ゆめやの訪問着:入学式・卒業式にふさわしい和装ってなに?どんな訪問着を選べばいいの?
現代物の手描き友禅で、淡いピンクベージュの地色に、淡い色使いで花々がそっと描かれています。花が描かれた面積は広いのですが、このくらい淡い色合いでしたら、付き添いでも大丈夫でしょう。
久保田一竹作、辻が花の訪問着です。たいへん細かな地文様に、グラデーションと小さな花だけで、これだけの高貴な雰囲気を作り出すのですから、さすがは久保田一竹とうなってしまいます。寒色ですので、卒業式や少し年配のお母さまにおすすめです。
ぼかしの入った正絹地に、花丸紋様が相良刺繍で描き出されています。ポコポコと浮かび上がった刺繍が熟練の技を思わせる作品です。珍しい色ですので、きっと人目を惹くことでしょう。入学式にも卒業式にも着ていただける色合いです。
付下げ、一つ紋付きの色無地も着用可能です。訪問着のような派手さはありませんが、入学式や卒業式では脇役ですので、むしろ付下げや色無地を着るべきだという考え方もあります。
入学式や卒業式の付き添いにお召しいただけそうな、紋付きの付下げと色無地をご紹介いたします。
著者情報
執筆者 ゆめや通信編集部
この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
監修者 田村芳子
「アンティークきものレンタルゆめや」店主
着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。
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