黒引き振袖とは~歴史と婚礼に選ばれた理由

黒引き振袖を探すならアンティークレンタル

ゆめやでは、絹100%の正絹のアンティークを中心に、約500点のきものをそろえています。どの着物も手から手へと受け継がれてきたものに宿るあたたかみと美しさを兼ね備えています。そこがアンティークの着物のいちばんの魅力です。

例えば、レンタルでご利用頂いております黒引き振袖の商品について、店主がこんなコメントを残しています。

「きものの仕事に携わって25年ほどになりますが、これほど豪華なきものに出会ったのは数えるほどです。すべてに手刺繍がほどこされています。鳳凰の羽も、御所車も、紐の房の先まで手刺繍で、身頃も袖も手刺繍で埋め尽くされています。圧巻ですね。染めも素晴らしくいい黒が残っています。

御所車と帳幕の上を鳳凰が舞う黒引き振袖

もうひとつ紹介します。

梅と菊の花に檜扇の黒引き振袖

梅と菊の花に檜扇の黒引き振袖

どんなお着物なのか、ちょっとドキドキしてきますね。 何年もかけて、職人がその一日のために仕上げた婚礼衣装の豪華さと手仕事の緻密さは変わることなく素晴らしいものです。婚礼という機会でしかこのような着物と出会うことはないでしょうし、今もし充分なお金があったとしても、同じ柄を同じ質感に仕上げることは難しいでしょう。」

歴史を重ねご縁あってゆめやでお預かりするアンティークの着物は、今から100年ほど前の大正時代に仕立てられたものも多いのですが、意匠や技術の素晴らしさは今見ても圧巻です。

私たちは、そのひとつひとつに丁寧な手仕事を尽くし、再び輝きをまとったきものに蘇らせて、世に送り出しています。この輝きとふんわりと軽くそれでいて重厚感のある着心地はアンティークにしかないものと胸を張って言うことができます。

かけがえのない一日のために黒引き振袖を選ぶのであれば、ぜひ「本物」を選んでいただきたいというのが、私たちの想いです。各商品のここを見てほしいというみどころは、「店主のひとこと」に書き込まれていますので、引き振袖の商品ページでご覧になってください。

写真ではお届けすることができない正絹の輝きや黒の色合い、そして美しい刺繍を実際に目にしていただけるように、ゆめや東京店・山梨店で無料試着も行っています。ぜひ一度、アンティーク着物の質感に触れていただけたら幸いです。

著者情報

ゆめや通信編集部

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この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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