成人式の小物:第2話〜帯締め、帯揚げ、重ね衿、半衿はどうコーディネートすればいいの?
ゆめやでの最高クラスの帯揚げは、鬼しぼ縮緬です。巻きが少ない絞りは4回ほど巻くだけですが、鬼しぼは8回ほど巻いてあります。倍の回数巻いてあるということは、倍の高さが出るということです。仕上がりも豪華ですよ。
絞りの粒の大きさと、絞りの高さというのは別ものです。大きい絞りを作っているのとは違い、巻きの回数が増えることによって粒が大きくなったものが、粒の大きさと高さが出て最高級品になります。
ぜひいろいろと見比べてみてください。きもの好きの方ならお分かりいただけると思いますよ。
少ししか見えないけれど印象を大きく変えるのが重ね衿です。
伊達衿とも言います。
もともと正装ではたくさんのきものを着ていましたが、なかなか動きが困難になりますので、まるでもう一枚着ているかのように見せるために作られたアイテムです。内側に着たきものを連想させるほど重要になるのが重ね衿ですので、色柄選びは重要です。
ゆめやでは、赤・白・青・緑・黒・茶・紫などさまざまな色柄をご用意しています。
ぼかしの生地を使ったり、羽織の生地を使ったりとさまざまですが、最近ではレースでできた重ね衿の人気がありますね。こちらはアンティークの生地ではないのですが、大正ロマンを感じさせる力があると思い、仕立てました。真っ白に花柄や、淡いクリーム色の古典柄などをご用意しています。
市販品と違うのは、その作りです。市販品は12cmほどに開いた1枚の布で、それを折り曲げて着付けるのですが、ゆめやの重ね衿は、すでに半分に折って仕立てています。着るかたも、着せるかたも、きっと楽だと思います。
著者情報
執筆者 ゆめや通信編集部
この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
監修者 田村芳子
「アンティークきものレンタルゆめや」店主
着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。
最新記事
【最新】男性和装で魅力アップ!羽織袴の基本知識と選び方ガイド
はじめに 羽織袴は、日本の伝統的な男性和装として、特別な日にふさわしい格調高いスタイルを提供します。特に、成人式など、人生の節目に着用される羽織袴には、格式と洗練が求められます。この装いが持つ歴史と美学には、多くの人々が […]
ひとつ前の記事
成人式の小物:第1話〜バッグや草履はどう選べばいいの?
バッグと同じくらい、草履選びも重要です。 振袖は正装ですので、かかとの高さは5~6cmが推奨されています。小物選びでピックアップされてくる草履は、いずれも振袖にふさわしい高さや色柄となっていますので、どうぞ安心してお選び […]