松井青々作、花車の手描き友禅訪問着【hou146】

【着物のプロが監修】着物の名称と選び方、着付けの基本と秘訣

はじめに

着物。この日本の伝統的な衣服は、何とも言えない魅力を放っています。独特の色彩、繊細な柄、そして何よりも着る人を美しく見せるフォルム。この記事を通して、そんな着物の魅力を深く探り、基本的な名称や部分についても知ることができます。

着物の魅力とは?

着物は、日本の文化や歴史を体現する存在です。一枚一枚が職人の手仕事によるもので、その繊細さや色の絶妙な組み合わせは、見る人を魅了するものとなっています。

特に女性の着物は、その種類も多く、日常から特別な場面までさまざまなシーンで楽しむことができます。振袖、訪問着、小紋、留袖…名前を聞いただけで、さまざまな色や柄、そしてシーンが浮かび上がってくるのではないでしょうか。

そう、着物はただの衣服ではありません。それぞれの種類や名称には、それぞれの背景や歴史があり、その知識を持つことで、さらに着物を深く楽しむことができるのです。

たとえば、振袖は若い女性が成人式などのフォーマルな場で着ることが多い着物です。長い袖が特徴で、華やかな柄が施されています。一方、小紋や紬は、比較的シンプルなデザインのものが多く、お茶会や友人とのお出かけなど、ちょっとしたおしゃれを楽しむときにぴったりなんですよ。

この記事で得られる情報について

この記事では、着物の基本的な部分や名称に焦点を当てています。身頃や衿、袖といった着物の各部の名称を始め、帯や小物についても詳しく解説しています。

また、どのようなシーンでどの着物を選べば良いのか、tpoに合わせた選び方や着付けのポイントも合わせてご紹介します。初心者の方でも、この記事を読めば、着物に関する基本的な知識を得ることができるでしょう。

そして最後に、日常での着物の楽しみ方や、おすすめの通販サイトなども網羅しています。着物を身近に感じ、日常の中で自然と楽しむためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

着物は、日本の伝統や文化を今に伝える大切な存在。その魅力を知り、自分らしい楽しみ方を見つける手助けとなれば幸いです。

着物の基本:名称とその部分

日本の伝統的な衣服、着物。シンプルながらも深い文化や背景を持つこの服装は、その部分や名称を知ることで、もっと深く楽しむことができます。ここでは、その基本となる名称や部分について詳しくご紹介します。

着物の主な部位と名称

まずは、着物の主な部分から見ていきましょう。

  • 身頃:着物の中心部分となる部分です。背中やお腹を覆う部分で、その他の部位がこの部分に繋がっています。
  • 衿(えり):首元を囲む部分で、正確な位置や形状は着付けによって微妙に変わります。
  • 袖(そで):両腕を覆う部分です。袖の長さや形は着物の種類や着物を仕立てた地域・店舗、用途よって異なります。
  • 裾(すそ):足元近く、地面に近い部分のこと。この部分の長さもまた、着物の種類によって変わります。
  • 裄(ゆき):首の中心から袖口までの長さを指します。この長さも着物の種類やサイズによって変わるため、自分の体型に合ったものを選ぶ際の参考となります。

さらに、着物を着る際には、下着として「長襦袢」や「伊達襦袢」などが用いられます。長襦袢は着物の下に着るもので、伊達襦袢はよりフォーマルな場面で使用するものとなります。

着物の種類とカテゴリー

着物はその用途やデザイン、場面によってさまざまな種類があります。

  • 振袖:未婚女性の第一礼装です。主に若い女性が成人式や結婚式などで着用します。華やかな柄や長い袖が特徴です。
  • 訪問着:フォーマルな場面で選ばれる着物です。結婚式や七五三、入学式など、既婚の女性が着用することが多いです。高級感のある柄やデザインが特徴です。
  • 小紋:日常のお出かけやカジュアルな場面で着るもの。全体に柄が入っているのが特徴です。細かい柄から大胆な柄、染の柄や刺繍のものなど、さまざまな模様があります。
  • 留袖:既婚女性の第一礼装です。主に結婚式で新郎新婦の母や親族の女性が選ぶもの。5つの家紋が入っていて、帯より上は無地。裾にかけての豪華な柄が特徴となります。

その他にも、季節や気温に合わせた「浴衣」や、七五三の子供や、卒業式などに着る「袴」など、シーンや年齢、性別に合わせてさまざまな種類があります。

また、着物を着る際には「帯」も選びます。帯は着物のアクセントとなり、その結び方やデザインでさまざまな印象を持たせることができます。袋帯や名古屋帯、お太鼓結びや文庫結びなど、帯の種類や結び方にも豊富なバリエーションがあります。

着物の楽しみ方は十人十色。同じ着物でも帯や小物の組み合わせ、着付けの仕方によって異なる印象を楽しむことができます。自分らしい組み合わせを見つけて、日常の中で着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

着物の小物とその役割

着物を着るとき、衣装だけでなく、その裏側にはさまざまな小物が隠れています。これらの小物たちは、着物が美しく体にフィットするための重要な役割を果たしています。ここからは、その小物たちにスポットを当て、その役割や選び方についてお伝えします。

着付けに必要な小物一覧

着物を美しく着るためには、以下のような小物が必要です。

  • 足袋:日本の伝統的な下駄や草履を履くときに合わせる靴下のようなもの。先が分かれていて、親指とその他の指を分けて履きます。
  • 伊達締め:腰回りをきれいに整えるための布。これを巻くことで、着物のシルエットが美しく見えるようになります。着付け師によって異なりますが、長襦袢と着物に1本ずつ使用します。「マジックベルト」という、マジックテープがついているタイプの伊達締めもあります。
  • 腰紐:着物の身丈を調節するための紐。これを使って、裾を持ち上げることができます。補正や長襦袢にも使用するので、4〜5本用意しましょう。
  • コーリンベルト:両端にクリップがついたゴム紐。着物の衿を固定し、崩れを防ぎます。
  • 肌着:長襦袢の下に着るもの。汗や皮脂が直接長襦袢に付くのを防ぎ、また、長襦袢の着崩れをしにくくします。
  • 裾よけ:裾捌きを良くするために長襦袢の下に巻く布。肌着と一緒になっているワンピースタイプのものもあります。
  • 帯枕:帯にボリュームをもたせるためのもの。帯結びの際に使用し、帯の後姿を美しく見せます。
  • 帯板:帯を身体に巻く際に中に入れる板。帯の中に入れ込むタイプと、紐がついていて、着物の上に直接つけ、その上から帯を巻くタイプのものがあります。どちらも、用途は同じで、帯にシワがよるのを防いでくれます。
  • 帯揚げ:帯の上に巻く布。腰ひもや帯枕の紐を隠し、帯の形をきれいに見せる役割があります。
  • 帯締め:帯を固定するための紐。帯をしっかりと身体に固定し、ずれることなく着物を着ることができます。

これらの小物は、着物を美しく、また快適に着るための必須アイテムです。適切な小物を使用することで、着物のシルエットやデザインが際立ち、より美しく着ることができます。

おススメの小物と選び方

着物の小物選びは、その日の気分や着る着物、シーンによっても変わってきます。特に帯揚げや帯締めは、着物や帯の色、柄との相性を考えて選ぶと、全体のコーディネートがぐっと引き締まります。

帯揚げは、基本的には帯の色と同じか、それよりも少し落ち着いた色を選ぶと、全体のバランスが取りやすいです。一方、帯締めはアクセントとしての役割もあるので、思い切って明るい色や変わったデザインを選んでみるのも楽しいです。

また、季節に応じて素材を変えることも考慮するとよいでしょう。夏には涼しげな絽や紗の帯揚げ、冬には暖かみのある絹やウールのものを選ぶなど、季節感を出すことができます。

小物の選び方一つで、着物の見え方や印象が大きく変わります。いろいろな小物を持っていると、その日の気分やシーンに合わせて、さまざまなコーディネートを楽しむことができます。

小物選びの際には、自分の好みや、着る着物の色や柄、シーンなどを考慮しながら、専門店での問い合わせや、参考サイトなどを活用して、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

着物の着付けとその流れ

着物を美しく着るためには、正しい「着付け」の手順を知ることが大切です。着物を簡単に言えば「袖と衿のついた布」だとしても、その布を体にまとわせる技法、その美しい仕上がりの秘密は、着付けにあります。

着物は洋服と違い、全て直線で縫って仕立てているため、上手く着るためには練習が不可欠です。今回は、着付けの基本的な流れや、着付け教室の選び方についてご紹介します。

着付けの基本流れ

  • 下準備:まずは、長襦袢や小物を準備します。肌着を着て、体型をタオルなどで補正し、その上から長襦袢を着ます。長襦袢は着物の下に着るもので、衿の角度を決めたり、肌が直接着物に触れるのを防ぐ役割があります。
  • 右前、左前の順で前を合わせる:着物をきれいに見せるためには、前の部分の重ね方が重要です。基本的には、右側の前を先に持ってきて、その上から左側の前を重ね、紐で固定します。ここで裾の長さが決まります。
  • 衿合わせ:衿の部分を合わせます。衿を整えることで、顔まわりがすっきりと見えるようになります。このとき、背中の中心と着物の衿の中心が合うように、長襦袢の衿を崩さないように気を付けて、紐で固定します。おはしょりになる部分も整えておきましょう。
  • 帯の結び方:帯は着物のアクセントとなる部分。帯の結び方にはさまざまな方法がありますが、特に訪問着の場合は、お太鼓結びが一般的です。結び方によって、着物の雰囲気やシルエットが大きく変わりますので、楽しむ部分でもありますね。
  • 帯締め・帯揚げをする:帯が結べたら帯締めと帯揚げをします。帯締めと帯揚げにもさまざまな結び方がありますので、アレンジしてみると、さらに着物が楽しめますよ。

これらの流れを基本に、各種の着物、例えば振袖や小紋、訪問着など、種類ごとの特徴に合わせて、微調整をしていくのがコツです。

着付け教室・プランの選び方

着物の美しさを最大限に引き出すためには、正しい着付けが欠かせません。そして、正しい着付けを学ぶためには、良質な着付け教室を見つけることが大切です。教室を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

  • 講師の経歴や資格:講師の経験や資格を確認しましょう。専門的な技術を持っている方が教えてくれると安心です。
  • カリキュラムの内容:着物の種類やシーンに合わせて、着付けの技法を学べるかどうか確認することも重要です。
  • 教室の雰囲気:学ぶ環境はとても大切。落ち着いた雰囲気の中で学べる教室や、他の生徒さんとの交流が楽しめる教室など、自分の好みに合わせて選ぶのがオススメです。
  • 料金や無料体験の有無:初めての方は、まず無料体験を利用してみるのも良い方法です。また、料金体系が明確であるかどうかもチェックポイントです。

着物の魅力を存分に楽しむためには、着付けの基本を知ることが欠かせません。自分に合った着付け教室を見つけ、着物の深い世界に触れてみてはいかがでしょうか。

着物の選び方:サイズやデザインに注目

着物の世界は、色や柄だけでなく、サイズや素材、そして地域ごとの特色にも注目すべき点がたくさんあります。特に初めて着物を選ぶ方は、その多彩な選択肢にどれを選べばよいのか迷うこともあるでしょう。

そんな方のために、ここからは着物のサイズの選び方と、京都ならではの特色について詳しくご紹介します。

着物のサイズの選び方

着物を選ぶ際の最も基本的なポイントとして、サイズが挙げられます。きちんと自分の身体に合わせたサイズの着物を選ぶことで、美しい着付けが可能となります。

まず、着物のサイズ選びにおいて考慮すべき部分は、「身丈」と「裄」です。身丈は、着物の肩から裾までの長さを指し、裄は、中央の衿部分から袖の先までの長さを意味します。この二つの寸法が自分の体に合っているかどうかを確認することで、自分に最適な着物を選ぶことができます。

また、袖の長さや「袖丈」も重要です。振袖など、特定の種類の着物では、袖の長さが特徴的で、これによってその名称がつけられているものもあります。

着物のサイズ選びでは、実際に身につけてみることが最も確実です。特にオンラインショッピングを楽しむ方は、サイズの一覧や寸法をよく確認して、自分の身体のサイズと照らし合わせて選ぶことをおすすめします。

さらに、着物を着る際には、下に長襦袢や裾よけなどの小物を合わせることも忘れてはいけません。これらの小物のサイズや長さも考慮に入れることで、より美しく、そして快適に着物を楽しむことができるのです。

京都ならではの京染や特色

京都は、日本の伝統文化や歴史を感じることができる場所として多くの人々に親しまれています。そして、その歴史や伝統の中で培われてきたのが、京都ならではの染め技法や独特のデザインです。

特に「京友禅」は、京都の伝統的な染色技法のひとつで、色彩豊かな染料で、絵画のように花や古典の柄を表現した柄付けのものが多いです。生地には、金銀の刺繍や箔が施され、煌びやかなのも特徴的です。制作の工程ごとに技を磨いた職人が分業で作品を仕上げています。

また、京都の着物には、四季折々の景色や生き物、そして祭りや行事をモチーフとした柄が多く用いられています。桜や紅葉、雪景色など、季節の移ろいを感じさせるデザインは、着物を着る楽しさを一層引き立ててくれます。

さらに、京都の着物は、色合いや柄だけでなく、素材にもこだわりがあります。伝統的な技法で織り上げられた上質な生地は、肌触りが良く、着心地も抜群です。

アンティークきものレンタル ゆめや の訪問着から、京友禅の逸品をご紹介しましょう。「松井青々作、花車の手描き友禅訪問着」です。初代・松井青々は明治37年生まれですからアンティークなのでしょうが、こちらの着物は二代目か三代目の作品で、ゆめやの中では現代物に分類されます。ピーチ色の正絹地に、花車とたくさんの花々。華やかで生き生きとした美しさのある京友禅訪問着です。

京都で着物を選ぶ際には、その地域ならではの特色や伝統を感じることができるものを選ぶことで、より深い着物の魅力を感じることができるでしょう。

以上、着物のサイズの選び方と京都ならではの特色についてご紹介しました。着物を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

FAQ:よくある質問とその答え

成人式や七五三などのイベントに関する質問

成人式や七五三のイベントでの振袖と訪問着の違いは何ですか?

振袖は、文字どおり「振り袖」で、長い袖が特徴的な着物です。未婚の女性が主に成人式などの特別な日に着用します。華やかな柄と共に、長い袖が若さと華やかさを象徴しています。一方、訪問着は、結婚した女性が公の場や正式な席で着る着物として知られています。袖が短く、柄も振袖に比べて控えめです。

七五三のお子さまの着物の選び方は?

七五三では、3歳や5歳の男の子、3歳や7歳の女の子が神社を訪れます。女の子は色鮮やかな着物や小紋、うちわ柄などが人気。5歳の男の子は袴と羽織を着るのが一般的です。柄や色は、お子さまの好みや親御さんの意向に合わせて選ぶのがよいでしょう。

ゆめやでは、ご家族揃ってレンタルしていただけるプランをご用意しています。ぜひご覧ください。

成人式の際に必要な小物は何ですか?

成人式の際には、振袖に合わせた帯や、帯締め、帯揚げ、足袋、草履、バッグなどの小物が必要です。また、長襦袢や裾除け、伊達締め、紐などの下着類も忘れずに。これらの小物や下着類は、全体のコーディネートをより美しく見せる役割もあります。

着付け師やその流派などによって、必要な小物の数や種類が異なる場合もあります。着付けを依頼する美容院や専門店に問い合わせておくと安心です。

着物に関する基本的な質問

着物の基本的な名称や部分にはどんなものがありますか?

着物を形作る部分には、多くの名称があります。主な部分としては、衿(えり)や袖(そで)、裄(ゆき)や身丈(みたけ)、裾(すそ)などが挙げられます。特に、衿は着物の首元を指し、袖は腕を覆う部分、裄は首の中心から袖口までの長さを指します。これらの名称を知っておくと、着物選びや着付けの際にも役立ちます。

着物のサイズ選びのポイントは何ですか?

着物のサイズ選びは、身丈や裄、袖丈などの長さを中心に考えます。自分の体型や好みに合わせて選ぶことが大切です。

裄の長さは、首の中心から袖口までの長さで、自分の肩の位置や腕の長さに合わせて選ぶとよいでしょう。袖丈も、振袖などの場合は長めが特徴的ですが、普段着としての着物や訪問着などでは短めのものが多いです。

着物の柄や色の選び方のアドバイスはありますか?

着物の柄や色選びは、TPOを考慮して選ぶことが大切です。例えば、振袖や訪問着は、お祝いの席などフォーマルの場で着ることが多いので、華やかな色や柄が特徴です。また、小紋や紬は、カジュアルな場で着る着物なので、より自分らしい柄や小物を楽しむことができます。

季節や自分の好み、コーディネートしたい小物や帯との組み合わせなども考慮しながら、楽しんで選ぶと良いでしょう。

着付けの際のポイントは何ですか?

着付けの際は、背中心や襟元、袖の位置などを正確に合わせることが重要です。特に、衿の部分はきちんと中心に合わせると、全体のバランスが良くなります。また、帯の結び方や長襦袢の長さなども、全体のコーディネートを考慮して調整すると、より美しい着姿になります。

このように、着物に関する質問や疑問はたくさんありますが、基本的な知識を身につけることで、着物をより深く楽しむことができます。何か疑問や不安があれば、専門家や経験者に問い合わせて、安心して着物を楽しみましょう。

まとめ

着物の魅力や選び方に関する情報を総括

着物は日本の伝統文化の象徴とも言える、素晴らしい衣装です。その一枚一枚に、職人さんの心血を感じ、色や柄、技法によってさまざまな表情を見せます。ゆめやのサイトを参照しながら、多くの情報を紹介してきましたが、まずは、着物の基本から振り返ってみましょう。

着物の部分や名称、それぞれの部位の役割や特徴を知ることで、着る際の楽しみや選び方がより深まります。例えば、裾や衿、袖といった部分の名称や、振袖や訪問着、留袖といった種類の違いは、初めての方でも簡単に覚えられるはずです。

次に、着物に合わせる小物の役割や選び方。帯や小物が、一つのコーディネートの中でどれほど重要な役割を果たしているか、またそれぞれの小物がどのような時やシーンで役立つのかを知ることで、より自分らしい着こなしを楽しむことができます。

そして、一番のポイントである着付け。基本的な流れやコツ、そして着付け教室の選び方などを通して、自分自身できれいに着物を着る楽しさを実感できることでしょう。

サイズ選びやデザインの選定も、自分の体型や好みに合わせて選ぶことで、より快適に、そして美しく着物を楽しむことができます。

今後の着物の楽しみ方や着こなしの提案

さて、これからの季節やシーンに合わせて、どのように着物を楽しんでいくのか、いくつか提案させていただきます。

まず、浴衣を始めとした夏の着物。時期が近づくと、夏祭りや花火大会など、楽しいイベントが増えてきますね。涼しげな柄や色の浴衣を選んで、帯との合わせや小物のコーディネートで、オリジナルのスタイルを楽しむのはいかがでしょうか。

次に、秋から冬にかけての着物。この時期は、小紋や色無地など、落ち着いた色味や柄の着物が増えてきます。また、長襦袢を重ねて着ることで、温かみのあるコーディネートを楽しむことができます。

帯や小物との組み合わせも、季節感を取り入れながら選ぶと、より季節を感じながらの着こなしを楽しむことができるでしょう。

これからも、着物をより深く、そして楽しく楽しむための情報やコンテンツを提供していく予定です。どうぞ、これからもゆめやをよろしくお願いいたします。

〈参考記事〉
https://wa-gokoro.jp/traditional-crafts/Dyeing/707/

著者情報

ゆめや通信編集部

執筆者

この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
田村芳子プロフィール画像

監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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