ゆめやの婚礼:お寺で和婚。やって良かった?準備するものは?

実際にアンティークの着物を試着してみると、普段着ている着物とは違ってとても重厚感がありましたね。生地も身体になじんでいました。

――挙式で着られた着物は「鶴」の絵柄がすてきな黒振袖でしたね。

はい。実は、いろいろ試着しているうちに、吉高さんの着物以上に惹かれたものがあったんです。1つは「鶴」の絵柄の黒振袖。大胆さはあるけれどかっこいい感じがしてとても気に入りました。細かい刺繍が見事です。着物に詳しくない主人も見ていて、「まるで1枚の絵画を見ているようだ」と感心していました。試着のときも肌触りがなめらかで身体にフィットして、式で着るならばこれだと思いましたね。

もう1つ惹かれた着物が、菊模様の黒振袖です。式から3日後に鎌倉市内の別の場所で行った記念撮影の際に着ました。とても華やかで着ていると気持ちも明るくなるようなすてきな着物でしたよ。

――コロナ禍での挙式とあっていろいろと大変だったと思われますが、ご契約から実際の挙式までどのように進みましたか?

衣装決定・契約は、試着を経て6月ごろでした。姉もゆめや東京店で試着をさせていただいて、振袖のレンタルをお願いしました。母の衣装のレンタルについても9月ごろにお願いしたのですが・・・11月に入り、東京を中心とした首都圏で新型コロナウイルス感染者数が増えてきてしまって。東北方面から挙式に参列する予定だった両親や親戚も断念。挙式1週間前に母の衣装レンタルをキャンセルしました。直前でしたので「キャンセル料をお支払いします」と申し出たところ、ゆめやさんからは「事情が事情ですので、大丈夫です」とレンタル料を返金してくださいました。

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ゆめや通信編集部

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この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
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監修者 田村芳子

「アンティークきものレンタルゆめや」店主 着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。

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