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【初心者必見】卒業式の袴とブーツをレンタルで準備!着こなしのコツを伝授

はじめに

卒業式に袴を着たいけれど、どんなブーツを合わせれば良いのか分からないという方いらっしゃいませんか?袴とブーツの組み合わせは、卒業式の着こなしを大きく左右する重要なポイントです。

この記事では、卒業式の袴に合うブーツの選び方を、初心者向けに詳しく解説します。

記事を読めば、卒業式の袴のブーツコーデに自信が持てるはず。ぜひ参考にして、自分らしい卒業式のスタイリングを楽しんでくださいね。

ブーツと草履、卒業式の袴に合う履物の違い

卒業式の袴スタイルに欠かせない足元のアイテムといえば、ブーツと草履。どちらを選ぶかで、コーディネートの雰囲気が大きく変わります。

和装の定番アイテムである草履と、モダンでおしゃれな印象のブーツ、それぞれの特徴や違いを理解して、自分らしい袴スタイルを完成させましょう。

草履は伝統的で上品、ブーツはモダンでおしゃれ

草履は、和装の定番アイテムとして長年親しまれてきました。振袖などの着物に合わせるのが一般的で、伝統的で上品な印象を与えます。

また、草履は足に優しくフィットするので、長時間の着用でも疲れにくいのが特徴です。

一方、ブーツは洋風のアイテムですが、最近では袴スタイルでも人気が高まっています。ブーツを合わせることで、モダンでおしゃれな雰囲気を演出できます。

特に、編み上げタイプのブーツは、袴との相性が抜群。足首までしっかりとカバーし、すっきりとしたシルエットを作り出します。

ブーツのもう一つの魅力は、ヒールの高さを選べること。ヒールのあるブーツを選べば、背が低い人でもスタイルアップ効果が期待できます。

草履とブーツで変わる、袴の着付け方と長さ

草履とブーツでは、袴の着付け方と長さが異なります。

草履を合わせる場合は、足首が隠れる長めの丈に着付けるのが一般的。足袋の境目が見えないように、くるぶしが隠れる長さに調整します。

一方、ブーツを合わせる場合は、草履よりも短めの丈に着付けます。足首あたりを目安に、ブーツの上部が少し見える程度の長さがおすすめです。

ブーツに合わせて袴の丈を調整することで、バランスの取れた美しいシルエットが完成します。

左が草履に合わせた着付け、右がブーツに合わせた着付けです。

レンタルショップでは、草履とブーツの両方を用意していることが多いので、試着の際に実際に合わせてみるのがポイント

自分に合ったサイズ感と丈の長さを確認して、理想の袴スタイルを目指しましょう。

卒業式の袴スタイルに合うブーツの選び方

モダンな印象で、他とは一線を画すおしゃれができるブーツスタイルですが、その選び方には押さえておきたいポイントがあります。

ここでは、卒業式の袴に合うブーツの選び方について、ポイントを押さえながらご紹介していきます。

袴の丈に合ったブーツの丈を選ぶ

卒業式の袴にブーツを合わせるなら、まずは袴の丈に合ったブーツの丈を選ぶことが大切です。

ブーツの丈が長すぎたり短すぎたりすると、全体のバランスが崩れてしまいます。

まず、ブーツの丈は大きく分けて以下の3種類があります。

  • ショートブーツ:くるぶしまでの長さで、足首が見えるタイプ
  • ミドル丈ブーツ(編み上げブーツ):ふくらはぎの中間あたりまでの長さ
  • ロングブーツ:ふくらはぎを覆う長さで、足首がしっかり隠れるタイプ

一般的に、レンタルショップでレンタルできる人気の「編み上げブーツ」は、ミドル丈に相当します。

膝下まであるロングブーツは、袴に合わせることが少なく、レンタルショップでの取り扱いもあまりありません。

袴の丈とブーツの丈の組み合わせは、以下のようにするのがおすすめです。

  • ショートブーツを合わせる場合:足首が見えないように袴の丈は長めで着付ける
  • ミドル丈ブーツ(編み上げブーツ)を合わせる場合:足首を見せるように袴の丈は短めに着付ける

ただし、ショートブーツやサイドゴアブーツ・チェルシーブーツは、レンタルショップでの取り扱いが少ないことがあります。

これらのブーツを卒業式当日に履きたい場合は、レンタルショップで用意できるか確認するか、自分で用意する必要があります。

袴の色や柄に合ったブーツの色を選ぶ

袴に合うブーツの色選びは、コーディネートの仕上がりを大きく左右します。基本的には、袴の色や柄に合わせてブーツの色を選ぶのがおすすめです。

まず、定番の黒や白、ベージュなどの無地ブーツは、どんな袴にも合わせやすく、シンプルで上品な印象を与えます。

特に黒は、赤や紺などの原色に近い濃い色の袴や、モダンなデザインの袴など、あらゆる袴に似合います。迷ったら黒を選べば間違いありません

一方、袴に使われている色と同系色のブーツを選ぶと、統一感のあるコーディネートになります。

例えば、以下のような組み合わせがおすすめです。

  • 赤や紫、緑などの鮮やかな色の袴には、同系色のブーツで華やかさをプラス
  • 紺や茶、グレーなどの落ち着いた色の袴には、同系色または黒や白のブーツで大人っぽく品のある雰囲気に
  • パステルカラーの袴には、茶色のブーツで全身を柔らかいイメージに

ルビー色に四季の花薬玉の中振袖」鮮やかなルビー色の地に花薬玉を描いた中振袖と、紫色の袴のコーディネートです。袴とブーツを紫色でまとめて、統一感のある装いに。

大胆なぼかしの縦縞模様に源氏車、藤の小振袖」黒・青・ベージュを縦にぼかした小振袖と、黒色の袴のコーディネートです。白のブーツは色のコントラストを利かせた現代的な着こなしとなり、黒のブーツは足長効果を期待できます。

珊瑚色に花々が染められた小紋」珊瑚色の地に花々を描いた小紋と、アイボリー色の袴のコーディネートです。足元は茶色のブーツでパステル調の柔らかな色合いをひきしめつつ、装いにメリハリをもたせました。

黒地に短冊と破れ蜀江紋様の小振袖」黒地に短冊を描いた小振袖と、紫色の袴のコーディネートです。重ね衿・袴・ブーツを紫色でまとめた、洗練された装いです。

鹿の子と板締めの絞りに手刺繍の花々の小振袖」総絞りにふっくらとした刺繍で四季の花を描いた小振袖と、濃紺の袴のコーディネートです。足元は黒のブーツで格調高く。

柄物の袴に合わせる場合は、柄に使われている色と同系色のブーツを選ぶか、無地のブーツを選ぶのがおすすめです。柄と柄が競合しないように、バランスを考えることがポイント

また、ブーツ選びの際は、実際に袴を着用した状態で合わせてみるのが一番確実です。

レンタルショップでは、袴とブーツのセットレンタルも行っているので、相談してみるのも良いでしょう。

ブーツの素材は、エナメルやスエードがおすすめ

袴に合わせるブーツ選びで、素材にもこだわってみませんか?おすすめは、エナメルとスエードです。

エナメル素材のブーツは、ピカピカの光沢が特徴ドレッシーな雰囲気を演出してくれます。

特に黒のエナメルブーツは、どんな色の袴とも相性抜群。晴れの日の装いにぴったりです。

明るい水色に花丸紋様の小振袖」鮮やかな水色の地に御簾や花丸紋を描いた小振袖と、ストライプを織り出した紅色の袴のコーディネートです。足元は黒色のブーツで、和の装いならではの華やかな色合わせを引き立てて。

一方、スエード素材のブーツは、マットな質感が魅力柔らかく温かみのある印象を与えてくれます。

ベージュやグレー、ブラウンなどの色のスエードブーツは、落ち着いた色の袴と相性が抜群です。

スエード素材のブーツは大人っぽい雰囲気を演出できるので、上品な袴スタイルにぴったりです。

グリーンの鹿の子柄に扇面が膨れ織りされた小紋」鹿の子模様と扇面を織り出した小紋と、カラシ色の袴のコーディネートです。コントラストを利かせた装いを、茶色のブーツでまとめて。

また、レースやリボンなどの飾りがついたブーツを選ぶのもおすすめ。シンプルな袴スタイルに、さり気ないアクセントを加えることができます。

ただし、袴に合わせるブーツは、あくまでもシンプルなデザインが基本。派手すぎる飾りやデザインは、袴の印象を損ねてしまう可能性があるので、避けた方が無難です。

大学生の卒業式におすすめの袴とブーツのコーディネート

大学生の卒業式は、人生の大きな節目。晴れの日にふさわしい、袴とブーツのコーディネートで、思い出に残るすてきな卒業式を迎えましょう。

ここでは、大学生の卒業式におすすめの袴とブーツの組み合わせ方や、小物の選び方などをご紹介します。

トレンドを押さえつつ、品格のあるスタイリングを目指しましょう。

袴の色や柄は、落ち着いた雰囲気がおすすめ

  • 紺や黒、グレーなどの落ち着いた色の袴がおすすめ
  • 無地やストライプ、チェックなどのシンプルな柄が人気
  • 袴の丈は、ブーツに合わせて少し短めに調整する

大学生の卒業式におすすめの袴の色は、落ち着いた雰囲気の紺や黒、グレーなどです。

柄は、シンプルな無地や、ストライプ、チェックなどが人気。

あまり派手すぎない、上品な印象の袴を選ぶのがポイントです。

また、袴の丈は、ブーツに合わせて少し短めに調整するのがおすすめ。足首が見える程度の長さにすることで、すっきりとしたシルエットが完成します。

レンタルショップでは、大学生向けの卒業式用の袴が豊富に用意されています。

自分に合ったサイズや色、柄を選んで、理想のコーディネートを目指しましょう。

紺桔梗色の矢羽根紋様に四季の花の小振袖」矢羽根紋様の小振袖と、グレー色の袴のコーディネートです。明治・大正時代の女学生を思わせるレトロモダンな装いで、学生時代の最後を締めくくって。

プラム色に舞う檜扇の小振袖」プラム色の地に檜扇を描いた小振袖と、濃紫色の袴のコーディネートです。学業を修める式にふさわしい、厳かさと華やかさを両立した装いです。

ブーツは編み上げタイプがおすすめ、小物は和風デザインで統一感を

  • 編み上げタイプのブーツがおすすめ
  • 黒や茶色など、落ち着いた色のブーツを選ぶ
  • 巾着やがま口など、和風デザインの小物で統一感を出す
  • バッグや髪飾りは、袴やブーツの色味に合わせて選ぶ

大学生の卒業式に合わせるブーツは、編み上げタイプのブーツがおすすめです。黒や茶色など、落ち着いた色のブーツを選ぶと、袴との相性抜群。

編み上げ部分で丈の長さを調整できるので、自分に合ったサイズ感に仕上げられます。

小物は、巾着やがま口など、和風デザインのものを選ぶと、コーディネートに統一感が生まれます。

バッグや髪飾りは、袴やブーツの色味に合わせて選ぶのがおすすめ。

例えば、紺の袴に茶色のブーツを合わせた場合は、同系色の茶色や、ゴールドの小物を合わせると、まとまりのある印象になります。

ブーツや小物も、袴と一緒にレンタルショップでセットになっていることが多いので、コーディネートに悩む心配はありません。

トータルバランスを考えて組み合わせられた、おすすめのセットを選びましょう

袴とブーツのレンタルセットがおすすめな理由

袴スタイルで卒業式に参加したいなら、袴とブーツをセットでレンタルするのがおすすめです。

レンタルセットを選ぶことで、コーディネートの手間が省けるだけでなく、トータルでの見た目のバランスも取りやすくなります。

ここでは、袴とブーツのレンタルセットがおすすめな理由について詳しく解説します。

レンタルセットなら、袴とブーツのサイズや丈のバランスが取りやすい

袴とブーツのレンタルセットを利用する最大のメリットは、サイズや丈のバランスが取りやすいことです。

袴とブーツは、それぞれの丈の長さが重要で、バランスが悪いと全体の印象が崩れてしまいます。

レンタルセットなら、袴とブーツのサイズや丈のバランスを考慮して組み合わせてあるため、自分で選ぶ手間が省けます。

特に、ブーツの丈は袴の丈に合わせて選ぶ必要があるため、セットレンタルならその点も安心です。

また、レンタルショップのスタッフが、自分に合ったサイズや丈のアイテムを選んでくれるので、初めての袴スタイルでも失敗しにくいのがポイントです。

トータルコーディネートが完成するので、コーデに悩む必要がない

袴とブーツのレンタルセットを利用するもう一つのメリットは、トータルコーディネートが完成するので、コーデに悩む必要がないことです。

袴スタイルは、袴や着物、ブーツ、袴下帯など、コーディネートするアイテムが多岐にわたります。

これらのアイテムを単品でレンタルして自分で組み合わせるのは、初心者にはハードルが高いものです。

その点、レンタルセットなら、袴とブーツだけでなく、着物や袴下帯などの小物類もセットになっているので、コーディネートに悩む心配がありません。プロがバランスを考えて組み合わせてくれているので、自分で選ぶよりも失敗が少ないでしょう。

また、レンタルセットは、トレンドを押さえたコーディネートが多いのも魅力です。自分で選ぶよりも、今っぽくておしゃれな袴スタイルが完成します。

着物になじみの薄い方にとって、袴のトータルコーディネートはハードルが高いと感じることも。アンティークきものレンタルゆめやでは、着物に精通したスタッフがお客様の魅力を最大限に引き出す袴コーディネートをご提案いたします。ゆめやの袴レンタルには着物と袴のほかに、半幅帯・重ね衿・草履・バッグなどの衣装小物も全て含まれています。格調高い伝統的な装いから、現代的な要素を取り入れたモダンな装いまで、周りの袴姿と被ることなく自分らしい着こなしをお楽しみいただけます。

袴とブーツのレンタルショップ選びと予約のポイント

袴やブーツはセットでレンタルするのがおすすめですが、レンタル初心者には勝手が分からないこともあるでしょう。

ここでは、袴とブーツのレンタルショップの選び方と、予約時のポイントをご紹介します。

レンタルショップ選びは口コミや実績をチェック

袴とブーツのレンタルショップ選びで重要なのは、口コミや実績をチェックすることです。

特に、自分と同じ学校の先輩がどこでレンタルしたのか、満足度はどうだったのかを調べるのがおすすめ。

SNSや口コミサイトを活用して、評判の良いショップを探しましょう。

また、レンタルショップの実績も重要なポイントです。

卒業式シーズンの取り扱い件数が多いショップは、豊富な在庫と経験があり、サイズ交換や小物の相談にも柔軟に対応してくれる可能性が高いです。

予約は早めに、試着で自分に合ったサイズを確認

袴とブーツのレンタル予約は、できるだけ早めに行うのがおすすめです。人気のショップや、サイズの選択肢が豊富なショップは、早い段階で予約が埋まってしまうことがあります。

また、レンタル予約の際は、試着で自分に合ったサイズを確認することが大切です。袴の丈やブーツのサイズは、身長や足のサイズだけでなく、体型によっても異なります。試着で実際に着用してみることで、最適なサイズを選ぶことができます。

また、レンタル予約の際は、以下の点にも注意しましょう。

  • レンタル期間や返却方法を確認する
  • 必要な小物がセットになっているか確認する
  • 追加でレンタルできるアイテムがあるか確認する
  • キャンセル料や延滞料金について確認する

アンティークきものレンタルゆめやでも、卒業式の袴レンタルは1年前からがもっとも活発になります。早めにご予約をいただくことで、心から気に入った袴コーディネートで晴の日に臨んでいただけます。遠方の方には、ご自宅で気になる着物をご確認いただける「自宅で下見プラン」もご用意しています。ぜひ積極的にご利用いただき、アンティーク着物の素晴らしさをお手に取ってご覧ください。

まとめ

この記事では卒業式の袴スタイルに合うブーツの選び方について解説してきました。

ポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 袴の色に合わせて、ブーツの色を選ぶ
  • 袴の丈に合わせて、ブーツの丈を選ぶ
  • エナメルやスエードなど、上品な素材のブーツを選ぶ
  • 編み上げやサイドゴアなど、デザインにもこだわる

袴とブーツの相性を考えながら、自分らしいコーディネートを楽しむことが大切ですね。トレンドを押さえつつ、品格のある着こなしを目指しましょう。

卒業式は、人生の大きな節目。袴とブーツのコーディネートで、最高の思い出を作ってくださいね。皆さんが、自信を持って卒業式に臨めますように。

〈参考記事〉
https://www.maimu.co.jp/contents/hakama/42122/
https://www.kimono-365.jp/boots_hakama/
https://vasara-h.co.jp/tips/detail.html?id=293
https://www.yumeyakata.com/hakama/hakama_sizeinfo.html
https://kimono-haregi.com/hakama-content/boots/
https://www.furisodeshop.com/furisode-column/hakama/hakama-14/
https://www.maimu.co.jp/contents/hakama/42331/
https://www.wafukan-ichi.jp/rental/hakama-rental/hakama_column-top/hakama-coordinate-hint/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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