ゆめやの成人式:幻の染物、幻の辻が花とは?〜辻が花の振袖をレンタルしよう〜
生涯で80点の着物をデザインし、その40点を完成させたと言われています。2003年、85歳で永眠なさいました。現在は二代目・久保田一竹と、一竹工房で、作品を生み続けています。山梨県の久保田一竹美術館では、たくさんの作品に出会うことができますので、ぜひお訪ねください。
初代・久保田一竹の願いが、「辻が花の復刻と普及」であったためか、一竹の着物に魅了された工芸家・染色家が、一竹の技法をまねてつぎつぎと着物を作るようになりました。この着物が、現代広く普及している「辻が花」です。
どうでしょう?
「幻の辻が花」と呼ばれる所以を、少しでもご説明できたでしょうか。
ゆめやでは、初代・久保田一竹の作品のほか、たくさんの辻が花を、レンタルでご用意しています。
ゆめやのコレクションを、ちょっと覗いてみましょう。
まずは振袖です。
金糸・銀糸が織りこまれた朱色の生地に、流水と花々が描かれています。袖口から袂や背中に向かって描かれた枝垂れに意外性があり、たいへん見事な振袖です。
鮮やかな花浅葱色の正絹地に金糸と地紋様が織りこまれ、赤・黄色・緑のぼかしの上に、たおやかな花々が幻想的に描きだされた振袖です。
青味がかったグリーンの地色に地模様がゆらゆらと輝き、黄色や黄緑を多く使った辻が華は、淡い色ながらも圧倒的な存在感です。
エンジ色の正絹地に、花絵の扇が重なるように描かれています。着物の地色と、辻が花の絵柄が、くっきりと分かれている珍しいデザインです。
金糸が織り込まれたエメラルドグリーンの正絹地に、迫力あるデザインで花々が描かれています。花のひとつひとつが大きく、見応えのある振袖です。
振袖は絵柄が多く、目の覚めるような辻が花でしたね。
次は訪問着です。まずは、久保田一竹さんの作品から。
初代・久保田一竹 訪問着
金糸が織り込まれた白生地に、絞っては染め、絞っては染めの、手間の掛かる手仕事が繰り返され、見事なグラデーションに。さりげなく小花が浮かび上がっています。
ひきつづき訪問着のご紹介です。
紅藤色から瑠璃色へのぼかしがほどこされ、牡丹、桔梗、菊、桜、藤、紅葉などが、きものいっぱいに描かれています。
銀鼠色に辻が花の短冊が置いてあるかのようです。40年ほど前のきものだと思われます。ちょっとしたお出掛けに似合う、上品な訪問着です。
光沢のある練色の綸子地に、はんなりと花々が描かれています。生地自体がふっくらと織られているので、辻が花のたおやかさがいっそう引き立ちます。
こども用の着物も作りました。
黒地に、淡いオレンジやブルーのぼかしと辻が花の7才用のきものです。仕上げに金粉・銀粉も散りばめてあります。かわいらしさを超えて、大人の格好良さまで表現された祝着です。
いかがでしたか?
もうお腹いっぱいでしょうか?
それとも、実物を手に取って見てみたいと思われたでしょうか?
辻が花の魅力を感じていただくためには、実物をご覧いただくのがいちばんです。
着物はすべて、山梨本店や東京店でご試着いただくことができます。都内や近郊にお住まいの方は、ぜひお試しください。
お電話でのお申し込みはゆめや東京店 03-5422-8422 まで。
ご試着のお申し込み方法
この動画ではゆめや東京・山梨店での試着WEB予約の方法をご紹介します。