シメント色に鶴と菖蒲の五つ紋付色留袖【tom32】

【結婚式】50代の叔母という立場で着用する着物は黒留袖or色留袖?

はじめに

結婚式は、新郎新婦にとって人生の大切な節目です。その大切な日に招かれるというのは大変光栄なことであり、それでいて家族や親族として参列する場合、その役割がとても重要となります。特に叔母という立場で結婚式に出席する際には、どのような着物を選ぶべきか、どのように着こなすべきか、ということが気になるところではないでしょうか。

この記事では、結婚式における50代の叔母という立場から考えるべき着物選びのポイント、着こなしのコツ、そして和装に関する基本的なマナーなどについて解説していきます。

結婚式における叔母の役割は、新郎新婦のサポートはもちろんのこと、親族としての格式を示すことも求められます。そのため、着用する着物は格式高く、かつ品があり、落ち着きのあるものを選ぶ必要があります。留袖はその最も適した選択肢の一つであり、特に50代という年齢の女性には、それにふさわしい落ち着きと品格を演出してくれます。

ただ着物や和装に詳しくない方にとっては、どのような着物を選べばよいのか、またどのように着こなせばよいのかが分からないことも多いのではないでしょうか。

今回の記事を通して、結婚式における叔母の立場にふさわしい着物選びのポイントや、着こなしのコツ、必要な小物の選び方など、和装に関する基本的な知識をお伝えすることで、結婚式の日をより特別なものにするお手伝いをさせていただきたいと思っています。

結婚式における叔母の着物選びは、ただ単に美しい着物を選ぶというだけではなく、新郎新婦への敬意を表し、かつ自分自身も美しく見せるための工夫が必要です。この記事によって、結婚式における叔母としての立場をよりよく理解し、適切な着物選びができるようになることを願っています。

結婚式での叔母の役割と立場

結婚式では、叔母としての役割は非常に重要です。また新郎新婦からも特別な敬意を払われることが多い立場でもあります。こうした背景から、結婚式における叔母の服装選びはひときわ格式高い装いを心がける必要があります。留袖はそうした中での最適な選択肢の一つであり、結婚式における叔母の立場と役割を象徴する服装といえるでしょう。

叔母としての結婚式でのマナー

結婚式における叔母のマナーは、その立場と役割にふさわしいものでなければなりません。叔母は親族の一員として、新郎新婦およびその家族に対して敬意を表するとともに、他のゲストに対しても礼儀正しく振る舞うことが求められます。

具体的には、式の進行に合わせた周囲への声かけ、静かに式を見守ること、そして何よりも装いに気を配ることが求められます。留袖を選ぶ際には、色や柄、紋などが結婚式やご自身の立場に合うかどうかを考慮し、落ち着いた色合いのものを選ぶ必要があります。

このように叔母という立場でのマナーを守ることは、結婚式をより美しく、そして格調高いものにするために不可欠なことです。

結婚式における、50代の叔母に合う服装の基本

結婚式における叔母の服装選びは、その立場と役割を考慮して慎重に行う必要があります。友人や同僚などのゲストと異なり、格の高い「正礼装」あるいは「準礼装」で臨むのが立場上のマナーです。

50代の叔母にとって、留袖は最も適した選択肢の一つです。留袖は結婚式にもふさわしい衣装であり、既婚女性の格式高い装いを象徴する礼装でもあります。新郎新婦の母親が黒留袖なら、叔母としては黒留袖あるいは色留袖の選択肢があります。

より格式が高いのはその名の通り黒地に模様が描かれた黒留袖で、既婚女性の第一礼装とも呼ばれます。対して色留袖は黒以外の色を基調とする留袖のことをいい、こちらは既婚・未婚を問わず着用することができます。

留袖を選ぶ際にはご自身のサイズに合ったものを選び、帯や小物とのコーディネートにも注意を払うことが大切です。色や柄が留袖と調和するものを選ぶことで、全体の装いが一層引き立ちます。草履やバッグなどの小物も、留袖とのバランスを考えて選びましょう。

結婚式における叔母の服装選びは、新郎新婦やその家族に対する敬意を表すとともに、自身の立場と役割を適切に表現するためにも非常に重要なことです。留袖を選ぶ際には黒留袖か色留袖かに加え、柄や紋の数なども慎重に選び、格式高い装いを心がけることが求められます。結婚式という特別な日に、叔母としての役割を美しく、そして格調高く演出しましょう。

50代の叔母におすすめの着物と留袖

特に50代の叔母にいう立場において、結婚式に適切な衣装を選ぶことで新郎新婦への敬意を表せるとともに、自身の品格を高められる機会にもなります。中でも留袖は既婚女性の正装として、結婚式などのフォーマルな場にふさわしい装いとなります。ここでは色や柄、紋などに関する基礎知識と、50代の女性に似合う着物の選び方をご紹介します。

留袖の選び方:色、柄、紋の基礎知識

留袖を選ぶ際には、色、柄、そして紋の3つの要素が重要になります。

先ほどもお伝えした通り、留袖は「黒か黒以外か」に分けられます。いずれにしても地色の上には幸福や繁栄を願う吉祥文様が描かれており、留袖の場合は裾部分にのみ柄が入った「裾模様」のデザインになっています。格式高い場では控えめながらも品のあるデザインを選ぶとよいでしょう。

紋の数にも注意が必要です。女性の着物の場合、直径2センチほどの紋が着物の格式に応じた数だけ入れられています。背中と左右の後ろ袖、左右の胸元に入った「五つ紋」が最も格式が高く、以下「三つ紋」「一つ紋」「無紋」とカジュアルになっていきます。

通常は実家の家紋や婚家の家紋を用いますが、レンタルの場合は誰でも使える通紋が用いられます。紋の数については叔母という立場なのに新郎新婦の両親より格上であったり、自分だけ周囲と格が揃っていなかったりすることのないよう、事前に新郎新婦や他の親族とも相談しておきましょう。

50代の女性に似合う着物の色と絵柄

50代の女性には、落ち着いた色味の着物が似合います。色留袖を選ぶ場合も、深みのある紫やグレー、深緑など、品の良い色合いの着物を選ぶと、年齢にふさわしい落ち着きと優雅さを演出できます。

絵柄に関しては、古典的な花鳥風月や松竹梅などの吉祥文様が好まれますが、50代女性ならではの落ち着いた華やかさを表現できるよう、細かすぎず大きすぎない文様を選ぶとよいでしょう。

着物選びにおいては着物本体だけでなく帯や小物選びも重要で、全体のコーディネートに統一感を持たせることで、より上品で洗練された装いを完成させることができます。

結婚式における叔母の役割は、ただの親族の一員にとどまらず、新郎新婦やその家族に対する敬意と祝福の気持ちを形にする大切なものです。適切な着物や留袖を選び、その日の主役である新郎新婦を最高に輝かせるサポートができるようにしましょう。

「シメント色に鶴と菖蒲の五つ紋付色留袖【tom32】」は、シメント色の正絹地に、松、鶴、菖蒲の花が手描き、手刺繍で描かれた、五つ紋付のアンティーク色留袖です。裾から比翼には手絞りの正絹地があしらわれ、上品な色留袖です。格付けでは黒留袖の一つ下になります。

着物のコーディネートのコツ

現代では着物というものはほとんどの方にとってなじみが薄いものであるため、どのように着こなしたらいいのか迷う方も少なくないはず。ここではそんな着物について、小物を使った華やかなコーディネートのコツをご紹介します。

着物に合わせる帯の結び方

帯にはさまざまな種類がありますが、結婚式で着用する留袖にはおめでたい雰囲気を演出する袋帯を用いるのが一般的です。黒留袖であれば表地に金銀糸の入った豪華な織りの帯、紋の数の少ない色留袖などであれば金銀味を少し抑えたややカジュアルな袋帯でもよいでしょう。

結び方としては黒留袖・色留袖いずれの場合でも「二重太鼓結び」が用いられます。これは「良いことや吉祥が何重にも重なるように」という願いが込められています。

和装小物とコーディネート

着物の魅力を最大限に引き出すためには、和装小物によるコーディネートも重要です。

帯締め帯揚げは、着物の色や柄に合わせて選ぶことで、全体のコーディネートに統一感を出すことができます。黒留袖であれば両者とも白色の礼装用が基本です。

髪飾りや末広、草履やバッグなども、結婚式の装いをより華やかに演出するものとして機能します。50代の女性としては、落ち着いた色味の中にも上品さや華やかさを感じさせるアイテムを選ぶようにしましょう。

こうしたポイントを押さえることで、結婚式における叔母としての装いも格式高く、それでいて50代ならではの落ち着きや個性も表現できるものになります。和装小物の選び方にも自信を持つことで、叔母という立場で臨む結婚式も特別なものに感じられるでしょう。

結婚式の参列に適した和装小物の選び方

結婚式においては、着物本体だけではなく和装小物もまたその装いを完成させる重要な要素となります。適切な小物選びは、50代の叔母としての落ち着いた品格を表現し、親族としての立場を適切に演出するためにも不可欠なものとなります。

ここでは草履やバッグ、帯締め・帯揚げなど、個々の和装小物をさらに詳しく見ていきます。

草履とバッグの選び方とコーディネート

50代の叔母として結婚式に参列する際に着用する留袖においても、草履バッグはいずれもその装いを格上げするアイテムとして非常に重要となります。

そんな草履とバッグ選びで大切になるのは「統一感」です。草履とバッグは着物レンタルなどにおいてもセットで扱われていることが多く、いずれも同じ色・同じ材質を用いたものに揃えることで、全体の着姿にも統一感を生むことができます。

黒留袖の場合は草履もバッグも金か銀で揃えるのが鉄則。色留袖など準礼装や略礼装といった趣なら、白を基調としたものでもよいでしょう。その場合も色は揃えるようにしてください。

草履は台が高いほど格が高いとされるため、結婚式などの場であれば4〜6センチの台のものを選ぶようにしましょう。バッグに関しても、大きすぎず必要最低限の物が入るサイズ感のものを選びましょう。

上品な印象を与える帯締め・帯揚げの使い方

帯の中央で締めて帯結びを支える帯締めと帯枕を包む帯揚げも、周囲から見える部分で和装の着姿を彩るパーツとなります。黒留袖であればいずれも白をベースに金銀糸が用いられたものが原則。格式の高い場面では、帯締めに付ける帯留めは用いないのがマナーです。

和装小物を選ぶ際は全体のバランスも考えながら、留袖の格調高い美しさを引き立てるよう心がけることが大切です。結婚式という特別な日に、叔母としての品格と美しさを存分に発揮できるようにしましょう。

結婚式における着物レンタルのメリットと注意点

留袖を持っていないけれど、めったに着る機会がないものをわざわざ購入するというのはためらわれる、という方も多いのではないでしょうか。そんな方にとって、着物レンタルは非常に魅力的な選択肢となります。

レンタルの最大のメリットは、高品質で格式高い着物を手軽に、そして経済的に利用できる点にあります。一方で、レンタルにはいくつかの注意点も存在します。賢く利用するためには、レンタル着物の選び方や予約のコツ、レンタル条件の確認などが重要になってきます。

レンタル着物の選び方と予約のコツ

レンタル着物を選ぶ際は、まずは結婚式の場にふさわしい格式とデザインを選ぶことが大切です。50代の叔母という立場であれば、落ち着いた品格を醸す黒留袖や色留袖が適していることはこれまでにもお伝えしてきました。

結婚式の人気シーズンや土日祝日の結婚式に参列される場合は、なるべく早めの予約が重要です。レンタル店によっては留袖の予約が埋まってしまう場合もあるため、可能であれば数カ月前には予約を済ませておくと安心です。

フルセットでレンタルできるかどうかも確認しておくとよいでしょう。セット商品であれば留袖本体に加えて帯、草履、バッグなどの小物も一緒にレンタルできるため、プロの目線でコーディネートされた統一感のある装いを手軽に揃えることができます。

レンタル時に確認すべき諸条件

レンタルする際には、レンタルの条件についても事前にしっかりと確認しておくことが大切です。返却期限やキャンセルポリシー、万が一の汚れや破損時の対応などの契約条件を事前に把握しておくことで、当日の不安や後々のトラブルも避けることができます。

特に結婚式当日は何かと忙しくなるため、レンタル着物の取り扱いについても事前に確認しておくと安心です。結婚式における着物レンタルは、その利便性が魅力です。上手に利用して、当日を快適に過ごせるようにしましょう。

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結婚式における叔母のエチケット

結婚式において叔母という立場は、親族の中でも重要な役割を担います。50代という年齢相応のマナーやルールも理解しておくことが求められます。

結婚式という特別な日に、新郎新婦への敬意と祝福の気持ち、あるいはゲストへの感謝の気持ちを示すためにも、こうしたエチケット面をきちんと理解しておきましょう。

親族間や地域での着物マナー

黒留袖が既婚者の第一礼装であること、色留袖がそれと比較してややカジュアルな礼装として用いられることはすでにご紹介しました。

ここで、ご自身が母親ではない叔母という立場や結婚式の格式、新郎新婦や他の親族との関係性などなども考慮する必要が生じます。

地域によっては母親だけでなく親族の既婚女性全員が黒留袖で揃える、といった風習のあるところもあるなど、事前の確認なしではマナーを守れていない可能性も大いにあります。「こうすれば安心」とたかを括るのではなく、必ず結婚式に出席する家族間、親族間などで意見を共有しておくようにしましょう。

親族としての和装での振る舞い

和装をする際の振る舞いも、その装いを引き立てる重要な要素となります。立ち振る舞いはもちろん、着物や帯の扱い方にも気を配る必要があります。

親族としての和装での振る舞いには、礼儀正しさや控えめな態度も含まれます。結婚式ではあくまでも新郎新婦が主役であることを忘れずに、自分の装いや振る舞いが主役を引き立てるものであるよう心がけましょう。事前に式の流れや参列者なども確認しておき、適切な装いと立ち振る舞いを心がけることが、親族としての務めであり責任であるともいえます。

結婚式における叔母という立場は、ただ単に格式高い着物を着ればよいというのではなく、その着こなしや振る舞いに至るまで、細部にわたる配慮が求められます。これらを遵守することで、叔母としてのご自身の思いを美しく、かつ適切に表現することができるでしょう。

まとめ

結婚式における叔母の役割は、ただの親族の一員を超えた意味を持ちます。50代という年齢の叔母にとって、結婚式は新郎新婦への祝福を示す大切な場であり、その装いにも格別の注意が求められます。

結婚式における着物のマナーについても触れましたが、これらの知識は結婚式だけでなく今後のさまざまなフォーマルな場面で役立つものです。留袖に限らず、着物は日本の伝統的な美しさを表現できる衣装です。適切な着こなしを心がけることで、その場の雰囲気を高め、新郎新婦はもちろん他の参列者にも良い印象を与えることができます。

結婚式は新郎新婦にとっての特別な瞬間です。叔母として、新郎新婦の門出を美しく、そして心から祝福する準備をしておきましょう。

〈参考記事〉
https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/tomesode/214/
https://ichiru.net/column/what-is-family-crest-for-putting-to-tomesode/
https://ichiru.net/column/kurotomesode/
https://kimono-iwakou.com/着物と帯、帯結びには決まりがあります。簡単ル/
https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/tomesode/1189/
https://kimono-rentalier.jp/column/tomesode/kurotome-hitsuyou/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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