訪問着イメージ

【着物のプロが教える】モダン訪問着レンタルの魅力とポイント

はじめに

訪問着は、誕生したのは大正時代の初期という和装の中では比較的新しいものですが、フォーマルからカジュアルまで多様なシーンで着用できるので人気があります。モダンな柄の訪問着は、伝統的な着物の美しさに加えて、現代的なデザインやカラーリングで多くの人々に愛されています。本記事では、モダンな訪問着の魅力、選び方、そしてレンタルサービス利用方法について詳しく解説します。初めて訪問着をレンタルする方や結婚式のお呼ばれ、お子さまの卒業式の付き添いなどのイベントで着る訪問着をお探しの方のために役立つ情報をお届けします。

モダンな訪問着をレンタルする魅力

モダンな訪問着は、伝統的な色柄と現代的なデザインが融合した着物です。そのため、結婚式卒業式などのフォーマルなシーンから、カジュアルなパーティーやイベントまで、多彩なシーンで活躍します。レンタルサービスを利用することで、費用を抑えつつ高品質な訪問着を手軽に楽しむことができます。モダンな訪問着の特徴やレンタルのメリットについて、以下に詳しく解説します。

モダンな訪問着の特徴

モダンな訪問着の特徴は、伝統的なデザインに現代的な要素を加えた点にあります。これにより、フォーマルな場面だけでなく、カジュアルなシーンでも着用しやすくなっています。例えば、伝統的な柄に鮮やかな色を取り入れたり、洋花をモチーフにしたりすることで、現代的なスタイルを楽しむことができます。

コーディネートのポイントとしては、帯や草履、小物との調和を考えることが大切です。帯の色やデザイン、小物の選び方次第で、訪問着全体の印象が大きく変わります。例えば、帯締めや帯揚げの色を変えるだけで、同じ訪問着でも異なる印象を与えることができます。

訪問着をレンタルするメリット

高品質な正絹の訪問着は一般的に高額ですが、レンタルサービスを利用することで費用を抑えることができます。また、レンタルサービスでは最新のデザインやトレンドを取り入れた訪問着を選ぶことができ、自分の好みに合わせて理想的な一着を見つけることができます。

レンタルサービスの手軽さも大きなメリットです。クリーニングや保管の心配をする必要がなく、使用後はそのまま返却するだけで済むため、忙しい方や着物の扱いに不慣れな方でも安心して利用できます。さらに、レンタルサービスにはプロのアドバイザーが常駐しており、コーディネートやサイズ選びのアドバイスを受けることができるため、初めての方でも安心です。

レンタルサービスを利用すれば、結婚式卒業式七五三などのイベントに合わせて、訪問着を手軽に着用できるため、着物姿を誰でも楽しむことができます。

訪問着選び方

訪問着を選ぶ際には、自分の体型に合ったサイズを選ぶことや着るシーンに合ったデザインのものを選ぶことが大切です。サイズ選びのポイントとコツ、そして色やデザインの選び方とトレンドについて、以下に詳しく解説します。

サイズ選びのポイントとコツ

訪問着を選ぶ際には、まず自分の体型に合ったサイズを選ぶようにします。サイズが適切でないと着崩れしやすくなったり、訪問着の美しさが損なわれてしまいます。レンタルショップで試着を行い、サイズが合っているか確認することをおすすめします。

適切なサイズの訪問着を選ぶためには、自分自身の体のサイズを測定しておく必要があります。身体のサイズを測る際は、「身丈(みたけ)」「裄丈(ゆきたけ)」を測ります。

  • 身丈:女性の場合、身丈は身長と同じになります。おはしょりで長さを調節します。
  • 裄丈:直立して片手を水平に伸ばし、背中心から肩を通って手首までを測ります。それに1~2cm足したものが裄丈になります。

これらの寸法を基に適当なサイズを選んで、実際に試着してみてから最終的に決定するようにしましょう。

色やデザインの選び方とトレンド

訪問着の色やデザインは、着るシーンや自分の好みによって選ぶことが大切です。結婚式などのお祝いのシーンには、華やかで上品な色がふさわしいでしょう。例えば、淡い紫や水色、白などの色合いは、華やかな色合いの柄と合わせることで、場の雰囲気に合ったものになります。一方、同窓会や観劇などのカジュアルなイベントでは、黒や紺などのシックな色や、モダンなデザインの訪問着も人気です。

デザインに関しては、伝統的な柄現代的なアレンジを融合させたモダンな訪問着が注目されています。例えば、花や植物のモチーフを現代風にアレンジしたデザインや、幾何学模様を取り入れたものなどがあります。これにより、伝統的な美しさに加えて、個性を表現することができます。

最近のトレンドとして、グレーや青、そして紺色などの落ち着いた色が好まれますが、トレンドを取り入れることで、訪問着選び方の幅が広がります。また、帯や小物でアクセントをつけることで、シンプルな訪問着でも華やかさを出すことができます。

「ゆめや」がご用意した、幅広い席で着ていただけるモダンな訪問着、縮緬に辻が花模様が描かれた、訪問着の中の小紋になります。2枚の着物を1枚に仕立て直した、ゆめやのオリジナルの片身替わりの着物です。帯も上等の辻が花を合わせ、帯揚げ・帯締めも紫の濃淡でそろえました。おしゃれで上品なコーディネートになりました。

訪問着のコーディネート

訪問着のコーディネートは、全体のバランスを考えながら、帯や小物を選ぶことが重要です。特にモダンな訪問着の場合、伝統的な要素と現代的なデザインを融合させることで、個性的で華やかなスタイルを楽しむことができます。ここでは、帯揚げ・帯締めの選び方コーディネート術、そして草履やバッグの合わせ方について詳しく解説します。

帯揚げ・帯締めの選び方とコーディネート術

帯揚げと帯締めは、訪問着のコーディネートにおいて非常に重要な役割を果たします。帯揚げは帯の上部を飾る布で、訪問着帯の色やデザインを考慮して選ぶことで、全体のバランスを整えます。例えば、帯が華やかな色や柄の場合、帯揚げはシンプルなデザインを選ぶとよくなじみます。反対に、帯がシンプルな場合は、帯揚げに華やかな色や柄を選ぶことでアクセントにすることができます。

帯締めは、帯を固定するための紐で、帯揚げ同様にコーディネートのために重要です。帯締めは帯の中心で結ぶため、訪問着と帯とのバランスを考えた色選びが必要です。例えば、モダンな訪問着には、帯締めに鮮やかな色を取り入れることで、現代的なスタイルを演出できます。帯締めにもさまざまな種類があり、シーンに合わせて変えることで、さらに個性的なスタイルを楽しむことができます。

帯揚げと帯締めの選び方は、着るシーン季節を考慮して選びます。例えば、春や夏には明るく爽やかな色を、秋や冬には暖かみのある落ち着いた色を選ぶと季節感を出せます。また結婚式卒業式などのフォーマルな場では、上品で控えめなデザインを選ぶと良いでしょう。プロのアドバイスを受けながら、自分に合ったコーディネートを見つけてください。

草履やバッグの合わせ方とスタイル

草履とバッグは、訪問着のコーディネートにおいて欠かせないアイテムです。草履訪問着の色やデザインに合わせて選ぶことで、全体のバランスを整えることができます。例えば、シンプルなデザインの訪問着には、華やかな草履を選ぶことでアクセントをつけることができます。反対に、華やかなデザインの訪問着には、シンプルな草履を合わせるとバランスが取れます。

バッグの選び方も草履と同様です。訪問着に合わせるバッグは、小さめで上品なデザインが一般的です。カラーは訪問着や帯の色に合わせると統一感が生まれます。

草履やバッグの選び方は、訪問着のスタイルやシーンに合わせることが大切です。例えば、結婚式卒業式などのフォーマルなシーンでは、礼装用の草履とバッグを選びます。色は金、銀、白から選ぶのがマナーになっています。一方、カジュアルな食事会や同窓会などでは、少し遊び心のあるデザインを取り入れることで、個性的なスタイルを楽しむことができます。自分のスタイルに合ったアイテムを選び、訪問着のコーディネートを完成させましょう。

フォーマルなシーンでの訪問着

訪問着は、結婚式卒業式お茶会など、さまざまなフォーマルなシーンで着用されることが多い衣装です。特にモダンなデザインの訪問着は、伝統的な美しさと現代的なスタイルを兼ね備えており、幅広いシーンで活躍します。ここでは結婚式での訪問着選び方とマナー、そしてお茶会での訪問着の着こなしについて以下に詳しく解説します。

結婚式での訪問着選び方とマナー

結婚式における訪問着の選び方は、着用するシーンにふさわしい色とデザインを選びます。結婚式は華やかな場であるため、明るい色や華やかな柄の訪問着が好まれます。特に、紫や水色、グレーなどの淡い色は、上品で洗練された印象があり、結婚式のお呼ばれにはぴったりです。また黒や紺などの濃い色は、控えめながらも落ち着いた雰囲気があるため、親族として出席する場合に適しています。

また結婚式では、華やかな袋帯を合わせることで全体のコーディネートが引き立ちます。金や銀の刺繍が施された帯や、花柄の帯などは特に人気があります。帯の結び方にも気を配りしっかりと結ぶことで、長時間着用しても着崩れしにくくなります。

結婚式のマナーとして、フォーマルの足袋は白が基本で、草履は礼装用のかかとの高いものを選びます。バッグは小さめで上品なものが一般的です。また、訪問着の着付けはプロの手を借りることで、より美しく着こなすことができます。結婚式という晴れの日にふさわしい、上品で華やかな訪問着姿を目指しましょう。

お茶会での訪問着の着こなし

お茶会には、初釜などのフォーマル度の高いものと、市民茶会のようなカジュアルなものがあるので、そこで着る着物もそれぞれの場にふさわしいものを選ぶ必要があります。訪問着を着るのがふさわしいのは、フォーマルな茶会だけです。お茶会の席は、基本的に侘び寂びが重んじられるので、初釜のような新春のおめでたい席でも、控えめな中に華やかさが感じられる訪問着を選ぶようにします。モダンな訪問着よりも、むしろ落ち着いた感じの古典柄などの方が好まれます。袋帯も、金や銀の糸が控えめに使われたものを選ぶと、新春らしい上品なたたずまいになります。

また時計や指輪髪飾りなどのアクセサリーも、茶碗や茶道具に当たると傷つけてしまう恐れがあるため、身に着けないのがマナーになっています。いろいろ制約のあるお茶会ですが、マナーを守って独自の雰囲気を楽しめるようになれればすてきですね。

「ゆめや」が提供する、正絹の黒い綸子地に、たたき模様や市松、水紋などが描きだされた、粋でおしゃれな訪問着です。糊を駆使した技法で、綸子の白地を残した部分と、黒く染められた部分がくっきりと分かれ、たいへん潔い柄に仕上がっています。帯の色でまったく違った印象になりますので、どうぞご相談ください。

モダンな訪問着レンタルサービスで借りる方法

レンタルサービスを利用することで、高品質な訪問着を手軽に楽しむことができます。おめでたい日にふさわしい訪問着を用意するためには、レンタルの手順や注意点を理解しておくことが大切です。レンタル予約の手順とコツ、そして着用後の手入れや保管方法について、以下に詳しく解説します。

レンタル予約の手順とコツ

訪問着のレンタル予約は、オンラインまたは店舗で行うことができます。オンライン予約の場合、レンタルサイトにアクセスし、着物の種類やデザイン、サイズを選びます。多くのサイトでは、着物の詳細な写真や説明が掲載されているので、自分の好みや予定に合わせて選ぶことができます。次に、レンタル期間を指定し、必要な小物やセットを追加します。レンタル料金を確認し、支払いを完了すれば予約が完了します。

店舗での予約の場合、実際に訪問着を試着できるため、自分にぴったりの一着を見つけることができます。試着時には、スタッフのアドバイスを受けながら、サイズやデザインを確認しましょう。帯や草履、小物のコーディネートも重要ですので、全体のバランスを考えながら選びます。試着後、レンタル期間と返却方法を確認し、予約を完了します。

レンタル予約の際のコツとしては、早めに予約することが挙げられます。特に、結婚式や卒業式などのシーズンは予約が集中するため、余裕を持って予約することが大切です。また、レンタルショップの口コミや評判を確認することで、信頼できる店舗を選ぶことができます。予約前には、料金やキャンセルポリシーも確認しておくと良いでしょう。

レンタル後の注意点

訪問着をレンタルした後は、丁寧に取り扱うことが大切です。着用前に訪問着の状態を確認し、汚れやシミがないかチェックします。もし問題があれば、すぐにレンタルショップに連絡しましょう。着用中も、食べ物や飲み物の取り扱いに注意し、汚れがつかないように心がけます。また、座る際には裾を整えることで、シワやダメージを防ぐことができます。

着用後は、訪問着を速やかに返却する必要があります。クリーニングは不要な場合がほとんどなので、そのまま返却するのが一般的です。返却期限を守ることで、遅延料金や追加料金が発生しないよう注意しましょう。返却時には、訪問着と共にレンタルした小物類もすべてそろえて返却します。レンタル時に受け取った全てのアイテムを確認し、忘れ物がないようにしましょう。返却方法についても、配送や店舗への持ち込みなど、ショップごとのルールに従います。

訪問着の手入れと保管

訪問着を美しく保つためには、適切な手入れと保管が欠かせません。レンタルした場合はそのまま返却するだけですが、手持ちの訪問着の場合は、自宅での保管方法を知っておくことで訪問着の品質を維持し、美しさを長く楽しむことができます。着用後の手入れ方法自宅での保管方法について、以下に詳しく解説します。

着用後の手入れ方法

着用後の訪問着は、汗や湿気を含んでいるため、保管する前に一晩着物用のハンガーに掛けて吊るし、湿気を飛ばします。そのまま保管してしまうと、カビやシミの原因になるので注意が必要です。帯や襦袢も同じように処置します。

次に、乾いた清潔なタオルや着物専用ブラシでほこりを払います。刺繍や箔のある部分は、傷めないように注意して行います。汚れやシミ、ほころびがないかくまなく点検し、特に衿や袖口裾回りなどは汚れが付きやすいので、念入りにチェックしてください。軽い汚れなら、水で絞ったタオルで拭き取ることもできますが、しつこい汚れは専門業者に任せる方が安全です。長期保管する場合は、着物専門のクリーニング店に依頼して、クリーニング後に保管するのがおすすめです。

自宅での訪問着の保管方法

自宅で訪問着を保管する際には、直射日光が当たらず湿気が少ない涼しい場所を選びます。湿気が多い場所ではカビが発生しやすく、着物の劣化を招くため注意が必要です。梅雨の時期などは、除湿剤を利用して湿気対策を行うと良いでしょう。

訪問着「本だたみ」「夜着(よぎ)だたみ」などの正しい方法で畳むことで、美しさを保つことができます。刺繍や箔を用いた柄部分には、和紙や白布を当てて傷みから守ります。シワや折り目がつかないように注意して長方形になるように畳んだら、着物専用の保管袋に入れて保管します。帯や襦袢、帯揚げなどの小物も同様に、丁寧に畳んで保管します。

長期間保管する場合は、年に1~3回、定期的に風通しを行うことが重要です。風通しをすることで湿気を取り除き、カビや虫害の発生を防ぐことができます。また、訪問着の状態を確認し、異常がないかチェックすることも大切です。適切な保管方法を守ることで、訪問着の美しさを長く保つことができ、次回の使用時にも快適に着用することができます。

まとめ

訪問着レンタルサービスは、晴れの日を華やかに彩るための素晴らしい方法です。高品質な着物を手軽にレンタルすることで、結婚式卒業式お茶会など、さまざまなシーンに着物姿で臨むことができます。この記事では、モダンな訪問着レンタルサービスを利用してそろえる方法や、自宅での手入れと保管方法について詳しく解説しました。これらのポイントを押さえ、イベントにふさわしいモダンな訪問着を選んで、素晴らしい時間をお過ごしください。

訪問着

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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