七五三・家族プラン お子さま2人とご両親のセット(計4点)【set22】

【2024年最新版】七五三の意味とは?由来とその魅力を解説

はじめに

日本の伝統的な行事の中でも特に色鮮やかで、家族の絆を深める機会として親しまれているのが「七五三」です。この行事は、お子さまたちの成長を祝い、これからの健やかな成長を祈願する美しい風習です。しかし、この背後にある由来や意味を詳しく知っている方は案外少ないかもしれません。

本記事では七五三の起源から現代に至るまでの変遷、そしてお祝いの方法まで、豊富な情報を提供していきます。着物に関する専門的な知識がない方でも、この行事の背景を知ることで、着物を身にまとうことの意義や、家族と共に過ごす時間の価値を新たな視点から感じ取ることができるでしょう。1985年の創業以来、正絹のアンティーク着物を提供し続けている当社が、七五三を迎えるお子さまとその家族にとって特別な一日を、より深く、より意味あるものにするお手伝いをしてまいります。

七五三の由来とは?意味の深さを解き明かす

日本の伝統的な節目として、お子さまの健やかな成長を祝う「七五三」。この行事は、長い歴史の中で、親御さんからお子さまへ、そしてお孫さまへと受け継がれてきました。しかし、この美しい風習がいつ、どのように始まったのか、その具体的な由来を知る人は意外に少ないかもしれません。本記事において、七五三がどのような意味を持ち、なぜこれほどまでに多くの家庭で大切にされているのかを探ることは、私たちの先祖が大切にしてきた価値観を理解する旅にもなります。

七五三の歴史と年齢ごとの意味

七五三の行事は、お子さまの成長を祝う日本古来の儀式です。その起源は、平安時代まで遡ることができ、貴族の間で行われていた「髪置き」という儀式が始まりとされています。この儀式では、3歳になるお子さまが、無事に成長していることへの感謝と、これからも健康であるようにとの願いを込めて、初めて髪を伸ばし始めることを祝います。特に女の子に対して行われるこの儀式は、お子さまが初めて髪を結い、和装をする機会となります

やがて、この風習は武家社会にも受け入れられ、5歳の「袴着」と、7歳の「帯解き」といった儀式が加わり、現在の形に発展しました。

5歳の「袴着」は、男の子が初めて袴を着る儀式です。この年齢になると、お子さまは社会の一員として初めて認められ、成長の節目を迎えるとされています。袴を着ることで、男児が「男らしさ」を身につけ、これからの成長への期待を示します。

7歳の「帯解」は、女の子が大人の女性と同じように帯を締めることを許される儀式であり、お子さまから少女への成長を象徴しています。この儀式を通じて、女の子は自らの身の回りのことを自分でできるようになったことを示し、これからの成長への自覚と期待を新たにします。

なぜ11月15日なのか?日取りの由来

七五三を11月15日に行う理由は、いくつかの説がありますが、最も広く知られているのは「良い日(いいひ)」と読める語呂合わせから来ているというものです。また、この日は「お子さまの日」として、特別な意味を持つ日とされていました。さらに、旧暦の11月は、稲穂が実り、収穫が終わる時期であり、収穫を神様に感謝し、家族の健康と幸福を祈願するのに適した時期とされていました。

また、江戸時代には「勝負日」としても知られており、この日に行うことで、お子さまたちが将来、勝負事に強くなるようにとの願いも込められていました。さらに、気候的にも穏やかで、家族みんなで神社に参拝しやすい時期であるという実用的な理由も、11月15日が選ばれる一因となっています。

七五三の変遷

七五三が一般の人々に広まったのは江戸時代に入ってからです。特に都市部においては、商人や職人のお子さまたちもこの行事を行うようになり、お子さまの成長と健康を願う家庭の行事として定着しました。また、この時期は医療技術が発展していないため、お子さまの死亡率が高く、無事に成長したことへの感謝と祈願を込める意味合いもありました。

時代が進むにつれて、七五三はより広く一般的な家庭で行われるようになり、今日では、お子さまたちの成長を祝う国民的な行事として認識されています。昔ながらの儀式を守りつつも、現代の家族のスタイルに合わせた形で七五三を祝う方法も多様化しており、写真撮影や家族での食事会など、お子さまたちの成長を祝う新しい形も加わっています。昨今では、お子さまに加えて、お母さまもともに着物を召されることも増えてきました。

当店では、七五三の着物レンタルにおいて、お子さま1人とお母さま、合計2着のセットプランもご用意しております。七五三のどの年齢でも、男の子でも女の子でもお選びいただけます。ゆめやのアンティーク着物はたいへん軽くてやわらかく、仕立てにも工夫を凝らしていますので、お子さまが疲れることはありません。お母さまは訪問着フルセットの1着となります。着物はご自由にお選びいただけますし、草履・バッグなどの小物もセットになっていますので、安心してご依頼ください。ぜひ母子揃って和装で七五三のお参りにお出掛けください。

こうして、七五三の儀式を通じ、家族はお子さまたちの一つ一つの成長を祝い、未来への希望を共に分かち合います。七五三は、単なる形式的な行事ではなく、家族の絆を深め、お子さまたちの健やかな成長を願う心からの祈りが込められた大切な日なのです。

七五三のお参りとは?祝いの行動マニュアル

日本の伝統的な成長の節目として、3歳、5歳、7歳のお子さまを対象に行われる「七五三」。この美しい行事は、お子さまたちの健やかな成長を願い、神様に感謝を捧げるためのものです。特に、お参りは七五三の中核をなす重要な儀式であり、家族で神社を訪れるこの習慣は、多くの人々にとって大切な思い出となっています。しかし、お参りに適した時期や準備、参拝時のマナーや服装について、詳しく知らない方も少なくありません。そこで、本章では七五三のお参りに焦点を当て、その意義とともに、適切な時期や準備、服装ガイドについて解説していきます。

お参りの適した時期と準備

七五三のお参りに最も適した時期は、一般的に11月15日前後とされています。しかし、これは硬いルールではなく、地域や神社によってはそれ以外の日でもお参りを受け付けている場合があります。大切なのは、家族全員が参加できる日程を選ぶこと。また、当日の混雑を避けるためにも、事前に神社に問い合わせ、予約が必要かどうかを確認しておくことが重要です。

お参りの準備として、まずお子さまたちの衣装を用意しましょう。3歳の女の子は被布(ひふ)セット、男の子は一般的に羽織袴を着用します。5歳の男の子も羽織袴7歳の女の子は振袖または着物に袴を合わせた服装が一般的です。着物のレンタルサービスを利用する家族も多く、事前に予約を済ませておくことをおすすめします。また、神社へのお供え物やお賽銭、千歳飴を購入するなど、準備するべきものは多岐にわたります。これらをリストアップし、早めに準備を始めることがスムーズなお参りに繋がります。

参拝の際のマナーと家族の服装ガイド

七五三のお参りでは、神社に対する敬意を表すために、参拝時のマナーを守ることが大切です。まず、神社の境内に入る前には手水舎で手と口を清め、心身ともに清浄な状態で神様に接するように心がけましょう。参拝の際は、二礼二拍手一礼の作法に従って、静かに祈りを捧げます。小さなお子さまがいる場合は、無理に作法を強要せず、大人が見本を見せることで自然と学べる環境を作ってあげてください

家族の服装に関しても、七五三のお参りにふさわしい装いを心掛けることが望ましいです。お子さまたちが着物や袴を着用するのと同様に、大人も和装で参加すると統一感が生まれ、写真撮影の際にも美しい記念になります。ただし、和装が難しい場合は、フォーマルな洋服でも問題ありません。重要なのは、清潔感があり、礼儀正しい装いであることです。特に、足元には気を付け、サンダルやカジュアル過ぎる靴は避けるようにしましょう。

このように、七五三のお参りには適切な時期と準備、そして参拝時のマナーや服装に気を配ることが重要です。家族で一緒に心を込めて神社を訪れることで、お子さまたちの健やかな成長を神様に感謝し、これからの幸せを願うすてきな時間を過ごすことができるでしょう。

千歳飴と七五三の関連性

七五三にはさまざまな風習がありますが、特に千歳飴はその中でも重要な役割を担っています。この章では、千歳飴の意味や七五三で贈りたい品物について掘り下げていきます。

千歳飴の意味とお子さまへの願い

千歳飴は、七五三の際にお子さまたちに贈られる長い棒状の飴です。色鮮やかな包み紙で包まれ、しばしば鶴や亀など長寿を象徴する図案が描かれています。この飴は、文字通り「千歳」まで生きることを願う象徴として贈られます。長く伸びた飴の形は、お子さまたちの健康で長い人生を願う親御さんの愛情を表しています

日本では昔から、お子さまの健康と長寿を願う風習が数多くありました。特に七五三は、お子さまの成長の節目として特別な意味を持つ行事です。その中で千歳飴は、お子さまが無事に成長し、健康で長生きをすることを祈る親心から生まれた風習と言えるでしょう。千歳飴を受け取ったお子さまたちは、その色と形に魅了されながらも、家族からの深い愛情と願いを感じ取ることができます。

七五三で贈りたい品物とその由来

七五三では、千歳飴の他にもさまざまな品物が贈られます。これらの品物にはそれぞれ、お子さまたちの成長を祝い、幸せを願う深い意味が込められています。例えば、着物や袴、髪飾りなどの和装品は、この日のために特別に用意されることが多いです。これらは、お子さまたちが成人に一歩ずつ近づいていることを象徴し、外見だけでなく心も成長してほしいという願いが込められています

また、神社での参拝の際には、お守りや絵馬などを購入し、お子さまの健康や学業成就を祈願することも一般的です。これらの品物は、お子さまたちのこれからの人生に幸多かれという願いを込めたものです。さらに、七五三を記念して家族で撮影する写真は、この大切な時期を形に残すための重要な品物の一つです。成長の速いお子さまたちの今の姿を記録し、後に大人になった彼らが見返すことで、家族の絆を再確認する機会ともなります。

七五三で贈る品物一つ一つには、お子さまたちへの深い愛と願いが込められています。これらの品物を通じて、家族はお子さまたちの成長を祝い、未来への願いを伝えることができるのです。

七五三での撮影と記念の形

七五三では、着物を身にまとってのお参りに加え、撮影や食事を通してこの日の記念を形に残します。七五三の写真撮影は、将来にわたって家族の大切な思い出として残るものであり、お祝いの食事は家族の絆を深める大切な時間です。これらの行事を通じて、お子さまたちの成長を家族みんなで祝い、喜びを分かち合うことができます。

思い出に残る写真撮影のポイント

七五三での写真撮影は、お子さまの一生に一度の大切な節目を捉える重要なイベントです。そのため、事前の準備と当日のポイントを押さえることが大切です。まず、着物や袴などの衣装選びは、お子さまが自分で選ぶ楽しさを大切にしつつ、家族の意見も取り入れると良いでしょう。衣装はお子さまの年齢や性別、成長に合わせたデザインや色を選ぶことがポイントです。

撮影では、自然な笑顔やしぐさを引き出すために、リラックスできる環境作りが重要です。カメラマンと事前に打ち合わせを行い、お子さまが緊張しないように配慮しましょう。また、神社の境内や自然豊かな場所での撮影は、七五三の記念写真にふさわしい背景を提供してくれます。撮影の際は、お子さまのペースに合わせて、無理なく進めることが大切です。

七五三にまつわる和やかな食事とお祝い

七五三のお祝いには、家族で囲む食事が欠かせません。この食事は、お子さまの成長を祝うとともに、家族の絆を深める大切な時間です。お祝いの食事では、季節の食材を使った和食が一般的で、お子さまが好きなメニューを取り入れることで、より楽しい時間になるでしょう。

食事の場所は、自宅で手作りの料理を楽しむか、お子さまにとって特別なレストランで食事をするか、家族で相談して決めると良いでしょう。七五三のお祝いでは、おじいちゃん、おばあちゃんをはじめとする親族を招いて、家族みんなでお子さまの成長を祝うことが多くあります。食事の際には、お子さまへの成長の祈りや感謝の気持ちを込めた言葉を伝えると、より記念に残るお祝いになります。

このように、七五三での撮影と食事は、お子さまの成長を祝う上で欠かせないイベントです。準備と実施には少し手間がかかりますが、これらを通じて家族の絆が深まり、お子さまにとっても忘れられない思い出となるでしょう。

七五三における注意点と楽しみ方

七五三はお子さまの健やかな成長を祝う大切な日です。この特別な日を家族で楽しみ、記憶に残る一日にするためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。最後に、安心してお祝いを行うためのポイントと、七五三を家族で楽しむ方法についてまとめましょう。

注意すべき事項と安全なお参り

七五三のお参りには、お子さまたちの健康と成長を祈願する意味合いが込められています。そのため、神社での参拝はこの行事の中心となる部分です。しかし、小さなお子さまがいると、神社でのマナーや服装、参拝の流れに不安を感じる方もいるかもしれません。以下に、安全かつスムーズにお参りを行うためのポイントを挙げます。

  • 参拝前の準備:七五三のお参りに適した時期は、一般的に11月15日前後ですが、混雑を避けるためにも事前に神社の混雑状況を調べ、参拝予約が可能な場合は予約をしておきましょう。また、お子さまが着用する着物や袴などの和装は、事前に準備し、着付けの予約も忘れずに行いましょう。
  • 参拝マナー参拝の際は、静かに行い、神社のルールや指示に従いましょう。小さなお子さまがいる場合は、周りの参拝者に配慮しながら、お子さまが飽きないように気を配ることも大切です。
  • 当日の服装:お子さまはもちろん、親御さんの服装も和装が望ましいですが、難しい場合は清潔感のある服装で参拝しましょう。特に、お子さまの着物は動きやすく、季節に合ったものを選ぶことが大切です。

七五三のお子さま2人とお母さま・お父さま、合計4着のセットプランのご用意もあります。七五三のどの年齢でも、男の子でも女の子でも大丈夫です。また、ご兄弟姉妹は七五三の年齢ではなく付き添いの場合でも大丈夫です。着物はご自由にお選びいただけます。ゆめやのアンティーク着物はたいへん軽くてやわらかく、仕立てにも工夫を凝らしていますので、お子さまが疲れることはありません。お母さまは訪問着フルセットの1着、お父さまは男性用着物フルセットの1着となります。草履やバッグなどの小物も付属していますので、安心してご家族で着物をお楽しみいただけます

家族で楽しむ七五三の過ごし方

七五三は、家族でお子さまの成長を祝う貴重な機会です。この日を特別な思い出にするために、以下のような楽しみ方を提案します。

  • 記念撮影:神社の境内や美しい庭園で、プロのカメラマンによる撮影を予約するのも一つの方法です。また、家族だけで記念写真を撮る際には、自然光を活用し、お子さまの自然な笑顔を捉えましょう。
  • お食事:参拝後は、家族でお祝いの食事を楽しみましょう。七五三にちなんだ特別メニューを提供しているレストランも多いので、事前に予約をしておくと良いでしょう。
  • 家族での時間:七五三を機に、家族みんなで過ごす時間を大切にしましょう。例えば、お子さまの好きな場所へのお出かけや、一緒にゲームをするなど、日常とは違う特別な時間を過ごすことが、すてきな思い出につながります。

七五三は、お子さまたちの成長を祝うとともに、家族が絆を深める大切な日です。準備やマナーに気をつけつつ、この特別な日を家族で楽しみ、記憶に残る一日にしましょう。

まとめ

本記事では、七五三の由来や意味、そしてそれにまつわるさまざまな儀式や習慣について解説してきました。江戸時代から続くこの美しい日本の伝統は、お子さまたちの健やかな成長と幸せを家族が祈願する大切な行事です。お子さまの重要な節目を祝うことで、家族の絆も一層深まります。

着物や和装についての知識があまりない方々にも、この七五三という行事が持つ深い意味や背景を理解していただけたなら幸いです。特に、私たちのような専門店では、七五三を迎えるお子さまにとって最高の一日にするための準備や着付けのアドバイスを提供しています。

七五三を迎えるお子さまを持つ皆様、この伝統的な行事を通じて、お子さまの健やかな成長を心からお祝いし、美しい思い出をたくさん作ってください。そして、何か準備や着物に関して不安な点があれば、私たち専門店にご相談いただければ、心を込めてサポートさせていただきます。七五三の日を、お子さまたちにとっても、家族にとっても、忘れられない幸せな記念日にしましょう。

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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