手描き友禅桜や桐、花の本の蜂蜜色の訪問着【hou08】

【お宮参り】母親の衣装は訪問着でOK?レンタル着物で授乳はできる?

はじめに

お宮参りは、家族で神社に参拝して赤ちゃんの健やかな成長を願うイベントです。赤ちゃんも含めて格式ある衣装を身にまとい、家族の絆を深める重要な意味を持ちます。

和装か洋装かは特に決まっていませんが、フォーマルな場にふさわしい礼装として母親の衣装に選ばれている着物の一つが訪問着です。ただ着物や和装に詳しくない方にとっては、お宮参りという場にどのような訪問着を選べばよいのか、またレンタルサービスを利用する際のポイントは何かという点が気になるところではないでしょうか。

今回の記事では、お宮参りに訪問着のレンタルを検討されている方が着物選びに迷わないよう、訪問着の特徴や選び方、レンタルサービスの魅力、お宮参り中の赤ちゃんへの授乳方法などについて、幅広くご紹介します。着物や和装について詳しくない方でも安心して選べるよう、基本的な知識から具体的な選び方までわかりやすく解説していきます。お宮参りでの訪問着選びに不安のある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

お宮参りの概要

まずは、お宮参りというものの概要からご説明しておきましょう。

地域によって時期が異なりますが、通常赤ちゃんの生後30日過ぎ以降に神社やお寺へ参拝し、赤ちゃんが生まれたことを神前や先祖へ報告するという意味合いを持つのがお宮参りです。参拝や祈祷の後に記念撮影や外食を行う流れが一般的です。

近年ではそこまで日取りに固執する必要はなく、赤ちゃんや産後で体力の落ちているお母さまの体調などを考慮して時期を設けるようにしても問題ないとされています。

主役である赤ちゃんの衣装

お宮参りの主役はもちろん赤ちゃんです。この日の赤ちゃんの装いとしては「白羽二重(しろはぶたえ)」の上に「祝着(のしめ)」を掛けてあげるのが正式な礼装で、男の子の祝着には兜や龍といった勇ましい柄、女の子の祝着には桜や蝶などのかわいらしい柄が施されています。

白羽二重は高価なため、代わりにベビードレスと呼ばれるものを着せるケースもあります。その場合は祝着を使用する場合と使用せずベビードレスのみの場合があります。

両親は洋装でも和装でもOK

お宮参りにおける両親の衣装としては、フォーマルを意識した衣装が求められます。ただし、神社や寺院だからといって着物でなければならないということはありません。母親としてはワンピースやスーツなどの洋装も着用可能です。ただしやはりお宮参りにおける主役は赤ちゃんですから、父母とも目立ちすぎないデザインを選ぶことが大切です。

母親が着用する衣装においては、かつては黒留袖を着るのがお宮参りのマナーでしたが、現代では訪問着や色無地、付け下げなどの着物を用いてもマナー違反ではないとされています。次の章からは、そうした和装の中でも華やかな印象を演出できる訪問着についてお話ししていきます。

訪問着と着物レンタルの基礎知識

お宮参りのような家族間のイベントで訪問着を着用することは、日本の伝統的な美しさを表現する素晴らしい手段となります。ただ、そういった訪問着を機会するイベントはそうそうあるわけではないため、普段から生活の中で気軽に着物を着用しているような方でない限りは購入するよりレンタルを利用する方が経済的で実用的な選択となります。

ここでは、そんな訪問着や着物レンタルの基本、またお宮参りに適した着物の選び方についても解説します。

訪問着とは?お宮参りに適した着物の選び方

訪問着はフォーマルな場にふさわしい華やかな絵羽模様が特徴の着物の一種です。結婚式やお宮参りなど、人の人生における特別な日を彩るための衣装として着用されます。

お子さまを連れてのお宮参りにあっては、新しい家族の一員を神様にお披露目するという意味を持つ大切な儀式であるため、装いにも気を配りたいものです。選び方のポイントは以下の通りです。

  • 色と柄の選択:年齢や季節に合わせた色や柄を選びましょう。淡い色や上品な花柄は、お宮参りにも適しています。20代〜40代の女性であれば、明るい色合いやモダンなデザインもすてきです。
  • 赤ちゃんを引き立たせる:前章でも述べたように、お宮参りの主役は赤ちゃんです。赤ちゃんの祝着のかわいらしさを強調するためにも、母親としては控えめな色柄の訪問着を選ぶ意識も持っておきましょう。
  • サイズ:身長や体型に合った訪問着を選ぶことが重要です。レンタルサービスではさまざまなサイズの訪問着を取り揃えているため、自分に合ったものを選ぶことができます。

レンタルサービスのメリットとは

訪問着を用意するにあたって、着物のレンタルサービスを利用するメリットは多岐にわたります。特に普段着物に縁のない方や何かと忙しいご家庭にとっては便利なものです。

  • コストパフォーマンス:訪問着を一式購入するとなると非常に高価なものですが、レンタルであれば必要な時に必要な期間だけ利用でき経済的です。
  • フルセットでの提供:レンタルサービスでは訪問着本体だけでなく帯や草履、バッグなどの小物もセットになった商品が展開されています。これによりコーディネートにも悩むことなく、必要なものを一度に揃えることができます。
  • クリーニング不要:レンタルした訪問着は、通常は使用後に返却するだけでOKです。自宅での保管やクリーニングの手間も省けるため、忙しい方にもぴったりです。
  • 多様な選択肢:レンタルサービスではさまざまな色柄やスタイルの訪問着を取り揃えています。そのため自分の好みやお宮参りのシーンなどに合わせて最適な一着を選ぶことができます。

お宮参りに合わせて訪問着を調達する際は着物のレンタルサービスを利用することで、特別な日の装いを手軽に、かつ経済的に準備することができます。初心者の方でも安心して選べるようサポート体制が充実しているレンタルショップも多いため、ぜひ利用を検討してみてください。

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お宮参り中、レンタル訪問着で授乳はできる?

お宮参りなどの特別な日に着用する訪問着は、その日の記憶を美しく彩る大切な役割を果たすものです。ただ心配になるのが、訪問着を着た状態で授乳ができるのか?という点ではないでしょうか。

ここでは、レンタル訪問着における授乳の方法や取り扱いの留意点などについてご紹介します。

お宮参り中に便利なのは身八つ口からの授乳

お宮参りは産後1カ月ほどで行われるものですので、授乳の不安が多いはず。訪問着などの着物で授乳を行う場合、身八つ口(みやつくち)という脇の下の縫い閉じられていない部分から授乳するのが着崩れも少ないオーソドックスな方法となっています。

ただし、この方法には肌着の脇下も縫い閉じを切り開いておく必要があります。レンタル訪問着にセットで付属している肌着を切ってもよいのか、と心配に思われるかもしれませんが、訪問着をはじめとする着物の一式セットレンタルでは肌着や足袋といった直接身に触れるものはレンタルではなくプレゼントされる(返却不要の)ケースが多数ですので、レンタルを利用する場合はそういったセット商品を選ぶようにしましょう。

「お宮参り中は母乳での授乳はしない」という選択肢も

上記の方法はガーゼを間に挟むなど、特にレンタル訪問着の場合は母乳が着物に付着しないようにする工夫が求められます。そういった着物での授乳に不安を感じる場合には、当日のお宮参り中に母乳での授乳は行わないと決めておくのも一つの案です。

粉ミルクのトレーニングができていれば哺乳瓶に用意しておく、母乳を飲ませたい場合であれば訪問着に着替える直前に授乳を済ませておく、などの方法が考えられます。その日の流れや所要時間も考慮の上、最適な方法を選ぶようにしましょう。

訪問着レンタルのフルセット内容

お宮参りに着用する訪問着をレンタルする場合、和装小物を揃えたフルセットで借りることができます。フルセットレンタルには訪問着本体だけでなく必要な小物が一式で含まれているため、特に和装に慣れていない方にとっては大変便利なものです。

ここでは訪問着のフルセットに含まれる和装小物と、そうした小物の重要性について解説します。

フルセットに含まれるアイテム一覧

訪問着レンタルのフルセットには、一般的には以下のようなアイテムが含まれます。

  • 訪問着:主役となる着物です。季節やシーンに合わせた色や柄を選びます。
  • 袋帯:表と裏で異なる生地で仕立てられた、格式の高い帯です。
  • 長襦袢:訪問着の下、肌着の上に着用して着崩れを防ぎます。フォーマルシーンでは白色が基本です。
  • 草履:和装に合わせる履物です。鼻緒と台が同色のものが礼装用に最適です。
  • 帯締め・帯揚げ:帯周りの装飾の意味を持ちます。お宮参りなどの場では白や淡い色で控えめに。
  • 足袋:和装専用の靴下。こちらもフォーマルシーンはが原則です。
  • バッグ:草履と色味を合わせた礼装用のものがおすすめ。

こうした小物が一式揃っているため、レンタルする際に余計な準備の手間が少なくて済むのがフルセットレンタルの魅力です。ただし赤ちゃんを連れて歩くお宮参りという場に限っては、別途サブバッグなども用意しておくと便利かもしれません。

お宮参りには安定感のある草履を

訪問着や袋帯といったメインのアイテムももちろん重要ですが、足袋や草履といった足元を固める小物の役割も非常に大きいものです。ただ単に着物を美しく見せる意味合いだけではなく、着る人の快適さや動きやすさにも直結します。

特にお宮参りでは赤ちゃんを抱っこしたり長時間境内を歩いたりすることになるため、安定感を重視した草履選びが求められます。

和装小物は、母親の訪問着姿をより一層引き立てるための重要な要素です。特にお宮参りのような家族にとっての特別な日には、細部にまでこだわった装いで臨みたいもの。フルセットレンタルを利用することで、こうした小物も含めてトータルでコーディネートされた訪問着を楽しむことができます。

予算に合わせた訪問着レンタルの選び方

お宮参りなどの特別な日に訪問着を着用する場合、そこにかかる予算は家族にとっても気になる点ではないでしょうか。

今回お話ししている訪問着レンタルは店舗やプランごとにさまざまな価格帯が展開されており、選ぶ側としても予算に応じた細かな選択が可能となっています。ただ、見方によってはレンタルではなく訪問着自体を購入する、という選択肢も出てくるかもしれません。

ここでは、予算に合わせた賢い訪問着の調達方法についてご紹介します。

レンタルではなく、あえて購入という選択肢

お宮参りの時期だけ借りて、終わったら返却すればいいという利便性で主流となっているのが訪問着をはじめとする着物レンタルです。ただ、この先も着る機会が何度もあるようであれば、自分だけの一着を購入するというのも一つの考え方です。

訪問着は本来は未婚・既婚を問わず着用できる準礼装で、フォーマルからカジュアルまで幅広く対応できる着用範囲の広い着物です。卒・入学式や七五三、結婚式のお呼ばれやお茶会など、利用できるシーンが非常に多いのが訪問着の特徴であることから、そういった機会が今後も多いようであれば、レンタル料金と購入代金を比較して検討する価値も十分にあるといえるでしょう。

コストパフォーマンスを考える:賢いレンタルの選び方

その上でやはり着物レンタルを選ぶという場合は、そこからさらにお得なレンタルといった観点にこだわりたいところです。予算内で理想の訪問着に出会うためにも、以下のポイントを押さえるようにしましょう。

  • 複数の店舗の比較:複数のレンタル店を比較し、訪問着レンタルの価格と店ごとに提供しているサービス内容を確認してください。本体価格だけでなく小物や着付けオプションなどが含まれているかも見ておく必要があります。
  • フルセットオプション:レンタル時には、帯や草履などの和装小物がセットになっているフルセットオプションを選ぶと、別途小物を探す手間とコストを削減できます。
  • 早期予約割引:早期に予約することで割引が適用される場合もあります。お宮参りなどは時期を測るのも難しいかもしれませんが、早め早めに予約しておくことでコストを抑えることができます。
  • セットプランの利用:店によっては赤ちゃんの祝着や父母の衣装をセットで揃えているプランが用意されていることもあります。お宮参り用プランなどの名称で展開されていますので、探してみるようにしましょう。

以上のようなポイントに留意することで、予算に合わせた訪問着レンタルを賢く選ぶことができるようになります。

「手描き友禅桜や桐、花の本の蜂蜜色の訪問着【hou08】」は、現代スタイルのお嬢さまにも、着物を楽しんでいただきたいと思い仕立てた、長身用のゆめやオリジナル着物です。濃いベージュ色に、桜、桐、千代紙などが、手描き友禅で施されています。帯は、竹や桜などが織り出された、西陣織の袋帯を結びました。帯締め、重ね衿も、ゆめやオリジナルです。

まとめ

お宮参りは赤ちゃんが無事に生まれてきたことを神前や先祖に報告し、今後の健やかな成長を願う、家族の大切な節目となる行事です。こうした家族にとっての特別な日にふさわしい装いを選ぶことは、ご両親にとって重要な課題の一つといえるかもしれません。

訪問着をはじめとする着物のレンタルサービスは、そんな大切な日を美しく装う格式高い着物を手軽に、そして経済的に利用できる便利な選択肢となるものです。

今回は訪問着レンタルの基礎知識や選び方、授乳の方法、予算に応じた選び方などについてお伝えしてきました。この記事が、ご家族にとって記憶に残るお宮参りを過ごすための一助となれば幸いです。

〈参考記事〉
https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/omiyamairi/column/
https://kimono-rentalier.jp/column/shrine-visit-for-birth/omiyamairi-junyuu/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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