成人式の小物:第2話〜帯締め、帯揚げ、重ね衿、半衿はどうコーディネートすればいいの?
ゆめやの小物たちシリーズ、今回の小物は、帯締め、帯揚げ、重ね衿、半衿です。
帯締めは、帯と同系色でシンプルにまとめるのも素敵ですし、きものにワンポイントで使われた色を持ってくるのもセンスが光ります。
ぽってりとした印象のきものには丸ぐけ帯締めを合わせ、すっきりとした印象のきものには平織の帯締めを合わせるなど、全体を整える役割を果たします。
平織の帯締めは、アンティークものと現代ものをご用意しています。
こだわっているのは織り方です。丸い台を使ってパッタンパッタンと手で織られている手組のものだけを揃えています。
着付けるときに、帯締めにはかなりの負担がかかるのですが、機械組に比べて手組のものは耐久性に優れています。締まり具合も良いですし、苦労して、手間を掛けて組み上げられた手組の帯締めは、独特の味があります。
模様が織り込まれているものもありますよ。菱や市松などの古典柄が織り込まれていて、時代のロマンを感じられる織り柄です。同じ柄が繰り返し続く模様は縁起が良いとされ、地模様として描かれることも多いですね。アンティークの帯締めは幅が広いので、模様も活きてきます。
著者情報
執筆者 ゆめや通信編集部
この記事はゆめや通信編集部が執筆しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程を担当・チェックしています。
監修者 田村芳子
「アンティークきものレンタルゆめや」店主
着物コーディネート・着付け・和裁歴50年余。1985年に「アンティークきものレンタルゆめや」を創業。多くの人にアンティーク着物を着て頂くため、日々接客やコーディネート、着物の手入れを行っています。
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