黒色束ね熨斗紋様総絞りに松梅菊の振袖【fui10】

【写真映え保証】黒振袖スタイルを引き立てる草履とバッグの選び方

はじめに

振袖とは?礼装としての意味

振袖は、日本の伝統的な礼装として広く知られる和装です。特に成人式や結婚式のお呼ばれなど、人の人生における特別な日に女性が身に纏う華やかな着物です。その特徴は、長い袖と豊かな色彩、繊細な柄行きにあります。振袖は高級な正絹などを用いて作られ、桜や梅、菊など日本の四季を象徴する花がしばしばその文様に用いられます。着物の文化において、振袖は特に若々しさと格式を表現するアイテムとして位置付けられています。

成人式で振袖を着る習慣は、若い女性が大人になったことを社会に示す重要な意味を持ちます。振袖には赤や白、黒などさまざまな色があり、ご自身の個性や好みに合わせて自由に選ぶことができます。また、振袖は購入することも、帯や和装小物とセットでレンタルすることも可能。購入とレンタルのいずれを選ぶにしても、振袖選びの際には生地の質や色、柄の美しさだけでなく、自分の体型に合ったサイズ選びも重要になってきます。

草履とバッグの重要性

振袖を着る際、草履とバッグは欠かせないアイテムです。草履は着物の美しさを足元から引き立てる履物で、振袖に合わせる草履は底の高さが標準的なもののほかに、厚底のものも選ばれます。標準的な草履は厚底に比べて歩きやすい一方、ヒールの高いものは見た目の美しさだけでなく、振袖の長い裾が汚れにくいという効果も。草履天(足の裏に触れる部分)の素材には布や革、畳表などがあり、金色や銀色などの装飾が施された豪華な質感のものはフォーマルな場にもふさわしい上品さを演出します。

バッグは、草履と同じ素材や色で揃えるのが一般的です。振袖用のバッグは、和装小物を持ち運ぶために使うだけでなく、全体のコーディネートを完成させるための重要な役割も担います。バッグとは言っても小ぶりなサイズのものが多く、必要最低限のアイテムを収めることができるのが和装におけるバッグの特徴。草履とバッグのセット選びに関しては、振袖の色や柄との調和を考え、全体のバランスを見極めることが大切です。

振袖や草履、バッグを選ぶ際には、単にデザインの美しさだけでなく、快適に着用できるかどうかも考慮する必要があります。価格帯も幅広く、高価なものから比較的安価なものまでさまざまな選択肢があります。

振袖を着る機会は人生でそう多くはありませんが、特別な日のためにご自身の目で見て選んだ一式は、長く大切な思い出として写真や記憶に残るもの。自分にとって最適な一式を選ぶことで、成人式や結婚式などの記念日をより華やかに、そして快適に過ごすことができます。

振袖の色とデザインの選び方

黒振袖の魅力とは

さまざまな色柄が揃う振袖の中でも黒色を基調とした「黒振袖」は、その洗練された美しさで着物選びをする女性の支持を得ています。

一見シンプルに見える黒色ですが、実はそこにある奥深さと懐の深さこそが黒振袖の大きな魅力。黒地に金色や銀色の刺繍が施された振袖などは、フォーマルな場においても高い格式を保ちます。また、黒という色は他の色との組み合わせがしやすい色でもあり、帯や小物の色を選ぶ際にも多彩なコーディネートが楽しめます。

黒振袖を選ぶ際のポイントとして、まずは振袖の素材に注目してみましょう。高級な正絹の素材は独特の光沢と深みがあり、黒色の美しさをより一層引き立てます。次に、振袖の柄にも着目します。黒地に映える桜や菊、梅などの伝統的な文様は、上品でありながらも華やかさを演出してくれます。振袖には現代的なデザインのものも多く、モダンな感性を反映した花柄や幾何学模様がそれらの特徴となっています。

黒振袖を選ぶ際には、和装小物とのバランスも大切です。帯や草履、バッグは黒色との調和を考えて選び、全体のコーディネートに統一感を持たせましょう。和装小物に金や銀の飾りを用いることで、振袖の豪華さを間接的に引き立てることもできます。

小物を使って自分の個性を表現することも振袖の魅力の一つ。赤やピンクといった鮮やかな色の小物も、黒色は寛容に受け入れてくれます。振袖のスタイルにもアクセントを加えることができますよ。

黒色束ね熨斗紋様総絞りに松梅菊の振袖【fui10】
ゆめやの振袖のラインナップから、現代物の総絞りの振袖です。黒がベースとなっており、松とリボンのような布が、絞りの技法で描かれています。錦紗で縁取りされた松がアクセントになっています。帯は黒地に立涌の織り出しの袋帯をコーディネートしました。帯と着物は黒で揃え、帯揚げと帯締めは赤を使っています。

桜や菊の柄が映える振袖

桜や菊の柄は、振袖をはじめとする着物において古来人気のあるデザインです。桜や菊は日本の国花にも定められており、日本の伝統美を象徴する花として振袖を一層華やかに彩ってくれます。

桜は春の訪れを感じさせる優しい美しさを持ち、若い女性に特に似合う花。一方の菊は天皇家の紋章にも用いられる格調高い花で、大人の女性にも人気です。

桜や菊の柄を選ぶ際には、柄の大きさや配置、色使いにも気を配りましょう。大胆な大柄の桜や菊は華やかな印象を与え、人目を引く着姿を演出。一方で細かい柄や控えめな色使いの桜や菊は、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出します。柄の配置にも工夫を凝らし、身体のラインを美しく見せられるようなデザインを選びましょう。

桜や菊の柄が入った振袖には、和装小物もそこに調和するものを選びたいところ。帯や草履、バッグを振袖の柄の色調に合わせたり、反対に柄とは対をなす色を選んだりすることで、振袖の美しさを一層引き立てることができます。小物自体にも桜や菊のモチーフを取り入れて、全体の統一感を出すのもよいでしょう。

振袖の柄と和装小物を上手に組み合わせて、自分だけの特別な振袖の着姿を完成させましょう。

草履の種類とその特徴

厚底草履の意味

和装に合わせる履物の代表格、草履。草履台(底)の高さがそのフォーマル度を示すものとされており、格式の高い振袖に合わせる草履としては、おおむね5cm以上の厚底のものが好まれます。

一般的な草履よりも厚底であるぶん、着物の裾が地面に触れて汚れてしまうのを防げるというメリットも。厚底の草履は脚を長く見せる効果も期待でき、振袖を着る際の立ち姿も美しく保つのに一役買ってくれます。

厚底の草履を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

  • 快適さ:着慣れない振袖を羽織って過ごすのですから、足元は長時間履いても疲れにくい草履でありたいもの。クッション性の高い素材のものや、足の形になじむ設計の草履が理想です。
  • 素材の質感:デザインの観点で、質感が振袖や帯と調和するものを選ぶことも大切です。
  • 草履自体の傾斜:底の厚い草履は、それ自体の傾斜がきついと鼻緒に指が圧迫されて痛くなりがち。上の「快適さ」にも通じるポイントですが、履き慣れない人は爪先からかかとまでの傾斜が少ない草履を選ぶのがおすすめです。

厚底の草履は振袖姿を美しく見せるだけでなく、フォーマルな振袖に見合う高い品格を示すためのアイテムでもあるため、成人式や結婚式のお呼ばれといった場面で特におすすめです。

華やかさのある、金色や銀色の草履

草履は、フォーマルな場面においては、草履台(足を乗せる土台部分)は光沢のあるものが好まれます。特に金や銀、白の草履はその輝きと豪華さで振袖の着姿を華やかに彩ります。鼻緒の色も草履台と同じ色を選ぶことが好ましく、さらに礼装ではバッグも草履と同色で揃えたいところですので、光沢のある金や銀が手元と足元を飾ることになります。

金や銀の草履を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

  • 光沢と質感素材の光沢感や金・銀の輝きが足元にアクセントを加えます。質感が高く、見た目にも美しい草履を選びましょう。
  • デザインのバランス:振袖や帯とのバランスを考えて選びます。あまりにも派手すぎるデザインの草履では振袖の美しさを損ねる可能性があるため、全体の調和を見ながら選ぶことも大切です。
  • 装飾の細部:草履台や鼻緒に施された装飾にも目を向けてみましょう。鼻緒の刺繍や飾りのデザインなどに注目し、細部までこだわりが感じられる上品で華やかなものを選びたいものです。

おしゃれは足元から、とも言われます。草履は、特別な日の振袖をより一層華やかに演出するためにも欠かせない和装アイテムです。華やかで上品な足元を演出し、記憶に残る装いを完成させてくださいね。

黒振袖に似合う草履とバッグの選び方は?

黒振袖の魅力を活かす

黒色の振袖の魅力については先述の通りです。「他の色に染まらない」という特徴があり、引き振袖や色打掛といった花嫁衣装にあっては「あなた以外の色には染まらない」という意味合いも含まれるなど、ロマンティックな意味を持つ黒。成人式などの場面においても、「周囲に染まらず、自分らしく」という強さ・しなやかさを表現するのにぴったりな選択といえそうです。

そんな黒振袖に合わせる草履やバッグには、以下のような色の選択肢があります。

  • :シックな黒の装いにゴールドならではの豪華さを加えてくれます。
  • :黒と合わせることで、金色よりもクールでおしゃれな印象を与えるシルバーもおすすめ。
  • エレガントさを演出する白。一方で、足元をシンプルな白に抑えることで周囲の目線をコーディネートの主役である振袖に向かせる効果も。

黒の振袖は無彩色であるぶん、和装小物の使い方で印象をガラッと変えることができます。振袖自体に入っている柄の色や帯の色との調和も重要な要素なので、色々な組み合わせを試してみてくださいね。

振袖セットのサイズ選び

成人式用振袖のサイズ選び

一生に一度の大切な日である成人式を彩るためにも、振袖の慎重なサイズ選びが欠かせません。振袖はただ美しいだけでなく、着る人にとって快適であることが必須。サイズの合わない振袖は見た目の美しさを損なうだけでなく、一日の動きやすさにも大きく関わってきます。

成人式用の振袖におけるサイズ選びの際、考慮すべきポイントは以下の通りです。

  • 身長と体型身長に合わせて振袖の長さを選びます。体型に合う幅や袖の長さをチェックすることも大切です。
  • 着付けのしやすさ:適切なサイズ選びは、当日の準備がスムーズに運ぶか否かにも影響します。着付けに時間がかかりすぎると、式の開始に間に合わないなんて可能性も。
  • 動きやすさ:振袖は見た目の美しさが重要ですが、動きやすさも同じくらい重要。長時間着用することを考慮して、窮屈であったり緩かったりしない、快適に過ごせるサイズを選びましょう。

数ある振袖の中から自分好みの一着を選ぶことは、時として見た目の美しさと着心地の良さのバランスをどのように判断すればよいか悩ましいことも。ただ、適切なサイズの振袖を選ぶことで成人式の日を快適に、そして着姿も美しく過ごすことができることは忘れないようにしてください。

前撮りと振袖のコーディネート

前撮りでの振袖の着こなし

前撮りは、成人式や結婚式などの特別な日を迎える記念としてその当日より前に行われる撮影のことで、振袖の魅力を最大限に引き出す機会でもあります。前撮りにおいては振袖本来の美しさを際立たせるために、着こなしにも特別な注意を払う必要があります。

前撮りでの振袖の着こなしのポイントは以下の通りです。

  • 色と柄の選択:撮影の背景やテーマに合わせて、色鮮やかで目を引く柄の振袖を選びましょう。桜や梅、菊などの伝統的な柄は、特に写真映えします。
  • ヘアスタイルとメイク:和装に合ったヘアスタイルとメイクを選び、全体の調和を図ります。成人式などの当日よりも時間に余裕を持って準備ができるのが前撮りの特徴です。

振袖の美しさを最大限に表現するためにも、適切な準備と着こなしで、一生の思い出となる美しい振袖姿の写真を残しましょう。

撮影に映える和装小物の選び方

前撮りにおける和装小物の選び方は、写真に美しく映えることが第一。和装小物は、振袖のスタイルをより豪華に見せるための重要な要素となります。

撮影に映える和装小物の選び方のポイントは以下の通りです。

  • 草履とバッグ:通常の成人式などと同様、振袖の色や柄に合わせた草履とバッグを選ぶのが基本。金色や銀色のものは、撮影時にも特に華やかさを加えてくれます。
  • 髪飾り:振袖に合わせた髪飾りを選びます。伝統的な花の髪飾りや現代的なデザインなど、前撮りのロケーションなどを考慮しながら選んでみるのも楽しいかもしれません。

式当日はあわただしく、なかなかしっかりとした写真撮影まではできないもの。その点、前撮りは一生ものの記念写真を残す大きなチャンスといえます。色柄やメイク、和装小物など、ぜひ当日とは違った観点で振袖の演出方法を考えてみてください。

まとめ

振袖と草履、バッグの選び方のポイント

振袖や草履、バッグの選び方は、大切な一日の美しい着姿に直結します。単に見た目の美しさだけでなく、着心地や機能性も考慮して選ぶ必要があります。

  • 振袖:色と柄は、個人の好みや成人式のテーマに合わせて選びます。赤や白、黒などさまざまな色があり、桜や梅などの伝統的な柄が人気です。今回の記事では特に黒振袖にフィーチャーしてお伝えしました。
  • 草履デザインや快適さを考慮して選びます。振袖を着るようなフォーマルな場では、5cm以上の厚底の草履を。スタイルアップ効果もあります。
  • バッグ:振袖との調和を考え、サイズやデザインにも注意して選びます。格式の求められる場では、草履とセットで色や素材を揃えることが一般的です。

美しい振袖を楽しむために

振袖を美しく着こなすためには、適切なアイテムの選び方だけでなく、全体の調和を考えることが大切です。振袖をはじめ、着物は日本の伝統文化の象徴であり、その着こなしには敬意を払う必要があります。

  • 和装小物の統一感:帯や帯締め、髪飾りなどの和装小物は、振袖と調和するものを選びます。全体の色合いやデザインのバランスを考えることも大切です。
  • レンタルと購入の選択:振袖を用意する際には、レンタルと購入から選べます。一度きりの使用ならレンタル一生の思い出として手元に置きたいなどであれば購入を考慮するとよいでしょう。

美しい振袖は、特別な日をさらに輝かせてくれます。適切なアイテム選びと全体の調和を意識することで、振袖の魅力を最大限に引き出してくださいね。

〈参考記事〉

https://kisste.jp/blog/article/zori-erabikata/

https://www.studio-alice.co.jp/seijin/furiho/obi_gara/

https://www.studio-alice.co.jp/seijin/furiho/sandals-free-size/

https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/clothes/shoes/05/

https://www.takazen.jp/furisode/?color_1=%E9%BB%92

https://www.tachibana-group.co.jp/furisode/news/column/6271/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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