花丸紋に七宝紋様と鳳凰の黒振袖【fuk05】

【2025年成人式】振袖は一式レンタルが便利! メリットと選び方

はじめに

振袖とは、袖がたいへん長い形状をした和装で、一般的に未婚の女性が着用するものです。特に成人式の際には多くの女性が振袖を選び、その華やかさを身にまといながら伝統的な行事を楽しみます。成人式は人生における大切な節目とされ、振袖を着ることでその記念すべき日をより一層特別なものにしてくれるのです

ただしその振袖を一式揃えるとなると、かなりの費用がかかるもの。そこで多くの方に選ばれているのが、振袖のレンタルサービスです。レンタルであれば、高価な振袖一式を手ごろな価格で手に入れることが可能となります。

振袖レンタルの魅力とは?

振袖レンタルの最大の魅力は、やはりそのコストパフォーマンスにあります。新品を購入するとなると数十万円から百万円以上することも珍しくない振袖ですが、レンタルであればその一部の費用で済みます。また、振袖には着物のほかにも帯・帯締め・帯揚げ・草履・バッグなどさまざまな小物が必要となりますが、大抵はこれらが一式セットになっているため、別途購入する手間とコストを省くことができます。

さらに、多くの振袖レンタルでは、クリーニングや保管の必要がありません。振袖はたいへんデリケートで、適切なクリーニングと保管をしなければ状態を保つことが難しい衣類です。レンタルであればそうしたクリーニングや保管の手間をレンタル店が行ってくれるため、利用する側は着用後に返却するだけでOKなのです。

花丸紋に七宝紋様と鳳凰の黒振袖」は、大正から昭和初期の頃に作られた、五つ紋付きアンティーク黒振袖です。黒地に花丸紋様がくっきりと染められ、鳳凰・宝尽くし・菊・花丸に桐・梅など、大きな柄が、品のある黒地の上で際立っています。帯は、白地に亀甲柄で花丸、・七宝・鳳凰が描かれた丸帯を合わせました。

成人式と振袖レンタルの関係

成人式は日本における伝統的なイベントの一つで、20歳になった若者が社会の一員として迎え入れられる儀式です。成人式が行われる日には多くの女性が振袖を着て、友人や家族と共にお祝いの時間を過ごします。振袖はその華やかさと格式高さから、成人式のような特別な日にもふさわしい衣装となっています。

振袖レンタルは、このような成人式に参加する若者たちにとってたいへん便利なサービスといえます。一度きりしか着ない可能性もある振袖を購入することなく、手軽にトレンドのデザインや色、柄を選んで華やかに成人式を迎えることができます。

レンタル店の中には、試着やコーディネートの相談、着付けのサービスを行っているところもあり、振袖や和装そのものに不慣れな方でも安心して利用することができます。また、成人式当日の着付けやヘアセットの出張サービスを提供しているレンタルショップも増えていて、当日の準備が楽になっています。

アンティークきものレンタル ゆめや は、大正時代から昭和初期にかけての着物をメインに取り扱うレンタルショップです。お蚕さんが紡ぎ出してくれた絹糸から、上物だけを選りすぐって織り上げた正絹は、平織りでも美しく、さらに、織り柄が入った生地はゆらゆらと揺らめく輝きを放ちます。生地だけでも見応えがあるうえに、手染め・手描き・手刺繍で描き出された絵柄に職人の技術の高さと真心を感じる逸品ばかりです。全てが一品ものですので、お友達と被ることもありませんよ。

ブルーやピンクに染め分けられた本紋に百花繚乱の色振袖」は、雲取紋様で染め分けられた本紋の正絹地に、手描き・手刺繍の花々が咲き乱れる、アンティーク色振袖です。華やかな地色に、華やかな花々が咲き、まさしく百花繚乱という振袖です。帯は、ベージュ色の地に大きな蜀江や小さな亀甲が織り出され、蜀江の中の大きな花はインパクトがあります。前身頃に手刺繍された紫色のダリアに合わせて、帯揚げは紫色の絞り、帯締めはブルーと濃紺ですっきりとコーディネートしました。

このように振袖レンタルはコストパフォーマンスが高く、便利で、かつ成人式を華やかに彩るための有力な選択肢といえるでしょう。次の章からは、振袖一式のレンタルを利用することのメリットについて詳しくご紹介していきます。

振袖一式レンタルのメリット

価格面でのメリット

振袖一式レンタルを選ぶことの最大のメリットといえば、何といってもその価格の手頃さにあります。先述のように、新品の振袖一式を購入するとなると数十万円から百万円以上もの大金が必要になるケースが多い振袖。レンタルであればその一部の価格で済み、成人式の準備にかかる費用を大幅に抑えることができます。

一般的な振袖一式レンタルの価格は10万円から30万円程度で、新品を購入する場合と比較してもリーズナブルです。一式の場合はこの価格に振袖だけでなく帯・帯締め・帯揚げ・草履・バッグなどの小物類も含まれていて、別途用意する必要もありません。

成人式当日の着付けやヘアセット・メイクを行ってくれるサービスも提供されていることが多く、これらを利用すればさらにコスパの良い選択といえるでしょう。支払い方法も一括払いのほか分割払いやクレジットカード払いを選べる店もあり、予算に合わせて柔軟に対応してもらえます。

振袖は一生に一度の大切なイベントで着られる和装であるため、購入しても着る機会が少なく、コストパフォーマンスという意味ではどうしても悪くなってしまいます。これがレンタルであればその点も解消され、経済的にも優れているといえるでしょう。

便利で充実したセット内容

振袖一式レンタルには当日着用するのに必要なものがほとんど揃っていて、たいへん便利です。振袖本体のほかに長襦袢・伊達締め・腰紐・帯・帯揚げ・帯締め・足袋・草履・バッグなどがセットになっていて、これらを一つ一つ揃える必要がありません

このことにより準備の手間が大幅に省けるだけでなく、色や柄のコーディネートに悩む必要もなくなります。特に着物や振袖に着慣れない方にとっては、これらの小物を一から揃えるのはたいへんな作業です。一式レンタルであればプロの目で選ばれたアイテムがセットになっているので、安心して着用できます。

レンタルショップによっては前撮り写真のサービスを提供しているところもあります。前撮りを利用することで、成人式当日よりも早くに振袖を着て記念写真を撮ることができます。成人式当日はバタバタとしていることが多いため、前もってゆっくりと写真を撮っておける前撮りは、後々の思い出作りにも役立ちます。

サイズや仕立ての心配が無用

振袖レンタルを利用する場合は、サイズや仕立ての心配も無用です。振袖は身長や体型に合わせて仕立てる必要がありますが、レンタルショップではすでに仕立て上がったさまざまなサイズの振袖を取り揃えていて、ご自身の身長や体型に合ったものを選ぶことができます。事前に試着も行えるため、振袖が大きすぎたり小さすぎたりする心配もなくぴったりと身体に合ったものを選ぶことが可能です。

仕立て上がりの振袖はすぐに着用することができるため、時間がない方や急なイベントにも対応できます。仕立てる時間や手間が省けるぶん、準備自体も楽になります。

振袖一式レンタルを利用することで、価格面のみならずセット内容が充実している、サイズや仕立ての心配がない、といった多くのメリットがあります。

ゆめやのレンタルは、小物は全てゆめやのベテランスタッフがコーディネートしてお届けいたします。ご自分で小物を選んでいただくこともできますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。かんざし/髪飾りだけは、ヘアスタイルやお好みにより、要不要の分かれるところですので、別オーダーとさせていただいております。ご着用後は専用の伝票で返送いただくだけでOKです。

ゆめやのコーディネートを見てみましょう。「落ち着いたピンク地に花唐草が描かれた色振袖」は、紗綾型が織り出されたピンクの地に、金泥と手描きで花唐草がデザインされたレトロな色振袖です。着物に使われた寒色を活かして、深みのあるブルーグリーンに金糸の手刺繍がほどこされた帯を合わせました。帯揚げと帯締めは爽やかな水色、バッグは「春らんまん、手刺繍の桜が満開のビーズバッグ」、草履は「白黒赤に桜の手刺繍がほどこされた草履」です。

振袖レンタルの流れと準備

振袖をレンタルする際には、その手順を理解し、遅れやミスのないよう適切に準備を行う必要があります。ここではそのレンタルの流れ、成人式に向けた準備のポイント、注意点について解説します。

レンタルの手順とは

振袖のレンタルをスムーズに行うためには、事前にプロセスを理解しておく必要があります。一般的には、以下の流れで進行します。

  1. 予約:成人式の1年前から予約を開始する店舗が多い一方、2年前、すなわち高校3年生の卒業前あたりから予約が可能な店舗も。人気のデザインやサイズは早期に予約が埋まることがあるので、早めに予約をするとよいでしょう。
  2. 試着:予約をしたら実際に店舗に足を運び、まずは試着から行います。色や柄、サイズなどに注目して自分に合った振袖を選びます。
  3. コーディネート:振袖だけでなく、帯や小物などトータルでコーディネートを考えます。専門スタッフがいれば、アドバイスをもらいながら決めるとよいでしょう。
  4. 契約と支払い:気に入った振袖と小物が決まったら契約を行い、料金を支払います。支払いは一括払いや分割払いが選べる場合もあります。
  5. 受け取り:成人式の前日ごろに、振袖一式を受け取ります。自宅で着付けを行うか、プロの着付け師に依頼するかは事前に決めておくとスムーズです。
  6. 成人式に参加:振袖を着て、成人式に参加します。
  7. 返却:成人式が終わったら、約束の日時に振袖一式を返却します。クリーニングも不要でそのまま返却できます。

成人式に向けた準備のポイント

成人式に向けて準備をする際には、以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。

  • 早めの予約人気の振袖は早く予約が埋まります。早めに予約をして、自分の理想の振袖を確保しましょう。
  • 自分に合ったサイズとデザイン:身長や体型にしっかり合ったサイズ選びをしましょう。色や柄も自分のイメージに合ったものを選びます。
  • 小物のコーディネート:振袖だけでなく、帯や草履、バッグなどの小物もトータルでコーディネートを考えます。小物一つで印象が大きく変わるので、慎重に選びましょう。
  • 着付けとヘアセットの予約:成人式当日は美容院が混み合います。店舗によっては予約順に当日朝のセット時間を指定できるケースもありますので、できるだけ早めに予約をしておくと安心です。自宅で着付けをする場合は事前に十分練習をしておきましょう。

注意点として覚えておきたいこと

振袖レンタルにおける注意点についても説明します。

  • キャンセル料に注意:予約後にキャンセルする場合は、キャンセル料が発生することがあります。契約時にキャンセルポリシーを確認しておきましょう。
  • 汚損や破損に注意:振袖を汚したり破損したりした場合は、修理費用やクリーニング費用が発生することがあります。特に成人式やその後の集まりで飲食物を扱う際には、十分注意が必要です。
  • 返却日時を守る:成人式が終わったら約束の日にちに振袖一式を返却する必要があります。遅れると延滞料が発生するため注意しましょう。

ゆめやのレンタルは、ネットや電話で試着のお申し込みをいただき、店舗またはご自宅にて試着。お気に召したら正式にご予約を入れていただき、小物は全てゆめやのベテランスタッフがコーディネートしてお届けいたします。ご自分で小物を選んでいただくこともできますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。ご着用後は専用の伝票で返送いただくだけです。レンタルの詳しい流れは「ご利用の流れ」をご覧ください。ご不明点は「よくあるご質問」でご確認いただくか、「お問い合わせ」からお聞かせください。折り返しお返事させていただきます。

ここまで、振袖レンタルの手順と準備について解説しました。当日までの流れを理解し、事前に準備をしっかりと行うことで、成人式当日もスムーズに過ごすことができるでしょう。

成人式のシーンと振袖選び

成人式の流れと着物選び

一生に一度の大切なイベントとなる成人式。思い出に残る一日を過ごすためにも、振袖選びは重要なポイントです。

まずは成人式の日程を確認し、それに合わせて振袖を予約します。早めに取りかかればそれだけ品揃えも豊富に残されていて、お気に入りの一着を選びやすくなります。振袖の選び方としては、自分の体型や好みの色、柄を考慮することが重要です。華やかな赤やピンクの振袖は成人式にふさわしい人気の色ですが、落ち着いた紫や緑も大人っぽくてすてきですよ。

渋いグリーンに辻が華染めの色振袖」は、アンティークというほど古くはありませんが、レトロ感あふれる色振袖です。地模様がゆらゆらと輝く、辻が華染めの色振袖です。落ち付いたグリーンの地色に、黄色や黄緑を多く使った辻が華は、淡い色ながらも圧倒的な存在感です。帯は渋めの地色の中に豪華な模様が一面に描かれた現代物を合わせました。サイズは大きめですので、安心して着ていただけます。

成人式では写真を撮る機会がたくさんありますので、写真映えする振袖を選ぶのもポイントの一つ。振袖一式には帯や小物がセットになっていることが多いですが、振袖に合わせて自分自身でコーディネートを考えるのも楽しい時間となるかもしれません。試着をしてみて、全体のバランスや着心地を確認しましょう。

シーンに合わせた振袖の選び方

成人式の日はさまざまなシーンがあります。式典や友人との再会、家族との食事など、一日を通してイベントが豊富にあるでしょう。それぞれの場面に合った振袖選びという観点も面白いかもしれません。

式典を重視する場合は、堂々とした印象を与えることができるような華やかで格式高い振袖がベター。友人との再会には明るい色やモダンなデザインの振袖が映えるでしょう。家族との食事では、落ち着いた色や古典的なデザインの振袖が喜ばれます。

季節に合わせた振袖の選び方もポイントです。成人式はほとんどの自治体で1月に行われますので、冬に合った振袖を選ぶことが大切です。冬らしい色や柄の振袖を選べば、振袖から季節感を演出できます。

自分に合った振袖とは

振袖を選ぶ際には、ご自身に合った一着を見つけることが大切です。中でもサイズ選びは特に重要で、自分の身長や体型に合ったサイズの振袖を選ぶことで、より美しく振袖を着こなすことができます。逆にサイズが合っていないと、着崩れて見えたり動きにくかったりするため注意が必要です。

また、自分の肌色に合った色を選ぶことも大切。自分の肌色に合っていれば、より一層振袖が映え、美しく見えますが、合っていない色を選ぶと顔色が悪く見えたり、全体の印象もくすんで見えたりします

振袖選びには予算の考慮も欠かせません。振袖はレンタルの場合でもそれなりの価格となるため、自分の中で事前に予算を決めておき、その予算に合った振袖を選ぶことが大切です。

左「宝船・松竹梅に鶴が舞う黒振袖」は、松、竹、梅、宝船に鶴が舞う、おめでた尽くしの豪華な五つ紋付きアンティーク黒振袖です。大正時代から昭和初期にかけて作られました。黒地に赤い波が描かれ、その上におめでたい柄が大胆に手描き、手刺繍されています。

右「緋色に菊の花薫る振袖」は、2004年に京都で開催の「日本のおしゃれ展池田重子コレクション」で披露された、大正時代のアンティークきもの「菊の花薫る訪問着」の復刻版の振袖です。緋色地をベースに、縦のラインに添って白菊、乱菊、小菊があしらわれています。

レンタル振袖のセット内容と小物

振袖一式レンタルに含まれるもの

振袖をレンタルする際には、どのようなアイテムがセット内容に含まれているのかも確認しておきましょう。一般的に、振袖一式レンタルには以下のアイテムが含まれます。

  • 振袖:主役となる衣装で、豊富な色と柄から選ぶことができます。
  • 長襦袢:振袖の下に着る白い襦袢で、袖も長いものを選びます。
  • 裾除け肌襦袢:裾除けは振袖の下に着るもので、肌襦袢は裾除けの下に着るものです。代わりに肌着(きものスリップ)が用意される場合も。
  • :振袖を着る時に必要な袋帯。コーディネート面でも重要となるアイテムです。
  • 帯揚げ帯締め:帯を飾るための帯揚げと、帯を固定するための帯締め。
  • 草履足袋:足元を飾るための草履と、それを履く際に必要な足袋。
  • 和装小物一式:伊達締めやコーリンベルト、帯枕など、着物を着る際に必要な小物がセットになっています。
  • バッグ:振袖に合わせたバッグがセットに含まれています。

これらのアイテムは、振袖を美しく着るために必要不可欠なものばかり。レンタル料金に含まれていることが一般的ですが、ショップによっては別料金となる場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。

和装小物とは?

和装小物は、着物を着る際に必要となるさまざまな小物のことを指します。これには帯締め・帯揚げ・足袋・草履・伊達締め・コーリンベルト・帯枕・腰紐などが含まれます。これらの小物は、振袖を美しく着こなすために欠かせないものばかり。特に帯締めや帯揚げは、帯のアクセントとして重要な役割を果たしており、色や素材、結び方によってさまざまな表情を見せてくれます。

必要な小物とその役割

振袖を着る際には、多くの小物が必要となります。ここでは、その中でも特に重要な小物とその役割について解説します。

  • 帯締め:帯をしっかりと固定し、形を整えるためのもの。素材や色を変えることで、さまざまな印象を与えることができます。
  • 帯揚げ:帯枕を包んで帯を固定するほか、前帯の上から差し込むことで帯に立体感を出し、華やかさをプラスするアイテムです。
  • 足袋:振袖を着る際には欠かせないアイテム。素足に直接履くもので、足の形を美しく見せ、草履との摩擦を防ぎます。
  • 草履:振袖を着る際の履き物で、足元のおしゃれを楽しむアイテムです。
  • 伊達締め:振袖や長襦袢の前身頃を整えるために使用し、きれいなラインを作り出します。
  • コーリンベルト衿の着崩れを防ぐために使うゴム紐のようなアイテムです。
  • 帯枕:帯を結ぶ際に、帯の中に入れて形を整えるためのもの。帯の形を美しく見せるためには欠かせません。
  • 腰紐:着物や長襦袢を着る際に、腰回りに巻いて固定するもの。こちらも着崩れを防ぎます。

これらの小物はいずれも振袖を美しく、快適に着るために欠かせないものばかり。レンタル振袖一式にはこれらの小物が全て含まれており、小物によっては新品でプレゼントされ返却不要なものもあります

振袖レンタルの価格相場と差

振袖一式を新調するとなるとたいへん高価なため、レンタルを選ぶ方が増えているというのも納得できる話であるかと思います。ただ、そのレンタル市場にもさまざまな価格帯の商品があり、何を基準に選べばよいのか迷うことも多いでしょう。ここでは、振袖レンタルの価格相場と価格差の理由、そして安いレンタルセットの品質について解説します。

振袖レンタルはいくらから?

振袖レンタルの価格は幅広く、シンプルなデザインから豪華なものまでさまざまです。一般的には、10万円から30万円程度が相場とされています。ですがこれはあくまで平均的な価格であり、50万円以上する高級な振袖レンタルも存在します。

価格には振袖本体のほかにも着付け、ヘアセット、小物一式などが含まれることがあり、セット内容によってもまちまちな部分があります。予算に合わせて選びたいところですが、価格だけではなくデザインやサービス内容もしっかりと確認することが重要です。

価格に差が出る理由

振袖レンタルの価格に差が出る理由は主に以下のとおりです。

  • デザインと素材:高級感のあるデザインや上質な素材を使用している振袖は価格が高くなります。また、有名デザイナーの作品や限定品も価格が上がる要因となります。
  • セット内容:レンタルセットに含まれるアイテムの数や質によっても価格が変わります。小物が豊富でコーディネートが楽しめるセットや、高級な帯が含まれるセットは価格が高くなる傾向があります。
  • サービスの充実度:着付けやヘアセット、前撮り撮影など、提供されるサービスの内容やレベルによっても価格が異なります。充実したサービスを提供する店舗は当然価格も高くなるケースが多数です。
  • ブランドや店舗の知名度:有名なブランドや店舗であれば、それだけで価格が上がることも。知名度が高いからといって必ずしも品質が良いとは限りませんので、その点は注意が必要です。

ゆめやの振袖は、100年近くも前のアンティーク振袖もあり、丁寧なお手入れや補修が必要です。そのため、ややお高い価格設定担っている振袖もございます。ですが、職人の技術の粋を集めた振袖は、それだけの価値があるものと、自信を持っています。

フランボワーズと薄藍に檜扇の振袖」は、錦紗縮緬に、手刺繍や手描きで、たくさんの檜扇と牡丹・菊など数々の花が描かれたアンティーク振袖です。金沢の旧家から譲り受けた、大正時代の着物です。金沢は京都と同じく戦争当時、空襲による被害が少なかったため、良質な着物がまだ比較的多く残っています。戦争の難を逃れた貴重な着物ですから、大事にレンタルをさせていただきたいと思います。

安いレンタルセットでも大丈夫?

安いレンタルセットを選ぶ際には、品質やサービス内容をよく確認する必要があります。価格が安いからといって品質が悪いわけではありませんが、中には古いデザインや傷がある商品が含まれている場合もあります。安心して利用するためには、事前にしっかりと試着を行い、商品の状態を確認することが大切です。またセット内容やサービスもしっかりとチェックし、自分に必要なものが全て含まれているか確認するようにしてください。

振袖レンタルを選ぶ際には、価格だけでなくデザインやサービス内容、商品の品質もしっかりと確認し、自分に合ったものを選びましょう。安いレンタルセットでも十分に満足できる商品は多くありますので、焦らずじっくりと選ぶことが大切です。

まとめ

振袖を身にまとって成人式を迎えることは、20歳を迎える女性にとって特別な瞬間となります。当日までは長い準備期間がありますが、振袖レンタルを利用することでその負担を軽減し、かつ高価な振袖を手軽に、自分にぴったりの一着として着用することができます。

振袖レンタルで成人式を完璧に

成人式の日は、多くの人から注目を浴びる機会でもあります。そうした意味でも、振袖選びは重要なポイントとなります。

レンタル振袖はさまざまなスタイル・色・柄が揃っていて、自分の好みに合わせて選ぶことができます。必要な小物一式もセットでレンタルすることができるため、準備も簡単で安心。セット内容に着付けやヘアセットが含まれていれば、プロの手によって完璧に着姿を仕上げてもらえるため、自分らしい美しさを最大限に引き出せます。

楽しく参加するための最後のチェックポイント

成人式の前には、振袖や小物が完璧に揃っているかどうか、最終的なチェックを行うようにしてください。予約した振袖が予定通りに準備されているか、小物が全て届いているかどうかを確認しましょう。余裕を持って着付けの練習をしておけば、当日の準備もスムーズに進むでしょう。式当日は緊張することも多いですが、しっかりと準備をしておけば、安心して楽しむことができるはずです。

自由な選択で自分らしい振袖を

振袖レンタルを利用する上で価格面以外での大きなメリットは、豊富な選択肢から自分らしい一着を選び出せることです。古典的な柄からモダンなデザインまでさまざまなスタイルが揃っているため、自分のイメージに合った振袖を見つけることができるでしょう。色や柄だけでなく、サイズやセット内容も自分のニーズに合わせて選べるため、細部にまでこだわりを持って選び出せます。

準備期間を大切に、自分らしい一着をしっかりと選ぶことで、成人式当日もより一層輝くことができるでしょう。自由な選択で自分らしい振袖を選び出し、特別な一日を存分に楽しんでくださいね。

〈参考記事〉
https://furisoderental-osaka.info/reservation-time/
https://www.yumeyakata.com/furisode/set.html
https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/plan/furisode-rental/
https://kimono-nagami.com/furisode-kitsukedougu/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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