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【結婚式前撮り】和装でのロケーション撮影、安いプランの探し方は?

はじめに

結婚式の前撮りは、特別な日の記憶を美しく残すための大切な一歩です。特に和装での前撮りは、日本の伝統美に裏打ちされた唯一無二の写真を残すことができます。しかし、多くの方がコストやロケーション選びについて悩まれることでしょう。この記事では、和装での前撮り撮影を安く、そして美しく行う方法についてご紹介します。

前撮り和装フォトの魅力とは

和装での前撮りには、モダンなウェディングフォトにはない、独特の魅力があります。特に上質な正絹のアンティーク着物が持つ深みのある色合い、繊細な柄は、写真に深みと格調高さをもたらします。また、和装は新郎新婦の個性を際立たせ、二人だけの特別な物語を語りかけるような写真を残すことができます。

安く美しいロケーションで撮影したい

最高の姿は最高のロケーションで撮影したいもの。しかし、美しいロケーションでの撮影には金額が掛かります。お財布を困らせる撮影を、安く済ませることが出来たらと思いますよね。実は、いくつかのポイントを意識することで、そんな無茶な撮影が叶うのです。

この記事でわかること

この記事を通して、和装での前撮り撮影を計画している方が知っておくべき基本情報から、コストを抑えつつも理想の写真を撮影するための具体的なアドバイスまでを網羅しています。安くても質の高いロケーション選びのコツ、撮影プランの選び方、そして和装に関する基礎知識など、前撮り撮影を成功させるための秘訣を紹介します。着物について詳しくない方でも、この記事を読むことで、和装での前撮り撮影に対する理解が深まり、準備がよりスムーズに進むでしょう。

和装フォトの基本知識

結婚式の前撮りは、特別な日の記憶を美しく残すための大切な一環です。特に和装での前撮りは、日本の伝統美を感じさせる独特の魅力があります。ここでは、和装での前撮りの意義、フォトウェディングの基本、そして東京で人気のロケーションスポットについて解説します。

和装での前撮りの意義

和装での前撮りは、ただ写真を撮る以上の意味があります。人生の最高の瞬間を切り取ることはもちろん、日本の伝統的な衣装を着用することで、祖先への敬意を表し、二人の結びつきをより深める機会にもなります。また、式では着られない衣装を着る機会にもなるので、結婚式全体の満足度にも大きく影響を与える一大イベントになります。

フォトウェディングとの違い

結婚式における写真撮影は前撮りを含めて、ウエディングフォトと呼ぶ一方、似たような言葉にフォトウエディングというものがあります。フォトウェディングとは、結婚式を挙げることなく、写真撮影のみを行うスタイルを指します。時間や費用の面で柔軟性があり、結婚式のような大掛かりな準備が不要なため、近年多くのカップルに選ばれている結婚式のスタイルです。当然、この場面でも和装は魅力を発揮しています。一生に一度の機会に、和装を身に纏ってみてはいかがでしょうか。

東京で人気のロケーションスポット

東京には、和装での前撮りにぴったりなロケーションスポットが数多く存在します。例えば、歴史ある神社や庭園では、自然と調和した和の美を背景に撮影が可能です。浜離宮恩賜庭園は江戸時代の名庭園です。風情ある一枚が期待できます。代々木公園昭和記念公園も季節ごとに、春は桜、秋は紅葉と四季折々の風景を背景にした撮影が楽しめます。また、東京タワースカイツリーといったランドマークを背景にすることで、伝統と現代が融合したユニークな写真も撮影できます。人で溢れる東京ではありますが、特に平日やオフシーズンを狙うことで、人出が少なく、ゆったりとした撮影が行えるため、計画的に撮影を行うことをおすすめします。

ゆめやきものでは、前撮りにピッタリなプランをご用意しています。

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安い前撮りプランを見つけるコツ

前撮りの和装写真は、結婚式の大切な思い出を形にする素晴らしい方法です。しかし、多くのカップルが心配するのはその費用です。ここでは、賢く安い前撮りプランを見つけるためのコツを紹介します。

料金相場を理解する

前撮りの料金相場を理解することは、予算を立てる上で非常に重要です。一般的に、前撮りプランは撮影のみの場合と、衣装レンタル、ヘアメイク、写真データやアルバムが含まれるプランがあります。撮影のみの場合は数万円から、全部込みのプランでは10万円以上が相場となっています。これを基本に、オプションとしてカメラマンの指名や、写真の補正、衣装のグレードアップなどが別途掛かってくることが多いようです。

オフシーズンを狙うメリット

ここで前撮り価格を安くするポイントその1、オフシーズンを狙って前撮りをすることです。

オフシーズンに前撮りを行うことは、コストを抑える大きなメリットがあります。それというのも、結婚式の多い春や秋は、前撮りの需要も高くなり料金が上がる傾向にあります。しかし、夏や冬などのオフシーズンは、需要が減少するため、スタジオやフォトグラファーが割引プランを提供することがあります。

また、人気のロケーションスポットも混雑が少なく、ゆっくりと撮影を楽しむことができます。オフシーズンの気候や天候のリスクを考慮しつつ、スケジュールを調整することで、理想的な前撮りを安価に実現できるでしょう。

予約とオプションの賢い選び方

前撮りを安くするポイントその2、前撮りの予約は、できるだけ早めに行うことです。

早期予約割引を提供しているスタジオも多く、計画的に予約することで料金を抑えることが可能です。また、オプションについても賢く選ぶ必要があります。例えば、衣装や小物の持ち込みが可能な場合、自分たちで用意することでコストを削減できます。

ヘアメイクや撮影のオプションも、必要なサービスだけを選択し、不要なオプションは省くことで、無駄な出費を避けることができます。事前にしっかりとプラン内容を確認し、自分たちにとって本当に必要なサービスを選ぶことが重要です。

和装選びのポイント

前撮りでの和装選びは、結婚式の記憶を美しく残す大切な第一歩です。ここでは、和装選びの際に注目すべきポイントを紹介します。

正絹のアンティーク着物の魅力

着物の中でも正絹を使った着物は、最高級品です。正絹とは、繭の中でも状態の良いものだけを生糸にして織った着物のことで、正絹100%の着物は光によってさまざまに表情を変え、撮影時にも美しい光沢と影を生み出します。

そんな正絹の着物の中でも、アンティークものは独特の質感と深みのある色彩で、特別な日の装いに格別の美しさをもたらします。アンティーク着物とは、100年以上前に作られた着物の中でも状態が優れた一級品のことを指します。現在では手に入らない素材や製法が失われてしまい再現が出来ない技術がそこにはあり、また現代の機械による大量生産とは違い職人の手で一点一点作られた純朴さは、その歴史と相まって唯一無二の魅力を持ちます。

アンティーク着物を選ぶことは、過去から受け継がれた文化と繋がることでもあり、結婚という新たなスタートに相応しい選択と言えるでしょう。着物選びで重要なのは、自分自身がどのような雰囲気を望むか、どのような色や柄が自分を引き立てるかを考えることです。

衣装に合わせたロケーションの選び方

和装を選んだら、次はその和装に合ったロケーションを選ぶことが大切です。例えば、アンティーク着物には、歴史ある神社や自然豊かな庭園がよく似合います。それも、季節を意識した衣装選びは、ワンランク上の一枚となります。もう一点、ロケーション選びのポイントは、その場所が二人の思い出や関係性とどう結びつくかを考えることもお忘れなく。

着付けの重要性

衣装とロケーションが決まり一安心ではありません。衣装の善し悪しを決めるのは、やはり着付けにあります。特に花嫁衣装は着付けるのも難しく、プロの力を借りるのが得策です。前撮りのプランには、プロの着付けが付帯している場合もあるので、確認しておきましょう。

ロケーション撮影の準備と進め方

ロケーション撮影とは、スタジオを離れて主に屋外での前撮りを指します。屋外での撮影は、特別な思い出を残す素晴らしい方法です。しかし、成功させるためには適切な準備と進め方が必要です。ここでは、撮影許可の取得から悪天候時の対策まで、スムーズに進めるためのポイントを紹介します。

撮影許可と注意点

ロケーション撮影を行う際、最初に確認すべきは撮影許可です。特に公共の場所や人気の観光地では、撮影許可が必要な場合が多いです。事前に撮影地点を決定し、必要な手続きを行いましょう。また、撮影許可を得る際は、撮影可能な時間帯、撮影に際してのルールや制限事項も確認しておく必要があります。例えば、一部の地域では三脚の使用が制限されている場合があります。これらの注意点を守らないと、撮影当日にトラブルが発生する可能性がありますので、しっかりと確認しておきましょう。

撮影当日の流れ

撮影当日の流れは入念に話し合いましょう。例えば、和装とヘアメイクにかかる時間を考慮することが大切です。和装は洋装に比べて着付けに時間がかかることが多いため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。それと、フォトグラファーと打ち合わせは事前に行いますが、当日も撮影の流れや希望する写真のスタイルを確認する時間も必要になります。また、撮影スポットを移動しながら様々な背景で写真を撮るため、予想以上に体力を消耗するので、水分補給や小休憩を取ることも計画に盛り込みましょう

悪天候時の対策

ロケーション撮影の大きなリスクの一つが悪天候です。晴れを期待していた日に限って雨が降ることもあります。そのため、撮影日の天気予報は事前にチェックし、雨天時の代替プランを準備しておくことが重要です。例えば、屋内で撮影できるスタジオを予約しておく、屋根のある場所での撮影を検討するなど、柔軟に対応できるように計画を立てましょう。また、小道具を使用して雨を逆手に取ったユニークな撮影を試みるのも一つの方法です。重要なのは、どんな天候でも最高の思い出を残せるように準備をしておくことです。

ゆめやきものでは、ロケーション撮影に適したプランもご用意しております。

着物を自由に選べるフォトウェディングプラン(ロケーション撮影)【set11】
「一生残る婚礼写真」だから、着物にこだわりたい方におすすめです。100年以上の歴史があるアンティーク振袖を中心に、200点以上をお得なプラン専用価格でご提供しています。 プランにはご新婦様のお好きな衣装(1点、そのほか筥迫、末広、抱え帯、草履、かんざしなどすべての婚礼小物が含まれます)とご新郎のお着物(1点 羽織・袴・草履など一式。家紋のご変更も可)のほか、カメラマン・着付け・ヘアメイクなど、ロケーション撮影に必要な準備や手配が含まれます。 ゆめや提携先のカメラマンと事前にしっかり打ち合わせ。ご希望の場所や撮影リクエストにも対応します(東京都内限定・要相談)。「きもの専門店ならでは」のこだわりの品揃えから、お好きな組み合わせをお選びください。 実際のお着物・小物はゆめや東京店でのご試着でお選びいただけます。まずはご試着をお申し込みください。

フォトグラファーとの協力方法

和装フォトを成功させるためには、フォトグラファーとの協力が不可欠です。和装での前撮りは、ただ美しい写真を残すだけでなく、結婚式前の特別な瞬間を切り取る大切な時間。そのため、フォトグラファー選びから撮影後の写真選定まで、細部にわたるコミュニケーションが重要になります。

カメラマン選びのポイント

カメラマンを選ぶ際は、和装やロケーション撮影の経験が豊富な人を選ぶことが大切です。特に、和装はその着こなしや表情、ポーズに特有の美しさがありますから、それを引き出せるカメラマンを選びましょう。また、ポートフォリオを事前にチェックして、その撮影スタイルが自分たちの希望する雰囲気に合っているかを確認することも重要です。さらに、撮影プランの内容や料金、オプションの有無なども細かく確認し、後でトラブルがないようにしましょう。

撮影中のコミュニケーション

撮影当日は、カメラマンとのコミュニケーションがスムーズに行えるよう、撮りたいショットやポーズについて事前に伝えておくと良いでしょう。また、撮影中はカメラマンからの指示に素早く反応し、要望があれば遠慮なく伝えることが大切です。和装での撮影は特に体力を要するため、疲れた時は無理をせず休憩を取るようにしましょう。カメラマンとの信頼関係を築くことで、より自然な表情やポーズを引き出すことができます。

撮影後の写真選定

撮影後は、カメラマンと一緒に写真を選定することが多いです。この時、自分たちが最も気に入った写真を選ぶことはもちろん、カメラマンの意見も積極的に聞きましょう。プロの目から見たおすすめのショットや、細部までこだわった写真など、新たな発見があるかもしれません。また、アルバムに収める写真の数やレイアウトなど、細かい部分まで相談しながら決めていくことが、満足のいく前撮り和装フォトを残す秘訣です。

コストを抑えるためのアドバイス

ここまで、コストを抑えつつ、理想の前撮りを実現するためのアドバイスをご紹介してきました。しかし、さらに追加料金を避ける方法や自分たちで準備できることなど、コストを抑える方法はまだあります。

追加料金を避ける方法

追加料金を避けるためには、事前にプラン内容を詳しく確認し、何が含まれているかを把握することが大切です。特に、衣装の変更やヘアメイクのリタッチ、撮影枚数の追加などは追加料金が発生しやすい項目です。これらのサービスが必要な場合は、プランに含まれているか、または追加料金がいくらになるのかを事前に確認しましょう。また、持ち込みが可能な小物やアクセサリーを利用することで、撮影のバリエーションを増やしつつコストを抑えることができます。

自分たちで準備できること

コストを抑えるためには、自分たちで準備できることを最大限に活用しましょう。例えば、撮影に使用する小物やアクセサリーは、購入するのではなく、自宅にあるものや友人から借りることで節約につながります。また、ヘアメイクは自分で行うか、知人にお願いすることで、プロに依頼するよりも安価に済ませることが可能です。さらに、撮影場所の選定においても、交通費を考慮し、アクセスの良い場所を選ぶことが重要です。これらの工夫をすることで、前撮りをより経済的に楽しむことができます。

まとめ

和装での前撮りは、結婚式の前に特別な記念を残す素晴らしい方法です。ここでは、特にロケーション撮影での前撮りを成功させるポイント、コストパフォーマンスを最大化する方法、そして美しい思い出を残すためのアドバイスをご紹介します。

和装フォトを成功させるポイント

和装フォトを成功させるためには、いくつかのポイントがあります。まず、撮影場所の選定です。東京には、伝統的な日本庭園や歴史的建造物が多く、素晴らしい背景を提供してくれます。そして、衣装選びにもこだわり、自分たちのスタイルに合った和装を選ぶことが大切です。フォトグラファー選びは、経験豊富で、和装やロケーション撮影に強い人を選ぶことをお勧めします。

コストパフォーマンスを最大化する方法

コストパフォーマンスを最大化するためには、まず、複数のスタジオやフォトグラファーの料金プランを比較検討することが大切です。オフシーズンや平日を狙うことで、料金が安くなる場合が多いです。また、必要最低限のオプションに絞り、追加料金がかからないように事前にしっかりとプランを確認しましょう。衣装や小物は、レンタルではなく、持ち込み可能な場合もありますので、この点も検討すると良いでしょう。

美しい思い出を残すために

美しい思い出を残すためには、撮影のプロセスを楽しむことが何よりも重要です。撮影当日に向けて、事前の準備や打ち合わせを通じて、フォトグラファーとの信頼関係を築いておくことが大切です。そうして入念に準備が完了して当日を迎えたら、自然体を意識しましょう。なぜなら、自然体が最も美しい写真を残す秘訣だからです。これらのポイントを押さえることで、一生の宝物となる和装フォトを実現できます。

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著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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