ選びと着付けが、着物の美しさを最大限に引き出します。

適切な着物選びで特別な日を演出

  • 主役を引き立てる選び方: お子さまが主役の入学式では、彼らの年齢や立場に合わせた着物選びが重要です。華やかさと品格を兼ね備えた選択が望ましいです。
  • フォーマルな場の着こなし: 入学式のようなフォーマルな場では、着物の着こなしにも気を配ることが求められます。アクセサリーや小物、ヘアスタイルの調和も忘れずに。

入学式は、お子さまたちの新しいスタートを祝う大切な日です。適切な着物を選び、上品で華やかな装いで、この特別な日を心に残るものにしましょう。着物がもたらす格調高い美しさと、それを通じた家族の絆の深まりは、忘れがたい思い出となるでしょう。

〈参考記事〉
http://labiela.com/commodity/browse859691

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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