着物を自由に選べる挙式当日用衣装レンタルプラン(新郎・新婦1着ずつ)【set01】

【2024年最新版】神前式とは?挙式スタイルと費用の全知識

はじめに

日本の伝統的な結婚式の一つである神前式は、その厳かな雰囲気と格式高さで多くのカップルから選ばれています。この記事では、着物や和装について詳しくない方でも神前式について深く理解できるように、神前式の基本からその魅力、挙式を行う上での注意点まで詳しく解説していきます。

神前式とは何か?

神前式とは、新郎新婦が神前で結婚の誓いを立てる、神社で行われる日本の伝統的な結婚式です。白無垢や色打掛などの伝統的な和装を身にまとい、厳かな雰囲気の中で結婚の誓いを交わします。神社の神殿で行われるため、自然と歴史を感じることができるのも大きな魅力の一つです。

なぜ神前式が選ばれるのか?

神前式が選ばれる最も大きな理由は、日本の伝統と文化を感じられるからです。また、家族や親族との絆を大切にする意味合いが強い式でもあり、先祖への感謝と共に新たな門出を祝う場としても重宝されています。さらに、和装の美しさを堪能できるため、多くのカップルに選ばれています。

神前式の基本と流れ

神前式の流れは、古来からの作法に基づいており、その一つ一つに深い意味が込められています。ここでは、神前式の基本的な流れや挙式前の準備と確認事項について詳しく解説します。

神前式の基本的な流れと作法

神前式は、新郎新婦と参列者が神社に集まり、厳かな雰囲気の中始まります。新郎新婦は、神殿に向かって進み、神前に座ります。そして、神職による祝詞(のりと)が奏上され、神様に対して結婚の報告と誓いをします。その後、新郎新婦が玉串(たまぐし)を捧げる儀式が行われます。最後に、夫婦となる二人が結婚指輪を交換し、式は終了します。
神前式では、言葉や行動一つ一つに意味が込められています。神前式とは、古来から伝わる日本の美しい伝統を今に伝える大切な儀式であり、その一瞬一瞬が新郎新婦や参列した家族、友人にとって忘れられない思い出となるでしょう。

挙式前の準備と確認事項

神前式の準備は、挙式を行う神社の選定から始めます。神社によっては、挙式のスタイルや受け入れ可能な人数、費用が異なるため、事前にしっかりと調査する必要があります。また、挙式当日に着用する和装についても早めに選び、新郎新婦の衣装だけでなく、参列する家族の衣装についても検討します。和装の着付けやヘアメイクの予約も忘れずに行いましょう。さらに、挙式の流れや作法についても、事前に神社や式場の担当者と打ち合わせを行い、当日スムーズに進行できるように準備します。

神前式の費用と予算

神前式の費用は、挙式の規模や選ぶ神社、衣装や装花などのオプションによって大きく変わります。ここでは、神前式にかかる費用の概算から、費用を抑えるポイント、そして神前式特有の費用である玉串料について解説します。

神前式にかかる費用の概算

神前式の費用は、一般的には数十万円から数百万円の範囲で変動します。具体的には、挙式のみであれば100万円未満で収まることも珍しくありませんが、衣装や写真、披露宴を含めると費用は上がります。主な費用は以下の通りです。

  • 挙式費用:神社に支払う基本的な費用で、施設使用料や神職への謝礼が含まれます。
  • 衣装費用:白無垢や色打掛、袴などのレンタル料金です。
  • 装花費用:神殿を飾る生花の費用です。
  • 写真撮影費用:プロのカメラマンによる撮影費用です。
  • その他:招待状や引出物、会食費用などです。

費用を抑えるポイント

神前式の費用を抑えるためには、以下のポイントを参考にしてください。

  • 挙式の規模を見直す:親族や親しい友人のみを招待する小規模な式にすることで、費用を大幅に削減できます。
  • 衣装はレンタルを利用:新品を購入するよりも、レンタルを利用した方が経済的です。
  • 装花や装飾はシンプルに:装花は必要最小限にし、自然の美しさを生かすことで、コストを抑えることができます。
  • オフシーズンを狙う:春や秋などの人気シーズンは費用が高くなりがちですが、オフシーズンに挙式を行うことで、費用を抑えることが可能です。

玉串料とは?

玉串料(たまぐしりょう)は神社に納める費用の一部で、神職への謝礼や神社の維持管理費用に充てられます。玉串料の金額は神社によって異なり、数万円から数十万円の範囲です。この費用は、神社との契約時に確認し、事前に準備しておく必要があります。

費用を抑えつつも、二人の思いが込められたすてきな式を実現することは十分可能です。大切なのは、計画と優先順位を事前に決めておくことです。

神前式の衣装と髪型

神前式の衣装と髪型は、式の厳かさと神聖さを表現するために、伝統的なスタイルが選ばれることが多いです。ここでは、衣装選びのポイントと神前式にふさわしい髪型について解説します。

花嫁の衣装選び

神前式では、一般的に白無垢を着用します。白無垢は、その名の通り全身が真っ白な着物で、花嫁の純潔と新たな生活への期待を象徴しています。また、色打掛を着用することもあります。色打掛は華やかな色と模様が特徴で、披露宴などで着替えることが多いです。式場や神社の雰囲気、そして何よりも花嫁自身がどのようなスタイルを望むか考えて衣装を選びましょう。また、専門家のアドバイスを受けることも一つの方法です。アクセサリー選びも大切で、伝統的な髪飾りや扇子を選ぶことで、より一層の華やかさを演出できます。

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花婿の和装と選び方

花婿の衣装としては、黒紋付羽織袴が一般的です。黒紋付は、フォーマルな場にふさわしい着物で、黒色の羽織に家紋が入っています。これは、花婿が社会的な責任を持つ大人の男性としての地位を象徴しています。衣装は、花嫁とのバランスを考えましょう。また、式の場所や季節に合わせて、羽織の素材や色を選ぶこともポイントです。和装を選ぶ際は、花嫁衣装と同様に、専門家のサポートを受けることをおすすめします。

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神前式に合う髪型とヘアスタイル

神前式における髪型は、衣装と同様に伝統的なスタイルが好まれます。花嫁の場合、かつらを使用したり、自髪で古典的な髪型を作ることが多いです。特に、白無垢に合わせる場合は、シンプルで落ち着いた髪型が選ばれます。髪飾りは、簪(かんざし)や花を使ったアレンジが人気です。花婿の場合は、比較的シンプルな髪型が選ばれますが、整髪料を使ってきちんと整えることが大切です。また、和装に合わせたヘアスタイルを選ぶことで、より一層の統一感を出すことができます。ヘアスタイルは、事前にプロのヘアメイクアーティストと相談しながら決めましょう。

神前式の魅力と特徴

独特の流れや儀式がある神前式は、結婚式に深い意味を与え、参列者にも感動を与えます。

神前式が持つ伝統的な魅力

神前式は、日本の歴史と文化を色濃く反映しており、新郎新婦が直接神様に誓いを立てることで、結婚生活を神聖なものと捉え、夫婦共に支え合いながら幸せを築いていく決意を新たにします。神前式はカップルにとって、人生の新たな章を始めるための厳かなスタートラインとなるのです。

神前式独自の演出とは

神前式には、他の結婚式スタイルにはない独自の演出がいくつかあります。例えば、玉串奉奠(たまぐしほうてん)は、新郎新婦が神前に玉串を捧げる重要な儀式であり、夫婦が神様に対して敬意を表し、結婚の誓いを奉納する意味があります。また、三三九度の儀式では、新郎新婦が三回ずつお酒を交互に飲むことで、結婚生活の中で互いに協力し合い、幸せを分かち合うことを誓います。これらの演出は、神前式ならではの伝統的な要素です。

神前式と人前式の違い

「神前式」と「人前式」は、それぞれに独特の魅力と特徴があります。神前式は、日本の伝統的な結婚式であり、神社で行われることが多いです。一方、人前式は、より自由度が高く、親族や友人が集まる中で新郎新婦が直接結婚の誓いを交わすスタイルです。ここでは、これらの式の基本的な違いや選び方について解説します。

二つの式の基本的な違い

神前式と人前式の最も基本的な違いは、挙式の場所と形式にあります。神前式は、神社の神殿で行われ、神職によって厳かに執り行われます。この式では、日本の伝統的な衣装を着用し、神様に対して結婚の報告と誓いを奏上します。一方、人前式は場所を選ばず、挙式を行うことができ、司会者や友人が進行役を務めることが多いです。カップルが直接ゲストに向けて誓いを述べるため、よりパーソナルで自由度の高い式と言えます。

どちらの式を選ぶべきか?

どちらの式を選ぶかは、カップルの価値観や希望する結婚式のスタイルによって変わります。神前式を選ぶカップルは、伝統的な日本の婚礼を重んじ、格式高い式を望む傾向にあります。また、神前式は自然に囲まれた環境で行われることが多く、日本の四季を感じながら厳かな雰囲気の中で結婚を誓うことができます。一方、人前式を選ぶカップルは、自分たちらしい式を創り上げたいと考える方々です。場所や演出、誓いの言葉に至るまで、自由にアレンジできるため、カップルの個性が反映されやすいです。

カップルの選択肢を広げる

結婚式のスタイルを選ぶ際には、自分たちの価値観や希望する結婚式のイメージを明確にしましょう。伝統的な神前式と自由度の高い人前式を組み合わせたハイブリッドな式を検討するのも一つの方法です。例えば、神社での神前式の後に、レストランやガーデンで人前式のようなアットホームな披露宴を行うことで、両方の良さを取り入れた結婚式を実現することが可能です。結婚式は一生に一度の大切なイベントです。だからこそ、多くの選択肢の中から、二人にとって最も意味のある形を選びましょう。

神前式を挙げる会場の選び方

神前式は、その厳かな雰囲気と伝統的な儀式が魅力の一つであり、会場選びによってその雰囲気は大きく左右されます。ここでは、神社選びのポイントから結婚式場との連携、さらには近隣の会食・披露宴会場の選定に至るまで、神前式を挙げる上での会場選びのポイントを詳しく解説します。

神社選びのポイント

神前式を挙げる神社を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。まず、挙式を行いたい地域内で、挙式に対応している神社があるかをリストアップしましょう。次に、その神社が持つ歴史や由来、神様を確認し、自分たちの結婚にふさわしい場所かどうかを考えます。また、神社によっては、挙式のスタイルや受け入れ可能な人数に違いがあるため、事前に確認が必要です。さらに、挙式後の移動のしやすさや、写真撮影のできる環境などもチェックしましょう。最後に、実際に足を運んで、その場の雰囲気を感じ取ることも重要です。神社の雰囲気が二人の心に響くかどうかは、非常に大切な要素となります。

式場との連携や会食・披露宴会場の選定

神前式を挙げた後の披露宴や会食についても考える必要があります。この際、遠方から来るゲストに配慮して、神社からのアクセスが良い場所を選ぶと良いでしょう。和装に合う落ち着いた雰囲気の場所を選ぶことで、神前式の厳かな雰囲気を引き続き感じることができます。また、少人数での会食を希望する場合や、大人数での披露宴を考えている場合には、それぞれに適した会場を選ぶ必要があります。会場によっては神社との連携経験が豊富で、スムーズに挙式から披露宴へと移行できるサービスもあります。会場選びの際には、事前にしっかりと打ち合わせを行い、料理のメニューやアレルギー対応、プライバシーの確保など、細かな要望に応えてくれるかどうかも確認しておきましょう。

まとめ

この記事では、神前式の基本をご紹介しました。最後に、神前式の魅力や準備のチェックリスト、そして成功のコツをまとめておきましょう。

神前式の魅力

神前式とは、新郎新婦が自然と神様に囲まれながら、厳かに結婚の誓いを立てることができる点が魅力の伝統的な結婚式です。また、日本の伝統美を感じながら、新たな人生の門出を祝う意味も込められています。

神前式準備のチェックリスト

神前式の準備には、以下のチェックリストを参考にしてください。

  • 会場選び:神社選びは、アクセスの良さ、施設の充実度、挙式のスタイルに合うかどうかを考えて選びましょう。
  • 衣装の選定:新郎は黒紋付羽織袴、新婦は白無垢や色打掛を選び、事前に試着をしましょう。
  • 儀式の流れの確認:神職と打ち合わせを行い、当日の儀式の流れを確認しておきましょう。
  • 参列者の準備:参列者に和装をお願いする場合、事前に案内しておきましょう。
  • 撮影の計画:挙式の記録として、プロのカメラマンによる撮影を検討しましょう。

神前式での結婚式を成功させるコツ

神前式での結婚式を成功させるコツは、以下の通りです。

  • 事前準備を徹底する:挙式の流れや必要なアイテムについて、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。
  • 衣装選びにこだわる:和装は神前式の大きな魅力の一つ。新郎新婦の衣装だけでなく、親族の衣装選びにも気を配りましょう。
  • ゲストへの配慮を忘れずに:特に年配のゲストや遠方から来るゲストへの配慮が重要です。アクセスの良い神社選びや、当日のスケジュールを事前に共有しておくと良いでしょう。

神前式は、日本の美しい伝統と文化を感じながら、人生の新たな門出を祝う素晴らしい式です。準備や計画には多少の手間がかかりますが、その分、忘れられない思い出となるでしょう。この記事の内容が、神前式の準備に役立てたなら幸いです。

〈参考記事〉
https://zexy.net/mar/manual/kiso_style/chapter2.html
https://www.mwed.jp/articles/11255/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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